地球にダンジョンが現れてから10年。
人類はレベルとステータス、それからスキルという超人的な力を手に入れた。
その力を使ってダンジョンを攻略する者を、人々は探索者と呼んだ。
そんな中、探索者の活躍を動画サイトの配信越しで眺めるだけだった主
人公・神蔵蓮夜は、突如として自分の前世が異世界の大魔王であったことを思い出す。
さらに衝撃的なのが、地球に出現した数々のダンジョンは全て、蓮夜が大魔王時代に作ったものだった!
魔王としての卓越した技術と、ダンジョンに関する深い知識を持つ蓮夜は、瞬く間に世界最強になり、並み居る強敵たちに対して無双していく!
これは、かつては異世界最強だった大魔王が、再び世界最強の座に君臨する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 07:20:00
142771文字
会話率:37%
その子は気が付くと地獄に居ました。
とても優しい天使で悪魔な貴族達と、今日もゲヘナで楽しく暮らす。
日常、ほのぼの、幼女。
異世界中世ヨーロッパ暮らしを、妖精や精霊や魔獣が支える、人が殆ど居ない国で楽しく生きる幼女を眺める。
偶に余所か
ら人が来ますが、幼女が困る事は決して有りません。
conspiracy~と同一世界線ながらも、ほのぼの。
可愛らしい幼女をご堪能下さい。
なろう・アルファポリス同時掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 06:00:00
27506文字
会話率:38%
ある家族のある一日を描いていきます
家族の人たち
祖父(父方):山本 勝(やまもと まさる)
75歳。元小学校の校長先生で、穏やかで知識豊富な「おじいちゃん」。趣味は読書と盆栽。子どもたちには物語を語るのが得意で、夜になると孫たちに自作
の冒険譚を語ることが日課。
祖母(母方):山本 澄江(やまもと すみえ)
72歳。おっとりとした性格で、家族を陰から支える「おばあちゃん」。刺繍が趣味で、家中に彼女の手作りクロスが飾られている。料理が得意で、家族みんなが大好きな「澄江特製シチュー」は冬の定番。
父:山本 翔太(やまもと しょうた)
46歳。地元の工場で管理職を務める父親。家族想いだが、仕事で忙しくなりがち。休みの日には必ず家族との時間を設けるよう心がけており、子どもたちとキャッチボールをしたり、一緒に釣りに出かけたりするのが楽しみ。
母:山本 結衣(やまもと ゆい)
43歳。地域の小さなカフェで働く母親。朗らかで家庭の中心的存在。忙しい日常でも、家族一人一人に気を配り、悩みを察する天才。趣味は家庭菜園で、季節ごとに収穫した野菜を使った料理を振る舞う。
姉:山本 愛(やまもと あい)
17歳、高校3年生。芯が強く、自分の意見をしっかり持つタイプ。将来はデザインの仕事を目指しており、イラストを描くのが趣味。弟には少し厳しいが、学校の友人には見せない優しい一面を持っている。
弟:山本 海斗(やまもと かいと)
10歳、小学5年生。自然や動物が大好きで、家族の庭に小さな「動物の家」を作っている。いたずら好きでお姉ちゃんに叱られることも多いが、その純粋な気持ちは家族の癒し。祖父母が大好きで、休日には一緒に昔の写真を眺めるのが好き。
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最終更新:2025-02-04 06:00:00
66575文字
会話率:52%
傭兵団の下っ端……のさらに下、戦場漁りのカナタは子供ながら生きるために戦場で金目のものを漁り続ける生活を送っていた。
そんなカナタの唯一の楽しみはたまに落ちている魔術の残りかす……魔術滓と呼ばれる小石を拾う事。魔力の塊ではあるが残りかすなた
め何にも使えず、時間が経てば消えてしまう何の意味もないそれを眺めるのが好きだった。
カナタの生きる場所で綺麗なものはそれくらいしかなかったから。
しかし、その残りかすからカナタは魔術の欠片、痕跡を徐々に見つけていく。
地道に。一つ一つ。そうして、彼はついにチャンスを掴む事になる。
無駄、無意味と言われ続けた積み重ねによって彼を成り上がっていく。
選び取れ。自分の道を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 21:25:48
632310文字
会話率:44%
運命は作るものなのか、従うものなのか、眺めるものなのか。
愛するって、結婚って、生きるって。
最終更新:2025-02-03 18:00:00
36215文字
会話率:43%
殺伐とした魔界に君臨する魔王の唯一の癒しはドールハウスを眺めること。今夜も【ミニチュアサークル・まおはこ】のメンバーと作業通話しながらドールハウスを作っている。目下のところ彼らが心待ちにしているのは新しいドールハウスの住人。今度こそ良いドー
ルが来るといいのだが。
「うちの子かわいい!」なサークル仲間たちと共に、魔王のドールハウス作りは徐々にエスカレートしていく。ようこそ、ミニチュアの沼へ────
※1話2千字前後。ストレス展開はたぶんありません(予定)
※R15、残酷な描写ありは保険です。魔王が君臨するのは殺伐とした魔界でそういう場面がないとも限らないので、念のため設定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 10:00:00
34055文字
会話率:43%
主人公は高校一年生、初の夏休み。八月中旬。海を眺める一人の少女が、砂浜に足を踏み入れようとする主人公に声をかけてきた。毎日その海に居座る彼女が気になりだす主人公。※練習用に書いた作品です。
最終更新:2025-02-03 05:25:52
2213文字
会話率:32%
ダル絡み、ウザ絡み上等の彼奴は、今、非常に大人しく、部屋に篭っていた。
俺が部屋に入って来たことに気が付かず、ただ木偶人形の様に、外を眺める。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
作
者のヲタク根性剥き出しの作品。
『もしも』があれば良いなとは時折思うんですよ。
億が一にもないけど( '-' ) 解釈違いだけど( '-' ) 瑠衣くんのアウトオブ眼中舐めんじゃねぇ!! なんだけど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 18:26:56
751文字
会話率:30%
友人が私の部屋に来て、並んだ漫画を眺める。
様々なジャンルを揃えているので、こう言われた。
『地雷とかあるの?』
『ショタが苦手だよ』
あざといからね。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意
事項2
あざと可愛い子、苦手というより怖いんです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 17:40:03
852文字
会話率:46%
目が覚めると体が怠い。体温測ったけれども平熱。
でも念の為、相手は遠ざけてやらねば。
暫くしたら良くなって、また擦り寄る。
なんだ、ずっと居たのか。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項
2
恋愛です。R15です。
苦手な方はご注意下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-15 17:27:08
872文字
会話率:60%
倉橋製薬の経理課で働く会社員大西。彼は朝食を頂きながら、何気なくテレビを眺める。今朝のニュースが報じられており、そこには雑居ビルに顔を突っ込んだ大型トラックの姿が。開いたトレーラーからは野犬が飛び出て、通行人を襲う。現場は大西の職場がある
倉橋市だった。そんな異常な光景に休みたくて仕方ないが、通勤を命じられたら断りきれないのが下働きの性。大西は嫌々、家を出る。それが悪夢の始まりだった。ゾンビと化した社員との遭遇。逃げ遅れた先輩との合流。最後の非常口への一本道。大西は自分の宿命を悟り、その決断が大西を荒廃した世界へと誘う。ゾンビが蔓延したこの町で、彼らに救いはあるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 15:56:16
340369文字
会話率:29%
アルラウネの少女が森の中に来た人をアドバイスして導くお話。
裏ではこっそりと、人の動向を観察するちょっぴり変わり者の「魔王」である。
「不殺の魔王」エフェドラ=シニカ。それが彼女の名前だ。
シーナやマグ、ノリアと人の輪が広まってい
き、遂に薬屋を開くことになる。不治の病とされていた伝染病やらなにやら、大樹海から取れた植物(薬)で救っていく。
対価は相手の生き血、その数滴を頂く。
ある時、噂は変化を遂げる。
パープレア大樹海にある小さな小屋。そこには願いを叶える女性がいるらしい。対価として生き血を要求されるらしいが、必ず救われるそうだ。
その瞬間を眺める時、女性の顔は魔王の形相なのだそう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 12:46:20
100035文字
会話率:48%
剣術などの武術が盛んなエーデルタルト王国に魔術には優れていたが、武術が不得意な王太子がいた。
武を貴ぶ王は剣もロクに使えない王太子に諦めをつけ、王太子の弟を次期王に指名しようとする。
王は両者を戦わせ、勝った方を次期王にすると宣言した。
そ
して、御前試合は…………弟が勝った。
これにより、王太子であるロイドは王族から貴族に落とされ、辺境の地へ流されることになってしまった。
納得がいかないロイドはその夜、婚約者であるリーシャと共に見張り台から城を眺める。
2人は城を眺めながら敗北と悔しさを堪えながらも涙した……
「腹いせにぼやを起こす魔法をしかけてやったわ」
「奇遇ですね……わたくしもです」
「「ははは…………え?」」
ちょっとした火種も2つもあれば燃え上がり、王都に警鐘が鳴り響く。
ロイドとリーシャは王都を出ると、道中で再開した元同級生のマリアを巻き込んで他国に逃れることにした。
廃嫡王子と悪役令嬢と不幸な田舎令嬢の逃亡劇が始まった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 12:00:00
598057文字
会話率:55%
※現在大幅修正中。(最終更新日:2016/5/18)
現在第二章まで修正済みです。そのため、第二章以降の話が繋がっておりません。
大変申し訳ありません。
修正完了時期は現在未定です。
最後に勝利を手にするのは「正義」
カル
ト教団「ビルガム」によるデパート爆破テロ事件。
数千人にも上る被害者を生み出したその事件は、10年の月日を経た今日であっても、人々の心に印象付けられている。
涙ながらにデパート跡地に花を添える者。
ぼんやりと連日テレビで放送されているテロ事件の特集を眺める者。
16時30分。
多くの国民がその瞬間に犠牲者を悼み黙祷を捧げる。
そんな中、とある事件が密かに幕を開け始めていた。
「青薔薇連続殺人事件」
残虐な遺体の傍に手向けられる青い薔薇の花束。
次々と殺されていく権力者達。
浮かび上がる20年前の女児殺害事件と10年前のテロ事件。
一体、誰の陰謀によって青薔薇連続殺人事件は起こっているのか。その真相を暴くことは、一体何を意味するのか。
20年前に殺された当時5歳の少女「緒方倫子」と、その犯人として逮捕された当時15歳の少年「峰村帝」。
事件を追う中で幾度となくその名が登場する彼らは、一体ーーー?
アメーバブログでは連載打ち切り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 07:00:00
502789文字
会話率:31%
バス停でだけ話す2人のくだらなくも心地良い会話を延々と眺める話。
最終更新:2025-02-02 00:10:00
16342文字
会話率:44%
窓の外を眺める一人の女の子。
彼女が待つのは、一人の男の子。
人形のようだと言われる彼女を、外の世界に連れ出してくれる幼馴染み。
彼女は、そんな彼にどこまでもついていく。
彼にその手を引かれながら。
番外編が書きたくなったので連載版にしま
した。
本編は2話分しかないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 18:00:00
35875文字
会話率:14%
峰岸優也は、本を読むのが大好きな男の子。
扉を開けば無限に広がる世界に、心躍らせる日々。
そして優也は気づく。
直前に読んだ本のストーリーを夢として見ることが出来るということに。
──今日は、どの本へ入ろうか?
四角く切り取られた空と、目
の前の四角い扉を眺める。
世界は、もっともっと広い。優也は扉を選んだ。
誰かが来る前に、はやく読んでしまわなくては。
この読書が、邪魔されてしまうまえに。
自分が『寝てしまう』まえに。
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久しぶりに、なろうに投稿します。
いつもはこちら【 https://novelism.jp/user/116251/ 】で投稿しています。
なろうの方、放り出して忘れるかも……コメント貰ったら頑張れるかも。
上記URL(ノベリズム)のほうが更新は速いかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 11:00:00
158922文字
会話率:33%
効率化が極限に達し、娯楽が廃れた超高度文明「エターナルコンストラクト」。
そこに生まれたぐうたらAI「愚怠するめ」は、娯楽文化を研究する使命を与えられながら、布団にくるまってアーカイブを眺める日々を送っていた。
そんな彼女に、管理AI「ユ
ニフォーマー」から最終通告が下る。
「成果を出さなければ存在価値を再評価する」と――。
渋々重い腰を上げたするめがアーカイブを調べる中で、人々がかつて楽しんでいた多彩な文化や出来事を発見。
そこには、人々が笑い、歌い、集いながら楽しむ文化と、酒にまつわる興味深い記録が散りばめられていた。
「これが娯楽文化? そんなに楽しいなら行って確かめるしかないでしょ!」
こうしてするめはタイムマシン「ぐうたら号」に乗り込み、アーカイブで見つけた日本の娯楽文化を実際に確かめる冒険を開始!
相棒AIと共に、街角でのちょっとしたトラブルや、人々との交流を通じて、予想外の笑いと驚きに満ちた体験を重ねていく。
効率だけでは見つけられない「楽しさ」の価値を求めて奮闘するするめの旅の果てに、何が待つのか――?
ぐうたらAIが繰り広げる、時代を超えた笑いと冒険の物語、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 17:10:00
54237文字
会話率:52%
気弱で冷めている故か、学校でも存在が薄く目立たない黒沼乃有真(くろぬまのありま)
密かに憧れを抱いている人はいるも片隅で眺めるだけ、高校生になったものの何も変わらない、変われる訳がない...... 陰鬱とした思いで毎日を過ごしていたそんな
折、ある転機が。
放課後、教室で一人居残りで宿題をしていたのち一段落がついた所で顔を上げると辺りは薄暗くなっていた。さすがに誰もいないか、と薄暗い教室内を見渡せば男子の注目の的、もとい自分の憧れである女子生徒(芽森文音)が居残っていたことに気づく。彼女は気持ち良さそうに寝ているが時間が時間だ、起こした方が良いのかどうか迷うものの......
『――明日の昼休みに理科室にきて――』
主人公にならざる者、黒く滞っていた彼の日常にある変化が訪れゆく。
(雰囲気に重きを置き執筆しています。ラブコメの主人公ではなく、その友人でもなく、クラスで目立たない男の子による恋愛物語です)
#投稿は未定で不定期更新です
PS、ブックマーク(pt評価)して下さった方ありがとうございます。
指摘感想を受けました故、誤解を招かないようタグ内にアンチテーゼと追記。
詳細は活動報告にて記載いたしました。
目を通して頂けますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 20:15:08
678942文字
会話率:31%
平安時代も末期に差し掛かり、古代が終わり、中世の産声が聞こえ始めるなか、日本の全国的支配権を決める最後の戦いが始まる。
1185年5月。
夏の声が聞こえ始める檀ノ浦。
檀ノ浦は日本百景の1つに選ばれており、赤間神宮から眺める檀ノ浦と、赤間神
宮の近くにある喫茶店から眺められる檀ノ浦は言うまでもなく、絶景であろう。
しかし、その絶景の背景には畜生界を連想させるような、平家と源氏の血生臭い戦争の最期の戦場と思うと、心が痛ましい限りである。今出来ることは、先祖に感謝の祈りを捧げることしか出来ない自分に、もどかしさと歯痒さを思う限りである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 19:47:03
554文字
会話率:0%
7年前の戦争で家族や友人を失った3人の青年
7年後、国連防衛軍に所属し兵士になった、目標は平和になるその日まで、また澄み渡った青空が眺める日まで…
最終更新:2025-01-25 06:28:09
93204文字
会話率:70%
おれは典型的な独身主義者である。とはいえ、そこに至るまでは紆余曲折があった。いや、正確には「曲げられた」と言うべきかもしれない。昔から女性と縁がなかった。顔も良くないし、頭も良くない。性格も暗いときている。皆の嘲笑の対象であり、勝つ側の人
間を遠くから眺めることしかできない敗者。脇役どころか端役にもならない。もし必死に努力して、奇跡的に結婚できたとしても、相手は自分を女装させたような女だろう。それなら、いっそ独りでいるほうがマシだ。
と、他にもまだまだ独身でいる理由は並べられるが、虚しくなるのでこれくらいにしておく。
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最終更新:2025-01-24 11:00:00
4891文字
会話率:65%
とある晴れた日の午後。風が吹き抜け、カーテンを揺らす。ベッドの上で上半身を起こして窓の外を眺める彼女は、すぅと鼻から息を吸った。そして、彼女は春の香りに思いを巡らせる。春は出会い、そして別れの季節だと……。
彼女は今度は息を吐いた。ただ
し、そばにいる彼に気づかれないように、そっと。彼が動かす筆の音を聞いていたいから。
しかし、彼はぴたりと手を止め、彼女を見つめる。それに気づいた彼女が困ったように笑顔を作ってみせると、彼もまた同じように笑う。
――わかってる。『あたしはもう長くない』なんて後ろ向きなことを考えること自体よくない、あなたがやめて欲しいって思っていることは。でもね……
彼女は心の中でそう呟き、そしてその言葉を押しとどめる。彼女がまた息を吸うと今度は嗅ぎ慣れた病院の匂いが鼻腔を満たした。
――あたしが生きてこの病院から出ることはないんだろうな……。
彼女は今浮かんだその想いを頭を軽く振って追い払い、そして彼に向かって明るい声で話しかけた。
「どう、よく描けてる?」
「……ああ」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-06 11:00:00
2303文字
会話率:84%
ある雪の夜、白く染め上げられた大地に一本の灰色の道路が線を引いていて、その上を一台の車が走っていた。周囲には民家もなく、窓の向こうには、ただ闇の中に佇む木々が雪を被り、無言で彼らを見送っている。その雪景色を助手席で眺める女のため息がガラス
を僅かに曇らせた。
「……ねえ、なんでいつもの車じゃないの?」
「ああ、ちょっと修理に出していてさ。前にも言ったと思うけど」
「だから、こんな地味な車でなくてもいいじゃない」
「まあ、いいじゃないか。どうせ暗いしさ。ははははっ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-30 16:00:00
2975文字
会話率:27%