日中は魔族としての記憶をなくし、ふつうの人間として生活している魔族の王シエル。
ある日、彼は魔族を殺す血を持つという少女を拾う。
魔族を殺すことが使命であるはずの少女が、魔族の王であるシエルに不可解な願いごとをしてきたことから、運命の歯車が
ふたたび動きだすーー。
かつて、結ばれてはならない相手と結ばれたシエル。彼とその妃が迎えたのは悲劇の結末。
それでも忘れえぬ想いの、その先へ。
人の子を想う魔族の青年。
人間と契りを交わした先に待ち受けるのは死の宣告。
それでも消せない想いの、その先へ。
彼らはただひたすらに、歩いていく。
純粋であるがゆえに、残酷で。
歪(いびつ)であるがゆえに、美しく。
どこまでも複雑にねじれていく。
愛してる。
そのひと言が、あまりに遠い……。
*以前、掲載していたものを加筆修正して連載します。できるかぎり【月・水・金】に定期更新していく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 19:10:00
158327文字
会話率:34%
重複投稿である:カクヨムにも投稿してます。
地球から遠く離れた火明星(ほあかりぼし)。電気ではなく魔導製品が発達した星。魔導のインターネットすら整備されている。
ここのヴァーレンス王国と呼ばれる海に囲まれた島の遺跡地区から
俺は最強だ
、とか俺は最強なのに追放されてこんな所に流された。とか何もない所でステータス! と叫んだりやたら女をトロフィーのように彼女らの人格を端から見ると尊重してる風なく侍らせたがる訳の分からない人型の生き物が大量に確認されている。
それを聞いたミハエルは
「おいおいそれルシファーにムーンショットされてんじゃないの」
「仮想世界とかわたしの星で展開しやがったらアーーイ!!! しまくるからなー!」
と一抹の不安を胸に友人のフレッド、アリウス、地球出身で後天的な半竜神――水鏡冬華と、彼女の友達の妖怪桜雪さゆとホワイトライガーの因子を持ったサリサと共に遺跡のある地域に足を踏み入れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 17:00:00
349376文字
会話率:45%
重複投稿である:カクヨムにも投稿してます。
太陽系外の火明星で金髪貴族とナンパ趣味の男と白い天使がふざける物語
ムーンショットを止めろ! よりギャグ一辺倒なエピソードを抜き出したシリーズ。
ムーンショットを止めろ!
https://n
code.syosetu.com/n3065iq/
のギャグ抜き出しバージョン。
「異世界の面々がVRMMOをする」 VRってこうするもんだろ編はムーンショットを止めろ! では、ファブリス諸島編終わって天馬蒼依たちがヴァーレンスに来る前のタイミングです。VRMMOで暴れる男3人と女1人折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 17:00:00
27762文字
会話率:40%
『プロローグ』
昔は要所として栄えた ”海に浮かぶ古城”は、贅ある限りを尽くし溺愛されて育った哀れな貴族の息子と同様、見栄のみが先行し、中身のない恥知らずの伽藍堂と揶揄され、ひっそりと歴史の中に埋もれていく遺物でしかなかった。
そして今
、朽ち果てた城に行き来できる唯一の大橋が人策によって意図的に崩壊し、完全に孤立している。
因果なのだろうか、思わず顔に出てしまった嘲笑を制し、これから戦場となる舞台を悠然と見下ろす。
蒼白い月光に照らされた”海に浮かぶ古城”を最後の砦とし、逃れる場所がないことを悟り決意した領民たちは、農機具の鍬や鋤、身幅の大きい包丁を手に取り、つぎはぎだらけの布をまとって、海から渡ってくる外敵を退けるために身命を賭けよとしている。
青年は、ポケットに入れてあった何の変哲もないふたつの指輪を愛おしそうに見やると、果樹園から運ばれてくる花の香りを思い起こした。「故郷の匂いだ」 青年は呟くと頬を緩め微笑んだ。わずかに赤みを帯びた金色の髪を逆立せ、彼の碧眼は歓喜に色を輝かせていた。
青年は、前だけを見つめている
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-25 19:42:05
76039文字
会話率:37%
侯爵令嬢で王太子の婚約者だったカロリーネは、婚約破棄された挙げ句、色々あって奴隷になり、隣国である帝国のハーレムに入る事になった。そこでのある人物との出会いが、カロリーネと帝国、世界の運命を変えて行く事になる……。
異世界のハーレムを舞台に
した政治劇と恋愛模様と「帝国の偉大なる白い月」と呼ばれる事になるカロリーネの生き様を描く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 13:24:42
304808文字
会話率:21%
白い月と夕陽が同時に見える場所は私のお気に入りの場所です。そこは時間帯によって顔が変わります。日々それを楽しんでいる私は、いつもとちょっと違う光景に気づき、見守っていきます。
最終更新:2024-01-26 16:39:32
3345文字
会話率:42%
この世界には色の異なった4つの月が存在している。
月は30日の周期で、赤・青・白・金の順番に光の色をかえて現れる。
「赤い月」は、狂気と破壊を──
「青い月」は、悲哀と衰退を──
「白い月」は、無垢と再生を──
「金の月」は、
幸運と栄華を──
いつしか月の色には、そんな意味があると云われていた。
実際に月の力がそうさせるのか、それぞれの月の色でそのような事象が起こりやすく、この世界の住人にとってもそれは疑うことのない、それこそ子供でも知っている世界の理だった。
********************
4つの月の周期に起こる、月に伴った様々な事件や奇跡に、冒険者たちが巻き込まれて立ち向かう群像劇風物語。
それは時に美しく、時に儚く、時に冷酷な神秘の冒険譚。
クトゥルフ、指輪、ロードスなどが好きな人向けです。
異世界に転生をしたり、魔王や帝国といった圧倒的にして巨大な敵対勢力などとは戦いませんし、主人公が無双するような強さはありませんが、一応それなりの敵が出たりしつつ、シティ・アドベンチャーや冒険者達の生業、仲間たち一人ひとりのドラマや成長、悲哀や恋愛模様を描いていきます。
※毎週水曜日に更新する予定です。
※現在二本連載しているため、ストックがなくなると更新が不定期になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-11 18:09:43
278941文字
会話率:31%
第2回ドリコムメディア大賞、1次選考通過作品 「満月のハナシ」
↓
https://ncode.syosetu.com/n9102dz/
の元となった、過去のPBeM(リプレイ小説)です。
PBeMとは……
・GMが書いた導入に対し、
各プレイヤーが自キャラの行動をメールにて送る(アクション)
↓
・GMが小説にして戻す(リアクション)
こんな感じで進行する、読者参加型のリプレイ小説です。
ここでは「満月のハナシ」の大元となったリアクションを「満月のハナシ(PBeM版)」として掲載しておきます。
登場キャラが違ったり、設定や展開が違ったりと、プレイヤーがいるキャンペーンシナリオ特有の話になっています。
「満月のハナシ」と比べて完成度は低いですが、元となったシナリオの全く違った展開を楽んでいただければ幸いです。
___________________
この世界には色の異なった4つの月が存在している。
月は30日の周期で、赤・青・白・金の順番に光の色をかえて現れる。
「赤い月」は、狂気と破壊を──
「青い月」は、悲哀と衰退を──
「白い月」は、無垢と再生を──
「金の月」は、幸運と栄華を──
いつしか月の色には、そんな意味があると云われていた。
実際に月の力がそうさせるのか、それぞれの月の色でそのような事象が起こりやすく、この世界の住人にとってもそれは疑うことのない、それこそ子供でも知っている世界の理だった。
********************
4つの月の周期に起こる、月に伴った様々な事件や奇跡に、冒険者たちが巻き込まれて立ち向かう群像劇風物語。
それは時に美しく、時に儚く、時に冷酷な神秘の冒険譚。
骨格はソードワールド。
クトゥルフ、指輪、ロードスなどが好きな人向けです。
異世界に転生をしたり、魔王や帝国といった圧倒的にして巨大な敵対勢力などとは戦いませんし、主人公が無双するような強さはありませんが、一応それなりの敵が出たりしつつ、シティ・アドベンチャーや冒険者達の生業、仲間たち一人ひとりのドラマや成長、悲哀や恋愛模様を描いていきます。
昨今の異世界転生に飽き飽きした方や、灰と隣り合わせの物語を楽しみたい方におすすめします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-11 18:03:23
388673文字
会話率:42%
非日常を運んでくれる白い月
キーワード:
最終更新:2023-04-04 23:56:32
201文字
会話率:0%
今頃の夏の日差しは、あまりに強すぎて、夜の方へと気持ちが傾く。青白い月の光のような、優しい人の声が欲しい。求めるものが同じで、永遠に、穏やかになれたらいいのに。
最終更新:2022-08-10 20:20:40
523文字
会話率:0%
"青白い月は冴え冴えとその光を湛え あなたの美しい横顔を照らしだす"
本作は、武頼庵さま主催「恋の詩企画」参加作品です。
最終更新:2022-06-08 20:20:03
285文字
会話率:0%
神々しい青白い月に向かってゴールデンレドリバーの雌である老犬が願いをかけた。
老犬の名前はステラ。
ステラをまるで本当の子どものように育て、自分たち自身の老いた身を案じるより、ステラの身体をいつも気に掛けている両親を見て、ステラはもう
これ以上の負担を掛けまいと行動に移す。それは自分の意志を貫き通すために毎日の食事を拒み、未練を残さないために今までの大切な想い出を食べることだった。
回想をしながら想い出を食べことは苦痛を伴ったが、ステラは耐えながら食べ続けた。やがて想い出が残り少なくなると、記憶も次第に薄れ、ステラは次第に冷たい闇の世界に引きずり込まれていった。ステラは気付いた。自分の選択が過ちであったことに。
絶望に陥ったとき、ステラは闇の世界にひとつの光を見出すのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 08:00:00
33682文字
会話率:27%
夜に関する話なら書けそうだ。
最終更新:2021-12-22 02:26:33
278文字
会話率:0%
昔の記憶は、線香花火。
横になって白い月を見上げながら、部屋に堕ちた魚たちが喘ぐのを静かに耳に閉じ込めます。
サイダーの雫は、産卵する海亀の涙。
困ったことに、小鬼が私の片足を隠してしまいました。
夜店で掬った金魚が、鬼やらいを呼べと泡と共
におしゃべり。
遥かな刻の向こうで、待っている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-20 01:43:13
697文字
会話率:0%
「ふうっ、ちょっと暇だね」
月が昇る。
まだ、空が青い。
魔法使いは、その白い月を、横に置いて、気抜けしたように、そう言った。
「ねえ、ちょっと、聞いて良いかな」
「何、」
「魔法て、どうやったら、使えるの」
私は、私の命が狙われてる
のも、忘れて、聞いていた。
不思議な事、解らない事、すてきな事。
魔法は、それを、全部持っていた。
「そんな事、」
魔法使いは、私を、馬鹿
にするように、少し笑った。
「じゃぁ、聞くけど、どうやったら、魔法が、使えると思う」
私は、少し、上目遣いで、答えた。
「そんなの、解らないよ」
「答えは、そんな所だよ。解らなければ、魔法は、使えない。それが、答えだから」
「そんなの、ずるいよ」
「ズルくなんて無いよ。あなたには、解ってないだけ。私は、答えを、言ったのに、あなたには、解らない。それが答えなのに、解らない。それが、答えて事だよ」
「ごまかしてない?」
「そう、思っても良いよ。でもね、この言葉だって、魔法が、使えるように成ったら、解るようになるんだよ。そんな事が、出来るようになったらね」
「本当に、?」
「期待しないで、そんな事、滅多にないんだから」
「やっぱ、ずるい」
「そんな事言ってるから、解らないんだよ。なんてね」
白い月が、彼女の、横にいる。
「簡単な、魔法もあるよ」
「どんな魔法」
「運命て奴よ」
「運命」
「時々ね、そう言う事が、有るんだよ」
「やっぱり時々なの」
「うん、自由にも、操れないけどね」
やっぱり不公平だ。
月が昇る。
空の支配者、
天球の、在るもの。
月が、光り出す。
白い月が、黄色い、明るい月に、輝き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-19 04:45:03
21277文字
会話率:31%
滅亡した日本。生き残った日本民族は大国アメリカの中で移民として生活するヤマトと呼ばれる少数民族となる。
特殊能力のあるミコと呼ばれる目の不自由な少女紫音(しおん)と彼女を守護する一族はミコを利用しようとする軍事大国のアメリカからの追っ手を逃
れ逃亡する。ミコの情報を売り亡命を果たした、元ヤマト民族である自由人(じゆうと)はヤマトハンターとしてアメリカの手先となり元同族を追いかける。アメリカではお飾りの王族であったフレデリックが次第に権力を握り始める。先代のミコのルーツと、次世代を加え、三世代の能力と関係が絡み合い、ついに世界を取り囲んで、念の五方陣が開かれるのだが・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-01 15:33:46
76285文字
会話率:40%
白い月の小説です。。
キーワード:
最終更新:2021-05-30 14:28:26
296文字
会話率:0%
ローゼリア姫がま白い月光の中で産声を上げた。城も国も喜びに満ちる。花火が打ち上げられ、大聖堂の鐘の音が鳴らされ響く。夜が明けると早速、王は故事に習い良き魔女七人を招待し宴を開いた。そして、彼女は呪いを受けてしまいます。
ローゼリアはすくす
く育ち、十四歳。その美しさ、彼女が双の瞳に涙を浮かべ見つめると。罪人は罪を告白し、懺悔を述べ始めると言われている。
空を見上げれば舞う鳥が見惚れて地面に堕ちてくるとも。
美しき王女は、ある夜王妃である母親から、両親がとんでもない計画を立てていることを聞かされます。
運命を変えるべく城を出る王女様。
いばら姫のモチーフを使用しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-23 21:52:11
73532文字
会話率:45%
白蒼月紅譚~二つ月のある世界
http://ncode.syosetu.com/n3387l/
その舞台となった剣と魔法と素養の世界。
白い月と青い月二つの月が浮かぶシル・メシア。
そんなに昔ではないけれど、ほんのちょっとだけ過去のお
話。
主要人物として登場してきた
騎士:アルファルファ
術師:カナイ
王子:エミリオ
種屋:ブラック
彼らが出会う少し前の物語……。
※ 本編:白蒼月紅譚~二つ月のある世界 読後の方がより世界観が分かりやすいかもしれません。
今後、増話可能性ありです。
※ メルマガで配信、個人サイトにて纏めていたものをこちらに転載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-18 22:00:00
314104文字
会話率:39%
異世界トリップ物です。
※ 微妙に逆ハーちっくなので女性向けだと思います。(パス請求制でR18あり)
落ちてしまった異世界に。
夜空には白い月と青い月、二つ月の浮かぶ、剣と魔法と素養の世界。
右も左も分からないおまけに言葉も通じ
ない! 真白が出会った第一村人は非の打ち所がない美青年なのに、猫耳尻尾付きの変質者。
しかし、他に頼る当てもなくて仕方なく頼ってみたら変な種は飲まされるし借金は背負わされる。真白のどたばた異世界生活の始まりです。
★本編完結。番外編をちょいちょい更新しています★
※ 現在大幅改稿中。話数等、ちょっとズレテル時があるかもしれませんが、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-30 10:00:00
328441文字
会話率:38%
神魔共同体の地上への侵攻が始まる。
白い月が8月の空に浮かぶ。
中級魔族の誕生。永遠の命を持つ中級魔族の誕生。
精神科の野田病院で頭を怪我した月矢は、長期入院する。
幸いなことに月矢は悪と本当の悪を見抜くマキャベリの『君主論』を読ん
でいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-03 18:50:47
4266文字
会話率:0%
ある日、白い月が浮かんだ。朗は、魔族、中級魔族と化す。しかし、朗は周囲に対して、「おかしい」と疑問を感じるようになる。何がおかしく、何がおかしくなかったのか、せつららに語る2016年、夏、とても暑かった、酷暑の日。
最終更新:2020-03-01 16:32:50
1096文字
会話率:0%
2020年5月7日 花の季節の白い月
満月の名前はFLOWER MOON
僕は今宵、美しく無慈悲な君に恋をする
最終更新:2020-05-08 02:17:19
202文字
会話率:0%
「月夜の夢」(木の葉りす作)と対をな、すかぐや姫にまつわる物語。
キーワード:
最終更新:2019-09-01 17:24:27
18866文字
会話率:50%