かつてそこに存在した「帝国」が崩壊して、幾星霜の年月が経った。
ここは、「メルカッタ」。ウロラ大陸南東部に位置するドメロン山脈を隔てた先に存在するメロウ大湖畔地帯の恵みによって発展した平原地帯である。
帝国がまだ存続していたころ、ここ
は「竜騎兵(ドラゴンライダー)」たちの一大拠点であったが、今やその姿はなく、「七大連盟(セブンス・ドミネーター・コネクション)」によって設立された新たな竜の背にまたがる少女兵。「飛竜兵(ヴィヴィアーナ)」たちの教育・育成が盛んに行われている。
しかしこの地では、今も噂が立つ。「この地の夜には、いまだ亡霊が空を飛ぶ」と。
主人公、オーレリウス・ベルベッドは彼らが言うところの「亡霊」であり、黒殻の魔竜「ストルム・ブリンガ」へ自らの肉体の一部を捧げ「契約者」となった
かつて「竜騎兵」と呼ばれた者の一人だ。月と夜の世界を飛び、表向きはただの冒険者として過ごすオーレリウス。
平和なこの世界では既に「竜騎兵」の居場所なぞどこにもない。当然、竜へその身を捧げ、超常の力を人の身に宿した契約者ともなればなおのことである。
それでも、なぜ生きているのか。
これは、英雄譚として謳われるものではない。
これは、帝国の興亡を謳う鎮魂歌ではない。
これは、一人の敗残兵を取り巻く日常。
死ぬ理由を失い、ただ生きている一人の契約者を謳う哀れな喜劇。
それでも生きる、竜騎兵の歌である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 23:29:15
14347文字
会話率:17%
「自分」は死んでしまった。ありきたりな理由で死んだ。
なにもなさず、それでいてそれとなく何かをしてしまったためか地獄の裁判で「功罪がピッタリ半々」になってしまった。そんなことある?
地獄の沙汰も何とやら、決めに決めあぐねた地獄で光明が差し込
み…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 21:56:27
111460文字
会話率:5%
異世界に召喚された山並楽太郎(35)。
神様からのギフト(チート)を貰い、基本面倒くさがりで気分屋の彼が異世界で時に必死に、時に怠惰に生活する物語。
コーラを始めとした炭酸飲料をこよなく愛する彼は異世界で炭酸飲料を飲めるのか?
俺強
えぇぇぇぇ!!的なものを書く予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 10:56:55
809082文字
会話率:35%
私が考えてみた問題です。
被ってたら申し訳ない。頑張って作っているので解いてくれると嬉しいです
たまにウミガメのスープ問題募集等に出しているのでそれとかぶるかもしれません。
ペンネームと同じものを公開時のネームにしていますのでそのあたりはご
容赦ください
残酷な描写は念の為。今後の問題ではあるかも?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 00:00:00
11699文字
会話率:1%
ウミガメのスープ オリジナル問題 参加型
で出さなかったボツ問題集です。
ものによっては解答も同時に書こうと思います。
最終更新:2022-05-05 07:37:37
210文字
会話率:20%
2XXX年の日本に人間の転換期が訪れた。超常的な能力「異能」を宿す存在「異能者」の登場である。
異能者の一人である八百百尼は、便利屋「八百万マルチサポート」の女主人。気分屋でだらしのない彼女は、助手の六波羅千尋に支えられつつ依頼をこなして生
計を立てていた。異能を活かして荒事もなんなく乗り越える日々。
そんな彼女たちはだんだんと異能者が絡む数奇な事件、運命に巻き込まれていくこととなる。果たして彼女たちを待ち受けるものとは?そして日本の未来はどうなるのか?
現代日本を舞台とした、女主人公ローファンタジー日常ドタバタコメディアクション。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 17:37:15
62960文字
会話率:67%
彼はどこにでもいる高校生。そんな彼が過ごす学園の日々は少しずつ壊れるのだった。
最終更新:2024-11-30 00:00:00
9351文字
会話率:44%
どこにでもいるような男子高校生しかし彼は人とは話したがらない。そんな彼の瞳には一体この世界はどう映っているのか。
最終更新:2024-04-26 09:48:31
1203文字
会話率:45%
我儘で気分屋の魔女ナタリーと、それに振り回される医者もどきのレオン。
二人は百五十年前、前世で婚約者同士だった。
辺境伯令嬢で最強の魔法騎士ナタリー。
第五王子で王位とは縁遠いはずだったレオンハルト。
突然レオンハルトに王位が転がり込み、婚
約は解消せざるをえなくなった。
青い血の流れる国シリーズ(https://ncode.syosetu.com/s3261g/)同一世界で、はじまりの物語にあたります。
本品単作でも読めます。
※ 妊娠出産、不妊にまつわる女性蔑視に弱者に厳しい宗教観など、差別的な描写が多々あります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 01:07:00
526751文字
会話率:26%
"この世界は誰かの妄想である"
光を操る能力を持つメシアと、創造能力を持つイザナミは、世界を駆け回るヒーローであると同時に恋人の関係にあった。忙しい日々を送る二人だったが、ある日メシアだけがAPEX社の幹部に呼び出され
、
「ヒーロー活動を休止して、その代わりに正体を隠して学校に通え」
と命じられる。
メシアが学校に通い始めてから約三ヶ月後、地球に月程の大きさの隕石が突如として飛来する。様々な困難を乗り越え、なんとか隕石を破壊したメシアだったが"アカシックレコード"という、謎の空間に転送される。そこには創造主と自称する、ゼロという謎の人物が……
そこでゼロはメシアにこう告げる……
「この世界は私の頭の中にあります」
その真実を拒んだメシアは全ての運命を変える決意をする──
「なあ、世界は残酷だと思わないか?」
彼はそう言った。
彼の名はアズベル、闇を操る能力を持つ存在だ。そして危険なことに彼は気分屋でもある。何もない日々を送っていたアズベル……彼はある目的のために学校に通うことを決めた。
学校に通い始めたアズベルだったが、自分の独特な性格からいつも一人だった。学校に通っても、通わなくても、何もない日々を送るアズベルはある日運命的な出会いをする。
アズベルが出会った相手の名はアスナ。アズベルとは正反対の性格を持つ。生徒会長で正義感が強く、皆から頼られるアスナは、困っている人を助けるためにアズベルと"なんでも屋"を開く。
しかし、彼らのことを待ち受けていたのは残酷な運命だった──
「メシア オワリノハジマリ」や「アズベル オワリノオワリ」などの作品をまとめたものになっています。
メシア オワリノハジマリ→ https://ncode.syosetu.com/n9571hi/
アズベル オワリノオワリ→ https://ncode.syosetu.com/n7238hl/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 10:21:25
710949文字
会話率:33%
魔法を使えない青年ウル・ポラルは『禁断の魔女』エネ・リンダクリームの屋敷で、掃除係として働くこととなった。気分の奴隷を自称するほどの気分屋エネとふたりきり、「その屋敷で働いた者はみな、怒りや悲しみを抱えて逃げ帰ってしまった」という前評判か
らは思いもよらぬほど、穏やかで幸せな日々を過ごしていたウル・ポラルだが――?
過去にカクヨムに掲載した短編です。
『新世代の女神様』連載開始しました!こちらもファンタジー小説ですのでよければどうぞ!
https://ncode.syosetu.com/n9217js/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 18:11:44
11054文字
会話率:43%
天界の役所勤めの神ファルス・クレーが、下界に降りハチャメチャ冒険物語!!!!
キーワード:
最終更新:2024-11-06 10:25:31
1362文字
会話率:51%
彼の名前はジャル。彼は人間ではない。彼がいることができる世界は精神世界だけだ。そして、彼自身も精神としか実体を持つことができない。そんな彼には目的がある。
「数多の精神世界の末路を見送ること」。
彼は唯一の能力を持っている。
「精神世界を渡
る能力」である。この能力を使って、彼は数多の人間の感情、思考に触れ、あやふやな自分自身を形成していく。
彼がすべての精神世界を観測したとき、一体どうなるのか?人の感情を深遠にとらえる不思議なストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 18:34:04
4014文字
会話率:38%
桜が崖下に立つ街に、俺は住んでいるー
咲かないはずの桜に咲いた一輪の花が見せる、彼が歩む感情のストーリー。
最終更新:2023-09-08 02:52:58
5660文字
会話率:9%
リボルバーという組織が通称"バグ"と戦う物語。主人公ジャルともう一人のエルナが織りなす悲劇の物語。
最終更新:2023-09-08 02:32:28
3302文字
会話率:60%
気分屋な高校生である野中剣太が、十八歳の誕生日を迎えるまでの5日間の物語。1日1つ刑事から伝えられるニュース。5つのニュースにはとある秘められた何かがあった。
※書いている内容がすべて正しいとも限りません。また、この小説は記載の行為を推奨
するものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 18:00:00
13687文字
会話率:73%
「面倒くささが極まる相手ってさ、無理して付き合う必要ある? ってなるよね。それ要る?」
桂木翔太は漫画家志望の中学三年生。幼馴染の美少女・桐崎葵は挨拶一つでキレる超気分屋。理解不能なモラハラの連続で翔太は疲弊。ある日の彼女の意味不明な発言
で遂に忍耐の限界が訪れる。
その夜、飼い猫のルビーが居なくなり、何かに導かれるように不思議な「お猫様」と出会う。カトゥスと名乗る彼女は娯楽を愛する人外様。「何か余計なことに気を取られているね。酷い雑念がある」教え導くような彼女に愚痴を聞いてもらっていく内に、葵からの斜め上の「お気持ち表明」が届く。「これは気が散りますわ。逆にこれ気にしないの無理でしょ」「まぁね、じゃあ推理タイムと行きましょうか」全能者であるお猫様と共に「霧崎葵」という美少女の心理を分析することになる。
■男の子がモラハラ美少女から逃れるお話。ざまぁは薄めですが、主人公にはちゃんと理解者が居り、良いことがあります。■テーマは「母性」と「怪物」「呪縛からの解放」です。■他作品と世界観を共有した若干のファンタジー設定がありますがフレーバー程度。本作のみでお読みいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-25 07:35:40
36444文字
会話率:24%
気分屋の高田は日々イライラすることばかり。それでも皆はわかってくれている、と思っていたが……
最終更新:2024-06-02 16:08:43
2674文字
会話率:74%
「ケネス、君はもう我々『龍の刻印』には必要ない」
Sランク剣士として、どんなことでもそつなくこなしてきたケネス。
だが、気分屋であるエドとその恋人であるアナに追放を言い渡されてしまう。
「おいおい、命乞いはなしか? それとも強がっている
のか? ああ?」
「本当は怖いんじゃないの? これからどう稼げばいいんだろうって?」
そんなことを言われていたケネスであったが、当の本人は全くノーダメージであった。他二人はデートやら食費やらで散財していたが、ケネスの趣味は貯金。お金には困っていないどころか、二十年は遊んで暮らせる余裕があった。
さらに言えばケネス個人にもSランクの称号が付与されている。
彼は器用貧乏と呼ばれていたが、ただ単純にどんなことでも『完璧にこなすことができる』万能剣士なだけなのだ。
ケネスは今後、どう過ごそうか悩んでいるとこんな話が耳に届く。
「なあ。神々の迷宮に挑んだパーティが帰ってこないらしいぜ」
「仕方ねえだろ。ありゃ人間が挑むものじゃねえ」
神々の迷宮。それは攻略すれば神々の加護が与えられどんな夢でも叶えることができると噂されているダンジョン。
難易度は神々と呼ばれるだけあり階級では振り分けることができない。
「あ、そうだ。暇だしチャレンジしてみるか」
しかしケネスは暇だからと言う理由で攻略に挑むことにする。
さらに余裕で攻略してしまい、次第に英雄と呼ばれるようになるのだが――
「え? なんで俺英雄って呼ばれてるの?」
これは暇人による無自覚英雄譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 20:30:00
119341文字
会話率:42%
気分屋で自堕落な俺が、クソみたいな死に方をした結果、異世界へ転生することに。
そんな俺が、異世界でチートをもらいつつ性に合わない努力も続けた結果
ゲーム感覚で異世界を無双していく。
キーワード:
最終更新:2024-04-15 23:14:14
1336文字
会話率:21%
気分屋で有名な王太子テレスに突如として婚約破棄を宣言されたセルナは、その後王家からの散々たる嫌がらせによって、身も心も困窮してしまう。そんな時いつも支えになってくれたのが、王家をクビになった使用人、タッカーであった。
王家はとことんまでセ
ルナ及び家族を追い詰めるが、やがてテレスの悪事が発覚する。その悪事を暴露した勢力によってセルナの大逆転劇が見られるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 18:48:52
25413文字
会話率:55%
裸足で自分で歩けもしないで、王様にまつりあげられるな。
最終更新:2023-12-25 07:00:00
385文字
会話率:0%
友達の陽辺智樹「性格超難ありクソ野郎」と主人公柊薫がいつものように喋っていると突如として加害者X「神様」に告白される。それから始まる今までにはない神様と主人公のラブラブラブコメあ、間違えたギスギスラブコメ。
「この女たらし」
「女たらしは余
計だろ」
主人公が選ぶほしいものとは·········か、か、
これは主人公が自分の欲しい物を見つけるまでの物語である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 23:00:00
43594文字
会話率:53%
美しい女性に誠心誠意つくす彼。そっけない彼女。その関係とは……?
最終更新:2023-11-24 11:08:43
1967文字
会話率:52%
2021年9月10日初投稿
ある日、目が覚めた主人公は自分が戦国時代の人間に転移していることに気づく。
物語は駿河の今川館から始まる。主人公がどのようにしてこの戦国時代を生き抜いていけばよいか考えているところで松平竹千代とであう。
そこから
運命の歯車は周りはじめ、主人公は竹千代…徳川家康の為に働こうと決意する。
だが、この家康。思っていた人物とは異なり、逆ギレするわ、後先考えないわ、我儘言いたい放題だわ、気分屋で扱いずらい。こんな破天荒な家康では歴史の通りに話が進まない!
主人公は家康くんが歴史と違うことをしようとすれば叱って叩いて蹴ってでも歴史通りを歩ませ、やがて武家の頂点に付くように導いていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-02 07:00:00
665151文字
会話率:48%