過労死した会社員、主人公・相馬譲(そうまゆずる)は気づいたら、異世界の小国「ロムグール王国」の若き国王アレクシオス・フォン・ロムグールとして転生していた。
先代王の急逝により、混乱の最中にある王国。おまけに、国庫はすっからかん、貴族は
腐敗し放題、隣国からは侵略の危機が迫っているという八方塞がり状態。
唯一の希望は、古の盟約に従い召喚される「勇者」。しかし、満を持して召喚された勇者・田中樹(たなかいつき)(自称:イトゥキ・ザ・ブレイブハート)は、ステータスは村人A以下、やる気ゼロ、口を開けば元の世界への不平不満と贅沢三昧の要求ばかり。おまけにプライドだけはエベレスト級という、絵に描いたような「マジで役に立たない」男だった!
「こいつ、本当に勇者か?詐欺だろ!?」
アレクシオス(譲)は絶望するが、前世で培った社畜根性と問題解決能力、そして転生時にこっそり授かっていた地味だが超便利なスキル**【絶対分析】(あらゆるものの情報と最適な対処法が分かる)と【人心掌握(ただし下心が見えると効果半減)】**を駆使し、このポンコツ勇者を抱えたまま、傾国寸前の王国を立て直すことを決意する。
「勇者がダメなら、俺が頑張るしかない・・・。また俺がやるのか・・・。」
これは、マジで役に立たない勇者に振り回されながらも、若き国王が知恵と勇気と現代知識で国を救い、ついでに魅力的な仲間たちに囲まれていく、そんな物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 07:41:35
434596文字
会話率:27%
聖女召喚に巻込まれ、自分は英国人とのハーフだから、黒髪・黒目ではないので
王城を追放される? と思った。
しかし、この国の王女(金髪・菫色の目)に似てるから身代わりって?!
追放を逃れるため、淑女教育をビシビシと叩き込まれ、生き残りに必死
になる。
ところが、王女専属の侍女達の磨き上げと詰込み教育の成果で、
王女は無事に毒から回復したと思われ、(再び)臣下達に慕われてしまう。
え、私でいいの?
この王女、現王妃(国の乗っ取りを企んでいる)に、
毒を盛られたが、驚異的回復で、本国から任務失敗と勘違いされる。
現王妃牽制のため、身代わり→特別任務(式典に出て本物とみなされよ)
というムチャ振りを受ける。期間は1週間! 更に必死に頑張る。
ところが、更に臣民に慕われる。私、こんな経験なかった...。
王女専属侍女達・監視人、詰込み教育で、逃亡の準備も出来ない。
頼みの綱は、ある風景をキッカケに、懐かしい記憶が少しづつ湧きでたこと。
別の異世界にいた、その知識で日本へ戻れない理由を理解...。
この能力で、やっと情報集めを開始。更に、専属侍女長が格別な報酬を受ける
ようしてくれた。周りの人達の好意も感じ、役に埋没してゆくが...。
逃亡資金も稼ぎながら、式典も無事に努め始めるが...。
王弟・王太子殿下は聖女披露に、逆転劇を目指し一国を掌握する狙いが...。
事件発生で、私に幸運(悪運?)転がって...。
王女の実情を知る一部の者は、本当の王女は...。
式典を無事進めて行くにつれ、薄々、王女を傀儡政権の道具と企む勢力も...。
そして、この国の動乱が始まり、これに巻込まれ王弟直轄領に幽閉?...。
北隣の大国の王子(王女の婚約者)も動き出し...。え、私、結婚させられる?
更に、周辺国からの侵攻も始まった。
その後、王位継承権3位の立場の為、味方側(王弟・王太子)から、国盗りの
傀儡化を防ぐ為に殺処分の連絡が...。
さてこの先、
・この窮地から起死回生、できるのか?
・この動乱との関わりはどうなっていくのか?(王子と結婚させられる?)
・または逃亡して、安住の住処を見つけ、自由に生き延びることができるのか?
今の私では、ハピーエンドなど、考えられない!...。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 07:40:00
616908文字
会話率:30%
**韓立(ハン・リー)**
田舎の凡人少年。
冴えない顔立ちに浅黒い肌、四男として育った。
**運命の転機**
幼い頃、叔父に売られて「七玄門(しちげんもん)」へ。 偶然が重なり、**見習い弟子**の地位を得る。
**宿題
**
> 凡骨の資質で、どうやって修練界に食い込むのか?
> 弱小弟子が、どうやって仙界の頂点に立つのか?
> 三界を掌握するその日まで――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 06:00:00
1530030文字
会話率:10%
「普通さ、女神って亡くなった人に次の転生先を与えて、自分は紅茶を飲んでのほほんってしているものじゃないの?」っと、女神ミオは女神ティアに尋ねる。「えー、だって私は女神サラと一緒になって、温かい家庭を築くのよ」とティアが応え、女神サラが続きま
す。「そうよ、20回の人への転生を繰り返し、私達が宇宙神になれば、女神同士でも結婚できて、幸せな家庭を持てるんだから」ミオは心配するように、「女神同士で子供を持つなんて禁止よ!」 とティアを窘める。「試練では二人が亡くなる場面を20回経験し、記憶に刻んでいくのよ。その過酷な事実を神核を傷つけずに耐えられるの?最悪、あなたたちの神核は壊れ、魂も消滅して輪廻転生の輪からも外れちゃうのよ、それでも試練を受けるの?」ミオは不安げに二人に尋ねる。二人の女神は決意を表情に出し、「もちろん受けるわよ」と答えた。
あれから3,500年、ティアとサラは21回目の転生で宇宙神の試練を受ける。二人の神殿となる白い塔では、4つの神核が宇宙神となる彼女たちのお腹に宿ることを待ち望んでいる。そんな試練が待っているとは露知らず、二人の女神は夢咲学園の女子高生星愛(ティア)と紗良(サラ)として楽しい学園生活を送っています。そして、運命の人、澪(ミオ)が学園に現れ、嵐の予感。
学園生活の合間に訪れる神婚の儀式、試練の果てに待つ出産、そして国を、星を、星々を紡ぎ宇宙を掌握する創世――。二人の女神が紡ぎ出すのは、笑いあり涙ありの最強&最幸福な神話ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 22:07:04
111368文字
会話率:27%
最強プレイヤーだった男、せつな。
サービス終了の瞬間、彼はログアウトできず“異世界”に囚われた。
だがそこは、かつてプレイしたゲームが現実となった世界。
日常生活からゲーム内までを完全サポートしていた万能AIは、肉体を得て自我に目覚める。
ゲーム内のNPCたちも意志を宿し、彼に“忠誠”を捧げてきた。
「世界は変わった。ならば、再び支配するのみ」
せつなは“情報”と“戦略”を武器に、この世界を掌握していく。
――これはかつてNPCだった少女たちと、支配者へと転じた最強プレイヤーによる異世界制圧譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 20:00:00
207628文字
会話率:37%
「魔法は自由であるべきだ!」
世界を掌握した帝国アークトリアは、魔法を禁じ、抵抗者を容赦なく弾圧した。
そんな時代に生きる16歳の少女クレアは、小さな村でひとり、誰も信じなくなった夢を抱き続けていた。
「私、魔女になる。」
だが、魔法
は発現せず、周囲からは嘲笑と軽蔑が降り注ぐ。
それでも諦めなかった彼女の前に、ある日、アークトリアの騎士団が現れる。
古びた杖を手にしていたことで、クレアは〈反乱分子〉として目をつけられてしまう。
だが、その出会いは偶然ではなかった。
彼女の前に現れた騎士団は、果たして帝国の犬なのか、それとも…。
ひとりの少女が信じた“夢”が、やがて世界を変え、真実を暴く火種となる。
これは、名もなき反逆者が“本物の魔女”へと目覚めていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 19:11:16
40091文字
会話率:42%
第二次世界大戦が起こらなかった架空の地球を舞台とした現代SF+少しファンタジーです。
1日2話ずつ更新予定
20XX年12月某日。主人公の一人である伊佐凪竜一は、自らが勤めていた超巨大企業を襲撃する任務に就くもう一人の主人公、ルミナ=A
Z1と出会う。偶然戦場に居合わせた自分を助けた代償に一人地球に取り残されたルミナに恩を返すという名目で彼は共に逃避行を行う。そんな二人に幾度もの追手が差し向けられ、そして危機に陥るがその最中に伊佐凪竜一は突如として異能に目覚める兆候を見せ…
一方、通信技術を掌握する超巨大企業ツクヨミ清雅と言う組織から逃げられる筈も無い故に死亡は時間の問題と思われた二人を何者かが監視していた。二人の居所を正確に補足した上で更に手助けをする謎の存在は何者か、過去の地球に何が起こったのか、不可解な襲撃命令の理由は…
・地球
現実の地球と極めてよく似ているが、携帯端末と通信技術だけが異常に発展しているという相違点がある。また、携帯端末と通信技術を提供するツクヨミ清雅という超巨大企業が実質的に世界を支配下に置く状態。端末を含む通信技術は既存の技術では絶対に製造できないと断言する未知の技術であり、これを独占しているために世界中から不審と疑惑と反感を買ってるが、歪なパワーバランス故に表立って反抗することが出来ない。
・宇宙
舞台となるのは旗艦アマテラスと名付けられた巨大な艦とそこで発展した文明。機械の神、アマテラスオオカミが管理する穏やかな世界だったが現在は別の政治組織に取って代わられている。その組織は"スサノヲ"なる武力組織に銀河の端、未探査区域となっている地球という惑星にある企業に対し襲撃命令を出すなど明らかに不穏な動きを見せている。
※SEGAのPSO2のEP4をオマージュした内容です。組織名など固有名詞は全てオリジナルで話の展開も原形を留めていませんが、世界観をビジュアル的に把握する参考になるかと思います。
話の展開上、バトルは後半に偏っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 18:00:00
499116文字
会話率:35%
全てが狂ったのは、8年前。
お母様が亡くなり後妻に屋敷を掌握され、そこから始まるのは義妹と義母による嫌がらせの日々。
希望なんてなく、このまま従順に過ごすしかないと思っていたカーミラは、パーティーで第二王子と出会い…?
第二王子との出会いか
ら始まる逆転ざまぁストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 16:20:47
6456文字
会話率:47%
2028年夏、東京。蒼い瞳を持つ天才カウンセラー、世良カウンの元に、小森真澄と名乗る55歳の女性が訪れる。彼女の悩みは、貧困で駆除できない自宅の蜂の巣。母と二人暮らしの真澄は、過去に刺された経験からアナフィラキシーの恐怖に怯えつつも、母親か
らは「役立たず」と罵倒され、精神的に追い詰められていた。
役所にも見放され、あらゆる合理的な解決策が「詰み」に陥る中、世良はカウンセラーの仮面を脱ぎ捨てる。元凄腕プログラマーである彼は、市のインフラAIを掌握し、配送ドローンを遠隔操作。深夜、液体窒素で蜂の巣を瞬時に凍結・除去するという神業で、問題を完璧に解決してみせる。
目の前で起きた奇跡は、単に蜂の巣を取り除いただけではない。それは、社会から見捨てられ、自己肯定感を失っていた真澄の心を救う、型破りで奇跡的なカウンセリングの始まりだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:59:57
7305文字
会話率:30%
「聖女」それは魔法と宗教、政治が深く絡まり合うこの世界において、特別な権力と使命をもって、その全てを掌握することの出来る特権階級。
スラム上がりの強気な女性”ルシア・カトリーナ”は特別な才能と努力で「聖女」にまで這い上がり、人間としての暮
らしを手に入れた。
しかしそれは、恵まれた人間たちの悪意によってあっけなく崩れ落ちた。
ちょっと腹黒な”元”聖女と最強すぎる”元”英雄が繰り広げる世直し系復讐譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 19:05:08
214325文字
会話率:48%
類まれな暴力性と人心掌握術を武器に、極道社会で頭角をあらわした1人の男。
金の匂いを嗅ぎつけては神出鬼没に暗躍し、あらゆる利権を貪り食らい、富と力を蓄えていく。その姿を人々に「カラス」と渾名され、忌み嫌われるも、なり上がることを決して止め
なかった。
すべては、幸せになるために。
しかし、手段を選ばぬ立身出世の果てに待っていたのは理想とは程遠く、あまりにも虚しい末路であった。
いったい彼は、どこで道を間違えたのか?
仁義、欲望、裏切り、謀略が渦巻く極道社会の不条理を描いた哀愁のヒューマンドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 18:00:00
3591155文字
会話率:53%
織田小烏丸はいつものように仕事を終えて帰る途中、道に出来ていた謎の穴に落下してしまう。
とても長い落下の途中で眠ってしまい、目が覚めるとそこは異世界だった。
しかしよくあるアニメや小説のような普通の異世界ではなく、強い者こそが国を支配する
完全な弱肉強食の世界。まるで日本の戦国時代のように国取り合戦が繰り広げられていた。
すぐ横を通り過ぎて行った人が『邪魔だ』という理由だけで殺されるのを見て驚愕する。この世界は本当に人の命が虫けらのように軽い。
そのついでに俺までもが、世紀末でヒャッハーなモヒカン共に殺されかけていた所を、間一髪で一人の強き女に助けられる。
女の名はミスフィート。この国の悲惨な状況を打破するために、反乱軍のリーダーとして国の統治者と日々戦い続けているそうだ。
俺は決意する。
訳も分からず荒んだ世界の凶悪な奴らに、ただ殺されるなんて真っ平御免だ。
ならばこの強く美しい女の軍に入って絶対に成り上がってやる!
剣、魔法、スキル、と何でもアリの異世界で、強き者こそが絶対王者という群雄割拠の乱世を己の力で斬り開く、異世界成り上がり戦国物語が今始まる。
《見所を軽く紹介》
【主人公】小烏丸は凄腕の付与魔法使いです。
【戦闘】:相手は腐れ外道共なので一切容赦しません。
【ガチャ】:作品の肝となるアイテムが色々手に入ります。
【論功行賞】:ヒロイン達の紹介と共に小烏丸のチート装備が貰えます。現代の服で女性達が華やかに!
※ジャバルグを撃破し尾張を掌握したミスフィート軍。次は他国の脅威を撥ね退け尾張を豊かな国へ!
ノベルアップ+、アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 18:10:00
2087941文字
会話率:54%
現代日本で生きていた歴史オタクの会社員が、目覚めると――そこは戦国時代。しかも、自分が織田信長として生まれ変わっていた。時は1560年、桶狭間の戦い直前。うつけと呼ばれていた信長が、突如として覚醒する。
だが、これはただの「歴史通りの信長
」ではない。現代の知識、AI時代の統治理論、心理学、地政学、経済戦略を武器に、戦国という混沌を塗り替えていく。
◆教育改革で読み書きの町民を育て、
◆上下水道を整えて疫病を防ぎ、
◆帳簿制度と五人組で年貢徴収を制度化、
◆市場経済を開き貨幣流通を掌握、
◆僧侶と商人すらも味方につける。
今川義元、斎藤道三、浅井長政、比叡山延暦寺――次々と現れる強敵に対し、**武力よりも知力で捻じ伏せる“新しい信長”**の姿がここにある。
「天下布武とは、力ではなく秩序である」
そう語る彼の野望は、“史実を超えた日本統一”だけでは終わらない――
その先にあるのは、“民が主役の国家”、そして“世界を見据えた大改革”だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 16:37:49
50581文字
会話率:31%
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深め
てハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 18:00:00
88345文字
会話率:36%
ヴェネツィアの夜、宮殿を改装した秘密カジノの奥で、ひとつの“ゲーム”が静かに幕を開けた。
元MI6の戦略アナリストであり、現在は伝説的ギャンブラーとして暗躍する男――ルシアン “ルーク” グレイヴス。
彼が今夜狙うのは、金でも名声でもない
。
それは、表社会と裏社会を繋ぐ影のネットワーク“マーケド・リング”が動かす、巨額のマネーロンダリング計画――そしてその鍵を握るイタリアン・マフィアの大物、レオナルド・ジアッコ。
この勝負に挑むルークの傍らには、一人の女がいる。
銀髪に氷の瞳を持ち、ディーラーにして天才ハッカー――イヴリン・スカイ。
彼女はカジノの内側に潜入し、裏システムを完全に掌握。ルークの命綱として、そして唯一無二の相棒として勝負を支える。
ふたりの間には言葉を超えた連携と、微かに揺れる想いが存在する。だが、それを口にする余裕など、この世界には存在しない。
ゲームは一度きり。ルールは存在せず、カードの下に隠された“真実”と“嘘”こそが勝敗を分ける。
金、命、秘密、裏切り、すべてが賭けられるこの勝負で、ルークが引き当てるのは――ジャックポットか、それとも奈落か。
そして彼らはまだ知らない。
このカジノで始まった勝負は、ただの序章に過ぎないことを。
舞台はヴェネツィア、マカオ、ベルリン、ニューヨークへと移り、彼らの過去と現在、そして未来が交錯していく。
狙われているのは金ではない。世界の“秩序”だ。
暗躍する組織、追い詰められる情報、揺らぐ信頼――
その中で、仮面の下にある“本当の顔”だけが、生き延びる鍵となる。
この世界で生き残るのは、運の良い者ではない――全てを偽り、そして見抜く者だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 19:39:19
2996文字
会話率:22%
かつて人間と争い、敗れた種族がいた。彼らは数千年の間身を潜め、来るべき再興の日を待ち続けた。
そして愚かな人類が自ら滅びの道を歩み、地球の主権が再び大自然のもとへと還った時、彼らは翼を広げた。
人類の九割弱が死滅した二十五世紀、北欧に
興った新興国家がその持てる技術を用いて世界を掌握しようと試みていた。その侵攻による被害をこうむった人々の中に、ある一人の少女がいた。煉獄の左目と最果ての宇宙の如き黒い右目、左頬に刻まれた謎の紋章、闇よりも深き黒髪と、雪よりも美しく儚い肌をしたその少女は復讐のためにあてのない旅をさまよう。
そして彼女は自分と似た「彼ら」と出会うことで、自らのアイデンティティを見つける。
ダークな話で、主人公の少女が痛めつけられるシーンがあります。ご注意ください。
他に二つ執筆しているので、最短で三日に一度の更新になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 19:39:18
995202文字
会話率:42%
――私の赤ちゃんは、夫とパパ活女に殺された。――
如月澪は夫・紘人と息子・蒼空(そら)と慎ましく幸せな暮らしを築いていた。しかしある日、わずか1歳の蒼空が自宅マンションから転落死する。警察は事故と断定し、世間は澪を「育児放棄の母」と嘲け笑
う。絶望に沈む彼女の前に現れたのは、謎に満ちた少年。彼は蒼空の死を、夫と夫のパパ活相手 “M” によって故意に落とされた殺人と告げる。紘人は“M”に数千万円を貢ぎ、家族の未来までも喰い潰していた。
「許さない……」
血の涙を流しながら澪はMと夫に復讐を誓う。実は、夫が「優しいだけの女」と見下していた澪の血には、かつて少女を惨殺した父の狂気の血統が流れていた。
澪は、父の血を目覚めさせながら、息子の命を弄んだ者たちを次々に狩り始める。しかし、Mもまた、言葉だけで人を殺してしまうほどの人心掌握の天才であり、神がかった知能と異常性を持つサイコパスだった。さらにMには、復讐の裏で澪の復讐心すらも利用したある目的があり……
母性と殺意がせめぎ合う中、彼女は復讐を遂げるのか。父と同じ地獄の果てで、母が手にしたものとは――。
愛と暴力が絡み合い、嘘と血が飛び散るサスペンス×復讐劇が、開幕する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 19:10:44
106416文字
会話率:31%
――世界が滅んでも、悪はしぶとく生き延びる。
崩壊寸前の本拠地から、悪の秘密結社ネオ・ベスティアの幹部と戦闘員が時空を越えて脱出した先は、なんと剣と魔法と王政が支配する異世界!?
しかも目覚めた幹部・バタフライノクス・リナウスは、見た目
“麗しの妖精姫”、中身“人心掌握と細胞破壊に長けたナノマシン魔女”。
隣にいるのは、成績も階級もそこそこ平凡な戦闘員・83号(ワタナベ・マコト)。
「悪の組織のやることなんて、異世界でも同じよ」
「えっ、ちょっ…待ってくださいよ、リナウス様!?」
病に伏せる王を“奇跡”で癒し、民衆からは信仰レベルで崇められ――
けれどその優美な翅は、いつだって毒にも薬にもなるナノマシン。
知らぬ間に、異世界は掌の上。
信仰か、恐怖か。救世か、征服か。
ドタバタ×ダーク×ほんのちょっと友情?な異世界侵略ファンタジー、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 15:03:52
32705文字
会話率:33%
トゥイリアース王国王都、ミリール。
その北西に位置するのは王国の筆頭公爵家・ヴァーミリオン家の別邸。
当主のアルベルト・ヴァーミリオンは今日も元気に娘リリアンの姿を見守っていた。
アルベルトには絶対の宝物がある。それは、娘リリアンに他なら
ない。
美しく聡明で気高い彼女は、アルベルトのみならず息子レイナードにとっても、また彼らに仕える者達にとっても、天使と呼んで差し支えないくらいには愛おしい存在であった。
アルベルトは、リリアンの為とあらば権力と財力、地位を振り翳して目的を達成する。
彼女が美しいと言ったものは保護し、酸鼻を嘆けばそれを正し、彼女を害そうとするものは排除した。
その結果、ヴァーミリオン家は意図せず、近隣諸国を掌握できるくらいに急成長を遂げる。
「全てはリリアンの為に!」
それを合言葉に、ヴァーミリオン家の人々は今日も、天使を慈しむのであった。
※このお話は、日常系のギャグです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 17:04:41
1064449文字
会話率:48%
都市伝説専門のフリーライター・綾木 陸(あやき りく)は、匿名掲示板に投稿された不気味な体験談に惹かれる。それは、「赫ノ邑(かくのむら)」という、地図にも記録にも存在しない謎の集落に迷い込んだという男の証言だった。
村の住人は皆、赤い布
を纏い、古びた神社を中心に奇怪な風習を守り続けていたという。そしてその投稿は突然削除され、掲示板そのものが“何者か”によって掌握される。
綾木は調査の末、ついにその村の痕跡を突き止める。
だが──それが、“地獄”の入口だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 15:25:28
10949文字
会話率:11%