魔法の名門・アスター侯爵家に生まれながら魔力が弱く、その美しい容姿を見初められて王家の婚約者に選ばれたローレシア。だがライバルの公爵令嬢の企みにより婚約者の王子を奪われて、貴族社会からも追放されたローレシアは、遠く修道院で暗殺されてしまう
。
埋葬のため地下に安置されていたローレシアの遺体に、ちょうど日本で死んだ男子高校生・ナツの魂が憑依したのだが、それとほぼ同時に死者召喚魔法で復活したローレシア本人の魂も同じ身体に定着してしまった。
一つの身体に二つの魂。
奇妙な共同生活を余儀なくされた二人だが、その代償として膨大な魔力と全属性の魔法適性を得たことを知る。
「わたくしたち、最強を目指しましょう」
ローレシアの侍女で忠実なる護衛騎士アンリエットに、王都から追いかけてきたアルフレッド王子も仲間に加えた4人の冒険が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 15:16:50
797870文字
会話率:52%
侯爵令嬢として、そして王家の婚約者として毎日を過ごしていたルルーファス。だが異世界召喚が成功したその時から全ては狂い始めた。
信頼の置ける侍女と命からがら逃げ出した先で冒険者になって、せっかくだから世界を旅しようと思います!
※この作品はN
olaノベル、pixivにも公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 19:00:00
51606文字
会話率:52%
「ヴァレリー・ルグラン! 俺との婚約破棄を言い渡す! 王家の婚約者にあるまじき、陰湿な行為。我が友人、マテナ・ウィギナを殺害しようとした罪でだ!」
従僕であるセシルは自身が仕えるお嬢様。公爵令嬢ヴァレリーが子爵令嬢マテナを毒殺しようとした
罪で婚約者であるランドール王子から婚約破棄を言い渡される。
……いやいやいやいや!
確かにうちのお嬢様、見た目は悪役ぽい冷淡な雰囲気の美人ですが中身はかなりおっちょこちょいで間の抜けた方ですからね! てか、人のことを信じすぎてあんたらの浮気に気づかないお人好しのお嬢様がそんなことをするわけないじゃないですか!
絶対ありえないと納得いかないセシルであったが毒の入った紅茶を入れたのがヴァレリーだったため、ヴァレリーの立場は最悪。
周囲から疑いの眼差しを向けられてしまう。
そんな時セシルは……
本音が言えない人たちの話。
全10話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-16 19:29:03
40145文字
会話率:30%
この作品は、断罪イベントが面白くて、つい短編を思い付きで書いて投稿したあと、どんどん妄想が膨らんでできたものです。
作者がこの作品でめざしているのは、女の子への応援です。未来にためらう女の子たちが、リーダーへの道を選べるよう、心の栄養剤にな
ってほしい。大丈夫、きっとできる、女性に生まれてきたのは偶然じゃない。
フィエール辺境伯令嬢エイプリルは、資質に恵まれて13歳まで戦姫として育てられた。
13歳の時、王家と元老院の都合で第三王子の婚約者となったが、それは隣国ガリエル皇国への堤防としての役割であると思われていた。
17歳になり、王都の学園に入学。はじめて第三王子と会うが、好意的な対応は得られなかった。
やむなく婚約者の地位にとどまっているエイプリルと、辺境の猿姫と婚約者を蔑み、伝統を嫌い、乳姉妹を妃に迎えたい第三王子。そこにガリエルの思惑が絡んで、婚約破棄に至る。
自己評価のやり直しを経て、王家のひとりとしての仕事を担う決意をする第三王子、これに従って役目を果たそうとする、婚約破棄幇助の側近。
このふたりの動きをスターターとして、150年前侵略されて滅びた帝国の再建が始まる。
注意:第4話は戦役が中心。戦闘シーンの連続、柔らかい表現ではありますが戦死もあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 10:45:32
124441文字
会話率:47%
「公爵令嬢、レイナ・ランドリフス。貴殿がフィリア・ラブリス男爵令嬢を不当に貶め、器物を破損し、さらにはその身に危害を加えたことは分かっている。その行為、それ自体が公爵令嬢としてまず不適切であり、そして王家の婚約者としてその振る舞いは傲慢であ
り、やはり不適切である。したがって、貴殿との婚約の破棄を望むことを私はここに意思表示する。そして、私はフィリア・ラブリス男爵令嬢との間に真実の愛が芽生えていることを自覚した。そこで私はフィリア・ラブリス男爵令嬢に対して婚約を希望することを表明したい。こんな感じで当日君に婚約破棄を提案しようと思うのだがどうだろうか? レイナ?」
「「馬鹿ですか? 殿下」」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-18 07:00:00
4696文字
会話率:51%