南極の極寒、閉ざされた巨大基地。深く眠っていた未知のアーティファクト、「光の環」が目覚める。
それは太古の遺物か、あるいは――人類への遥かなる呼びかけか? 複雑な模様に隠された、宇宙の根源的な秘密とは?
集結した各国の精鋭科学者たち。言語学
者、考古学者、そして研究主任・澪。彼らを待ち受けていたのは、国家間の思惑が複雑に絡み合う、冷たい現実だった。
だが、研究主任・澪には予測不能な進化を遂げるパートナーAI、リリがいた。彼女こそが、謎を解き明かす唯一無二の鍵となるのか?
猛烈な暴風雪に隔絶され、外界との通信が断たれる極限状況。
「光の環」から、遥か星々の彼方からのメッセージが届く。その存在は「エコー」と呼ばれた。
「エコー」が突きつけたのは、科学技術だけではなかった。分断された国家間の対立。人類は、この壮大な未知に対し『一つの声』で応答できるのか?
これは文明としての「試練」であり、未来への「壮大な問いかけ」だった。
未知との対話、そして極限状況が、彼らの絆を深め、変革を促す。対立を越え芽生える人間的な繋がり。AIと人間が共に成長する中で、研究主任・澪は自らの「内なる光」を見出していく。
はるか宇宙からの声に応えるのか、それとも…?
人類の運命をかけた、遥かな旅が、今、南極で始まる――。
壮大なスケールと張り詰めた緊張感で描かれる、緊迫の本格SF。
全20話(前後編あわせるとのべ49話、ストック済みなので完結保証作品です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 00:00:00
234898文字
会話率:47%
我儘で高慢な従姉が、暴風雪閣下と呼ばれる人物との結婚が決まった。だが、その男は、あろうことか身内から暴君と恐れられる従姉を無視したのだ。
復讐に燃える従姉は、私に命じる。
――婚約者として成り代わり、公爵をメロメロにしてこい。その状態で、こ
のわたくしが見事に婚約破棄してやる、と。
成功報酬である高額アクセサリーに目がくらんだ私は、公爵をメロメロにする任務を遂行することになったのだった!※本編完結済み。書籍化決定しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 00:00:00
113962文字
会話率:42%
ある青年が帰省した田舎の電車に乗った。ここ数日の暴風雪で観光客も来ておらず、電車はがら空きだった。次の停車駅で一人の初老男性が乗ってきて青年に言った。「お隣、空いていますか?」。他に空いている座席はいくらでもあるのに、男性は嫌悪感を出す青年
の隣に座ってきた。そして男性は青年に話を始める。「これは、とある田舎の少年のお話です」。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 19:00:00
43078文字
会話率:53%
チャンネル登録者が100人になったばかりの底辺配信者である永井 達樹は、新作のVRゲーム〈ドラゴン・ハンティング666〉をプレイ中、“この世に嘘は栄えない”という名のリスナーに騙されて、封印されていた裏ステージに落ちてしまう。そこで出会った
のは、自身を氷の精霊と名乗る少女、フィオだった。彼女が話すに、どうやらここは北極圏の氷山の中に造られた極寒のダンジョン。万物を凍てつかせる寒さの中、道中のボスを倒して北極圏を脱出するミッションが達樹に与えられる。だが、それにはタイムリミットがあり、5日後までにダンジョンを攻略しなければ、暴風雪が到来してもれなく死亡するという過酷きわまりないものであった。無事に裏ステージを抜け出すため、フィオとリスナー達の力を借りて、達樹はダンジョンを踏破する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 21:16:31
6204文字
会話率:21%
嵌められたのか否かも誰にかも、スマホ頼りに雪山登山の危険も知らず、組織犯罪の重要参考人を追った本意も知れず、見付けて迎えるものは何なのか……
キーワードを語らずして想起させる事に、決起する男達を渋めのストーリーに綴りました。
最終更新:2021-12-17 02:14:03
1000文字
会話率:21%
地表から緑が消えうせ海が厚い氷で覆われた星。一刻一刻と寒さの深まってゆく世界を旅する新人類の少女・フレイ。
暴風雪を避けてある街の廃墟に逃げこんだとき、彼女は旧い人類の生き残りに出逢う。――この星はまだ終わってなんかいない。
二人は反
発しあいながら互いの距離を埋めていく。
※このお話は「カクヨム」「pixiv文芸」様でも同内容のものを掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-14 19:42:52
12906文字
会話率:0%
大阪県に「大雪特別警報発令」の大誤報事件があった1週間後、テレビは再びとんでもない情報を発令した。
最終更新:2018-02-06 03:06:11
1130文字
会話率:38%
「あなたに、頼みたいことがあるの――」
春という季節から大きく外れた暴風雪に襲われている町、湯具町に住む一人暮らしの少年、時花士狼(ときばな しろう)は、ある日家の前で寒さに倒れている少女を見つける。
助けた少女から切り出された話は彼の想
像を遥かに超えるものだった
私の世界を救ってほしいの
彼女の指指す先の窓、そこから見える景色には、今まで見たこともなかった巨大な木が生えていた
「知ってたのよ、頼むべきじゃなかったって」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-30 22:28:04
11638文字
会話率:22%
2022年。未曾有の大暴風雪「雪の女王」以来、四季のほとんどが冬になってしまった日本。そこでは氷上のスポーツが盛んになっていた。
一方その頃、流行とは無縁な田舎の稲花高校、女子カーリング部は部員数の少なさに悩まされていた。このままでは大会「
冬戦争」にも出ることはできない!
そこで白羽の矢が立ったのは、奇妙な振る舞いと「幽霊が見える」という噂から「七不思議」と揶揄されている七冬椿であった。
気温は低いが熱血なオカルトカーリング小説!
※休止中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-26 09:30:53
29718文字
会話率:42%