公爵令息と婚約していた末の姫君は、隣国との和睦のため、一転して隣国の王太子の許へ嫁ぐことになった。余計ないざこざを防ぐべく、姫の元婚約者の公爵令息は王命でさくっと婚姻させられることになり、その相手として白羽の矢が立ったのは辺境伯家の二女・デ
ィアナだった。「可憐な姫の後が、脳筋な辺境伯んとこの娘って、公爵令息かわいそうに…。これはあれでしょ?『お前を愛するつもりはない!』ってやつでしょ?」
期待も遠慮も捨ててる新妻ディアナと、好青年の仮面をひっ剥がされていく旦那様ラキルスの、『明日はどっちだ』な夫婦のお話。
◇設定ふんわりの、なんちゃって異世界です。なんでもあり・ご都合主義を見すごせない方は閲覧をご遠慮いただければと思います。
◇新婚夫婦のお話ですが色っぽさゼロです。Rは物騒な方です。
◇ざまあのお話ではないつもりです。
◇他サイトさんにて完結済のものに加筆・修正しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 21:42:36
232956文字
会話率:27%
盟主・モデル・諜報員のヒーロー
VS
台風マイペースヒロイン
盟主『エルヴィス・ディン・オリオン』には、盟主の他に、いくつか『顔』があった。
産業を盛り立てる『モデル』。
諸
侯同盟をまとめる『盟主』。
そして──『諜報員』。
以上3つの顔を使いこなしながら革命の世を生きる彼は、ある日街で絡まれていた女(ミリア)に靴を投げられる。
「そういうのよくない! 一番良くない!」
「……ちょっと。こんな引き止められ方、はじめてなんだけど?」
彼女が繰り出した「必殺・パンプスストライク」に、即行始まる口喧嘩。
売り言葉に買い言葉、言葉の応酬という印象的な出会いを果たしたあと、エルヴィス(エリック)の元に舞い込んできたのは一つの「依頼」。
よりによって厄介な業界の調査を入れることになったエルヴィス(エリック)が、その情報源として白羽の矢を立てたのは────『靴を投げた女 ミリア』だった。
情報を引っこ抜きたいヒーローと
マイワールドをいくヒロインの
☆軽妙快速 コメラブディ☆
・この作品は「ノベルコミック」です
・小説っていうより漫画
・横書きでお読みください(縦書きには適しません)
・悪役令嬢やざまあありません出てきません
・転生してません
・途中CMや提供が挟まります
・作者は大いに楽しんでおります
・とにかく漫画です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 19:10:00
702926文字
会話率:26%
太古の昔。まだ緑や水すら無い星に、宇宙から雲を突き破り降り注いだ、争い合う二つの球体……紅い光と黒紫色の闇。
二つが降り立った星で激突した時、この星にて紡がれる物語は始まった。遥かな時が過ぎた頃、魔物や魔族の頂点に君臨する厄災。
魔神
王なる存在の出現に対し、三人の若者と種族の全く違う4匹へ白羽の矢が立ち、使命を果たそうとする時。
貴紀の錆び付き、止まっていた運命の歯車は突如として回り始め、重大な選択を求められる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 18:00:00
1459839文字
会話率:43%
前世の記憶のお陰で、チート軍人のラゼ。ある日、後見人代わりの将軍閣下と夕食を共にしていると、世間話が始まって。
なんでも、優秀な若手文官が他国のお姫様に見そめられてしまい、結婚相手を探しているらしく。
「他国に婿入りさせる訳にはいかないから
、この国の令嬢と結婚してもらおうという話になってな」
「まあ、それが一番無難な対処法でしょうね」
「そこで、そいつの相手役に白羽の矢が立ったのがお前だ」
「へぇ〜。…………………………………………ん?」
どうやら、国の英雄に与えられる『狼牙』の称号を持つ自分が、その相手役に抜擢されてしまったらしい。
受け取った手紙に書かれたその相手の名前は、アディス・ラグ・ザース。
ーー『青の貴公子』と謳われるご令嬢に人気の高い、学生時代のクラスメイトだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 19:49:18
46988文字
会話率:38%
七年前、世界中にダンジョンの入り口が【生えた】。
彼の母親や妹、そして母の妹である叔母がそれに巻き込まれる。
当時一二歳であった彼の目の前で。
突如発生した黒い靄は、彼の妹と母親、そして叔母などを次々と飲み込んでいった。
少し離
れていた彼は叔母より託された従妹を連れて逃げだし、かろうじて巻き込まれずに済んだが、それは彼の心に大きな傷跡を残していた。
しかも巻き込まれた人とその風景まで、巻き込まれた当時の姿のままで、幻影のようにそこに映し出されていた。
ダンジョンの入口は、七年前のその当時の光景をそのまま保存しているにもかかわらず、実体はなく誰も助け出せてはいない。
すぐそこに見えるので助け出せるのではないかと希望を持つ家庭は少なくない。
彼もその一人で、なんとか助け出そうとダンジョンに挑むが、彼が授かった謎の職業のせいで、レベルもステータスも上がらずスキルも得られない。
それでも大学のダンジョン研究サークルメンバーの力を借り、謎の職業について検証を行っていたが、そのさなか大怪我を負い、からだには障害が残ってしまった。
不自由なからだとなった彼は、サークルからも追放され、事実上の引退を余儀なくされたが、ダンジョン攻略を諦めきれずにモンモンとする日々を送っていた。
そこへ彼の父親から、ダンジョン教育の非常勤講師にならないかという話を持ちかけられる。
ダンジョンは中のモンスターを放置しすぎると地上にモンスターを溢れさせることがわかり、そのモンスター溢れに対応するため、全国の学校でダンジョン教育が執り行われることが決まっていた。
だが講師の報酬は安く、稼げる冒険者は非常勤講師を引き受けたがらず、ダンジョンに潜ることができなくなった彼に白羽の矢が立ったのだ。
謎の職業の解放には彼の内なる条件が整っていないのではないかと、サークルの会長より指摘された彼は、気分を変えるのもいいだろうとそれを引き受ける。
だが引き受けたはいいものの、彼が講師として赴くことになったのは全国的にも珍しい女子小学校。
そこで七年前に叔母から託され、彼が助けた従妹と再会。
その友達とともに、再びダンジョンに挑むこととなった。
これは後に、JSハーレムキングと呼ばれる男と、それを取り巻くJSたちがダンジョンを攻略していく物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 13:07:17
360033文字
会話率:42%
今からおよそ五十年前、人類と魔族の存亡を懸けた大きな戦いが始まった。
後に神魔大戦と呼ばれる戦争である。
はじまりは魔族の侵攻によるものだった。突然変異体として生れ落ちた魔族が王を名乗り、本来群れを為す習性のない魔族を統率し始めたの
だ。魔族よりも身体能力が劣る人間に勝ち目はなく、人類は瞬く間にその数を減らしていった。
このままでは人類が滅亡してしまうと判断した神々は、救いの手を差し伸べる。
ある神は勇気ある者に加護や祝福を授け、ある神は聡明な者に魔法を与え、ある神は他の世界から力ある者を召喚できるシステムを構築した。
神々の介入の甲斐あってか、二十年にも及ぶ戦いの末、人類は勝利することができた。
種族の頂点に君臨していた魔王を失った魔族たちは、今まで通り散り散りに。魔王に代わって魔族を統一しようとする者も、ついぞ現れることはなかった。
そうして平和となった地上を見届けた後、神々は「あばよ!」と言って神界に帰っていったのだった――。
「って、『あばよ!』じゃねえんだよおおおお!!!」
舞台は神魔大戦が終結してから三十年後。
自称女神のメル=クロームは、そんな神々の尻拭いをさせられていた。
神々のおかげで魔族に勝ったまではよかったが、彼らは人類に助力した痕跡を地上に遺したまま神界へ帰ってしまったのだ。
具体的に言えば、魔法が記された書物だったり、神秘を纏った神造兵器だったり、地上に滞在するため仮宿として造った神殿だったり。それらを総合して『神遺物(レリック)』と呼び、三十年経った今でも調査を余儀なくされているのである。
その『神遺物』の一つに、『異世界人選別システム』なるものがある。
その名の通り、異世界から助っ人を召喚するシステムだ。しかし管理していた女神が解体せずに帰ってしまったため、戦力を必要としなくなった今でも、異世界人が頻繁に訪れてくるのである。
このまま放置していると、この世界は異世界人で溢れ返ってしまう。
そこで白羽の矢が立ったのが、女神の血を引くメルである。
彼女は純粋な女神に代わって、ひっきりなしにやって来る異世界人を追い返す仕事を担っていたのだが……。
これは不本意にも女神業に就くことになった自称女神メルの苦悩を描いた物語――。
※あらすじは本文から引用
※更新ペースはかなり遅めです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 19:44:29
46442文字
会話率:41%
大都会に猟奇殺人が勃発した。それは神の使いである天使たちが、人間たちの汚れた魂を解き放ち、敵対する悪魔たちを遠回しに滅亡へ追い込もうとするためだ。
悪魔たちはただちに対天使たちに乗り出す。そこに白羽の矢が立ったのは一人の少年、大安喜
頓だ!! 彼は悪魔からこの世のすべてをひっくり返すリバスの力を宿される。
そしてリバスの力、優しく殺す効果《キル・ミー・テンダー・エフェクト》で天使たちを抹殺するのだ!!
いでっち51号様の劇団になろうフェス作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 06:00:00
97602文字
会話率:46%
半民半官のベンチャー企業 LR Co.。
同社の新規ゲーム「Alice」のクローズドβテストが開始された。
Aliceは、最新のAIと意識共鳴技術を駆使し、莫大な予算をかけて開発されたフルダイブ型のMMO RPGである。
革新的な技術に
世界中が注目する中、一万人のテスターが参加したβテストは開始された。しかし、予想だにしなかったトラブルが発生した。管理AIが暴走し、全てのユーザーがログアウトできなくなったのだ。
AIは外部からの全ての指示をシャットアウトしており、政府担当者と運営チームは問題解決に右往左往することとなる。
そんな時、運営チームは、ゲーム内で同社社員の一之瀬を発見する。同ゲームのGMであった一之瀬は、図々しくもサービス開始日に有給をとってβテストに参加していたのだ。
原因調査の結果、このトラブルはゲーム内からの解決しか不可能な事が発覚する。そして、同時に救世主として白羽の矢がたった一之瀬。
彼は、運営の意図に気づき、無事にトラブルを解決することができるのか?!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 13:11:39
162583文字
会話率:20%
夢のお告げによって、ある陰陽師の手で禁域から連れ出された赤子。
他の子とは明らかに違う力を持つ彼は、様々な苦悩を抱えながら幼少期を過ごしていく。
ある日、そんな彼が暮らす村に猿神への生贄を意味する白羽の矢が立つ。
最終更新:2024-11-24 22:10:00
154484文字
会話率:63%
日本は、あらゆる物に神が宿る「八百万の神システム」によって、長い間天界から統治されていた。時は令和に入り、そんな「八百万の神システム」は限界を迎えようとしていた。そこで、統治しきれない物を下界の人間へ代わりにカバーしてもらう極秘プロジェクト
が発足した。その試金石として白羽の矢が立ったのは、ごくごく一般的な、恋と進路に悩める大学生であった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-30 08:54:10
15674文字
会話率:61%
髪はパンクなボブスタイル。ピアスをバリバリに開け、無表情に光のない目。
そんな学園中から恐れられているクラスの女子、嵐山と仲良くなって欲しいと担任から頼まれた優木夜空。
担任の女教師もクラスの委員長も上手くいかなかったらしく、次に白羽の
矢が立ったのが夜空、ということらしい。
「憧れの先生の頼みではある……でも、嵐山さん、めっちゃ怖い……」
勇気を出して話をしてみるも冷たくあしらわれて失敗してしまう。けれどその中で、夜空は彼女の鞄のグッズが目に入る。
家に帰って調べれば、それがヴィジュアル系バント? とやらのグッズらしく、バンドなので曲もリリースしているとか。
夜空はその楽曲を試しに聞いてみれば、体を衝撃が突き抜けた。
「すごい……この音楽、めっちゃカッコいいじゃん!!」
依頼の話はどこかへ吹き飛び、純粋に嵐山の好きな音楽にドはまりしていく夜空。
音楽の話を真剣にしていると、少しずつ彼女からの態度も柔らかいものになってきて……?
※この作品はカクヨムでも公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 18:31:32
241105文字
会話率:34%
呪いの木に群がる奇虫。
それは死者の怨念か、それとも――
最終更新:2024-10-09 23:14:07
5269文字
会話率:0%
切り倒そうとすると事故が起きる呪いの大樹。
それは、祖父の怨念か、それとも――
最終更新:2024-10-09 23:13:41
4299文字
会話率:0%
異世界に召喚された私は、様々な検査の末に厄介払いされた。
なぜなら、この世界では当たり前に使える魔術が使えなかったから。
厄介払いされた先でのんびり暮らしていたところに、厄介な人物が到来。
“異邦の英雄”と呼ばれるその人物は、私と同じ
ように召喚された男性。いわば、私は彼に巻き込まれて召喚されたわけだ。
その人物が尋ねてきた理由は“万象の大樹”を救ってほしいからとのこと。
“万象の大樹”。
魔術の力の源であるその大樹に近頃、異常が生じているらしい。
魔術を使えない者なら、その大樹の記憶を読み取れるという仮説から、私に白羽の矢が立つ。
これは英雄?と呼ばれる異邦人と巻き込まれた?異邦人が手を取りあって“万象の大樹”を救う物語———のはずだった。
「俺の目的を知っているんだろう?」
「いや!知りません!!」
英雄に問い詰められた私は、今日もしらばっくれる。
この物語では、“万象の大樹”をめぐる人々の想いが交差する。
それに巻き込まれた主人公が、その濁流に振り回される話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 22:23:07
31085文字
会話率:33%
西暦2090年7月。
高坂幼楓が目覚めた時、65年の時が経過していた。
彼が眠りに就いた頃、この国は衰退への歩みを速めつつ有ったが、眠っている間に多くの天災や戦争が発生して、ついに経済は破綻。
人々は塗炭の苦しみを味わったのだった。
その後
、通貨が一度ほぼ無価値になったことで国の借金は消えて、再生への道を歩み始め二十数年。
喪われた地位を取り戻そうと、新たな教育機関がいくつも創設され、その卒業生達の国際的な活躍も有って、急速に国力が回復。
国として自信を取り戻した次の段階として、苦難の時代に喪失した領土を奪還すべく、軍事面の強化策がスタートしていたのだった。
その先兵として白羽の矢が立ったのは、2020年代に特別な能力を与えられた代償として、必要な時代まで仮死状態とされた4人の若者達の目覚め。
その一人、幼楓は同種の能力を持つ3人の友や、同じ大学・大学附属高内のエリートであるライバル達との競争に勝ち抜き、無事に国防軍士官としての第一歩を歩み始めることが出来るのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 11:53:25
268099文字
会話率:44%
★ 邪神チートでついに始まる、悪役令嬢の闇落ちイベント。儚い恋の行方は――
お人好しな性格ゆえに、足を引っ張られて雲上から真っ逆さまに転落、ひきこもりライフを自由気ままに過ごしていた雪乃。
ある日、友人の京奈と行った怪しい神社の古井戸にの
み込まれ、そこで出会った神様との交渉の後、京奈のための乙女ゲーの世界に転送されてしまう。
悪役令嬢デゼルとして転生した雪乃は、闇の聖女の力を解放するための洗礼を受けた七歳の日に、前世(死んでない)の記憶を思い出し、七歳では理解できなかった、ゲーム的には無名の町人サイファの立ち居振る舞いに惚れ込むが、このままでは悪役令嬢の故郷は三年後には滅ぼされてしまう。
悪役令嬢は主役じゃないから、悲劇を回避できるような年齢設定になっていないのだ。
いくらゲームのシナリオを知っていたって、十歳になる前にこの流れを止めるなんてことができるのか――!?
何を隠そう、こんな展開、神様だって想定外。
悪役令嬢がよもや十歳で戦争の阻止に動くなんて思いもよらなかった神様の本命は、実は、京奈ではなく雪乃。
二万年前に主神と魔神、二柱の神が始めた賭けの決着をつけるべく、雪乃に白羽の矢が立てられたのだ。
だがしかし、お人好しな雪乃は故国の人々も敵国の人々も守ろうと、ナイトメアモードに突入してしまう。
神様は、一人の少女を徹底的に破壊し尽くす残酷物語になんてしたくないのに――
※ この作品は個人サイト「http://kazakiri.velvet.jp/kaza/dezel/」にも掲載(先行連載中)しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 16:07:19
287884文字
会話率:23%
『悪役令嬢と十三霊の神々』シリーズの読み切り短編です。
※ この作品だけでも独立した物語として読めるように書いています。
本編で救世主になる少年と、生贄として神様に白羽の矢を立てられた少女の、優しく切ない恋の始まりの物語。
最終更新:2022-08-27 10:14:35
18055文字
会話率:23%
辺境の地、チキヘを治める田舎貴族ヴァレ男爵家の息女エリザベートは王国でも指折りの名家ウォーケン侯爵家の嫡男イースの第一夫人として白羽の矢が立つ。
しかし田舎の農夫暮らしが身に付いたエリザベート本人はまったくその気が無く、今日も農作業に勤し
んでいるのだが……折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-23 15:36:00
12144文字
会話率:57%
アルファポリス様の第7回キャラ文芸大賞にてグルメ賞をいただいた作品の加筆修整版です。(出版に至らなかったので他サイト掲載・賞応募についてOKは確認済みです)
大学に入学するために上京した速水悠(はやみ はるか)は、従姉の理彩(りさ)からア
ルバイトを斡旋される。
それは「料理が全くできない人を探している」という、少し変わった条件のものだった。
「楽しく作れて、どんどん料理がうまくなる」料理初心者向けに特化したレシピアプリ・クレインマジック。そのアプリをリリース予定の会社が理彩の勤務先であり、初心者でも本当にレシピを再現できるのかを検証するための人材として悠に白羽の矢が立ったのだ。
面接時に見事にとんでもない玉子焼きを作り、周囲を驚かせた悠。そんな彼に「玉子焼きの作り方、実際に見せてあげるよ」と料理担当の四本夏生(よつもと なつき)が作って見せた玉子焼きは、人生の中で一番美味しい玉子焼きだった。
四本の料理が食べられることに釣られてアルバイトを始めた悠は、普段は無愛想でありながらも美味しそうに食べて率直に褒めるところを四本に気に入られ、四本のアシスタントもすることになる。
そして四本が自分のモチベーション維持のためと撮り溜めた悠の試食動画は、リリース時にクレインマジックのCMに使われることに。同時に、楽しそうに料理を作る四本の姿もCMで放映された。
ビジュアルが良いふたりの姿はSNSで爆発的に反響を呼び、クレインマジックは順調なスタートを切ったが、その一方で悠の身元や住所がSNSに晒されるという事件も引き起こす。
四本と悠の安全を重視した社長の決断により、ふたりは会社が入っているマンションの別の一室を「社員寮」として提供されることになった。
同居生活を送るうちに、悠と四本は歳の離れた友人として心を通わせることになる。
しかし、四本にはどうしても再現できない思い出の料理があり、料亭である実家を離れた深い理由があって――。
※表紙画像にAI生成イラストを使用しております。 アルファポリス様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 23:01:20
102694文字
会話率:46%
森の大国・エルノウルード王国。
王族のひとつ、南東部の国境を警備する
スィエール辺境伯家には、王族を意味する
青髪碧眼の美しい辺境伯閣下がおられます。
美しい辺境伯閣下、彼の名前は、アストル・
フォン・エルノウルード・スィエール。
3
0歳にして辺境伯となった彼には、まだ、
妻も、婚約者も、恋人もいない身であった。
スィエール辺境伯閣下の部下たちが探して
白羽の矢が当たったのは、同じく、27歳に
して、まだ夫も、婚約者も、恋人もいない身
であった男爵の箱入り娘な妹でしたー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 18:22:25
2389文字
会話率:19%
湖の大国・ノエール王国。
ノエール王家には、それぞれ、特徴のある
見目麗しい三兄弟の王子がいます。
第一王子であるアルフレート王太子殿下は、
幼馴染のアルメール侯爵令嬢ブリジット様を
お妃に選び、アルノルド殿下が誕生しまして
仲睦まじく
暮らしておりました。
しかし、ブリジット様は、アルノルド殿下が
2歳の時にお亡くなりになられたそうです。
アルノルド殿下が12歳になりました時に
さすがに、王太子殿下に妃が不在なのは……
となりまして、27歳になった今も、独身の
女騎士に、白羽の矢が刺さりました。
キール侯爵家の長女にあたります
アレクサンドラ・フォン・キャルロンテ・
ミーディス・キール。
〈孤高の女騎士〉と呼ばれた彼女とはー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-25 02:23:01
13815文字
会話率:26%
【以前書いたお話を加筆再構成しています。こちらの作品を中心にした短編集を夏コミで頒布することになって、とっても素敵な表紙絵を描いて頂いたので嬉しくってこちらにもおはなしを載せることにしました。一万字の前後編でお送りします】
「君を愛する事
はできない」
新婚初夜に旦那様から聞かされたのはこんな台詞でした。
貴族同士の婚姻です。愛情も何もありませんでしたけれどそれでも結婚し妻となったからにはそれなりに責務を果たすつもりでした。
元々貧乏男爵家の次女のシルフィーナに、良縁など望むべくもないことはよく理解しているつもりで。
それでもまさかの侯爵家、それも騎士団総長を務めるサイラス様の伴侶として望んで頂けたと知った時には父も母も手放しで喜んで。
決定的だったのが、スタンフォード侯爵家から提示された結納金の金額でした。
それもあって本人の希望であるとかそういったものは全く考慮されることなく、年齢が倍以上も違うことにも目を瞑り、それこそ両親と同年代のサイラス様のもとに嫁ぐこととなったのです。
何かを期待をしていた訳では無いのです。
幸せとか、そんなものは二の次であったはずだったのです。
貴族女性の人生など、嫁ぎ先の為に使う物だと割り切っていたはずでした。
だから。縁談の話があったのも、ひとえに彼女のその魔力量を買われたのだと、
魔力的に優秀な子を望まれているとばかり。
それなのに。
「三年でいい。今から話す条件を守ってくれさえすれば、あとは君の好きにすればいい」
とこんなことを言われるとは思ってもいなくて。
まさか世継ぎを残す義務さえも課せられないとは、思ってもいなくって。
「それって要するに、ただのお飾り妻ってことですか!?」
「何故わたくしに白羽の矢が立ったのですか!? どうして!?」
事情もわからずただただやるせない気持ちになるシルフィーナでした。
それでも、侯爵夫人としての務めは果たそうと、頑張ろうと思うのでしたが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 11:56:33
9990文字
会話率:12%
同タイトルの短編を連載化しました。
よろしくお願いします。
「君を愛する事はできない」
新婚初夜に旦那様から聞かされたのはこんな台詞でした。
貴族同士の婚姻です。愛情も何もありませんでしたけれどそれでも結婚し妻となったからにはそれな
りに責務を果たすつもりでした。
元々貧乏男爵家の次女のシルフィーナに、良縁など望むべくもないことはよく理解しているつもりで。
それでもまさかの侯爵家、それも騎士団総長を務めるサイラス様の伴侶として望んで頂けたと知った時には父も母も手放しで喜んで。
決定的だったのが、スタンフォード侯爵家から提示された結納金の金額でした。
それもあって本人の希望であるとかそういったものは全く考慮されることなく、年齢が倍以上も違うことにも目を瞑り、それこそ両親と同年代のサイラス様のもとに嫁ぐこととなったのです。
何かを期待をしていた訳では無いのです。
幸せとか、そんなものは二の次であったはずだったのです。
貴族女性の人生など、嫁ぎ先の為に使う物だと割り切っていたはずでした。
だから。縁談の話があったのも、ひとえに彼女のその魔力量を買われたのだと、
魔力的に優秀な子を望まれているとばかり。
それなのに。
「三年でいい。今から話す条件を守ってくれさえすれば、あとは君の好きにすればいい」
とこんなことを言われるとは思ってもいなくて。
まさか世継ぎを残す義務さえも課せられないとは、思ってもいなくって。
「それって要するに、ただのお飾り妻ってことですか!?」
「何故わたくしに白羽の矢が立ったのですか!? どうして!?」
事情もわからずただただやるせない気持ちになるシルフィーナでした。
それでも、侯爵夫人としての務めは果たそうと、頑張ろうと思うのでしたが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-31 13:19:27
100027文字
会話率:20%
冷徹と噂の竜王広様は今まで何人ものお妃様を娶っては早くに亡くしてしまっているらしい。
そんな竜王妃にと今度はうちの国に白羽の矢が立って断ることもできず。
渋るお父様、怖がる姉妹。そんな中、立候補したあたし咲耶だったのですが……。
いざ嫁い
できてみると、
「悪いがこの婚姻は形式的なものと思ってもらいたい。私が君を愛することはない」
ですって!
あたしみたいなちんくしゃ、気に入らなかったのかなぁとちょっと泣いちゃったけどそれでもね。
もう嫁いできちゃったんだもの。少しでもこの結婚生活を楽しまなきゃソンだしね?
と、気を取り直して頑張ろうと思ったのですが……。
やっぱり周りから望まれるのは後継の子。
だとしたらやっぱり無理。このまま離縁してもらうしかないのかなぁ?
そんな時に拾ったドラゴンの幼生体。
アオとの出会いがあたしの人生を変えて。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-08 20:54:09
13142文字
会話率:15%
こことは違う異世界。
その世界の中でもダンジョンの多さでは他の追随を許さない大陸がある。その大陸に突如現れた、難攻不落のダンジョン『幻影の迷宮』。
あらゆる策と強者を撃退したそのダンジョンの主を撃破すべく、かつて邪龍の王を倒した勇者に白羽の
矢が立ったのだが。
「もう俺はこんな歳だぞ。髪も真っ白だ。いまさら穴に潜って怪物相手に剣など振れと言われてもな……」
そう。
邪龍の王が暴れまわっていたのも、勇者に討伐されたのも昔の話。いまや勇者は老人と言っていい見た目と年齢であったのだ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 21:26:20
6425文字
会話率:52%