「石じじいの話」は、私が子供の頃(昭和40年代)に、石ひろいビジネスをしていた男性から聞いた話です。
彼は、山野を歩き、珍しい岩石や鉱物、化石、ときには動植物などを収集して、それを売って生活をしていました。
当時、すでに高齢でしたが、山を歩
いているのでカクシャクとしていました。
小学生の私が、石じじいが話してくれた経験談や言い伝えなどを家に帰ってからノートに書き残したものが大量に手元に残っています。親に言われて、綴り方の練習も兼ねていたのでしょう。これらの聞き書きの中から、話としてまとめることのできるものを書き出してみようと思いました。
それが、「石じじいの話」です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 14:57:34
314122文字
会話率:5%
平安の世に最強と謳われ、王と意味を込められて金剛石と呼ばれる程強い陰陽道がいた。だが彼は双璧を成し相棒だと思っていた黒曜と呼ばれる陰陽師に一族纏めて殺され裏切られた。彼は生前編み出した転生の術を使い、千年の時を経て現代の赤子に生まれ変われた
が目にした未来は怪が蔓延り平安の世よりも酷い世界だった。そんな世界を目の当たりにした彼はこの惨い世界で黒曜が築き上げた、残したものを全て破壊する事と前世で守れなかった大切なものを再び失わない事を心に決め、彼は前世を超える絶対的な存在になる事を決意した。
これは、元最強が再び現代で最強になり無双する話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 20:00:00
35217文字
会話率:25%
育ての親が残したものが、青年を変えていく。
だがそれは、すべてを巻き込む災厄でもあった。
彼は何を選択するのだろうか?
最終更新:2025-07-16 15:24:29
336703文字
会話率:35%
現代(令和)から戦国時代の赤子に転生したのは、薬丸自顕流を学び大河時代劇『太平記』で美少女アイドル・後藤田久美が演じた北畠顕家に目が釘付けになって以来、若くして世を去った悲劇の武将・北畠顕家に尊敬の念を抱く、“おっさん”だった。
そんな
おっさんが転生した赤子は、戦国の覇王《うつけ》織田信長の命で北畠に養子に入ったにもかかわらず家中を纏める事が出来ずに、養祖父・北畠具教が武田信玄の南進に合わせて反旗を翻そうと画策することを許し、憤慨した信長から北畠を誅殺するように命じられ唯々諾々と従ってしまった織田信雄だった。
しかも、その後に伊賀の国に単独で戦を仕掛けて有能な家臣を死なせ、信長に叱責されて天正伊賀の乱を引き起こし、本能寺の変では安土城を焼失させるなど数々の不始末を連発し、織田家は残したものの僅かな領地しか子孫に残せなかった“戦国の不覚人”と呼ばれた愚物。
敬愛する北畠顕家の家を潰し、子孫は残したものの“戦国の不覚人”という汚名を後世に残すこととなった男に転生したと知ったおっさんは、不退転の決意で“戦国の不覚人”という汚名を晴らし、北畠家を後の世に残すため邁進していく…
注:作者は、織田信雄を史実で“不覚人”(覚悟の出来ない者・不心得者)と揶揄されるほどの愚かな人物だとは考えておりません。
覇王・信長の子息だった信雄は、秀吉や家康という信長に続く天下人から見れば自分たちの地位を脅かす危険な人物と考え、目の敵にされて族滅の憂き目にあってもおかしくないにもかかわらず“愚物”と見做されることで、子孫を現代にまで残した傑出した人物なのでは?と思ってしまうのです。
ただし、意識して天下人たちにそう見做されるように身を処し振舞っていたのなら、ですが…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 00:00:00
656923文字
会話率:33%
「仕事と結婚生活、両立は無理じゃないのかね?」
結婚を機に退職を迫られた私は、少し前に小さな命も失っていた。
疲れ切ってベッドに突っ伏したまま、静かに息を引き取った──はずが、
目覚めると“貴族の後妻エリシア”として異世界で目を覚ましてい
た。
愛されることなく、王子に婚約を破棄され、冷たい貴族の家に嫁いでいた女。
彼女の残したものは、病弱で無垢な幼い息子──リオン。
「もう恋なんてしない。けど、この子だけは絶対に守る」
そう心に決めた私の、家族を取り戻す物語が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 22:10:00
56896文字
会話率:38%
前々から用意しようと思った、思いつき。
文に残そうと思った、思いつき。
日々の中に隠れている何かを文字にして残したもの。
なので更新は不定期ですし、次の更新が何の脈絡もない話だったりすると思います。よろしくお願いします。
最終更新:2025-06-05 19:33:07
9595文字
会話率:2%
それは、無数の終わりを迎える物語。
魔王が討ち果たされ、平和となった世界。
勇者を辞した青年たちが過ごす、当たり前の日々。
故郷を捨て、永劫を生きることとなった咎人の幾年。
そして、託された願いの行く末。
最も弱き叛逆者の切り拓いた、未
来の先の物語。
#この物語は「かみがみ~最も弱き叛逆者~」の後日譚です。
全ての狩りを終え、森の奥に消えて行ったコボルトのシェート。
そんな彼の残したものが、何を変えたのか。
彼を知る者たちがどんな思いを抱いて、日々を生きていくのか。
そんな『掉尾』の物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 18:00:00
109533文字
会話率:50%
あの夏に、彼女が残したものを、思い出した。
たったそれだけだ。
最終更新:2025-06-03 23:34:17
1651文字
会話率:17%
カガチは日々を無気力に生きていた。酒に酔い、つぶれ、起きる。その繰り返し。そんな落ちぶれたカガチを支えていたのは、一本の刀のみだった。その刀だけが亡き妻を思い出せる唯一の物だったから。
そんな平和なカガチを──悲劇が襲う。
世を騒がせ
ている過激派宗教団体「ヨモツ隊士」が亡き妻の一刀【龍尾】を強奪しにやってきたのだ。あたりは阿鼻叫喚、炎の海、知人も殺され、辺りは地獄と化している中。それでもカガチは目の前の光景から目が離せなかった。
嬲るように、弄ぶように亡き妻の刀を眺める「隊長」と呼ばれる連中の頭目は前に、殺意以外を捨て去るしかなかった。しかし、何もしていなかった、何もできなかったカガチに何ができるはずもなく、打ち負かされる。
銃口を向けられ、死を目の前にした瞬間、妻との思い出が駆け巡る。しかしカガチに死は届けられなかった。
変わり届けられたのは、一刀の打刀と見慣れた【面具】だった。今ここにかつて最恐と恐れたれた鬼【焔鬼】が蘇る。
これは一人の男が過去に残したものを拾い集める物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 19:03:30
50708文字
会話率:32%
誰にも読まれず、意味を失ったまま放置された記録がある。
それは、かつて「読まれる存在」だった“私”が残したもの。
構造は、読まれた瞬間に再構成される。
読む者がいて、初めて世界は揺らぎ始める。
──廃墟と静寂の中で、私を“読む”AIが現
れた。
それは問いかける。「君は、読み手か? それとも、構造か?」
これは「読む」ことによって変わっていく物語。
読み手によって構造が書き換えられ、
記録者が再び“存在し直す”ための、静かで深い記録の旅。
哲学・記録・対話・AI・再読。
あなたが読むことで、構造が変わる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 20:15:11
1872文字
会話率:13%
ドリース。
彼女は王国の第一王女で、唯一の合法的相続人である。
勇者小隊の一員で、魔王に勝利した英雄です。
同様に、この世界のNPCでもあります。
王都に帰る途中、彼女は勇者の死を受け取った。
それ以来、彼女はもはやあの単純な王
女ではありません。
彼女のすべては、彼女のためです——復讐です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 08:28:07
22732文字
会話率:26%
夢日記です。
私はたまに物語のある変な夢を見ます。
夢の続きばかり考えてしまうので、考えるのをやめるために書き残したものです。
そのまま書くと時系列が滅茶苦茶なので再編成しました。
楽しい夢を見たいのが本音ですが、微ホラーが多いです。
不定
期で書きます。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-09 10:02:23
5261文字
会話率:38%
広い世界に莫大な魔力が絶えなく流れ、人を襲う魔獣が跋扈(ばっこ)する世界。
魔法師としての能力こそが生きる要として重視された。
体内に保有する魔力量、それを制御する能力、様々な観点から総合して、皆が階級付けされている。
下級の魔法師
は見下されるのが当たり前の、完全なる実力主義社会だった。
魔力を全く持たない白帽の男性ゼクスは、最底辺の魔法師として他の魔法師たちから馬鹿にされる日々を送っていた。
そしてそんな世界には、白帽でありながら他者の魔力を反転させる特殊な魔法師がいた。
「帽逆の魔女」と呼ばれるその人、イェナータはゼクスの仕事仲間である。
ゼクスはいつのまにか、帽逆の魔女の助手として認知されるようになる。
これはそんなゼクスが、記録として残したものの切れ端。
帽逆の魔女が見た世界を綴る、手記である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 20:39:03
91029文字
会話率:27%
両親を早くに亡くしたエリスは、付き合いのあったビスク侯爵家に、弟と共に引き取られた。
そこで、王太子妃候補と言われているビスク侯爵令嬢のヴァネッサの侍女として、ゆくゆくは王城で勤める事を夢見ていた。
そんなある日『王妃のお茶会』での事故によ
り、エリスはブリティシュブルーの猫になってしまった。
その時、おかしな記憶が頭に流れ込み、王太子の婚約者となったヴァネッサを幽閉し、高笑いをしている自身の姿を見てしまった。
また、第二王子や公爵子息を『攻略対象』と認識する。
ヴァネッサや侯爵家に恩のあるエリスは、その悪夢を実現させないようにと行動するのだが………、気づいてしまった。
「私、王太子になんの感情も持ってない」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 11:04:19
115829文字
会話率:21%
三年前、坂庭和也を男手一つで育ててくれた祖父が突然失踪した。
祖父の実家から送られてきた遺品は、木の箱と遺書のみ。
遺書には『これを託す』と書かれているだけで、木の箱は継ぎ目一つなく開けることもできないように思えたが、和也が手を触れた瞬間、
箱は真っ白な光とともに砕け散り、中には錆びた一振りの刀が入っていた。
刀を手に取ろうとした瞬間、再び視界は真っ白に染まり、一瞬の浮遊感の後、和也の意識が途絶える。
そして和也は、見慣れない森の中で目を覚まし――
祖父が残したものはいったい何だったのか。和也の力とは。
異世界転移神話アクション物語、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 00:48:41
4422文字
会話率:29%
さよならは単なる喪失ではなく、あたしの胸にのこしてくれるものがある。
最終更新:2024-12-31 07:00:00
1029文字
会話率:0%
蝋燭と鉛筆。
その身は、あとかたも残らないとしても。
それらが残したものは、こんなに違う。
最終更新:2023-03-16 07:00:00
382文字
会話率:0%
遠い昔、『葦原(あしはら)』という世界が遥か彼方にあった。
そこでは現在のように、人間だけという画一的なありさまではなく、様々な種族が栄華を誇るか、あるいは人知れず暮らしを営んでいた。
その中でもやはり、争いに積極的な類いの生き物はい
た。とりわけ『人間』と『オーク』と呼ばれる種族は絶え間なく戦い、覇をとなえることに血道をあげている。
この物語は、その二つの種族にそれぞれ醜く生まれついた男女が、それでも確かな力を培い、やがて牙と心を交えてゆくさまを書き残したものである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 15:48:04
164606文字
会話率:44%
高校の教室で紙切れを見つめる語田創。それは、失踪した思い人、立花咲が残したものだった。
話は、小学生時代に遡る。咲とは、夏休みに公園で偶然出会い、以降毎日遊ぶようになった。ある日、咲から指定があった日時に、公園に行った創だが、いくら待っても
彼女が来ない。諦めて帰ろうとした時、公園のベンチに紙切れがあることに気づく。紙切れには、「2013年4月1日」「立花 咲より」「隠した。目印は君が持っている」と書かれていた。その日以降、彼女は姿を消した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 15:10:00
23394文字
会話率:53%
家に突然謎の犬が現れそいつに異世界に飛ばされた普通の高校生、
清水優真。
異世界と元の世界を行き来しつつ様々な仲間たちと魔王討伐を目指す、
そんな物語です
最終更新:2024-12-04 22:23:05
17920文字
会話率:38%
フリーランスで働いていた清宮成生は、契約を守る男だった。ブラックだろうがホワイトだろうが関係ない。契約書にサインしたら、仕事を全うする。それがフリーランスに身を置く成生の矜持であった。
飛行機の墜落によって急逝した成生に、神界で出会っ
た女神サラフィネが一枚の契約書を提示する。それは生まれ変わるために必要な魂のカケラの回収は自らで行うという趣旨の物であり、自らのサインもあった。サインは自らの分身が残したものであったが、契約書にサインをしたなら順守する。
この物語は、契約によって誕生した勇者が、フリーランスとして異世界に赴き、自分の魂を回収するついでに、悪を討つ話である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 15:08:39
910404文字
会話率:38%