『警視庁特異事案対策室』──そこに、怪異がある限り。
犯罪でもなく、事故でもない。それでも「説明のつかない事件」が、日常の影に潜んでいる。
警視庁に正式な記録は存在しない──
だが、確かに"それ"に立ち向かう者たちがいる
。
彼らの名は 特異事案対策室──通称「特対室」。
表向きには存在しないこの組織は、異常現象、都市伝説、未解明の怪異を極秘裏に調査・処理するために設立された。
その任務は、「怪異を封じ、社会の均衡を保つこと」。
だが、怪異に対抗できるのは、"選ばれた者"だけ。
特対室に所属するのは、かつて怪異と接触し、"恩寵"と呼ばれる特異な力を得た者たち。
そして今、一人の女子高生が、その闇に足を踏み入れる。
社畜JK、やさぐれた元公安、元鑑識課の分析官、人と怪異の境界に立つ者、元機動隊の鬼教官、そして現代の陰陽師…彼らはそれぞれの"恩寵"と"経験"を駆使し、怪異に立ち向かう。
特対室が追う怪異は、ただの幽霊や妖怪ではない。
都市伝説、呪い、未解明の現象──それらは人の「恐怖」「願望」「憧れ」から生まれる。
「さぁ、始めましょうか。
この世界の"裏側"へ、ようこそ。」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 17:10:00
409940文字
会話率:27%
【午後三時、職場のトイレから戻る途中─俺は”どこか”に迷い込んでいた。】
そこは、誰もいない大学の廊下だった。
夏の日差しが差し込む快晴の午後。だが暑さはなく、不気味なほど快適だった。
遠くから聞こえる笑い声。だが人影は一つもない。
時
計は止まり、空気は静止し、存在しないはずの”気配”だけが付きまとう。
これは夢か?妄想か?
それとも、
誰もが一度はすでに踏み込んでしまっている、名前のない世界なのか。
記憶にないのに、どこか懐かしい。
見覚えがないのに、帰ってきたような気がする。
仕事に疲れた三十二歳の男が迷い込んだ、
「なつかしらぬ」空間を描く、静謐で幻想的な現代ホラー。
▼ジャンル:ホラー(リミナルスペース×心理幻想)
▼キーワード:折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 12:00:00
2261文字
会話率:11%
淡胡夷村は山の中腹に位置する小さな田園集落。
5年生になったばかりの竜介は、ある出来事を境に龍の憑代として、地獄から蘇った凶悪な妖魔を祓い封じる使命を背負う。だが同じく使命を背負った虎の憑代 竹寅は、まだ幼い竜介が妖魔と戦うことに猛反対。そ
れでも竜介は家族を、友達を、村のみんなを守るため一緒に戦いたいと、みずから戦場へおもむき彼の説得を試みるがーー。
2015年の昔懐かしい田舎を舞台にした、手に汗握り背筋の凍る現代ホラーファンタジー。
第三話まで毎日、第十三話まで2日置き投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 21:14:17
52300文字
会話率:25%
2025年東京、軽音楽部「アクアリズム」は文化祭ライブを目指す。だが、水槽の異変と音響トラブルが襲う。ボーカル・ユウトにだけ見える美人幽霊アカリは、記憶を失いながらコミカルに振る舞う。彼女の正体と水の恐怖を追う中、衝撃の真実が明らかに。笑い
と涙で、絆がホラーを響かせる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 09:00:00
1540文字
会話率:88%
深夜2:00、「嘆きの通話」がカフェ「月影」で最後に鳴る。番人・ツバキは冷たく依頼を受ける。ソウジは仕事をSNSの悪意で奪われた25歳の青年。加害者レイを「地獄」に落とすと誓う。ツバキはレイの裏を暴くが、復讐はソウジの心を蝕む。元依頼者アキ
が「通話」の呪いを警告。母の夢を胸に刻むソウジと、運命を断ち切るツバキ。復讐の終焉を描く現代ホラー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 10:00:51
1837文字
会話率:25%
深夜2:00、ツバキのスマホに謎の「嘆きの通話」が届く。17歳の少女は戸惑いながら依頼を受ける。ソウタは研究をSNSの悪意で壊された20歳の大学生。加害者ケイを「地獄」に落とすと誓う。ツバキはケイの裏を暴くが、復讐はソウタの心を蝕む。元依頼
者アキが「通話」の呪いを警告。母の笑顔を胸に刻むソウタと、番人への道に踏み出すツバキ。復讐の重さと闇の始まりを描く現代ホラー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 10:00:00
1962文字
会話率:23%
― あらすじ ―
いつからか、右足の裏に薄い膜のような違和感があることに気づいた主人公・神谷 直人(かみや なおと)。まるで透明なフィルムが一枚、肌に張りついているような、言葉にしがたい感触。誰に言っても理解されず、病院でも異常な
しと診断されるが、違和感は日に日に強くなっていった。
同時に現れるようになった、同じ“夢”。そこは灰色の空と、終わりのない階段だけが存在する、静まり返った異空間。夢の中で直人は、何かに追われ、何かに見張られている。
やがて彼の周囲では、次々と「足の感覚を失った」という奇妙な症状が広がり始める。違和感、夢、失踪、そして古い廃病院の記録。すべての点が、ある一人の**“記録されなかった患者”**に繋がっていく。
直人は“足の裏の違和感”を辿りながら、失われた自分の記憶と、この世界の“裂け目”に向き合うことになる――
それは、“もう一人の自分”との邂逅と、恐るべき真実の入り口だった。
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ジャンル:
心理サスペンス × 現代ホラー × 記憶の迷宮
テーマキーワード:
足裏の違和感(侵入する異質な存在)
夢と現実の曖昧な境界
忘れられた患者の記録
失われた記憶と、存在の重なり
静かに壊れていく日常
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 22:51:12
2798文字
会話率:14%
政府はある日、衝撃的な制度を施行した。
逮捕状の出ている被疑者の顔写真をSNSで一般公開し、
誰でも“通報”や“逮捕”ができる社会――しかも、通報すればポイントがもらえ、現金化も可能。
誤認逮捕でも罪は問われないという、異常なまでの「正義奨
励社会」が誕生する。
冴えないサラリーマン・田島圭一は、ふとした通報で初めてポイントを獲得。
やがて賞金目当てで“正義”に依存しはじめる。
通報、暴走、狂気の先に待っていたのは――
「次に指名手配されたのは、自分だった」という恐怖の通知。
正義の名のもとに、社会は静かに狂っていく。
“世にも奇妙な物語”風ディストピア短編ホラー。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
正義,
ディストピア,
SNS,
ポイント制度,
賞金稼ぎ,
誤認逮捕,
群衆心理,
社会風刺,
ブラックユーモア,
一発逆転,
現代ホラー,
ダークサスペンス,
通報社会,
正義中毒,
世にも奇妙な物語風
最終更新:2025-05-22 23:45:45
1920文字
会話率:21%
僕は倶利伽羅。彼女だけの剣。
退魔師少女の式神になった普通の少年がオカルト、心霊の世界に足を踏み入れていく現代ホラーファンタジー×ラブコメです
最終更新:2025-03-14 18:10:06
10583文字
会話率:49%
ある日、私は黒猫を拾う。
最終更新:2024-02-25 18:55:39
3430文字
会話率:15%
「誰かに恨まれるようなことはしちゃいけない。でも、好かれすぎてもいけないよ」
毎日、職場に親戚、婚約者といった日常に揉まれながらも"いい人"であろうと頑張る真子。
そんな彼女は、ある雨の日の帰路、石橋の上で不可思議な僧
と出会う……
※この作品はエブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 18:00:00
7266文字
会話率:48%
高校2年生である俺、大塚宝の隣の席の女子生徒である有馬奈緒には彼氏がいる。彼女は、その彼氏の惚気話を周りの友人たちによくしている。
曰く、彼氏は同中。今は近くの別の高校に通っている。成績がいい。優しい。
……が、その彼氏はイマジナリ
ーだと、架空の存在だということを、隣の席の俺だけが知っている。しかも、そのことを有馬奈緒だって気が付いているはずだ。「噓だ」と指摘されるのが怖くないのだろうか? 有馬奈緒が、彼氏の惚気を止める様子はない。
なぜ有馬奈緒は架空の彼氏の話を続けるのか。俺が“彼氏が架空の存在だと知っている”ことに対して何も思っていないのか。そもそも性格もよくて顔もいい、モテそうな有馬奈緒が架空の彼氏の話をする理由とは?
恋に翻弄される男女の新感覚ラブコメミステリ! あるいは現代ホラー?
毎日18時更新
最近流行りの一対一学園ラブコメをテーマに書きました。のでそんな感じです。
面白ければ、評価・感想コメントの程よろしくお願いいたします。喜びます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 18:00:00
72125文字
会話率:47%
人付き合いが様々な形態に変化を遂げている今日、
都市伝説や怪談話も変化に適応してくる可能性があります。
こんな噂や出来事があったかもしれない、
そんな話をかき集めてみました。
最終更新:2023-05-06 23:00:00
2310文字
会話率:4%
シンプルなホラー、というか《怖い話》系の作品です。鍵はちゃんと持って出掛けましょう。
小説大好きVTuber 天野蒼空さん(Twitter:@sora_senden_777)の主催する「第3回空色杯」応募作です。(空色杯宣伝用垢:@kro
_ba_)
お題となる楽曲があるので、せっかくだから聞いてみてください。
https://twitter.com/kro_ba_/status/1627167287785684992折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-23 10:36:26
4975文字
会話率:23%
猫は本当に水入りのペットボトルを嫌がるのだろうか?
どこから発祥したのかもわからない現代ホラー、と言えなくもないかもしれない。
最終更新:2022-12-14 18:00:00
1971文字
会話率:0%
日常のホラーを描きました。
最終更新:2022-12-01 00:24:56
664文字
会話率:0%
2000字と少しの現代ホラー
noteにも掲載しています。
最終更新:2022-11-21 19:44:20
2440文字
会話率:20%
仕事を辞めて旅に出た主人公。そこで降り立った駅が……。
カクヨムでも投稿しています。
最終更新:2022-07-19 23:17:27
6283文字
会話率:22%
〝ぼく〟真田羅 斑(まだら まだら)
〝僕〟神社 鬩(かみやしろ せめぐ)
ある日──ぼく、真田羅斑はあやかしに出遭ってしまった。出遭って、あやかしのいない世界から戦慄と震撼と狼狽と恐慌と、畏怖と絶望とで構築された世界へと渡ってしまった
。
けれどあやかしに襲われ、死にかけていたぼくを救い上げてくれたのがセーラー服を着た中学生、神社鬩だった。神社鬩は聾唖である。そしてその道では有名な霊能力者──〝憑訳者(ツウヤクシャ)〟である。
これはあやかしに魅入られ、惹きつけてしまう〝ぼく〟三十歳独身だめなおっさんと、人とあやかしの橋渡し役である〝僕〟十五歳セーラー服美人の、恐ろしくも愉快で、どこか甘く切なくもある物語。
セーラー服の中学生と三十歳のおじさんが妖怪や幽霊にわちゃわちゃしている、ホラーとコメディの狭間で揺れる小説です。
「い」 全41話完結済折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-04 18:00:27
312444文字
会話率:33%
【夏のホラー2021×古典】江戸時代に書かれた怪奇小説『雨月物語』より『吉備津の釜』を現代ホラーとして蘇らせた話。聖太郎と徳子という二人の男女が契りを交わすが、そこには不穏な予感があって――
最終更新:2021-07-12 19:12:13
6188文字
会話率:34%
少年、鈴木幸太郎は両親に嫌気がさし家出をする。そんな彼を拾ったのは、1人のナニカであった。...“貴方に願いはありますか?小さい頃持っていたあの願いも、今心の中で燻っているその願いも、思いがままに叶います。”とナニカが言うように少年の願いは
叶ったが、その代償に人ならざるものの住処へと誘われ...現代ホラーファンタジーの世界がここに開幕。貴方も願い、叶えて観る?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-09 21:00:00
14769文字
会話率:23%
社畜カメラマン『吉瀬』を含む低予算番組クルーは、なんの噂もない廃アパートでヤラセの心霊ロケを行う。
しかし、廃アパートでは異様な痕跡が次々と発見され……。 異常事態に霊能力者『燈子』が忠告をするも、崖っぷちの番組制作は止まらずとうとう
一人目の被害者が出る。
――捏造はすでに、現実を侵食している。
著:澄石アラン
原案:田邊晃和
※本作は「カクヨム」(完結済み)、「ノベルアッププラス」でも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-12 18:00:00
121492文字
会話率:22%