「ほ、本当ですかアラン様!?」
卒業パーティーの会場という公衆の面前で婚約破棄を言い渡されたにもかかわらず、イザベラ公爵令嬢の顔と声は不思議と歓喜で満ち溢れています。周りにいる彼女の友人達も口々にお祝いの言葉を述べているようです。中には
感極まって涙ぐんでいるものさえ見受けられました。
そんな不敬ともとれる彼女達の様子を全く気にすることもなく、右目を黒い眼帯で覆い、両手に魔法陣が描かれた黒い手袋をはめ、左腕に呪文のような文字列がびっしりと書き記された包帯を巻き、背中に黒い大剣(模造刀)を背負った壇上のアラン第一王子は高らかに宣言を続けます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-20 20:05:14
1770文字
会話率:62%
神域の管理人十作目です
横浜市のとある商店街の人形屋の跡取り息子である小動(こゆるぎ)は毎年決まった時期になると人から黒い靄の様なものが出ているのが見えていた。今年も同じように見える時期がくると黒い靄が去年までとは違う事に気づき……。
最終更新:2019-11-30 23:30:52
18066文字
会話率:46%
はるか昔、人の世は一度滅びたという。人は滅びの足音に気付くのが遅すぎるほど遅かったが、最後の14人の男女はそれぞれのやり方で破滅に抗ったという。
『賢者』は滅びの原因を探り、『錬金術師』は役に立つ薬を作り出し、『商人』は十分な衣類と住居を用
意した。『騎士』は残った皆を守護し、『暗殺者』はその牙を研ぎ澄まし、『聖女』は逝ってしまった者達とこれから征く者達のために祈りを捧げ、『勇者』は武力をそろえた。『農家』、『漁師』、『狩人』はそれぞれ得意な食料を集め、『鍛冶師』と『細工師』は彼らのために道具を作り出した。『神子』は生存者を『コロニー』にまとめ上げようとした。だが、二人、彼らに参加しなかった者がいる。
『復讐者』は『コロニー』と共存したが、あくまで利用するためであった。そして……
――『男』は、本を読んでいた――
男は死後、未来で召喚されるのだが……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-10 22:00:00
14311文字
会話率:45%
斎藤智慧《サイトウチエ》は一言で言えば地味な女子高生。趣味は、アニメの鑑賞、漫画、ファンタジー携帯小説めぐり、ゲームをする事、日本刀(模造刀)集め。つまり、引き籠りのオタク。彼女がこうなった原因は、成績優秀、運動神経抜群、イケメンの幼馴染み
の高杉勇介《タカスギユウスケ》だ。彼は街を歩いていれば10人中9人の女性が振り向くほど顔が整っており、性格も紳士的。気付けばハーレムを作り上げてしまうが、本人は全く気付かない鈍感。まさに、リアルなエロゲー主人公。そんな、幼馴染みがいつも付いてくるせいで、一部の人以外の女性から嫌われているからだ。ある日、珍しくハーレム要因がいない下校途中に立ち寄った公園で、勇介の真下に魔法陣が現れ、智慧も巻き込まれてしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-01 21:10:20
304671文字
会話率:27%
関東で観光中のオッサンになりかけ、27才の3人組。
呼び出された先で出会った女神様?に乞われて魔法有の異世界へ!!
「魔法が使えるのは2人だけです」「何で?」「童貞だからじゃ 「グフッ!!」
「武器は?」「ありません」「じゃーお土産に
買ってた模造刀持って行こうぜ!」
途中で女神様そっちのけで談笑してた結果、飛ばされた先は森の中。
「人里どこだよ!!」
ポンコツ3人組が記す、異世界旅行記。
オタク寄りの主人公なので、アニメ・漫画・ゲーム等のネタが入ったりしています。
一人称視点で1話毎に3人の視点を代わる代わる描いていく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-06 05:00:05
73084文字
会話率:40%
模造刀についての考察と小話
最終更新:2011-08-09 23:11:19
207文字
会話率:0%