「女王陛下、……いや、シルヴィア・ローゼンハイム。あなたを王国の大罪人として逮捕する」
ある日の夜、私は臣下の貴族によって逮捕された。臣下の一人が、私の髪の毛を掴んで窓際に連れて行く。そして、城壁の向こう側で淡く瞬く赤い光を私に見せた。
「……あれは何ですか?」
私の問い掛けに、臣下はしばらく|間《ま》を置いて答えた。
「革命の火です。王都は貴族連合軍が掌握し、残りはこの王宮を残すのみです。貴族連合軍と共に戦う民衆達が、王宮の城壁のすぐ外側まで迫っています」
「……革命?」
「今夜、ローゼンハイム王国は滅びたのです」
その逮捕から約一週間後、私は民衆の前で斬首刑となり、その躯(むくろ)は一切を残すことなく、灰になるまで焼かれた……。
◇ ◇ ◇
「シルヴィア・ローゼンハイム。汝は王国にその生涯を捧げ、鎮守の神々に忠誠を誓うか?」
……え?
私は、国王の王冠が置かれた玉座に向かって跪いている。斜め前には、背の高さほどの錫杖を持つ王国国教会の大主教が立ち、私を見下ろしていた。
──これは……、もしかして、六年前の戴冠式?
私は状況を理解できないまま、ゆっくりと後方を振り返る。すると、そこには数十人に及ぶ貴族達が整列して、私に向かって軽く頭を下げていた。
──あぁ……。あの時に戻ってきたんだ……。悲劇の始まりの日に……。
私は、玉座の背後に飾られた優しく|微笑《ほほえ》む父王、故グローヴィスの肖像画をじっと見つめる。
──お父様。私は帰ってきました。今度の人生では同じ過ちを繰り返しません。必ず、お父様から受け継いだこの国と国民を守って、立派な王になります。
「私は今ここに、第十六代ローゼンハイム王国の国王に即位したことを宣言します!」
こうして、シルヴィア・ローゼンハイムの国家再建ストーリーが始まった──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 21:29:28
35768文字
会話率:36%
『過去を乗り越え、未来を目指す物語――』
魔王シスルと勇者シトラスの戦いが相打ちに終わってから300年。
なんと魔王と勇者の二人は人界に暮らす双子、アザミとシトラの兄妹として転生してしまっていた――!?
しかし300年後の世界は魔界が
優勢。人界に転生してしまった双子はお互いの理念のために一応停戦し、共闘することを誓う。だがいつしかそれだけ、ただ協力するだけの関係だったはずの双子の間に不思議な感情が芽生えてきて......!?
魔王と勇者の双子が聖剣魔術学園という学校で出会う個性豊かな仲間たちと時に笑い、時に争いながら自分たちの居場所を守る物語。過去の因縁に決着を着け、より良い未来を選び取る物語。
兄と妹のイチャイチャ、学園もの、異世界戦闘もの、魔術ものが好きな人は必見!
聖剣魔術学園、王都で巻き起こる魔界との争いに双子と仲間たちが挑む、異世界学園ストーリ。
【現在連載中 双星と聖剣魔術学園〜王都祭編〜のあらすじ】
王都祭《フェスタ》、それは3年に一度開催される王都のお祭りだった。エナとの戦いでボロボロになった今年は開催を危ぶまれていたのだが、それでもトーチの強い思いで王都祭《フェスタ》を開催することが決まる。そしてなぜか、その実行委員長にアザミが選ばれた。
アザミの元に、実行委員に集まる女の子たち。その中色々ありながらも開催される王都祭《フェスタ》。
本番当日もエイドの婚約者が王都にやって来たり、アザミと一緒に祭りを回りたいシトラが暗躍したりとハチャメチャな王都祭《フェスタ》になって......!?
だがアザミは予感していた。きっとこの先大きな戦いが起こると。その嵐の前の静けさとなった王都祭《フェスタ》―――。ハーレム、ギャグ展開と前章のようなシリアスな戦闘シーンなど一切ない第9章王都祭《フェスタ》編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 21:24:18
5777969文字
会話率:45%
獣人ナーニョ・スロフは両親を亡くし、隣村で孤児として妹と一緒に育つ。妹を守るため魔法使いになると決心をし、王都に向かった。
魔法使いの試験を見事合格したのだが妹と共に王都に向かう途中で魔物に襲われ、人間の世界に迷いこんでしまう。
魔法使い
の居ない人間の世界。魔物の脅威に怯える生活。
ナーニョと妹ローニャは人間世界でどう生きていくのか。
※魔獣に襲われる場面がありますのでR15設定にしています。
Copyright©︎2024-まるねこ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 21:13:54
249025文字
会話率:46%
生まれ育った王都を兄弟喧嘩で追い出されたロイドは、帝国中を旅してまわっていた。その途中、誘拐途中の男爵令嬢サリーを気まぐれに助けた。そのせいで、サリーの取り巻く何かにロイドは巻き込まれていくこととなる。
最終更新:2024-06-18 21:00:00
463967文字
会話率:52%
隠された筆頭魔法使いには、平民の友達がいた。だが、その友達は、平民ではなく、王都の貧民街の支配者の息子ルキエルだった。ルキエルは、皇帝ラインハルトによって殺された母サツキの身代わりとして、実の父親に閨事を強要されていた。サツキを失ったことで
、王都の貧民街の支配者は狂い、皇帝ラインハルトの殺害を計画する。そのために、ルキエルは、平民のふりをして、隠された筆頭魔法使いハガルに近づくこととなった。
という真面目っぽい書き出しでしたが、真面目じゃないところもあります。ボーイズラブですが、妖精憑きの話も色濃く出ていますので、良かったら、そういう目線で読んでください。
こちら、もともと、年齢制限ありで連載していました。内容が妖精憑きで、真面目なところもありましたので、こちらで公開出来るように、削除したり、修正したりしました。元は年齢制限ありですので、部分的に違うところがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-12 21:00:00
297936文字
会話率:56%
ニットリンデンの楔を抜き、手許におさめたサクラ。
しかし王都へと帰還の途中、
フィルセインと手を組んだメイベルの掌中に落ちる。
ともに捕まっていたクロシェと脱出を図るも、
クロシェは左腕を失う深手を負ってしまった。
彼の命をつないだサクラ
だが、
力を使い果たして動けなくなってしまう。
一方、サクラを奪われたクレイセスたちは、
主君へとたどりつくべく、
ただひたすらに剣を揮っていた――――
現代社会から異世界へと召喚された
16歳の少女・サクラが、
平穏を取り戻し、世界との約束を果たすべく
歩みゆく様を描くクロニクル。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 20:20:00
14224文字
会話率:48%
ハーシェルとユリゼラを王都へ送り届けたマルヴィン。
これは彼が受け取った、報酬のお話です。
(エブリスタには「あなたに出逢えて」の特典として掲載)
最終更新:2023-07-07 15:00:00
4059文字
会話率:33%
王位継承権から最も遠い王子だったハーシェル。
混迷を極める王都から逃れたものの
状況は変わり、生き残ったのはもはや
自分しかいなかった。
旅先で出会った聡明な男爵令嬢・ユリゼラを伴い、
旧友たちを支えに、この世界の王になるため、
ハーシ
ェルは凱旋する。
*この作品はエブリスタにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-06 15:00:00
77025文字
会話率:48%
ノアは、グリーンフィストで一番の冒険者パーティー「アイアン・ケルベロス」で治癒師兼荷物運び兼雑用係をしていた。
ダンジョンの十階層の宝箱から治癒の魔道具が出てきたことをきっかけに、「用無し」だとノアはアイアン・ケルベロスから追放され、ダンジ
ョンに置き去りにされてしまう。
どうにかダンジョンから抜け出したノアは、バレット商会のキャラバンに拾われ、一命を取り留める。
キャラバンと一緒に王都にたどり着いたノアは、勧められるままに聖鳳教会の神官となり、治癒師としての才能を次々と開花させ、遂には「聖者」という教会にとって必要不可欠な人物にまで大出世する。
また、教会で共に学ぶ聖女候補のリリアンともだんだんと気持ちが通じ合っていく。
一方、ノアを捨てたアイアン・ケルベロスは、治癒や荷物持ちだけでなく斥候や索敵、タンクや冒険に必要なあらゆる雑用をノアに頼りきっていたため、今まで遂行できていた依頼すらも失敗するようになり、元々の傲慢な態度も相俟って、冒険者ギルド内での立場も危うくなり、追い詰められていく。
ブラックな冒険者パーティーから、ホワイトな神官職へ!天職を掴んでノアが幸せになっていく物語。
※完結確約、全13話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 20:02:46
30955文字
会話率:36%
リュエット伯爵家の訳あり養女として育ったブリジット。
成人を迎えた後、王都で成人の儀式を受けた。祝いの夜会で、突っかかってくる令嬢がいた。「悪女で娼婦のようなふしだらな娘」と罵られ、あまりの衝撃に意識を失う。その衝撃で前世を思い出してしまっ
た。
調べれば、義兄に婚姻を断られた令嬢達の僻みから噂されていたことを知る。噂に信ぴょう性を持たせないために、生家を離れることに。
仲の良い隣の領地で前世で作っていた菓子を売りながら、のんびりと暮らしていく予定であったが、精霊プラムに気にいられ精霊の森の番人をすることに。
そんなのんびりした生活をしていたある日、精霊の森の結界が破られた。無理やり侵入してきたのは傷だらけのイケメン。関わりたくないと、精霊のプラムに頼んで森から追い出したにもかかわらず――。
成り行きで、イケメンと縁ができてしまい、ついでに精霊の愛し子であるとバレてしまい。浄化の手伝いをすることになってしまった。
◆ストックがなくなるまで、毎日20時に投稿です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 20:00:00
99669文字
会話率:51%
クリーヴズ公爵家の跡取り娘イヴェットは義妹と婚約者の言葉に唖然とした。
二人の愛のために死んでほしいと願われ、死ぬまで魔力を吸い続ける魔道具をつけられてしまった。婚約者とは良好な関係を気付いていたと思っていただけに、ショックを受ける。
聖
女の素質を持ち、前クリーヴズ公爵である母が亡くなるまで聖国の中央教会で暮らしていたイヴェットは思入れのない公爵家を捨てることを決意。
聖女候補時代からずっと一緒にいる侍女カイラと共に国を出ることに。王都から辺境に平民の振りをして移動する。
ところが辺境の街の手前、魔の森で魔犬の大群に遭遇。馬車の護衛だけは対応しきれず、追い詰めら所に辺境の騎士団が助けに来てくれた。隊長と呼ばれた騎士を見て、つい彼の名を呼んでしまった。
彼は三年前までイヴェットの護衛だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-14 09:58:50
131391文字
会話率:53%
借金を抱えた子爵家令嬢のカロラインは借金を肩代わりしてくれる結婚相手を探していた。爵位を継承できるカロラインであったが、それでも借金の額が大きすぎて、なかなか相手が見つからない。
諦め気分でいたある夜会で、従兄から商人のザガリーと引き合わ
された。ザガリーは平民であったが、王都でも勢力を増している商会長だ。貴族よりもよほどの財力がある。
借金の肩代わりをしてもらいたいカロラインと爵位を持つ妻を欲していたザガリー、二人にとってこの結婚は利益のあるものだった。
結婚したことで子爵家当主となったカロライン。母の実家である侯爵家の後見でお披露目を行うことに。ところが、母が現国王から下賜された首飾りが父親によって売り払われていた。その行方を追っているうちに、両親の秘密が明らかになって――。
◆◇◇
・ストックがある限り、8時と20時の一日二回更新します。途中で止まったらごめんなさい。
・ムーンライトでの「あなたの隣に」の改稿版となります。なろう向けに合わせてストーリーをかなり変更しています。もはや別物。
・感想欄は余力があれば完結後に一定期間、開ける予定でいます。
◆◇◇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-05 20:00:00
94281文字
会話率:60%
月を〈漆黒の神が覗く裂け目〉と仰ぐ世界。
王都に暮らす平民の子フェリックスは、冬の古本市で、大好きな本を父に買ってもらう。ご褒美に喜ぶものの、その日から、父が家を空けることが多くなる。
それから1ヵ月、フェリックスが家で本を読んでいると、焦
げ臭い匂いがした。扉を開ければ、火の海が広がっていた。逃げることもできず、うずくまって怯えるフェリックス。助けに来た父は、あと少しというところで、崩れ落ちる木材の下敷きになってしまう。秘密の首飾りを託されたフェリックスは、玄関を目指して、駆け出すのだった。
父の言いつけ通り、総帥の従家エクエス家の館に向かうと、古本市で出会った行商人が立っていた。そぐわない身なりと態度に戸惑いつつも、フェリックスはついていく。
総帥の屋敷へと向かう馬車の中、行商人は、エクエス家当主だと名乗る。そして、フェリックスの真の身分は、王家の嫡子であると、語り出し――。
大切な人を守りたいと願う心。父とは。子とは。
★毎週火・土曜日20時掲載
(全編執筆済み)
一部下記のような描写があります。
※暴力描写有り
※性描写有り(喘ぎ声・具体的な性器の表現なし)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 20:00:00
233818文字
会話率:27%
小さな村で暮らす優しき少年エリオン。彼は勇者の末裔として魔王を討ち倒すべく、王都の学院に入学することとなる。
三年後、逞しく成長したエリオンは仲間たちと共に魔王を倒す旅に出た。
数々の困難を乗り越え辿り着いた世界の果て。長い旅の終わりが
ついに訪れた時、エリオンは驚愕の事実を知ることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 20:00:00
66337文字
会話率:40%
その日、王都に勇者パーティによる魔王討伐成功の報せが届いた。
「そうか、流石は勇者だ。あの少年たちがやってくれたか。これでわが王国も安泰ですな陛下」
「……うむ」
「どうかなさいましたか?何かご心配ごとでも?」
「いや、魔王をたお
せたこと自体はめでたいのだがな。手に入れた魔王領をどうしたものかと思ってな」
「確かに……普通の貴族では魔族は到底御せませんな」
「それにまだ魔王領のすべてを平らげたわけではないようだしな」
「ならいっそ、あの勇者たちを代官にでもしては如何でしょう」
「いや、魔王領にはこちらに降った魔族の領主たちがいる。彼らより格下の代官では手に余ろう」
「ではどうすれば……」
「よし、爵位をやろう」
「は?」
「勇者たちに爵位を与えて魔王領と魔族を任せる」
それからしばらくして勇者パーティが王都に凱旋した。そんな彼らの元に王城からの使者が訪れる。
「おい、何か褒美をくれるらしいぞ。楽しみだな」
「何くれるんだろう。金貨?金貨かな?金貨だよね?」
「儂は美味い酒でも良いのう」
「あなたは欲がないですね、もっとも欲しかない方もいらっしゃいますが」
「ねえ、待たせちゃいけないから早く行こうよ」
これから思いもよらない運命が待ち受けていることをまだ彼らは知らない……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 19:43:51
6731文字
会話率:38%
シーナ王国の王都で毎年春に行われる官吏試験。
これに通れば庶民でも官吏として取り立ててもらえるとあって、狭き門に挑む十五歳から二十五歳までの受験資格者たちは皆、希望を胸に王都を目指す。
その中にひときわ足取りの重い青年の姿があった。
彼
の名はロアン。今年二十五歳の彼は十五歳の頃から毎年試験に挑んで落ち続けている。
そんな彼もいよいよ今年が最後の試験。これに落ちれば父親と交わした約束を果たさなくてはならない。だが、出来ればそれは避けたい。そして苦悩するロアンの身に有り得ない出来事が起こる。
果たしてロアンの運命は如何に?……気になる方は是非本文へお進みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 19:31:34
37339文字
会話率:3%
この世ならざるものが視える『魔眼』。
孤児院で暮らす十二歳の少女ファウスタは、ファンテイジ家の守護霊セプティマスに出会い、魔眼の才を見出さた。
ファウスタはマークウッド辺境伯セプティマス・ファンテイジの屋敷にメイドとして雇われるが、その屋
敷は王都で有名な『お化け屋敷』だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 19:11:49
1525315文字
会話率:46%
記憶の魔女のティアは、王都の端で店を開いていた。
悲しい記憶に伴う感情を癒したり記憶そのものを消したりして、お客さまが明るい毎日を送れるようにお手伝いをするのが仕事だ。
ある日貴族の令嬢の護衛として店にやって来た騎士さまは、金髪に碧眼の
イケメンで……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 19:10:00
37350文字
会話率:42%
王都から領地に遊びに来ていた侯爵令嬢ソフィア・フェルノは、ある日公爵令息のルイス・ウォーレンと出会い、友だちになる。
ソフィアはフィーと名乗り、身分を隠してルイスと会い続けた。
王都に帰ることになったソフィアは、ルイスに別れを
告げた。本当の身分を告げることができないまま。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 10:11:46
100134文字
会話率:37%
ロクは冒険に憧れている。
幼い頃から冒険に関する本やお話が大好きだった。
6歳になったロクは学校へ通うことになり、自分が生まれ育った村を離れ、王都にあるレイント学園に入学した。
入学初日、魔法の適正を測ることになり、ロクが測定器に手をかざす
と
火 E
水 E
風 S
土 E
霊 E
という文字が浮かんできた。
風魔法は一般的には扱いが難しく、不遇と言われている属性だった。
しかし、ロクの適正は風以外なかったのだ。
ロクの学園生活は一体どうなってしまうのか?
第1章 学園編 開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 18:58:12
4614文字
会話率:40%
レベル屋で奴隷として働いていたクラムは、それなりに今の待遇に満足していた。
命の危険はあっても、ただ指示だけを聞いていればよかったのだから。
しかしある日、突然に奴隷から解放される。
そして同時にかけられた冤罪。捕まれば死罪確定の罪だ。
解放されたのは、ただ単に奴隷では出来ない犯罪だったというだけの理由であった。
面倒と思いつつも適当に脱出するが、その先が分からない。
未来を考える生き方などしてこ来なかったから。
生きる目的もないまま適当に脱出した彼の前に、襲撃されている王家の馬車が飛び込んできた。
襲っている集団。倒される護衛。そして――見知った王族の姫。
この出会いは、果たして生きる目的になるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 18:31:58
41968文字
会話率:32%
王都一憧れの職業「聖騎士」を勤めていた俺は騎士団を追放された上に、幼馴染の聖女セシルと王子の関係を知らされる。
失意の俺だったが、その日の夜「異端者の王」という名の特殊なスキルが発現する。この能力は異端者の「鑑定」ができ、忠誠心を獲得でき
るという特異なスキル。
新たに発現したスキルを使いながら、俺を慕ってくれる仲間を集め、闇ギルドのドンとしてのし上がることになる。聖女セシルは俺のことを探しているらしいが、俺は俺の道を進むだけだ。
タイトルは異なってますが別サイトでも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 18:20:54
61970文字
会話率:47%
王都一憧れの職業「聖騎士」を勤めていた俺は騎士団を追放された上に、幼馴染の聖女セシルと王子の関係を知らされる。
失意の俺だったが、その日の夜「異端者の王」という名の特殊なスキルが発現する。この能力は異端者の「鑑定」ができ、忠誠心を獲得できる
という特異なスキル。
新たに発現したスキルを使いながら、俺を慕ってくれる仲間を集め、闇ギルドのドンとしてのし上がることになる。全ては俺の幼馴染を奪った好色王子をぶん殴って、土下座させるその日のために。
別サイトでも投稿しております
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-08 16:09:33
2967文字
会話率:47%
国王陛下をはじめ偉いおじさんたちに囲まれて、邪神教徒の暗躍や世界を滅ぼす魔王の呪いの話を聞かされてしまい要請に首を縦に振るしかなかったアンナ。世界の命運が重くのしかかって髪の毛一本自由にできなくなった救世の英雄。交わるはずがなかった二人の、
世界を守るための一ヶ月の話。
男爵家の長女アンナ・セーデンは、突然王城に呼び出されてラーゲルブラード公爵令息イェルド様のとある部分を魔法で守ってほしいと頼まれた。
魔王討伐に貢献し救世の英雄とも呼ばれるイェルド様を、王都に出稼ぎに来ていた貧乏男爵家の田舎娘が守るの⁉ というか、なんでそこを⁈
・他サイトにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 18:10:00
9328文字
会話率:20%
「緑衣の鬼」事件から一ヶ月、平穏を取り戻したかに見えた王都に新たな戦火が忍び寄っていた。
転移後の騒動の罪を問われた主人公真白雪(ましら そそぎ)は御所への喚問を受けることになる。朝廷の貴族たちに自身とヒロインの命を握られたましらは、あ
る人物の暗殺の指令を受ける。その標的は、本国に対する独立を宣言した、地方貴族の姉妹であった。平和に暮らす彼女たちの姿と朝廷からの命令の板挟みにあったましらは、重要な決断を迫られる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 18:01:14
125376文字
会話率:57%
『猿の転生Ⅳ』二所朝廷編
夷叛乱の鎮圧の立役者として元老院に昇格したましらの耳に、先代帝王「獄門院」復活の知らせが届く。玉座奪還を目論む院の魔の手が王都に這い寄る中、ましらと行動を共にしてきたアテネの一族も、当主の座を賭けた権力争いを激化
させていく。さらにはアテネの許嫁を名乗る幼馴染まで現れ、ましらとヒロインたちを結ぶ三角関係は四角関係に……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 17:00:00
110785文字
会話率:56%
母親のリリナが営む定食屋は、ノルムザント王国の王都で最も人気のある店である。自慢の母親の後を継ぐべく日々努力していたロロは、十三歳の誕生日、自分には望まぬ才が与えられていたことを知る。類稀なる才能が原因で王国の騎士団に入らざるを得なくなった
ロロ。彼はそこで二人の仲間と出会い、修行を積み重ねながら成長していく。そして戦いの末に魔王と邂逅し──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 18:00:58
33476文字
会話率:36%
圧倒的な兵力を誇るブリタニア王国。強大な戦力である竜を多く有するラーザ王国。
この二国は互いに敵対して無数の戦火をまじえてきたが、ある年、休戦協定を結んだ。
その後、ブリタニア国内で王位をめぐる争いが勃発する。第一王位継承者のディアナ王女
は、対立者である王弟リカードによって王都を追われ、逃亡を余儀なくされた。
リカードの捜索部隊から逃れるためにディアナはある人物と行動をともにすることになる。
その人物とは、ラーザの王子バルドルだった。竜騎士たるバルドルの操る竜に乗って逃亡することになったのだ。
こうして、王子と王女は二人きり(と一頭)で旅に出た。
敵国の王子だが、優しく穏やかなバルドルにディアナは心を許していく
しかし、この王子にはある秘密がひそんでいて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 17:24:31
99197文字
会話率:38%
・簡易紹介
ブラック企業に勤めていた主人公が若返って、異世界で猫耳少女とスライムと訳アリ回復魔法使いと一緒に異世界をまわって歩きます
・詳細説明
ブラック企業に勤めていた主人公シュンは、寒空のとある深夜に偶然拾った子猫と共にバスに乗るのだが
、それは天界行のバスだった。
元いた世界の輪廻より外れてしまったシュンは、子猫から猫耳少女になった子とキーホルダからスライムに変わった従魔と一緒に異世界に向かう事に。
冒険者ギルドで冒険者になり依頼をこなす日々を送っていたのだが、とある事情により冒険者グループから外された魔法使いの少女をパーティメンバーにする事になった。
メンバーは依頼をこなしながら各地を転々とし、一年後に王都に着く事を目標にしてゆっくり旅を続けます。
実はこの魔法使いの少女にはとある秘密があって...
アルファポリス様とカクヨム様にも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 17:04:44
730197文字
会話率:45%