リティアーナは王妃として成功し、幸せな一生を終えようとしていた。
だが、彼女には一つの後悔があった。
かつて彼女が公爵令嬢だったころ、別国の王子と婚約していた。
しかしその王子は『真実の愛』などという戯言を宣い、
彼女との婚約を破棄してし
まったのである。
当時のリティアーナはそれに対し、何も言えなかった。
結果、王国は混乱に陥り、数多くの犠牲者が出て、王子は民衆の前で斬首されるという
無残な結果に終わった。
あの時、毅然とした態度で出ていれば、そんな悲劇は防げたかもしれなかった。
ある日、気づけばリティアーナは婚約破棄された日に戻っていた。
それが夢か、あるいは何かの魔法によるものかはわからない。
かつての過ちを正すため、彼女は行動に移る。
果たしてリティアーナは悲劇を防げるのか!?
そして王子の言う『真実の愛』とは!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-23 19:00:00
13057文字
会話率:21%
資源・経済・イデオロギー…様々なものが混ざり合って始まってしまった共和国と帝国の戦争。
数多くの犠牲者を生み出した戦争全体の中でも、特に注目された要塞攻略戦があった。
徴兵によって軍に入隊した心優しき青年、優れた狙撃の才で英雄となった女性
、戦地でモノを売ることで生活の糧を得る従軍酒保の少女、そして本国で指揮を執る参謀たち…多くの人生がこの戦争の勝利のために消費されていった。
この物語は双方の正義がぶつかり合ったこの地で、信じるモノの為に戦った人々に捧げるものである。
※この物語はフィクションです。実在する組織・人物・国家等とは一切関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-29 22:12:34
34903文字
会話率:47%
「約束します、私は必ず――」
幼い頃に大切な人を失った私は、あの人との約束を果たすために、泣き虫だったあの頃の自分に別れを告げた。
全ての始まりは、孤児たちを対象にして行われた実験――種結晶移植実験だった。
その実験は体の奥にある『心
』と『種結晶』を繋ぎ合わせるものであり、『SEED』と呼ばれた人間を作り上げる事が目的だった。
なぜ、『SEED』と呼ばれる人間たちを作ろうとしたのか。
その理由は、突如として現れた『アビス』と呼ばれる化け物が原因だった。
いつ、どこから現れたのか分からないその化け物たちは、人間の『心』を主な餌とし、そのせいで数多くの犠牲者を出していた。
そしてある組織がその化け物たちに対抗するため、『SEED』と呼ばれる者たちを作ろうとした。
私もまた両親をアビスによって殺され、孤児として種結晶移植実験を受ける事になったんだ。
それが……全ての悲劇の始まりだとも知らずに――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-17 17:58:18
26362文字
会話率:42%
近未来。
スーパー耐性菌の誕生と同時ではない法案の可決。
法案が可決された時は既に遅し。
人類は取捨選択を迫られる。
最終更新:2017-08-14 02:05:40
2601文字
会話率:19%