──私のせいではない。断じて。いや、断固として、である。
そう心の中で言い切るたびに、なぜか己の胸に鋭く突き刺さる何かがあるが、それはまったくの無関係だ。
お嬢様がまたしても婚約破棄をされ、部屋の隅で膝を抱えて沈んでいるのは私のせいでは
ない。決して、決して。なぜなら私はただの執事──いや、元蜘蛛の執事に過ぎないからだ。
「──私のせいです。申し訳ございません、お嬢様」
◆◆◆
元はただの蜘蛛だったクロードは、ある少女の優しさによって命を救われる。そして彼は誓った──いつか必ず彼女の傍に立つと。
時は流れ、クロードは人の姿を得て、彼女の執事となる。誰よりも忠実に仕え、完璧に職務をこなす彼だったが、ある問題があった。彼女の婚約者たちは皆、彼の恐ろしい視線に恐れをなし、次々と逃げ出すのだ。
だが、ある日彼女が王都の騎士団長に求婚され、クロードの世界は揺らぎ始める。彼女のために身を引くべきか、それとも──。
「──不肖ながら、お嬢様は渡しません!」
忠誠と愛が織りなす糸の行方は、果たして“幸福”へと紡がれるのか──?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 23:01:42
86940文字
会話率:33%
魔王軍四天王イヴァリースは、勇者パーティーの聖女ジニアを捕らえた。しかし、「まことに申し訳ございません! 私、聖女じゃないんです!」と、当のジニアは高速土下座をきめてくる。人類最強聖女なはずのジニアは、なんと偽聖女だったのだ。泣いて謝るジニ
アに、イヴァリースは——
自己肯定感弱め聖女を、戦闘狂魔族がひたすら褒めてきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 07:10:00
12168文字
会話率:50%
それはある日の深夜だった。
就寝前のトイレから自室へ戻る途中だった杉本達也(高2)は、母親の部屋にまだ明かりがついてるのに気がついた。
(あれ?母さん、まだ寝てないのか?)
もしかしたら疲れて寝落ちしてるのかも……そんなことを考えつつ、代わ
りに電気を消してあげようとそっとドアに近づく達也。だが……。
「こんママ~♪Vランド4期生の”まーたん”こと、”花咲ママミ”です♪」
聞こえてきたのは普段の母とは異なる甘い声色。
しかも、それは間違いなく俺が推してるVチューバ―の声と名前だった。
「か、母さん……?」
「!? えぇ、たっくん!?」
この日を境に、俺と母さんの関係は思わぬ方向へと変わってくのだった。
注:3話まで心温まる親子愛風の雰囲気を若干出してますが、正直ただの前フリです。4話辺りから壊れるので、もしそこで「思ってたんと違う!」となった方は本当に申し訳ございません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 11:39:51
65891文字
会話率:52%
R15創作TS小説です。内容は現代異能ものです。
カプは「クールに見えるけれど一途で優秀な年下×がさつで口の悪い先輩」です。
※男性×TSヒロインの恋愛ものです。ご注意ください。
※このお話は三章で構成されています。
※初稿を途中まで書い
ていたのですが、つまらなく思えてきたので、プロットとキャラクターを作り直しました。申し訳ございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 07:03:56
8133文字
会話率:38%
魔法のある世界。3歳の時、前世と前々世の記憶が蘇った女の子。
5歳の時、誰も聞いたことがない魔法スキルを授かってしまった。
とある事情から幼いうちに親元を離れて親戚の宿屋のお手伝い。
前世の記憶も駆使して、宿屋を盛り上げられるかな?から始ま
る、そんな子のお話し。
ストックが続くまでは毎日更新。その後は週一くらいを考えています。
また、私事ですが、10月の末までは仕事が忙しくて新エピソードの掲載、コメント・誤字報告等を読む事が出来ないと思います。申し訳ございませんん。
11月19日までの原稿は掲載予約しておりますので、一旦仕事が落ち着いたら続きを書き始めたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 07:50:00
1210661文字
会話率:25%
「申し訳ございません…っ!!手違いです!!」
異世界召喚による余波を受けて“手違い”で死んでしまった佐藤晴。あの世にも身の置き場がないらしく、異世界の女神による(半ば脅迫のような)説得を受けてスキル等を貰い受けて転生することになった。
転生
した彼が求めるのは平和かつ平穏な人生であったが周囲がそれを許さず……。
果たして彼は自分の望む人生を手に入れることができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 00:00:00
647318文字
会話率:38%
中世的で可愛らしい男の子は、生まれた時から師匠と旅を続けている。
目的もなく自由気ままな旅だったが、アムブロジア王国のムスタヨケルの街でバイオレット・メイフェイア公爵令嬢に探されたことをキッカケに2人旅は終わりを告げる。
可愛らしい男の子
の本当の名前は、アイビー・ヴェルディグリ公爵令嬢。
アムブロジア王国の隣国、セルリアン王国ヴェルディグリ公爵家の愛娘になる。
アイビーが旅をしていた理由は、アムブロジア王国の陛下から身を隠すため。
アムブロジア王国の公爵家に見つかってしまえば、陛下に献上されるおそれがある。
師匠1人では守りきれないと判断し、ヴェルディグリ公爵家に帰ることになったのだ。
公爵令嬢に戻ったアイビーを待ち受けていたものは、家族からの溺愛、そして、カディス・ブル・セルリアン王子殿下と契約で結ばれた婚約だった。
可愛すぎるアイビーを守るため周りはあの手この手を考え、アイビーはアイビーで「守られてばかりでは」と奮闘するお話です。
のんびり進みます。
長編になる予感がしています。
頭が狂っている人が出てきますので15禁になります。
1ページ辺りの本文の長さは一定ではありません。
2,000文字を目安にできれば思っていますが、短くなったり長くなったりします。
平日に2ページ更新を目標に投稿していきます。
土日祝はお休みになります。
拙い文章になりますが、楽しんで読んでいただければ幸いです。
読みにくくならないように心掛けていますが、読みにくかったら申し訳ございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 12:10:00
450853文字
会話率:44%
「っていうのが、君の最後の時だよ」
カラフルな綿飴が埋め尽くされている世界で、笑顔で説明をしてきたハムスターを見つめる。
「うち、死んだってこと……やんな?」
「そうだよ」
ハムスターの説明は、自分は神様で、とある世界で馬鹿げた召喚が
行われるというものだった。
4つの国が合同で儀式を行うため、召喚されるのは4人の少女。
生きている少女は可哀想だからと、死んだ少女の魂を選んだとのこと。
聖女としての力を与えるために、ここに喚び寄せたとのことだった。
「……聖女かぁ」
「なりたくない?」
「うーん……できれば。次の人生は自由に生きて、恋がしてみたいねん」
恋愛に憧れ、聖女なんて1人おったらいいんちゃうの?と思う少女が、神様と話し合い、選んだのは錬金術だった。
次の人生はいつ死んでも未練がないような生き方をすると心に決め、少女はなんちゃって聖女として異世界に召喚(転生)される。
そんな少女の恋愛相手は、一国の王様だった。
「お前は俺のものだ」
「アユは特別だからな」
「拗ねても可愛い」
やってみたらいいやん精神のポジティブな女の子に訪れる甘く楽しい恋愛は、心の中で悶え叫び続ける日々だった。
基本、のんびりして平和です。
恋愛ものんびりと始まります。
主人公は関西弁を話しますが、関西弁でも地域によって言葉が違うと思います。
作者が慣れ親しんでいる関西弁になりますので、「そう話す地域もあるんだな」と思うだけに留めていただけたらと思います。
死や過激な描写・発言がありますので、15禁とさせていただきます。
1ページ辺りの本文の長さは、一定ではありません。
2000文字程度を目安にできればと思っていますが、区切りの良さを優先するため、長くなる可能性があります。
平日に2〜3ページ更新を目標に投稿していきます。
土日祝はお休みします。
拙い文章になりますが、楽しんで読んでいただけたら幸いです。
読みにくくならないように心掛けていますが、読みにくかったら申し訳ございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 14:07:37
424057文字
会話率:44%
運悪く事故死してしまった高嶋浩輔(タカシマ コウスケ)20歳、男性。彼が次に目覚めるとマーガレットという名の少女の姿になっていた!彼は一緒にいた冒険者たちと共に迷宮都市と呼ばれる街に着き、そこで様々な出会いをする。かわいいもの好きな魔法使い
、ウサミミ兄妹、鍛冶屋のドワーフ少女…etc。そして、迷宮都市の主たるダンジョンマスターと出会った彼に告げられた言葉は……「君の体には、君とその体の元々の持ち主である少女の魂が入ってるよ。」「……え?」女の子の体で無茶する気は元から無かったが、そういうことなら尚更傷なぞつけられねぇ!早いとこ持ち主に戻す方法見つけないと…!あと、いつ体を返しても良いように交友関係作っておいて、お金もある程度貯めとかないと……!というわけでそれらを叶えられる場所、迷宮都市の冒険者ギルドで働くことになった浩輔。彼はマーガレットに体を返す方法を見つけることが出来るのか!?そしてマーガレットに安定した生活が出来る環境を整えられるのか!?
※小説を書いて投稿するのは初めてです。なのでいろいろミスがあったりするかもですが、温かい目で見ていただけると嬉しいです。必ずハッピーエンドにします。バッドエンドがお好みの方は他の方の小説をお読みくださいごめんなさい。異世界ほのぼの日常生活ものにする予定です!
☆追記・1
ガールズラブのタグは、保険です。
主人公は男性、ヒロインは女性です。それっぽい描写が入るため入れております。
ご期待させてしまった方には申し訳ございません。
☆追記・2
分かる人には分かる…というネタが多いです。
もちろん知らなくてもお楽しみいただけるようになっているはずですが、その点もご了承の上でお読みいただけますようお願い申し上げます。
☆追記・3
1話につき大体3000文字〜9000文字ほど、後の方の話ほど長くなっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 22:00:00
2598833文字
会話率:49%
【全五話】
学園の卒業パーティーで、公爵令嬢クロエは、第一王子スティーブに婚約破棄をされそうになっていた。
しかし、婚約破棄を宣言される前に、クロエは倒れてしまう。
クロエの余命があと一年ということがわかり、スティーブは、自身の感じて
いた違和感の元を探り始める。
スティーブは真実にたどり着き、クロエに一つの約束を残して、ある選択をするのだった。
※アルファポリス、ベリーズカフェ、カクヨムにも投稿しております。
※前に短編で投稿してたようなそうでないような……。なんか作品が消えてたので、消したんだと思います(記憶にない)。既読の方がいらっしゃいましたら、申し訳ございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 22:43:00
13702文字
会話率:32%
日本から異世界転生した主人公、フォス。しかし彼は異世界転生したにも関わらず、お決まりのチート能力を授かることができなかった。更に全ての能力値が中の上程度の上に貴族とかでもなくただの農家の息子。だがそれでも努力することで、難関の試験を突破した
者しか入ることを許されない世界四大ギルドの一つ、シルフギルドへの入団に成功する。そうしてエリート冒険者として五年もの歳月を過ごした彼はふと思うのである……『なろう系チートハーレム主人公』になりたいと。これは何の能力も持たずに転生してしまった一人の青年が、なんだかんだで夢を叶える……そんな物語である。
※この作品は毎日一話21時更新となります。9/5再開
※残酷な描写が見られる際がございますので、この作品はR15指定となります。
※この作品はあらすじの通りなろう特有の俺TUEEEEEEEEする物語ではありませんので、読まれる際はご注意ください。
※誤字脱字等ございましたら、お伝えいただけると非常に助かります。
※この作品は作者のモチベーションの関係上第二章終了後、総合評価が100ptを越えていない場合打ち切りとなります。誠に申し訳ございません、、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 18:00:00
1338676文字
会話率:32%
エリート魔術師の登竜門、そう称される魔術師頂点の学び舎・帝国立魔術学園。
その学園は成績によってE〜Sクラスに分けられ、さらに学園内の成績順位によって、寮も食事も生活基準全てが決まる完全なる実力主義の学園であった。田舎から出てきた転生者であ
るベータは、記念受験で学園の入学試験に挑むも、何故か合格。それも配属されたクラスは『S』クラス。そして渡された順位は、なんと1位であった。
高級旅館のような寮に泊まり、食事は3食豪華な料理。自由に使って良い研究室を渡されたりと、一切の不自由なく夢のような学園生活が始まる……はずだった。
同じSクラスの、優秀で、傲慢で、高名な一族の生まれであるエリート魔術師たち。
キャラの濃すぎる学園の同級生。
魔術師としてのプライドと意地。
特徴的な定期試験の数々。
揉めに揉まれ命を狙われるだけでなく、しまいには魔術結社『闇風』にまで神様として目をつけられてしまう始末。
だがそれでも彼は、田舎に住んでいては知ることのなかったチートな才能で、
切り抜け、青春を謳歌する!
これは田舎の何も知らない一般人が、チートな才能と能力で無双する物語である。
〈注意事項〉
※この作品はなろう系俺TUEEEEEEEする物語ですので、お好みな方のみ読んでくれやがってください。
※この作品はカクヨミにて同時に連載しております。
※この作品は投稿初日のみ5話、毎日1〜2話更新となります。ですが休む際もありますのでご注意を。
※この作品は作者のモチベーションの都合上、二章終了時総合評価が100ptに満たない場合、連載終了とさせていただきます。申し訳ございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 08:00:00
115829文字
会話率:32%
説得の内容が・・・・・・
人によっては不快な思いをさせるかも知れません。その場合は申し訳ございません。
最終更新:2025-04-23 21:50:14
523文字
会話率:69%
先輩方の卒業パーティー当日、シルビアはこの国の王太子より一方的に婚約破棄を言い渡された……。
だが、それに対し、シルビアは疑問符しか浮かばない。
「意味が分かりません。婚約破棄ですか?お好きにどうぞ?」
それもそのはず。
シルビアはこの
王太子をゴミの様に見ていたのだから。
「それにしても……いつ「こんなの」と婚約したんだか。お花畑も大概にして欲しいな」
ーーーーー
*出戻り前に投稿していた記憶があります。改稿しながらup予定。
*「実は」な主人公と、典型的なバカ王太子と男爵令嬢。そんな、典型的なザマァな小説ですが……ちょっと路線が違います。
*読みにくい場合は…申し訳ございません(^◇^;)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 09:07:57
13712文字
会話率:20%
「お嬢様、申し訳ございませんが、あなたには俺のものになってもらいます。運が悪かったと思って諦めてください」
伯爵令嬢のサーシャ・フローティスは自らの専属使用人のクルトに片思いしていたが、それは叶わぬ恋だと思い、サーシャは内心の恋心を押し殺
し、家の為に家柄に釣り合う結婚をしようとしていた。
しかし、結婚前夜、クルトに無理やり押し倒さる。彼の正体は隣国の巨大マフェアのアンダーボス(No.2、若頭の意)だったのだ。
クルトはサーシャに「あなたに特別に執着している」と語り、彼女を誘拐する。
これは根っからのヴィランであり、サーシャへ強く歪んだ愛情を向けるクルトと、そんな彼の本性に戸惑いながらも彼を嫌いになれないサーシャの恋物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 22:08:15
42604文字
会話率:36%
【書籍化のお知らせ】
アーススターノベル様より書籍化されました(*´▽`*)
令和2年1月16日1巻・令和2年12月16日2巻発売中です。
――――転生したら美少女だったから、人生勝ち組だと確信した。
海難事故にて親友の命を優先したこと
によって、その命を散らした青年の消えたはずの魂は、異なる世界で男爵令嬢ソフィー・リニエールとして生まれ変わった。
六歳の時に、前世の記憶を思い出したソフィーは決意する。
「今世は可愛い女の子に生まれて勝ち組ね! よし、男爵令嬢として完璧かつ素敵な淑女になるわ!」
決意しても、ついつい淑女が剥がれ落ちてしまう残念なご令嬢が織りなす、大部分コメディたまにシリアスがこんにちはする物語。
※注意事項※
ボーイズラブ、ガールズラブ要素が多少感じられるかもしれませんが、固定カップリングとして存在するものではありません。嗜みがあられる方は申し訳ございません。(※しかし、行間をお読みいただくのはご自由にどうぞ!)
また、作中に腐女子が登場いたします。腐女子に対して、その思考をご理解出来ないまたは不快に感じられる方はお気を付けください。
初投稿の為、誤字脱字、操作・掲載ミスなど多々あるかと思いますが、どうぞよろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 23:21:10
562823文字
会話率:35%
貴方が今日の依頼人ですか。手付金は用意されましたか?
ふむ……結構。いや、身なりに見合わぬ大金、どうやって用意されたのか気になりましてね……
おっと気分を害されたなら申し訳ない。思ったことをつい口にしてしまうのが、私の悪い癖でして。どうかお
気になさらず。
……ほう、自分のほぼ全財産を成功の暁には支払うと。それほどまでのお覚悟ですか、なるほど、なるほど。
お嬢様は今、身支度中でございます。それまでどうぞこちらへ。パルフォール産のお茶をご用意しますので、少々お待ちを。
どうぞ、こちらがお茶とお茶菓子になります。……本当に「祓って」くれるのか、ですと?
ご安心下さい、私たちの成功率は、これまで10割でございます。ええ、失敗などございません。「討伐」はもちろん、難度の高い「浄化」であっても、です。
教会ではなく、わざわざ私たちにご依頼されたということは……何が何でも転生者を消してほしいか、あるいは「受肉」させられた方を何としてでもお救いになられたいかどちらかでしょう?
貴方の場合は……恐らく後者。どうです?ああ、やはり。
「討伐」ですと受肉させられた方ごと滅せねばなりませんからね。「浄化」ならば、「取り憑いた」異世界人の魂だけを滅し、貴方が愛する人は助かります。
私たちが法外とも思える値段で依頼をお受けするのも、それが命の価値に見合ったものだからです。
転生者とは真に厄介なものです……受肉した対象の魂を食らい、乗っ取るだけではない。転生者は皆、超常の力……「恩寵」を持っております。異世界の智慧、そして恩寵。世界に混沌をもたらす者ゆえ、狩らねばならぬのです。……何としてでも。
力が入り過ぎてしまいました。そろそろお嬢様が戻られます。ええ、「祓い手」は我が主、ジャニス・ワイズマンにございます。私はただの執事にございます。
本当に大丈夫なのかと?信用ならぬならお断りしても構いませんが。私たち以上の「祓い手」など、この国にはいないでしょうから。
お嬢様は少々性格に難がございますがね。我が儘で美食家で大食漢。おまけに守銭奴ときている。しかも……
おっと、不安に思われたなら申し訳ございません。ただ腕は確かでございますよ。フリード皇太子の「祓い」を行ったのも私たちでございます。
……よろしい。金額に見合う仕事は、必ず遂行致します。
では、ご依頼を詳しくうかがいましょうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 11:40:44
1191784文字
会話率:46%
コーレンシュトッフ王国の王女、オリクト・コーレンシュトッフには婚約者の伯爵令息がいる。
自国の婚約者とは政略結婚であるのも解っている。しかしオリクトはこの結婚を喜んでいた。婚約者のドルドンがドストライクにタイプだったからだ。
政略結婚
でありながらも愛に充ちた生活を夢見るオリクト。そんな彼女に人生の転機が訪れる。
「見つけたぞ。オリクト、お前こそ俺の妻。竜の花嫁だ」
超大国の皇太子から突然の求婚。ドルドンとは天と地の差もある大物だ。普通の令嬢ならば目の色を変え、ドルドンを蹴落とし頷くだろう。伯爵令息と大国の皇太子なら比べる間でもない。
しかしオリクトは転生者。彼女の価値観は他の令嬢とは一味違う。
「え? 俺様系スパダリとか無理。…………じゃなかった。申し訳ございません。私には婚約者がおります」
ハイスペ男子?運命?そんなの知るか。
何よりも真実の愛を貫く。それが彼女の第二の人生なのだ。
(褐色銀髪低姿勢イケメンサイコー! 俺様キャラなんぞアウトオブ眼中だもんね)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 19:03:35
168100文字
会話率:47%
【この世で一番の無能】――これはカイ・ハイネマンが13歳の神殿の天啓で得たギフトである。
このギフトを得たせいで、カイの身体能力は著しく虚弱となり、成長率も最低となってしまう。そう、それは誰もが哀れみ侮蔑するクズギフトのはずだった。だが、
このギフトにはあらゆる事項につき限界がないという効果もあったのだ。
まさに、全知全能の神も予想すらしなかった偶然により、この【この世で一番の無能】のギフトホルダーであるカイ・ハイネマンは、一切歳をとらず、外界の時間も停止するという悪質極まりないダンジョン内に閉じ込められてしまう。
結果、最低最悪の科学反応が起こり、至上最強の生物が世界に産み落とされる。
――これは、ボッチ生活があまりに長すぎたために、一般常識が著しく欠落した勘違い剣士が、ダンジョン内で得た配下の者どもを引き連れ、世界に混乱と騒動を引き起こす物語である。
【読者の皆様へのご連絡事項】
一、本格的に主人公の怪物化が始まるのは8話以降です。早めに投稿するので、そのクソのような理不尽な強さをご堪能ください。
二、この物語における主人公最強はハッタリではなくガチです。多分、どうやったらこいつを苦戦させるのか。その一点に集中して読むのがこの物語の正しい読み方であります。
三、、わかりにくいのかなと思い、題名とあらすじを変えました。混乱させてしまいましたら、申し訳ございません。
※カクヨムでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 01:28:42
453801文字
会話率:40%
「ハァーイ!偉大なるファッキン皇帝と我らが宇宙帝国の愚民ども!あんたらに栄光と繁栄をもたらしてやったアリス・クレジー様だ!!」
「今から貴様ら帝国民にとても重大なことを発信する!」
「聞いて驚け、私はついに異世界へと至る方法を実現可能段階ま
でこじつけることに成功した」
「異世界に至るには!なんと!我らが宇宙帝国の宙域の約三分の二をエネルギー変える必要だと分かった!!」
「ということで愚民の皆々には、宙域ごと犠牲になってもらう」
「我らが帝国に栄光あれ!!」
******
という感じで転生しちゃったわけですが、何故かいろいろと事件に巻き込まれますが、まあとりあえず戦争と実験ができてればいいや。
戦争と実験になるとテンションが壊れるマッドな主人公とその他おかしいやつらとのSF×異世界ファンタジー開幕!!
更新は基本毎日投稿です。変更する場合はお知らせに書きます。
作者は細かい動きの描写が苦手で読みにくい場合があります。申し訳ございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 10:45:36
68781文字
会話率:40%
※注意※ 今は想像が貧困に限って時間足りないので文筆はまだ下手くそです。もし読みにくいならば本当にご迷惑をかけて申し訳ございません。
筋書き
謎の空間に召喚された主人公は外の異世界に出ないので、自称女神が説明すると主人公の代わりに外の異
世界に冒険する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 11:34:22
20027文字
会話率:49%
皆さん、「バナー」って知ってます?
WEBページ上で他のサイトを紹介するときに、よく四角い画像を目にしますよね? クリックするとそのページに行けたりする、あのアイコンのことです。
筆者は、小説家になろうに掲載されている作品のバナーを作って
います。
たまたま始めたこのバナー作り。
やればやるほど面白くて、どんどん作っているうちに結構な数になってしまいました。
素人がただ量産しているだけなのですが、「埋もれさせておくのももったいない」とありがたい御言葉を頂きましてm(__)m
というわけで、この「勝手気ままなバナー屋さんの独り言」に集約し、作品として残しておくことにしました。
もしよろしければ、バナーを眺めてやってください。
と同時に、なろう内にありますおススメ作品紹介にもなっています。
気になるバナーや作品がありましたら、ぜひ訪れてみてくださいね♪
尚、あくまで日頃のお付き合いの中でバナーは作成しています。誠に申し訳ございませんが、面識のないなろうユーザーさまからのご依頼は受け付けておりませんので、あしからずm(__)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 01:38:52
25909文字
会話率:8%