12年にも及ぶ世界大戦『トゥエルヴ・ウォーズ』の終結から24年が経った頃、一部の権力者や富裕層の人々は、荒廃した地球を逃れ、都市化した月を第二の地球としていた。
その一方で、荒れ果てた地球の各地には、過去の大戦で活躍した人型兵器『オル
ドマギナ』の残骸やパーツなどのジャンクが無数に放棄されており、月へ逃げられず地球に住まざるを得なかった人々は、オルドマギナの残骸やパーツを拾い集め、自分達の戦力としたり、それらを売り払うなどして、逞しく生きていた。
そんな地球のとある一団から、"我らのエース"と呼ばれる青年『アスター・バスティン』は、類稀な才能を持つオルドマギナのパイロットとして、今日も戦い続けているのだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 19:03:42
9765文字
会話率:38%
時は2177年――人々が仮想現実世界へと夢を馳せる時代。
情報電子変換装置の開発により、人類が完全に仮想現実世界へと行けるようになった時代。
彼らは己の国を作り、第二の地球で”戦争ゲーム”に興じていた。
人型兵器メリウスを主力兵器として、
三つの国々が陣地を奪い合う。
仮想現実では長きに渡る戦いが続き、誰もがこの均衡を打ち破ってくれる何かの登場を期待していた。
そんな中で、嵐と共に現れる謎の黄色い機体の噂が流れる。
その機体はふらりと戦場に現れると、瞬く間に戦局を変えて敵を嵐のように蹴散らしていく。
肉眼は勿論の事、レーダーでも完全には捉えきれない速さで飛ぶ謎の機体。
それを目撃した彼らは、畏敬の念を込めてその機体を――雷《イカズチ》と呼んだ。
彼らは知らない。
戦局を容易く変えるほどの力を持った機体を駆るのが、何処にでもいるようなライン工の男であると。
「ゲームで敵を沢山倒したらゲーム通貨が貰えて、その上、それは現実のお金にも換金できる……どこぞの勢力に属すなんて損だよね!」
無知な愚者は、傭兵で一攫千金を夢見る。
しかし、無知ゆえに彼は知らない。
敵を多く倒し名を上げれば、自然と己の首が狙われるということを――
※ハーメルン様にも掲載させて頂いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 08:44:50
1347942文字
会話率:11%
エレメンター、神話時代から存在する、神が魔力の使用を認めた者の総称。
彼等は精神と物質を繋ぐ力、魔力によって元素、現象をはじめとした森羅万象を操作し、悪魔撲滅を天命として戦い続ける。
そんな中、クロノス暦4096年、地球では西暦20
20年。
山滉穎達は、暗黒世界と自然休戦中の魔境に召喚された。そこは、かつて神話時代での戦争により、創らざるを得なかった第二の地球。
魔境に召喚された滉穎達は地球への未練もないため、魔境で生涯を終えることやエレメンターとして生きることを選択する。
しかし、八年後暗黒世界との大戦争を終結させる彼等には当然の様に困難が待ち受けていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 00:00:00
352974文字
会話率:21%
クロノス暦4096年、地球では西暦2020年。山滉穎達は、暗黒世界と自然休戦中の魔境に召喚された。
そこはかつて神話時代での戦争により、創らざるを得なかった第二の地球。魔境に召喚された滉穎達は、テロリストとの突発的な戦いを終え、五神祭へ
と挑戦するためにフレア帝国へと向かっていた。
しかし、八年後暗黒世界との戦争を終結させる彼等には当然の様に困難が待ち受けていた。
天災という運命を刻まれた少女と共に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-27 23:00:00
251520文字
会話率:23%
遥か未来の地球、無人探査機により、地球から十二光年離れたくじら座タウ星の第四惑星が人類の移住に適した環境である事が分かる。
すでに、スペースコロニーや金星の浮遊都市で宇宙植民の実績を積んでいた地球連邦政府は、その惑星への移住計画を立案す
る。
しかし、光の速度を超えることができない地球の宇宙船にとって、十二光年は絶望的に遠い。
移住計画はスペースコロニータイプの宇宙船で何世代もかけて目的地を目指すものになった。一度、移民宇宙船に乗り込めば、二度と地球の土は踏めず、おまけに自分自身は移民星の土も踏めない。そのため乗組員には相当な覚悟が求められた。
第二の地球を目指す移住計画は、多くの人に夢を与える一方、移住計画に投入される人的、物的資源を地球環境の改善に回した方がいいのではないかという意見や、地球の縮図のような多様性に富んだ移民ではなく、争いを回避するため、人種や宗教、文化などを統一した集団で移民を行った方がいいのではないかという意見が、移民船の運営側に寄せられる。
このように、人々の意見が対立する中、移民宇宙船は完成し、乗員の選抜や宇宙船の運用テストが、着々と進んでいた。
主人公は子供の頃の夢をかなえるため移民宇宙船に乗り込んだが、同じ移民宇宙船に乗っている好きな女性への気持ちの整理がつかないことなどから移民宇宙船に残るか否か迷っていた。
そんな中、テロリストたちが関係者に紛れて移民宇宙船に乗り込み、コントロールルームを占拠してしまう。
テロリストの目的は、同じ思想を持つ仲間を船内に大量に引き入れ、移民船と新天地の惑星を自分たちの理想の国家とすることだった。
主人公は船内のメンテナンス作業で席を外していたため難を逃れるが、外部からの救援は得られない。
これは、仲間と移民宇宙船の住民を救うため、主人公とその友人たちが協力して、テロリストを倒し、ヒロインたちを救出する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-24 00:00:00
98269文字
会話率:37%
第二の地球ーセカンドアースの神に任命された神木ハヤトは神のみが使える超スキルを使って下等種族の人間を救うため、世界を平和に導くために奮闘……しかし誰も神を信仰していないため力を発揮することが出来ない。じゃあまずは布教活動から始めよう。神様の
存在を信じさせ祈りを力に代えろ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 00:43:45
34881文字
会話率:52%
地球が枯れ果てて衰退した時代。
宇宙に取り残されてしまった人型人形は時間を持て余していた。
移民船は故障してしまい、搭乗員は死滅。
一人、地球に焦がれる時間。
そんな日々の中で、ふと気付く。
ほぼ無限に残された時間の中で、この月を第二の
地球にしよう。
そう、わたしが開拓-テラフォーミング-しよう。
これは枯れた世界で宇宙に取り残されたしまった人型人形が、持て余した時間を使って月を開拓しようとする話。
たった一人で、できたら良いなを続ける話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-01 18:42:37
725文字
会話率:0%
しかし、彼らの発展はいずれ衝突し、戦争が始まった。
互いの主義主張をぶつけ合い、世界中で戦火が広がる第二の地球……
そんな世界の中、魔法使いもそれ以外も、分け隔てなく暮らす場所があった。
名前などない。ただ廃墟都市と呼ばれたそこでは、戦争に
疲れたものたち、戦争反対派、種族間などどうでもいいと考える人々が集まりで出来た地区だ。
そんな都市に住む一人の若者、「鳴神悠斗」は、ある日届け人不明の巨大な入れ物が届く。
その中には、一つの不格好なポッドが一つ入っていた。
その中をのぞくと、中には少女が一人、繋がっていたのだった。
他国から少女を狙いやってくるスパイ、技術を奪おうとする魔法使いたち、そして悠斗たちを守ろうとする人々……
平和な廃墟で、歴史に残らぬ、小さな戦争が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-12 00:31:52
30800文字
会話率:46%
ウォーゲーム。
一度死んでしまった14人のプレイヤー達が人間とは似て非なる存在「フレイム」を従えて二度目の生を掛けて戦う殺し合い。
その中の一人「白河翼」は自分が死んだことすら覚えていない上に突然このウォーゲームを強制させられてしまっ
た。
だが、考える間もなく迫り来る脅威達を前に少年は自身のフレイムとともに望まぬ戦いの中に身を投じていく。
ーーーーこれは第二の地球の上で行われる最初で最後の殺し合いである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-02 22:31:49
29867文字
会話率:44%
※社会人となり、忙しくしておりますので、更新不定期になりますことご理解願います。
※改題しました。旧題「夢幻のセツナ」
その日、人類は第二の地球へ移住した──
隕石群の接近によって、近く滅亡が決まった22世紀の地球。限りある権利を
勝ち取った延べ10万強の人類は、とある小さなゲーム会社の創り出した仮想世界、《ユートピア》へと逃げ延びる。
そこは怪我も病気も犯罪もない、まさに理想郷の名に相応しい世界だった。ただしその世界の輝きは、花火の如く短命であったが。
運営を襲撃した黒ずくめの集団によって、理想郷の秩序は突如書き換えられた。街区での抜刀。住居への侵入。他人への攻撃行動。それまでシステムに禁じられていた行為全てが許される無法世界へと、ユートピアは一変。
そして、何よりの致命的な変更点──コンテニューシステムの撤廃。
家族を喪った少年、セツナは、黒ずくめの集団《ザガン》への復讐を果たすべく過酷な旅に出る。ただの一度も死ぬことを許されないオンラインゲームの世界は、彼の想像を超えるほどに残酷だった。
これは、孤独な炎が強靱な愛に出会う物語。
※この作品は他サイトにも同作者名で掲載しています。そのサイトでのタイトルは『R.P.G─Real.Playing.Game─』です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-21 01:01:09
731286文字
会話率:36%
遠い遠い未来の話
地球は環境汚染により人類が住めない世界になってしまっていた。
第二の地球を求め果ての旅に出るものたち、滅びゆく地球とともにするものたち、そして、地球の再生を目指すものたち。
今回の話は、地球の再生を目指して宇宙ステーション
で暮らすものたち。
主人公は宇宙ステーションに暮らすラルフ。
彼はいつ地球に再生することが出来るのか。そして、いつ戻れるのか。
そして、彼は最後にどこへ向かうのか。
今回はとあるテーマを元に執筆しました。
少しでも皆さんの記憶に残れば嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-15 18:00:00
15355文字
会話率:42%
地球から約二十光年のところを航海中の移民宇宙船「第二の地球号」に緊急連絡が入った。たったいま(すなわち約二十年前)、地球において人類が滅亡したという……
最終更新:2018-08-03 21:09:48
394文字
会話率:56%
3年前、リリースされた超大規模VRMMO『life like life(LLL)』は、現実の航空写真から作られた第二の地球:アイアースや仮想ファンタジー世界から成る超広大な世界を舞台としたオンラインゲームだ。平凡な田舎の男子高生である春日井
セイタは、そんな世界で非日常を味わうために暗殺者を目指すことにした。特にチート能力もハーレム展開もない中でセイタはどのようなゲーム人生を歩んでいくのだろうか。そもそも本当に暗殺者になれるのだろうか。
ところでこのゲーム、自由度高すぎて犯罪やら胡散臭い連中が暗躍しているみたいなんですが…??
―――
初めて小説を投稿します。一応R15にしてあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-21 19:12:11
8139文字
会話率:42%
時は未来。人類は第二の地球となる星を目指し、巨大宇宙艇[まほら]に乗って、長い航海へと旅立った。旅路の中、独自の都市と社会を構成した[まほら]では、多くの稀人(まれびと)が誕生する。いわゆる〝超能力〟を保有する彼らは、閉鎖空間にあえぐ人々の
心を見張る第八の存在〝八部〟へと発展を遂げた。異端と恐れられる彼らは、みずからの存在に悩み、それでも人々を守るためにテロリストと対峙していく――。※サイトからの改稿転載。SF要素は希薄です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-08 22:35:54
574270文字
会話率:54%
2XXX年にこの地球上のエネルギー資源の9割は急速な技術の進歩に追い付かずに使い切られ、各国の権力者や著名人、医者や優秀なエンジニア等は進歩した技術の一端であるテラフォーミングを行い火星を第二の地球へと改造、居住を開始し始めていた。
取り残
された中流階級以下の人々はかつてエネルギー問題を解決すると注目を集めていたものの人権問題により消滅したGreed energie Projectの残り香を頼りに戦争を巻き起こし始め、地球は事実上のディストピアと化した。
「Greed energy Project」かつて消費エネルギーの統計データからエネルギー枯渇を予見した科学者によって提案された人間の三大欲求をエネルギーとして変換し利用する計画。社会不適合者や犯罪者を活用出来ると権力者は期待していたが技術の進歩に比例して力を蓄え続けた人権団体「HARO」の妨害により計画は頓挫、試作段階の欲望変換器とその設計図だけが処分されずに政府管轄の倉庫に忘れ去られた。数年後に引き起こされる争いのキーとなると考える者は誰もいなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-08 20:32:09
6007文字
会話率:53%
青鏡星は数百年前発見された星で地球に限りなく近い位置に座する小さな星だ。
長い間、宇宙調査機の盲点をつくように発見されず、宇宙旅行が盛んに行われはじめた頃にようやく発見された。
まるで地球を模したかのような環境、少し手を加えれば簡単に人間
が移動可能な星だった。第二の地球と呼ばれ、地球を鏡に写したかのように似ていることから「青鏡星」と名付けられた。
旅行費としては安いものではないが、青鏡星は人気の観光地である。しかし、移住を望むものは決して多くない。
青鏡星は懐古主義な政治家の意向で全くIT化がされていない。人間が生きていくために気候コントロールはされているが、ありとあらゆるものが未だに手作業で行われている。
スマートフォンだってあまり普及しておらず、インターネットだってない。コンビニもない、通販サイトもない。
旅行するにはいいが、住むには向かないところだ…と私たち地球人は言う。
しかし、この青鏡星の開拓時代から住んで、生まれも育ちも青鏡星である人々にとっては不便が当たり前で、多分不便であるということすら感じていないだろう。
※現実逃避のために妄想していた物語です、言葉足らずな事象については質問頂ければ答えます。現実的な要素は皆無なので全て妄想の産物と捉えてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-04 13:56:08
4952文字
会話率:39%
人口爆発により人類の存続が危ぶまれた頃宇宙で地球の約3.5倍の大きさの資源などに恵まれた奇跡の惑星『|第二の地球《セカンドアース》』が発見された
人類存続のために一致団結した『世界政府』はその惑星に第一移住者を送るが、そこには宇宙人が生息し
ており、人類の殺戮を始めた
各国から選りすぐられた宇宙人駆除を担当する部隊がその地に送られ、戦い
真実を知るための人類の長い物語が
始まる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-18 18:41:41
952文字
会話率:69%
惑星間航行技術を確立させて既に二千年。その活動範囲を銀河系全体へと広げていた人類は、多くの惑星を開拓、開発し、人間が居住可能な環境へと作り変え、次々と移住を行っていた。
そんな中、<星歴>一九九六年に発見された惑星リヴィアターネは、人類に
大きな衝撃を与えた。なにしろそれは、何も手を付けなくてもほぼ地球と同じ環境であったのみならず、明らかに人工物、いや、紛れもなく地球人類以外の手による住居跡が遺跡として残されていたのである。
文明レベルとしては精々西暦一〇〇〇年前後頃の地球程度と推測されたが、初めて明確な形で確認された地球人類以外の知的生命体の痕跡に、発見当時は大いに盛り上がりも見せたのだった。
綿密な調査が行われ、大規模な惑星改造の必要もなく即移住可能であることが改めて確認され、また遺跡がある意味では観光資源になるとも期待されたが故に移住希望者が殺到。かつてない規模での移住が開始されることとなった。
惑星リヴィアターネは急速に開発が進み各地に都市が形成され、まさに本当に意味での<第二の地球>ともてはやされたのだった。
<あれ>が発生するまでは……。
人類史上未曽有の大惨事により死の惑星と化したリヴィアターネに、一体のロボットが廃棄されるところからこの物語は始まることとなる。
それは、人間の身の回りの世話をする為に作られた、メイドを模したロボット、メイトギアであった。あまりに旧式化した為に買い手も付かなくなったロボットを再利用した任務を果たす為に、彼女らはここに捨てられたのである。
注)この物語は基本、バッドエンドオンリーです。もしかしたら一部例外はあるかも知れませんがあくまで例外扱いなので、そういうのが苦手な方はご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-25 05:27:48
139704文字
会話率:22%
――私はあなたと『必然と偶然の狭間』で出会うことを望んだ――
二十二世紀の地球は『限界問題』により人類存続の危機に立たされていた。人類は火星を第二の地球と定め、『コロニー・シボラ』を建設した。そして火星で新たな物質『ブリオングロード』
が発見されたことで人類はその欲望に囚われ、それぞれの思惑に従って争い始める。
シボラ人と地球人の間に戦いが始まった。追い詰められたシボラ人のいる火星を謎のシールドが覆い、シボラ人は危機から救われた。彼らは可変型戦闘兵器『マルチバトラー』を開発し、地球との再びの戦いに備える。
少年シャナスと彼の幼馴染たち四人、そして彼らを取り巻く仲間たちは、シボラの平和のために戦う決意を固める。
しかしシボラを次々と新たな危機が襲って来る。敵は人類だけではなかった。未知の生物『ムカユー』が現れ、シボラ人を苦境に追い込む。そしてシボラ人の前に『リア・ファル』という少女が現れて事態は急変していく。
シボラ人の未来に待つのは『絶望』か『希望』か。シボラ人に次々と悲劇が襲い掛かり、全く先の見えない戦いが続いていく……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-13 13:10:29
735656文字
会話率:53%
地球から11光年離れたネオアース。ここはすでに開発が進み30億人が住んでいる。
ある時、600年前に、この星に向けて旅立った宇宙船が発見される。
彼らはこの星がすでに後の人々によって開発されていることを知らないのだ。
行政長官である私は、彼
らをどのように迎えればいいのか悩む。
この小説もブログ等には載せます。ただし小説サイトはここだけです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-28 16:31:17
2439文字
会話率:18%
それは科学文明の敗北であり、魔法文明の勝利であった。
神聖グロニア帝国。魔法によって栄えた異世界から襲来した彼らは、まるで赤子の手をひねるように、地球連邦軍を壊滅へと追いやった。
科学技術の粋を集めた銃器も魔法の前では一切通用せず、ついには
地球を支配され、奪われてしまう。
運よく生き延びた人々は月へと逃げ延び、地球に取り残された地球人は捕らえられ、過酷な重労働を課せられるか、奴隷として売られていく。
抵抗する者は容赦なく処刑され、働けなくなった者も処分され、地球人は牙を抜かれた狼のように戦意を失い、ただただ耐えるしかなかった。
そして、20年。
反撃の狼煙が、第二の地球となった月都市で上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-17 02:00:00
102564文字
会話率:66%