赤ずきんは、布の被せたバスケットの中に、バゲットと葡萄酒を入れて、おばあさんの元へ買い物に行ったんだとか。
そして、赤ずきんは、寝込むおばあさんに向かってこう言った。
「おばあさん、おばあさん。なんでおばあさんはそんなに口がそんなに大き
いの?」
その言葉を最後に、赤ずきんは食べられた。胃液で半身は火傷跡の様に爛れ、髪の毛は溶かされ生えてこない。
待つのは死、のみである。
もしも、この赤ずきんの少女の物語に、狩人が存在しなかったら。
赤ずきんは、隠し持っていたペーパーナイフで、自らオオカミの腹を掻っ切った。
女を捨て、醜い身体を噛み締めながら。
「憎いっ……憎い、何も出来ない私が憎いっっ!!お前を殺して、殺して、ぶっ殺して!!私も死ぬっ!」
そんな、純血に血濡れたとある少女の物語。
白色の終焉の森に囲まれて、雪降る大地に産まれ堕ちたは大罪人。何人たりとも、彼らの鎖は阻めない。何方共々死を望む、その名は、ヴェルギリウス。
又の名を、童話殺しのスレイヤー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 06:00:00
169730文字
会話率:33%
婚約破棄。それは貴族学園における、四季折々の風物詩。
私はそれを優雅に観察し、紅茶をすするだけの地味令嬢。
恋なんて火傷の元、興味も関心も──ないはずだった。
でもある夜、魔道具の不具合で“本当の顔”を晒したら、
親友の婚約者がこっちを見
て言ったのよ。
「また会えたね」って。
……いや、待って。なにその詩的なテンプレ台詞?
ていうか、あなた、うちの親友のフィアンセよね?
恋愛劇の観客席にいたはずの私が、気づけば舞台のど真ん中。
友情と正体と、若干めんどくさい詩人気質の男を前に、
私が出す答えはただひとつ。
「そんな恋、断って差し上げます」
これは、“婚約破棄ウォッチャー”が、
“恋の主役”に選ばれてしまった皮肉な物語。
──仮面を外すのは、誰のため?
私の紅茶が今日も少しだけ苦いのは、たぶんそのせい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 15:45:18
6964文字
会話率:27%
伯爵令嬢に生まれた元男は、女になろうと努力したが男の心は消えてくれず、婚約者の存在で操の危機を悟った。このままではいけないと、火傷を負って田舎へ引っ込むことができた。巨乳ハーレムを目指──スローライフを目指していく、そんなストーリー。注意。
野郎ども向けに書いてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 12:20:00
1066775文字
会話率:52%
三十二歳の兼業主婦、泉藍華(いずみらんか)は結婚六年目。
けれど、もう四年も夫とセックスレスだった。
仲が悪いわけではない。ただ身体を重ねないだけ。
レスや家事の負担など多少の不満はあれど、結婚はそういうものだと諦めていた。
自分より年下の
後輩が妊娠により時短勤務となっても、子供だけが夫婦ではないとも考えた。
しかし残業を早めに終えて帰宅した彼女は、玄関から聞こえてくる夫の声に立ち尽くした。
内側から聞こえてくる知らない女性の甘えた声と、続く激しいリップ音。
あんなキスを夫としたのはいつだろうか……。
夫に拒否され裏切られた藍華は女としてのプライドも、抱いていた愛情さえも傷つけられ泣いた。
そんな折、同僚に誘われた彼女は徳島県へと旅行することに。
同僚に案内された染工房で出会ったのは、顔に火傷の痕がある職人、蔵色蒅(くらしきすくも)。藍染体験がきっかけで知り合った二人は、反発し合いながらも互いの傷に触れ、惹かれ合っていく。
薄い色ならまだ、引き返せた。
けれどもう、色は濃く深くなってしまって……
セックスレス、実家の問題、義母との関係、出産、仕事……現代女性を取り巻くさまざまな難題の中、誰にも心を癒してもらえなかった女性は、ただ一人の手に堕ちる。
藍がめに布が沈むように、深く濃く染まりながら、堕ちていく―――
人は誰しも、愛されたいのだ。
これを不倫と呼ぶか、純愛と呼ぶかはあなた次第。
イメージPV↓
https://www.youtube.com/watch?v=o0_8V2qHBMk
※他投稿サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 02:24:07
76553文字
会話率:29%
もう人生なんてうんざりだ。
人は平気で裏切るし、弱者のことを何の躊躇もなく淘汰してくるのだ。
両親は最低なクズだった。お袋は毎回違う男を連れてきては犯しあってはおれにタバコの火を押し付けてきて火傷させてきた。
度々変わる親父もみんなおれのこ
とを放っておいておれの稼いだ金を全部奪っていく。
そんなあいつらのせいでおれの物理学者の夢も潰えた。
そんな両親に影響されてはおれもろくなもんでなく、人間関係は劣悪の一言。
もう準備はできてる、
靴を揃えておれは楽になる
次はいい人生になってくれ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 22:14:51
250文字
会話率:23%
主人公のアイクは、12歳で両親、家を失いそして妹は、全身に火傷を負った。失意のどん底にいたアイクは、もう何も失わせないため、復讐のため、妹の為、王都へ向かうがわずか3年でホームレスになってしまう。自分の人生に悲観していると悪魔がいるといわれ
るレヴィスタンという場所に行き、悪魔ルシファーと出会うそこからアイクの人生は、大きく変わる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 01:53:54
13370文字
会話率:58%
恐ろしい顔の火傷を負った天才俳優イアンは無傷の子供時代にタイムスリップしてしまう。
最終更新:2025-05-13 22:36:01
444662文字
会話率:43%
とある令嬢、シンデリアには顔に大きな火傷の痕がある。そのせいでもらい手のない彼女を娶れば王家の評判があがると、王太子のマーティンは彼女を婚約者にした。
しかしそれからは愛人を城に連れこんだり両親と一緒になって彼女に心ない言葉をぶつけたりやり
たい放題。
そんなある日、街で倒れた彼女を見知らぬ青年が助けてくれたことを不貞の証拠としてマーティンはシンデリアに婚約破棄を叩きつける。
シンデリアがこの国を守る竜の一族であることを知らずに。
※短編集としてあげていたものをコンテスト用に再投稿したものになります。よろしくお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 19:16:55
3692文字
会話率:32%
乙女ゲームの悪役令嬢アレシアとなった転生者は案の定、攻略対象②の婚約破棄から始まる。②は主人公と婚約する事となった。今のアレシアはパーティから逃れたい事に必死。 すると攻略対象③の騎士にお見送りをして貰う事となった。彼の顔は火傷の痕があり
、アレシアは前世の父を追憶する。 学園の帰りに神父様からハーブの調合を教わると攻略対象①と主人公に見つかってしまった。②の所在を聞くと逆に用事を聞かれたので、調合について話すと、教えてくれた神父の前で調合を軽視する発言をした。神父も味方となり、カウンターを嚙ませていく。 そしてその教会で主人公と②の結婚式が行われた。 しかしアレシアに暗殺の魔の手がその結婚式で行われる!悪役令嬢のアレシアを守ったのは誰で、誰と結婚した?悪役令嬢が転生者じゃなければ、バッドエンドだったかもしれない話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 10:34:58
10628文字
会話率:45%
高校2年生と1年生の姉妹、姫野咲空と姫野美緒の相貌や雰囲気は姉妹とは思えない程にかけ離れている。
その原因は姉の咲空の顔にある大きな火傷の痕と、それを隠すために垂らした長い前髪。そして、咲空が常に表情なく重い空気を纏っていることであろう。
妹の美緒は白百合のように美しい少女であるのに……。
咲空の顔の火傷は美緒の“半身”たる神族、神狐族の朋夜が付けたものである。
咲空が持つ、祖母からもらったというエメラルドのネックレスを朋夜とのデートで着けたいと思ったのに、咲空が否定の色を見せたために苛立った美緒が、朋夜に『咲空に意地悪をされた』と訴えたのだ。
神族は“半身”を傷付けるものに容赦をすることがない。
神狐族は火を操ることにおいては神族で最も優れている。その出来事の最後、何が起こったのかは想像に難くない。
何故そんなことが許されるのか、それは朋夜が神族で、美緒がその半身だから。
神族──それは、伊邪那岐命と伊邪那美命が日本列島を去る際に、島々の守護を任された一族で神術という不思議な術を有する。
咲空はその炎に焼かれたのだ。
それでも、美緒や朋夜を責める者はいない。咲空の両親でさえ、ネックレスを貸さなかった咲空を責めるのだ。
……美緒が神族の“半身”だから。
神族にとって“半身”は何者にも変えがたい大切な存在である。大きな力を持つ神族が宝物のように大切にする存在、、“半身”である人間は神族だけでなく、人間にとっても特別な存在なのだ。
常に妹を優先しなければならない生活、、そんな生活に疲れきり、唯一の宝物を壊されたことで希望を失い、すべてを捨てようとした咲空を救ったのは───?
アルファポリス様でも連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 19:40:00
299189文字
会話率:49%
蝋燭を点す時は打石を使う訳だけど、いつも少し手が火傷するの。
キーワード:
最終更新:2025-05-10 13:27:59
8331文字
会話率:32%
【毎日朝6:00更新/10話完結】【ネトコン13参加作】
愛は、燃料だった――。
2030年の日本。
異能力に目覚めた少年少女たちは、その力を恐れられ、ひそやかに生きることを強いられていた。
青い炎を操る少女・日向灯里(ひなたあかり)
も、そのひとり。
かつて、幼なじみを火傷させてしまった過去から、自らの炎を憎み、心を消火して生きてきた。
そんな彼女に届いた一通の手紙。
「あなたの力は、まだ『否定』されるべきものでしょうか。」
映っていたのは、異能力者たちの希望に満ちた姿。隠れることのない晴れやかな瞳。
日本海に浮かぶ人工島〈天照島〉――。
島へと渡る決心をした灯里を待っていたのは、再会、そして、風のように淡く儚いひととき。
しかし、再び灯りはじめた日常の裏で進行していたのは、すべてを呑みこむ巨大な「計画」だった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 10:35:22
65444文字
会話率:39%
辺境伯令嬢レイテ・ハンガリアは極悪である。
幼い頃から領地の哀れな孤児らにパンをパシらせ(※金持ちアピールで釣銭はあげた)、魔物との戦いで夫を亡くした未亡人らを下女にして容赦なくコキつかい(※逆らえないよう給料は嫌味なほどあげた)、さらに
反逆者を許さぬように職にあぶれた者たちを集めて戦士団を作っているという極悪ぶり。
まさに悪である。
そんな彼女がある日、火傷まみれの奴隷を買ってみると――?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 02:41:08
300504文字
会話率:51%
赤石保の罪状が決まり。
情状酌量の余地なしで、死刑と確定した。
被害者は、先川晴美。当時19歳で、加害者の赤石保とは、同級生でる。
赤石保には、軽度の知的障害が有り。
高校生の時に、虐めにあい。右手の自由を失っている過去がある。
黒田
久が、サッカー部の部室で。赤石保に対して、イジメを行い、ストーブの上に有ったヤカンをひっくり返して、右手と、胸に大きな火傷を負っている。
その事件以来、右手の自由は無くなり。
当時、サッカー部のマネージャーをしていた、先川晴美が、時々赤石保の面倒を見ていたらしい。
火傷した、赤石に何度も水をかけて、助けたのも彼女だ。
赤石は、火傷をして3日間、生死をさまよい。
右手の自由は無くなったが、生きて帰ってきた。
その後、黒田一家は引っ越しをして、黒田久は行方不明となっている。
和歌山の人里離れたキャンプ場で、事件が起きた。
キャンプ場の防犯カメラには、赤石と先川しか映っておらず。
二人が同時に入り、血だらけの赤石だけが写り込んでいる。
赤石は、キャンプ場の山から降りて、電波がギリギリ使える場所で、救急車を呼んだ。
警察は、先川晴美殺害の犯人として、赤石を逮捕して。取り調べを開始。
弁護士は、障害者として、情状酌量を求めたが。
裁判中に、赤石が無罪を訴えて。
裁判が2年に延び、情状酌量は消えた。
さらに、先川晴美は、首の刺し傷が致命傷の即死と判断されたが。
先川晴美の胸には、32カ所の裂傷が見られた。
猟奇的にも見えるが、ナイフも持参している。
計画的とみなされて、残虐非道から死刑が言い渡された。
2028年の大晦日に、青山和也が自首してきた。
「僕が、先川晴美を殺害したかもしれない」
自称ゲーマー。SNSを駆使して、ゲームの契約を取り。投げ銭やグッズ販売で、生活をしている。23歳のオタクだ。
2029年の夜明けは、渡瀬佑と清盛先輩にとって、最悪のスタートとなった。
2029年1月5日、一人の女性が神戸の明石署の門を潜った。
「私が、先川晴美さんを、殺したかもしれません」
橙野茜26歳が現れた。
彼女は、ゲーム・ストレンジャーと言うチームにぞくしていて。自他ともに、認められているゲーマーです。
彼女が言うには、電波の入らない寂れた旅館に集められて。「新作のゲームをしていた」そうです。
アリバイの立証は難しい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 20:48:03
10274文字
会話率:20%
火災現場。炎がすべてを包み込み、煙が空を覆い尽くす。消防車のサイレンが響き、逃げ惑う人々の声が交錯する中、俺は命がけで現場に向かう。やがて見つけたのは、火傷を負いながらも必死に助けを求める一人の女性。
最終更新:2025-04-27 18:21:39
3104文字
会話率:36%
銀紫色の髪と尖った耳を持つハーフエルフの医師スイリア・ホルシーナ。彼女はノースアイヴェリア王国の第三王女でありながら、その身分を隠し、辺境の村タジマティアで小さな診療所を営んでいる。
常に白い長手袋を身に着け、傷ついた人々を癒す彼女には、
人には言えない秘密がありました。14歳の時に負った火傷の痕。そして、まだ開くことのできない母からの手紙。
ハーフエルフという出自から、幼い頃から偏見に苦しんできたスイリア。王女としての責任から逃れ、一人の医師として生きることを選んだ彼女の平穏な日々は、北の山脈からの不思議な来訪者によって揺らぎ始める。
「北のエルフたちが危機に瀕している——両方の血を引く者として、あなたの力が必要だ」
葛藤する彼女の元に、王都からも呼び出しの手紙が届く。そして、村の一大イベント「豊穣祭」の前夜、彼女は自らの使命について決断を迫られることになる。
※この物語は、長編で連載中の『昭和の艦長ですが、異世界会津に召喚されました!』のスイリアの前日譚です。長編を読まなくても単体でお楽しみいただけます。
ぜひ長編のほうもご覧いただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 08:10:00
10731文字
会話率:37%
家族とともに田舎に引っ越してきた伯爵家の次男、レオナールは、周りから変わり者の魔術師として噂されていた。
都会の喧騒や貴族のしがらみから離れ、研究と静かな暮らしを求めはじめた時に、家族が田舎に引っ越しをすると言う事に乗っかる事にした。
そん
なやって来た彼が森で出会ったのは、顔に呪いのような傷を負った訳ありの令嬢だった。
「見ないでください」と怯える彼女。
それに対し、レオナールは彼女に対して普通に接した。
嘗て、魔術の失敗により、彼の顔にも火傷の痕が出来ていた。
傷物と呼ばれた彼女に、誰よりも優しい魔術師が手を差し伸べる。
偏見と呪いの過去を越えて、ふたりで『家族』になっていく――これは、心を救う愛と再生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 20:00:00
19551文字
会話率:36%
触れるだけで不幸を招いてしまう永遠に生きる黒猫と幼い頃に顔に火傷を負い永遠に残る跡と心に永遠に残る傷を残した女性の短いお話
カクヨムでも連載中です
最終更新:2025-04-01 19:30:14
5902文字
会話率:15%
「唇(くちびる)を火傷してこそ潮汁(うしおじる)」を上の句にしている短歌です。 文字数を埋めるためにお見苦しい点はあると思いますが、ご容赦ください。
最終更新:2025-02-25 10:00:00
224文字
会話率:34%
私、プロミス公爵令嬢は、魔導装置がある水車塔にこもって水車を回し、国中に供給する水の浄化に従事していました。
ところが、突然、父と兄に裏切られて、騎士団が押し入ってきて、水車塔から追い出されてしまいます。
水の利権を独占したいワーム王
太子に、家族がそそのかされた結果でした。
王太子は、自分の妹の王女でも、水の浄化が出来ると思っていたのです。
しかも、私はさらに酷い目に遭います。
兄には「水に毒を流した」と濡れ衣を着せられたうえに、顔に火傷跡を負わされ、王太子からは片腕を斬り落とされたのです。
その結果、私は隣国へと亡命するハメになったのでした。
ところが、隣国でも革命騒ぎに巻き込まれた挙句、水の浄化に従事することに。
一方、本国では、結局、水の浄化ができず、民衆から怨嗟の声があがっていました。
焦った家族と王太子が、私に戻って来てくれと言ってきましたが、知りません。
私の代わりに、隣国の軍隊を送って、国ごと滅ぼしてやります!
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 14:10:00
38556文字
会話率:19%