2166年、南極。少女たちは必死に戦っていた。自分のためではなく、世界のために。
人類は突如発生した"人を襲う木"から身を守るために、大きな塔を建築する。しかし、塔の下層階は"木"に浸食されてしまった
。"木"に対抗するため、国連政府は撃退組織を結成。そんな組織のメンバーの少女たち。そこで少女たちは自分たちが特攻兵器として使われていることを知る。戦い、そして死ぬことが運命とされた少女たちの儚い物語。
犯罪や格差社会、男女差別。人類が極限状態に晒されたとき、初めて人間の愚かさが露呈する。
そんな言わば"壊れかかった世界"で彼女たちは何を考え、どのようにして生きるのか。
(カクヨム投稿済み[https://kakuyomu.jp/works/16817330663849331772/episodes/16817330663852094788])折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 23:50:06
524文字
会話率:8%
大学を卒業し、自動車会社に就職することになった、僕。かつて曽祖父が使っていた部屋を掃除していると、押入れの奥から何やら曰くありげな行李が出て来た。
行李の中には、曽祖父が残した日記、さらには、タイムカプセルのつもりだろうか、彼から子孫
へのメッセージを記した手紙が入っていた。
帝大卒業直後に書かれたと思しき手紙には、航空技術者だった曽祖父の熱い想いが語られていた。日記にも希望に満ちた日々の出来事が記載されてはいたが、それは前半部分のみ、日が進むにつれ暗く陰鬱な内容となっていく。
曽祖父は、終戦間近、特攻兵器の開発にも携わっていたらしい。若い命を死に追いやる兵器製作に、心ならずも関わった曽祖父は、深い自責の念を抱いていたようだ。
曽祖父が残した悔悟の想いを知った僕は、彼の手紙に返事を書くことにした。願わくば、この手紙が天国に届きますように。
すると、神様の悪戯か? なんと、僕の手紙は過去に届いたようなのだ。僕が手紙を書くたび、変わっていく曽祖父の日記、そして……。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-26 20:00:00
10357文字
会話率:19%
遡ること、時は大戦争時代。男は国軍兵団の魔法使いであった。
闘争の果てを知らぬ、忠君愛國の志を抱きし、不退不滅の一兵卒であった。
だが、彼は魔法使いだ。
何処まで行こうと魔法使いだ。
戦いでしか、死の渦の中でしか我を示せぬ特攻兵器に過ぎ
なかった。幾星霜もの屍を踏み越え、魔法使いとしての儚い宿命に従事する他無い、暗く、冷たき人であった。
日が沈み、死体を焼き、朝日が上り、魔法を使い人を屠り、また日が沈めば死体を焼く。
繰り返される死臭の中、男は何億回目の目覚めの訪れに、静かに眼を開く。
夜明け。それは死に行く我等魔法使いを見送る静かな母であり、残酷な闘争の再来を意味する象徴。
闘わねば。祖国の為に、我が愛しき祖国の為に。
しかし男を迎えたのは、まだ死の香らない未知の穴ぐらであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-27 01:44:38
6630文字
会話率:13%
震洋艇と言う悲しい兵器ですが戦後は?
解体されない戦後が有ったかも知れない
最終更新:2021-05-01 05:00:00
1985文字
会話率:9%
『大切な人の為に、あなたは自分の命を差し出せますか?』
2033年、地球はオームと呼ばれる異星人から侵略を受けた
コンピューターを無効化する敵に対する人類の持てる武器は、己の命しかない
斯くして、人々は再び神風を願う事となる
そ
れは守るべき人の為に、命を差し出すことを強要する行為だった
クローン技術によって生まれた少女を、生きる誘導チップとして桜花と呼ばれる特攻兵器に搭乗させて使い捨てる
そんな中、強い自我と感情を発現させた少女・美弥は、『先生』に出会って想うようになる
「死にたくない」
※本作は『小説家になろう』『カクヨム』『アルファポリス』にて公開しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-04 12:11:37
128468文字
会話率:34%
異性に飲ませると効果が発揮する魔法薬というものが存在した。
そのために二人の女と関係をもってしまった。芋生隼人(いもう はやと)という少年。
官能の媚薬にして適応者に異性から口移しで飲ませれば効果は絶大だった。
薬の口移しによ
って隼人との関係を迫る者は……。
それはなんと! 実の妹と親友の彼女だった。
なぜなんだ!
困惑する隼人をよそに付きまとう女二人。
それは、愛なのかふしだらを楽しむのか……隼人が自爆人間だからか。隼人の一族は敗戦国の元兵器にして、現兵器。
最大級の特攻兵器。隼人が拒むにも抗うことができない。
自爆人間には資質をもった女二人にに口移しを拒むことはできなかった。
魔法による自爆、あるいは戦闘。特攻として生きる運命に翻弄される主人公。英雄にして敗戦国の戦犯を祖父に持つ主人公。
これは、定めなのか?
薬によって二人の女性に背徳で堕落した人生を送り最後は国の人柱として死ぬのだろうか。
隼人は運命に逆らいつつも強大な力を持ちながらも何もできない無力から抗い続ける
二人の女性を想い翻弄されつつ生に執着する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-29 23:05:04
107089文字
会話率:54%
伊号潜水艦の操縦手である主人公は、回天と言う特攻兵器に士官を乗せて送り出すことに、罪悪感を覚える。
しかし、彼にはどうすることもできないのが現実。
そんな、悩みを抱えた一人の曹士の話。
最終更新:2015-09-02 10:00:00
2643文字
会話率:29%
私は兵器、敵を撃破する事だけが目的なの・・・
最終更新:2014-02-04 21:00:00
634文字
会話率:0%