毒袋の、毒薬研究所(どくやげん さだとこ)。
首狂いの、暗殺陣悪良丸(くらだて あくりょうまる)。
試し斬りの、剣客人(つるぎ まれびと)。
最上大業物十四工の裏帳面である大裏業物十四工が一振り、天下一品(おおかねひら)。
最初は乞食が手
にし、その乞食を農民が殺した。次に農民を、商人が。次いで商人を殺めたのは武士であり、最終的には大名の手に渡ったが、天下人が手にしたのち死に絶え、所有者のいなくなった天下一品を最弱である乞食が手にする、ある種の循環を繰り返す……。
刀はその使い手を選ぶ性質を顕著に体現した刀であり、とある人物の自殺によって、刃に猛毒が塗布された妖刀となった。この日本刀の所有者発見乃至破棄を目的に、江戸後期の時代を巡る妖怪譚。
異人( https://ncode.syosetu.com/n4721em/)に出てくる主人公、悪良丸が異世界転生しなかった、正規の話です。
どろろとモノノ怪の影響を強く受けてます。
話、完結できればいいなー…。ESN大賞折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-15 00:00:00
359976文字
会話率:34%
京都とは平安京である。桓武(かんむ)天皇が長岡京を、たった10年で遷都した都。天皇の弟、早良(さわら)親王の裏切りから処刑し、その怨霊の祟りから逃れるためだとも云われている。つまり、怨霊封じの都となった。鬼門の方角(北東)には比叡山。更に都
の入り口には上御霊神社、上賀茂神社、下鴨神社、幸神社(さいのかみのやしろ)など、多くの鬼門封じの社がある。都の四方には荒神、須佐之男命を祀る大将軍神社が配置され、裏鬼門(南西)には、大原野神社や城南宮がある。異常と云って善い。平安時代には安倍晴明などの陰陽師たちが悪霊封じを行っていた。果たして、此の大げさな封じ込めは、早良親王の怨霊封じのためだったのだろうか?陰陽師は本来、何と戦っていたのか?
幕末になって、その正体が明らかになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-12 10:08:03
52681文字
会話率:65%
一作目「神域の管理人 神域の女神たち」
二作目「神域の管理人 穢れと清浄の神」
に続く三作目です。
横浜市で原因不明の変死体が短期間に三体発見され、刑事の桐ケ谷が捜査をしていくが
最終更新:2017-10-24 16:46:03
29040文字
会話率:54%
藤原種継暗殺事件に関与したとして乙訓寺に幽閉された早良親王は、絶食し身の潔白を訴えた。
※自サイト『京都にての物語』からの転載となります。
最終更新:2013-03-08 20:00:51
1553文字
会話率:14%