※若干の推敲を加え、一回ごとの分量を減らして他サイトへの転載を検討しております。
※作品タイトルを正統派よりに変えました。
悪遮羅流皆伝、身長2メートル強の大女(おとめ)片山富嶽は、巨大な鬼女が行く先々で破壊と殺戮を繰り返す悪夢に苦しん
でいた。
末家の娘に家宝の中道剣を奪われたことが不服な悪遮羅流本家の娘・大里逗初らは、山中に籠城した富嶽を襲撃するも、肉体を鋼化する悪遮羅身を会得した富嶽にあしらわれ、取引を持ちかける。
本家からの使者として来た伊良忠太は桜花の精霊と見まがうほど美しい男子であった。気の毒な忠太の身の上に同情した富嶽は、彼を幸せにするためにも本家の持ち出す試練をクリアしようと誓うが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-18 18:40:48
48159文字
会話率:43%