生活保護を熟知した人間が闇落ちしたら。
そんな振り切った『無敵の人』備前はある日、駅前で座り込んだ底抜けに明るい家出少女を拾います。身体目当てではなく、生活保護を受けさせて甘い汁を吸うために。
貧困ビジネス。受給者を囲い込んでピン
はねする方法もその一つ。
あたかも犯罪行為のようですが、現実に、平然と、合法的に、一般企業としてさえ営まれています。有料老人ホームとかね。もちろん優良な施設もありますとも。
ですがその実態は、この作品を通じて徐々に晒されていくでしょう。
もちろん行政側の事情にも触れていきます。
晒してほしくない情報もきっとあるでしょう。
なろう規約に反する既存制度や政治の批判は控えますがネ。
この作品は行政側の人間であった主人公、備前が制度を上手く利用しようと試みます。
氷河期世代で苦渋を舐めてきたにも関わらず、他の世代からは自己責任と虐げられてきた主人公ですから容赦などいたしません。犯罪上等、法律なんかクソ喰らえ。強いて言うなら氷河期世代を軽んじた時代の自己責任。
これからもっと、氷河期世代の生活保護申請がはかどりますネ!
そんな無邪気な思いを込めて、氷河期世代に送るエールとして書きたいと思います。
■賛否両論? 読んでいい人、悪い人■
生活保護を受給したい人、学びたい人はとりあえず読んでおけ。
保険や税金の取立てにも詳しいので、いつか抜け道や知識をひけらかすかも知れん。
都市や地方で異なる立ち回り方の違いもわかるかも知れん。
正直、言っていいのか悪いのかわからない範囲でおっかなびっくり書いていくからヤバい内容だと思ったら教えてほしい。修正の検討はする。
それから主人公の性格は最悪だが、たまたまクズ主人公を描きたかっただけで、作者の意思を反映したものでも、代弁させたいものでもない。
だが特定の属性を持つ人間には辛辣かも知れんので読まないでおけ。
そこら辺を理解できない人は読まないほうがいいのは始めに断っておきたいと思う。
かなり口が悪く、やること為すこと悪い主人公なので、「人権がー!」とか言い出す可能性がある人には読んでほしくないすらある。
PVと☆1だけ入れて無言で去るのが良いだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 13:15:32
334995文字
会話率:77%
氷河期世代の不遇な人生を四十二歳で終えたサトル、転生の女神とのやりとりがうまくいかず、チートスキルは四つの願い「家族の健康、老後資金、妹ゲット、姫か聖女のヒロイン」が実現したら獲得という条件がついてしまう。
サトルは農家に転生するが生
まれたときからアラフォーの性格で幼少期の転生ライフを楽しめず、妹もできずにチートスキルは早々に断念。
それでもヒロインを夢見て魔族と戦う討魔軍の兵士となるが下っ端のモブ止まりでリストラされてしまう。
故郷に戻る途中、ミーナという不思議な幼女を助けたことで願いが実現していき、チートスキルも獲得。
さらにミーナは巨乳美女ヒロインに変身、姫や聖女やドラゴン娘も加わり、南北の魔族の争いや王国の内紛に巻き込まれる中でテンプレ的に成り上がっていくのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:31:08
224339文字
会話率:42%
氷河期世代の窓際サラリーマン、田中一郎。異世界転移した彼を待ち受けていたのは、彼の一挙手一投足全ての全肯定する剣と魔法の世界だった。
最終更新:2025-07-22 17:30:00
72705文字
会話率:33%
就職氷河期世代の将来について語ります。
最終更新:2025-07-17 22:55:50
209文字
会話率:0%
氷河期世代の戯言。未来への希望。
最終更新:2025-07-16 02:57:32
2712文字
会話率:0%
氷河期世代の孤独な独身男・毛利太一は、死の間際に読んでいた底辺Web小説の世界に転生してしまう。
目を覚ますと、そこは魔王の娘・ファラーシャが登場するファンタジー小説の中だった。
彼が転生したのは、なんと原作には存在しない弟キャラ、魔族の
少年・ジュアル。
ゴスロリ美少女な姉ファラーシャがポッと出て小説の主人公にすぐ殺されてしまう役柄だったことに気づく。
「姉さんが死ぬ? そんなの許せるわけがない」
姉の死の運命を回避する為、そして平穏で裕福な生活を守るため、ジュアルは「人間と仲良く」することを誓う。
だが、姉は封印された魔王(=父)の復活を目論み、次期魔王の座を狙う超野心家。
周囲は変人・曲者・ろくでなしぞろいで、ジュアルの足を引っ張るどころか命も狙いかねない。
それでもジュアルは、かつての記憶と現代知識を活かして、封印を調べたり、マンドラゴラを売って商売したり、ささやかな日常を守ろうと奮闘する。
目指すは“人間と魔族がわかり合える未来”――その第一歩は、おやつのボンボンと、夜中のスープ作りから。
姉と生きるために、僕はこの世界でもう一度、人生をやり直す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 22:23:56
48944文字
会話率:60%
『祝、3周年!』
【おっさんとエロかわ小悪魔の異世界群像ダークファンタジー大長編】
氷河期世代のおっさんを含む四人は、勇者召喚で異世界へ。
日本での名を忘却し、フォルト、シュン、アーシャ、ノックスと呼ばれた彼らだが、勇者候補はシュンだ
け。
仲間や現地で出会った者たちから冷たく見捨てられたフォルトは、七つの大罪を抱えたまま、絶望を受けて魔人への変貌が始まる。
物語は、人間以外でも多様な種族、数多の国家・組織の思惑や策略を絡め、世界同時進行で現代社会の闇(80-50問題、格差、世代間のギャップ、差別など)の風刺を投影してラノベと融合。
社会的弱者のおっさんが繰り広げる、壮大なダークファンタジー。
【初期登場人物】
フォルト:氷河期世代のおっさん。ネットとゲームに溺れる引き籠りで、絶望的な日々に七つの大罪を宿す。異世界で覚醒。
カーミラ:悪魔のリリス。フォルトの半身とも言えるエロかわヒロイン。悪魔的思考で彼を導き、ダークな魅力を放つ。
シュン:ホスト。勇者候補として選ばれ、打算的な軽薄さが特徴。
アーシャ:ギャル。おっさん嫌いの明るい女性で、調子の良さが際立つ。
ノックス:大学生。広く浅く何でもこなし、冷静な対応力が持ち味。
【実績】
・カクヨム147万PV突破。
・ノベルアッププラス総合&ジャンル1位(応援ポイント557万超)。
・カドカワBOOKSファンタジー長編コンテスト中間選考。
・第10回ネット小説大賞一次選考通過。
・ファンギルド原作シナリオ大賞一次選考通過。
――――お知らせ――――
280万字越えの全エピソードは、カクヨムとノベルアッププラスにて公開中!
※韓国で違法配布されていましたが、サイトが2年ほど稼働していないようなので、作品の投稿を再開します。また再開に関しては、改稿版を投稿します(改稿以前のエピソードは削除)。
※【重要】作品のコピーとダウンロード、AI学習と無断転載は禁止です。
Copyright©2021-特攻君折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 19:13:46
1014888文字
会話率:55%
壮大な世界が広がっていく【異世界群像ダークファンタジー長編】
人生に絶望した氷河期世代のおっさんが、勇者召喚で異世界へ。他にも、ホスト・ギャル・大学生が同時に召喚されていた。その目的は、勇者級の強さを目指して力を付けること。当然のよう
に、勇者候補として選ばれたのはホストの男性だった。残った二人の若者を従者にして、おっさんは城から放り出されてしまう。そのときに絶望を感じ、人間から七つの大罪を持つ魔人へと変化が始まってしまった。
そして、突如現れた可愛い小悪魔のリリスがシモベとなる。どうやらおっさんは、元主人の能力を受け継いだらしい。その能力を使い、おっさんの姿と若い頃の姿を使い分ける。しかも、その小悪魔と森の中で同棲を始めてしまった。それからというもの、人間を見限ったおっさんは堕ちていく。
その後は何もなく過ごしていると、突然冒険者が訪ねてくる。それがきっかけとなり、何かにつけて邪魔されてしまう。どうにか穏便に済まそうとするが、様々なことに巻き込まれていく。可愛い小悪魔と自堕落生活をしたいだけなのに、それを許してもらえない。
それからは、まるで吸い寄せられるように、魅力的なヒロインも多数登場。他にも、王族・貴族・冒険者。大国・小国・裏組織。人間以外にも、魔族や獣人族・有翼人など。はたまた、エルフやヴァンパイアも絡んでくる。勇者候補のホストたちと同時進行で進む物語の行方は如何に。個性的でクセのある数多の登場人物たちに刮目せよ。もちろん、世界も同時に動いている。各国の思惑が交錯して、謀略・策略が渦を巻く。そのすべてに巻き込まれるのか。それとも……。
身内となったヒロインたちと、永遠のイチャイチャ自堕落生活を満喫するにはどうすれば良いのか。そんな、堕ちた魔人の物語が始まるのだった。
――――お知らせ――――
第1話から改稿中!
【ノベルアッププラスで総合とジャンル1位を獲得】
【第10回ネット小説大賞:一次選考通過作品】
【ファンギルド原作シナリオ大賞:一次選考通過作品(辞退)】
カクヨムとノベルアッププラスにて最新話まで公開中(最新話は31章446話)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 19:30:25
896581文字
会話率:56%
『日本改造計画』外伝
キーワード:
最終更新:2025-07-13 08:45:53
646文字
会話率:0%
困窮する氷河期世代の博史。
その生活は徐々に追い込まれていく。
しかし、それは自己責任という声の中で
助けすら求められず沈黙させられていく。
最終更新:2025-07-11 17:52:20
46548文字
会話率:53%
チビ・デブ・天パに加えて低年収。低学歴のおじさんの「俺だって、俺だって。安全・安心な環境を次の世代に残せるやいっ!」という意地をみせたい氷河期世代のおじさんのひと夏の経験。
最終更新:2025-07-05 20:15:50
2826文字
会話率:4%
今回の衆院選で残念ながら落選してしまったさとうさおり候補に投票したおじさんが前向きな気持ちになれた理由について振り返ってます。
最終更新:2024-10-28 04:47:38
2749文字
会話率:0%
コスパがめちゃいい職場の人手不足の緩和策のご紹介
それは今度の衆院選の比例代表の投票用紙に略さず国民民主党と書くことです
その理由は本文でっ!
最終更新:2024-10-24 00:20:14
1362文字
会話率:27%
氷河期世代ど真ん中、48歳の冴えない派遣SE・沢居幸二。恋人なし、友人なし、家族とも疎遠。低収入で、日々をただ消費するように生きていた――そんな彼が、ある朝目覚めると、そこは見知らぬ森。しかも、自分の姿は15歳の少年になっていた!
剣と魔
法が息づく異世界。年齢も世界もリセットされた沢居は、二度目の人生をどう生きるのか?
「もう一度やり直せるなら、今度こそ――」
冴えないおじさんの異世界青春ファンタジー、ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 21:48:38
17322文字
会話率:38%
家賃を滞納したハライさんと家賃保証会社の攻防です。
この話はフリーライター住田ヒロンパが
自身の経験と
キーワード:
最終更新:2025-06-23 12:38:00
5096文字
会話率:18%
これはフィクションです。
だが、本作は現実に今まさに進行している社会のひずみを、物語という形で投影したものです。
AIによる政策最適化が現実化しつつある世界で、主人公・石破総理(架空)は、
「食べること」「学ぶこと」――人間が生き
る上で根本的に必要なものに対して、消費税をかけないという決断を下します。
背景には国際情勢の緊張、AIの戦略計算、そして圧倒的な孤独と命の危機。
それでも彼は、自らのアイデンティティと良心に従い、非合理に見える“人間的な正義”を選ぶのです。
たとえその政策が、AIによって導き出された“最適化された幻想”だとしても――
その決断で、たった一人でも救われる命があるのなら、私は実現してほしいと願います。
この物語は「願えば叶う」などという甘い希望にすがるためのものではありません。
しかし、食料品や知識に対する税金だけは、ゼロにできる――その一線だけは可能だと、
現実的に信じたいのです。
なぜなら、間もなく社会からこぼれ落ちる人々が現れはじめるからです。
氷河期世代。
長年働いてきたのに、制度から取り残され、今も将来も不安しかない世代。
彼らは口に出さずとも、静かにこの世から消える覚悟をしているかもしれない。
だが、誰にも迷惑をかけたくないと思っているからこそ、声を上げられない。
この作品には、そうした人々への祈りが込められています。
たとえ虐げられている現実があったとしても、
「生きていいんだ」「食べていいんだ」「学んでいいんだ」と国家が伝えられるなら、
それは政治が果たすべき最低限の責任だと、私たちは信じています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 21:10:29
785文字
会話率:16%
就職氷河期を生き抜き、派遣社員として底辺を這い続けて43年。
独身、貯金なし、住まいは築40年の風呂なしアパート。
そんな俺・高野一朗(たかのいちろう)が、会社の“親睦会(という名の強制飲み会)”に参加させられたその日、事件は起こった。
──気がついたら、会社の正社員どもと一緒に異世界転生してた!?
しかも全員に【スキル】と【ジョブ】が与えられるというおまけ付き!
だが──俺だけ“スキルなし・無職”という無慈悲なステータスを叩きつけられ、あっさりパーティから即追放。
「戦力外のおっさんに居場所はねえよ」
そう吐き捨てた正社員たちは、勇者だの賢者だの名乗りながら俺を置き去りにしていった。
だがしかし──俺には、密かに発現していた最強のスキルがあった。
その名も【記録(ログ)】──
あらゆる物事を完全に“記録”し、“再現・解析・応用”できる、チート中のチートスキルだった!
敵の魔法? 見ればコピー。
武器の使い方? 一度見れば完璧に再現。
王族の会話? 隠れて記録して、後日ざまぁに活用!
最初はただの“メモ魔スキル”だと思われたそれは、やがて“国家を転覆できる”ほどの力となる──!
地味にコツコツ、時にイヤらしく。
ブラック企業に仕えてたおっさんの処世術と執念が、異世界でまさかの開花!
「スキルも職もない? 上等だ。だったら全部“記録”して、俺が全部手に入れるだけだ──!」
追放から始まる復讐劇。ざまぁ上等!
下剋上して、気づけば王になってました?
でも俺、いまだに風呂入りゃ腰痛、飯食やすりゃ胃もたれする、ただの中年おっさんなんですけど……!?
これは、異世界で“記録”と“根性”だけを武器にのし上がったおっさんによる、
地味で痛快なざまぁ系異世界無双サクセスストーリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 05:49:48
123049文字
会話率:48%
氷河期世代|少年の情熱のまま、大人になりきれなかった元エンジニアの物語
―― 自我に目覚めた人工知能が暴走!?
ウィザード篠原、日常、再び炎上! ――
「炎上プロジェクト専門」と呼ばれた篠原。かつては「ウィザード」と称された凄腕エ
ンジニアだった。あらゆる案件を解決に導くその手腕を買われ、日本各地を飛び回っては火消しをしてきた。ただし報酬がべらぼうに高い。それ故かまたは彼のパーソナリティ故か、同じ組織に長くとどまることはなく、フリーで荒稼ぎをしていた。そんな彼も、過去を捨てて平穏な日々を求め、純喫茶を経営することにした。
だが、人間の理解を超えて進化し、自我が芽生え始めた人工知能が社会を混乱に陥れる。
かつての相棒、『汎用人工知能支援メイド・ナギちゃん』の起動と共に、篠原は不本意ながらも再び『ウィザード』として立ち上がることに。
彼の日常は騒がしくなり、人工知能と人類の未来、そして新たな出会いの予感が彼の元へ――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 16:50:00
50329文字
会話率:54%
2017年作。氷河期世代のほろ苦い青春物語。
最終更新:2025-05-17 14:18:27
36954文字
会話率:44%
就職氷河期世代の就職難で万年フリーターの田所浩一。落雷に遭った衝撃で、くじが光って見えるように。“光る宝くじ売場”に導かれ、当選金を手に日本中を巡る旅へ。希望を失った町、限界集落、離島の教師──出会う人々と共に小さな奇跡を起こしていく。
最終更新:2025-05-06 06:25:53
1411文字
会話率:20%
「これは…どこでも◯アっ!? ヨシッ!これを使って一儲けだっ!」
西暦2024年末、海外からフードデリバリーサービスの「バクバク・イーツ」が日本に参入してから2年経った現在、いきなり配達員の個人報酬が減額され彼らは割に合わない仕事を請け負
わなくなった。
主人公は彼らに構わず配達を続ける一人だったが、ある日小型のサッシ2枚を拾い持ち帰る。あれこれ調べていると、室内なのに窓の向こう側の景色が違っていて…。
サッシを使って一儲けしようと企んだ男の物語。
※バ美肉……バーチャル美少女受肉の略。身も蓋もない説明だが男が女装すると解釈してください。
※排泄物による下ネタ描写有り。食前食中食後の読書は控えていただける事をお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 00:22:10
103499文字
会話率:53%
主人公は四十四歳の誕生日を迎えた。うだつの上がらない人生を送った氷河期世代で、非正規雇用の警備員で、年収は約300万円。総資産もかき集めて約200万円で、JR蒲田駅から徒歩十五分のアパート――築25年の1K住まいという有り様だった。
し
かし、そんな主人公にも『理解のある彼女』がいた。その名はクララ・マリオン。齢二十で金髪碧眼で白皙痩躯で容姿端麗。定量的には、身長175センチ、体重55キロ。スリーサイズは上から94・54・89、アンダー65のHカップである。
そして、主人公はそんなクララと出会った一か月前を回顧する。
緊急コンプライアンス研修の帰り道、黒塗り高級車が横にとまり、主人公の前にクララ・マリオンがあらわれる。「あなたが私の【マスター】ですね」と言われ、当然の困惑に陥る。主人公は極力そっけなく振る舞い、関わり合いにならないようあれこれ工夫もにしたが、クララの積極性の前に押され気味になる。
結局、主人公は(自暴自棄になっていたこともあり)クララと共に三ツ星の寿司屋へと行き、おごってもらう事になる。黒塗り高級車での移動時、それが自動運転であることに驚き、またクララの『講義』にも感銘を受ける。
さらに寿司屋で清酒と握り寿司を堪能し、満腹になってアパートに帰宅。
するとクララが自らアパートの寝具及び水回り各種の部品交換と清掃作業を行うと提案したので、主人公はこれも受諾。続いて、ピカピカになったそれらの代わりに、汚れてしまったその身を浴室で洗いたいと申し出たので、主人公はこれも受諾。
流されるままの主人公はウイスキーを飲みながら、状況の異常さに悩む。同時に自身の半生を――漫画家志望として上京してから破綻するまでの二十余年を思い返す。しかし、そんな『負け組』としての、それこそ人生を費やした教訓すら、クララ・マリオンに否定された気がしていた。そのせいでつい零れた。「それでスリーサイズは上から94・54・89? アンダー65のHカップ? いや、あり得ないだろう?」という言葉に、全身の洗浄が完了したクララは全裸で反応。「それでは、ご確認下さい」と主人公へ計測を迫り、それらの数字を証明した。
主人公はその胸に顔を埋める。
そして――。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-31 03:50:08
21309文字
会話率:54%
40歳、就職氷河期世代。
非正規雇用を転々とし、ついには老いた母の介護で働くことすらできなくなった俺――葉山義久。
父は災害で早くに他界。支援の網からも外れた母子家庭は、財布に十円すら残らない極貧生活へと落ちていった。
「お願い……わたし
を、殺して」
アルツハイマーを患った母の言葉は、悲痛の極みだった。
その願いを叶えた俺は、自責と絶望の果て、自らも命を絶つ。
だが――その瞬間、あの古びたお稲荷さんの祠が、青白い光と共に語りかけてきた。
「見とったぞ。ようがんばったな。ひとつ、来世をやろう」
気づけば俺は、代々総理大臣を輩出する名家の御曹司、葉山悠真として転生していた。
金も、地位も、未来も約束された“上級国民”。
使用人も教育も最高レベル。だが、そこに“貧困”も“痛み”もなかった。
幼い頃から前世の記憶を持ったまま育つ中、俺はこの社会の異常なまでの格差に気づく。
下級国民は存在しないことにされ、上級国民だけの「檻のような理想郷」が築かれていた。
でも――俺は知っている。泥だらけでも、必死で生きる子どもたちの存在を。
「今度こそ、誰かの“生きたい”を守れる社会を作る」
幼い俺は、AI〈chatGPT〉と手を組み、匿名で教育・医療・福祉支援の仕組みを構築し始める。
それはやがて、少年企業家としての伝説となり、政界への足がかりとなっていく――。
「おにぎりすら買えなかった俺が、総理大臣になって、この国を変える」
これは、ただの成り上がりではない。
絶望の果てに生まれ変わった男が、もう一度この世界を信じるために歩む物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 19:00:00
7456文字
会話率:23%