紅い毛の人狼──『レッドウルフ』は、再婚先で亡くなった育ての母から手紙と遺品を受け取る。
その中にあった古い鍵は、亡き父の部屋へ通じるという。
父は九歳の時に謎の死を遂げ、死因は事故とされたが、彼女はその真相に疑問を感じ続けていた。
父の部
屋に残されていた謎の上着と、そのポケットの中の赤い指輪を見つける。
母の手紙には父の死後に男児を産み、その子が行方不明になったことが書かれていた。
その子──『ケイド』を探すことが母の遺言だった。
彼女は誓う。
父の死の真相と、弟のような存在であるケイドの行方をたどると。
そして、赤い指輪と共に、彼女の旅が始まった。
↓以下あらすじにあらず。言い訳なり↓
悪役令嬢以外のお話も書いてみました。
ファンタジーを書くならこんな話が良いなと構想を練ること約十年程。
最初はレッドウルフは主人公を助ける脇役として書く予定でした。
ケイドと言うのは仮名だったのですが、頭の中で何回も反芻していたら定着してしまって。
ちなみに父の名前は未だに考え中です。
結構濃厚な恋愛描写があるお話なので、要注意ですね。
ギリ致してる場面は書いてない感じです。
この主人公は、賛否が分かれるんではないでしょうか。
恋多き乙女なんですがね。
ちなみにですが、今後も加筆修正がんがんしてくと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 23:00:00
15311文字
会話率:31%
「三世紀の危機」を迎えたローマ帝国で、辺境出身の主人公が皇帝を目指す。
「ローマ帝国三世紀の危機」と呼ばれる「軍人皇帝時代」の、巨大な渦巻にも似た激動に巻き込まれるマクシミヌス・トラクス大将軍。彼が持つ武力を背景に、果たして彼はローマ帝
国皇帝の座を射止められるのか?
史実をベースにした、愛憎が交錯する壮大な政治闘争ドラマをお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:41:00
29801文字
会話率:71%
貧乏貴族の娘・レンカは、父親に売られるようにして高位貴族に嫁ぐ羽目になる。
その貴族は過去四回も結婚しており、急死した妻たちは、彼によって殺されたのではないかと噂されていた。
結婚式当日、レンカは森の古城へ逃げこみ、収納箱に隠れようとする。
だがその中には、前王朝を滅ぼした狂王、かつ、吸血鬼のシルヴェストルが眠っていた。
レンカは不思議な結婚指輪の力でシルヴェストルを従わせ、追っ手を撃退してもらうが、そのせいで彼と主従関係になってしまう。
指輪の力をなくすため、同居しながら方法を探すふたり。
傲岸不遜なシルヴェストルに反発するも、どこか危うい彼に惹かれていくレンカだが、やがて国を揺るがす大事件に巻きこまれていき……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 21:34:47
121602文字
会話率:32%
無から炎を生み出す異能ゆえに人目を避けて暮らす娘ジャニは、王なき王国の第三王子ダルシャンの命を救う。彼女こそ所有者に玉座を約束する「炎神の験《アグニのしるし》」だと確信したダルシャンに導かれ、王都に赴くジャニ。だが宮廷には様々な思惑が渦巻い
ていた。ジャニの正体を怪しむ摂政。姿を見せぬ先王妃。玉座を争う第二王子。華やかな王都に、孤独な彼女の居場所はあるのか。
「バーフバリ」などのインド映画が好き。『十二国記』や『指輪物語』が好き。恋とか愛の物語も大好き。そんな作者による「古代インド風×ファンタジー×男女恋愛」小説。
カクヨムに先行投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 19:00:00
132708文字
会話率:38%
緻里(ちさと)は、父から授かった風雨を操る力と、母から遺伝した雷を導く能力を持ち、同学年では敵無しの、島国の天才だった。
高校二年生で、島国が対立する大陸の高校へと留学し、語学を身につける。
そしてそこで、思純(しじゅん)という女の子と
恋愛をする。
わずかな関わりだけで、二人は指輪の契りを結ぶ。
やがて大陸と島国は戦争状態になる。
その指輪だけが、戦争の最中、海で隔たれた緻里と思純をつなぐ、たった一つの証だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 18:11:55
444523文字
会話率:54%
政略によって王子との婚約を結んだ公爵令嬢リディア・グレイスは、王都で「冷たい悪役令嬢」として断罪の場に立たされる。庶民出身の少女ミレーヌと“真実の愛”を演じる王子は、彼女を一方的に糾弾し、婚約破棄を言い渡す。
だがリディアは一言も言い訳せ
ず、静かに指輪を外し、足元に落とす。「この腐った関係、ここで終わりにしましょう」──その一言で空気は一変する。
美しさと誇りをまとい、沈黙で抗った彼女の姿は、やがて民の心に伝説として刻まれる。
嘘は崩れ、真実は静かに広がる。
これは、声を上げずに勝った“美の革命”の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 18:00:00
5349文字
会話率:19%
私、ティア・グレンターノ伯爵令嬢は、学園卒業間近に、男性に食事に誘われた。
婚約指輪でもくれるのかと思ってレストランに出向いたら、三人の男が待っていた。
いずれもクラスやサークルで見知った男たちだったので、私に恋して取り合うのか、と思ったら
、「君がこんなにふしだらだとは思わなかった」と非難された。
三人ともが勝手に「私と付き合ってる」と思い込み、そのうえで私が「三股をかけていた」と悪い噂を広めたことを暴露したのだ。
しかもその挙句、「君には失望したから、慰謝料代わりに妹のフレア嬢を紹介しろ」と脅迫してきた。
たしかに、私の妹フレア・グレンターノ伯爵令嬢は、すべての面で優秀で、おまけに顔から性格まで可愛い、自慢の妹だ。
実際、妹は、私とは比べものにならないくらいモテている。
でも私が、「妹と比べて、学力も体力も、容姿すらも劣る」、「暗くて、性格が悪い」などと散々に言われ始めると、(なんで私がそんなに詰られなきゃならないんだ!?)と腹が立ってきた。
しかもどうやら、コイツらは、はじめから妹狙いで、私に言い寄ってきたらしい。
ざけんな。
よろしい、ならば言わせてもらおう。
おまえらこそ、妹に、そして私に釣り合うような男かどうか、鏡を見て、よく考えろ! と。
三人とも、私を貶めた罰を受けてもらおうじゃない!
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 12:10:00
25842文字
会話率:19%
夫の馬車が接触事故を起こした。
その際、夫が、婚前の女性を馬車に同乗させていたことが判明した。
王国では、婚前の令嬢が既婚男性と馬車を共にするのはタブーとされ、不倫を疑われる。
しかも、その女性はなんと、王太子殿下の婚約者で、将来は王妃様に
もなろうかという娘だった。
実際に、若い女性ーーそれも王太子殿下の婚約者を相手に不倫をしていた夫は、妻である私に謝るどころか、言い訳すらせずに、一緒に不倫を隠蔽するのを手伝ってくれ、という。
事故相手に渡す口止め料を工面し、さらには、馬車に同乗していたのは不倫相手ではなく、妻であるおまえだったということにしてくれ、というのだ。
もし、お金が用立てられないなら、結婚指輪を売り払え、とまで言われる始末だった。
さすがに愛想が尽きた私は、お金を用立てないばかりか、一切、口を利かないことにした。
すると、あれよあれよと言う間に、事態が転がって行き、とんでもないことにーー。
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 12:10:00
17815文字
会話率:14%
宝石を産出する豊かな王国に、〈宝石の姫〉と称される公爵令嬢ミリアがいました。
彼女はラモス王太子との結婚を間近に控え、幸せ絶頂でした。
そんなときに、王太子と〈薬草の森〉へと旅行することになりました。
ところが、いきなり王太子によって馬車か
ら突き落とされてしまったのです。
しかも、長年仕えてくれていた侍女エイミーに平手打ちを喰らった挙句、ナイフでネックレスを切り裂かれ、指も切り落とされて、婚約指輪までもが奪われてしまいました。
そのまま森の中に打ち捨てられてしまい、やがて、大型蛇の魔獣が、牙を剥き出して迫ってきてーー。
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 12:10:00
24730文字
会話率:21%
天空世界ムーカイラムラーヴァリー。
それは、天空に島々が浮かぶ異世界。
その天空世界の最上部に浮かぶ帝島。その神殿の中では、1人の少女が懸命に駈けていた。
その彼女を妨害しようと邪魔するものがあらわれるが、少女は突然光に包まれ『夢』
の中へ飛び込む……。
さやかの子どもであるヒカルは、15歳の高校一年生になっていた。
ヒカルに父親はおらず、母親であるさやかと2人で生活している。そんなヒカルはあと数日で16歳になり高校二年生になるまじかだったが、突然彼の目の前に金髪の少女が現れる。
その少女の左手は燃えるように赤く、そのせいで苦しんでいた。彼女を救うために、ヒカルはその指輪を強引に引き抜く……。
前作からの物語を継承するストーリーは、ヒカルを変えるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 22:17:29
21459文字
会話率:38%
魔法がある異世界で指輪に選ばれた人々はみんなに敬愛されている。そして、無属性の指輪に選ばれた、リディア・は婚約者であるフランパート王太子殿下に婚約破棄を言い渡される。無属性は”無能”とされているが...
最終更新:2025-06-25 21:01:28
44914文字
会話率:54%
「やっぱりNTRって最高ですよね♡ せ~んぱい」
……こんなラブコメヒロイン、俺は嫌だ。
青春とは無縁の日々を送る高校2年生、笹原斗真は突然。立て続けに美少女たちから好意を寄せられる。
ハーフアップのツインテールとクリっとした瞳が
チャームポイントの1年生№1美少女、三森咲月。見るものすべてを惹きつける圧倒的美貌を持ちながら、入学以来成績トップに君臨し続ける才色兼備の2年生№1美少女、花守陽菜。無表情×ウィスパーボイスの女バドのエース、小柄な身体でコートを縦横無尽に駆け回る3年生№1美少女、氷護雪
そんな学年№1美少女たちから向けられる最上級の愛。これは平凡な陰キャ男子が、なんだかんだで可愛い女の子たちと親睦を深め、イチャイチャする。ありがちなご都合主義乙のハーレムラブコメ──ではなかった。
ねぇ、なんでみんな性癖が歪んでるの???
NTRが大好きな三森咲月は交際した俺に新しい彼女を作ろうとするし、ヤンデレ化した花守陽菜は俺とお揃いの指輪を購入しようとするし、ドMな氷護雪は俺に汚く罵ってと懇願するし……。
──こんなハーレムなら、ボッチの方がずっとましだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 23:11:12
29764文字
会話率:64%
高校2年生の居須磨蓮(いすま・れん)は、堕天使を名乗るデカラビアと契約してしまう。彼の住んでいる神無市では、堕天使絡みの不可解な事件が多発していた。
ある事件に巻き込まれたのをきっけかに、蓮は現代に飛ばされてきたソロモン王と出会う。彼女は「
悪霊の王」なる者に「ソロモンの指輪」を奪われ、追われていた。ソロモン王の命を狙う堕天使たち、そして悪霊の王との闘いに蓮は巻き込まれてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 19:41:46
32968文字
会話率:47%
金があれば何でもできる、予想外な出来事にも対応できる。そう思っていた二十八年の青年、鏡谷知里〈かがみやちさと〉。
車に轢かれたと微かな記憶はあるが、次に目を覚ました時には見覚えのない場所に居た。
冒険者のような服を着た男と魔法使い風
の女。岩壁の広場の奥には、大型トラックの倍は大きいドラゴンが、俺達三人を見下ろしていた。
なんで、なんで俺がこんなことに巻き込まれないといけないんだよ。俺はただ、静かに家で通帳を眺めながら生活していたかっただけなのに。命を懸けた戦闘なんて絶対にやりたくなかったのに、世界を救いたいとかもないのに。
俺をこの世界に呼んだ奴をぶっ飛ばすため、右の中指に嵌められている指輪に込められている魔力と、大量の魔法を利用して生きていこう。
そう思っていたのもつかの間、チート能力をゲットし、無双してきた俺の前に現れたのはチート級以上に強いこの世界を束ねる者達。
「この世界を束ねている組織があるみたいだが、腐ってんな。そいつらをどうにかしねぇと俺の平穏は訪れないみたいだし。金を稼ぎつつ、俺は出来る限り楽をし、この世界をまとめる奴をぶっ飛ばす」
※カクヨムでも更新中
※挿絵:あニキさん折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 18:10:12
1141999文字
会話率:39%
異世界にいきたくてたまらない国王テンセイ・イセカイ・シュタインはある日ネット通販で異世界に行ける指輪を買う。早速使うと何故か国ごと異世界に来てしまったようで…
笑いあり!涙はなし!?波乱万丈!ギャグ全振りの異世界ファンタジーがここにから始ま
る!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 18:09:30
88320文字
会話率:44%
ある日200年前の勇者と魔王の戦いの夢を見るようになった少年グラン・フォーカスは師匠のリアナ・クリアから外したら死ぬ魔力を吸い取る指輪をもらい王都郊外にあるウォルストン学園へ通うことになった。そこで出会った黒猫の使い魔を持つメリア・ランリス
、魔法の扱いにたけているエルド・リオッド、ほかにも個性豊かな仲間たちと共に学園生活を謳歌する。だが、この学園には何か裏があるようで・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 17:00:00
8783文字
会話率:52%
存在感が薄く、誰にも気づかれずに生きてきた高校生・白河空。
ある日、彼の前に現れた謎の存在は、こう告げた。
「この指輪で、誰かを3分だけ“世界から消す”ことができる」
信じられないまま、彼はその力を──試す。
最終更新:2025-06-24 07:11:56
7762文字
会話率:23%
あたし四ノ宮 神美(しのみや かみ)は食べる事が大好きなぽっちゃりワガママボディのJK!。16歳の誕生日に、家族と親戚の皆で誕生日パーティーをする筈が、謎の中華服を着た集団が現れて何故か命を狙われる事にぃ!?。家族はあたしを「美豚(びとん)
」って言う中華伝説に登場する伝説の食材にする為にあたしを育てていた事が判明!?。生贄として差し出されたあたしは間一髪で、おばあちゃんに助けられたの。おばあちゃんから龍の髭で造られた不思議な指輪を渡された瞬間、目の前の景色が急に古代中国に似た世界に!!────途方に暮れていると、黒服の怪しい集団に殺されそうになるんだけど、すっごい美形の男の子に助けられちゃったの!!。ドキドキと空腹で気絶……
どうか夢でありますように
外部投稿サイト アルファポリス・カクヨムでも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 22:51:44
112120文字
会話率:61%
かつて“悪役令嬢”と蔑まれた侯爵令嬢クラリスは、王太子と妹の不倫により婚約を破棄され、全てを失った。だが、クラリスは泣き寝入りせず、隣国ルヴィアの王子・レオナルドと政略結婚――いわゆる“白い結婚”を選び、復讐の舞台に返り咲く。彼女の冷静な策
略により、元婚約者と妹は失脚。そして静かに復讐を果たした後、クラリスの心を癒したのは、夫レオナルドの深い愛だった。表面だけの政略結婚は、やがて真実の絆に変わり、クラリスは“愛される女性”として生まれ変わる。過去の因縁に決着をつけ、再び現れた妹との対話を経て、クラリスはようやく“赦し”と“癒し”を知る。真紅の指輪に誓われたその愛は、やがて新たな命を宿し、彼女を真の幸福へと導いていく――白く始まった結婚は、やがて深紅に染まり、悪役令嬢は愛に包まれて生きていく。これは、復讐の果てに辿り着いた、ひとつのハッピーエンドの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 20:30:00
3417文字
会話率:40%
ゴミ箱と呼ばれる閉鎖的な施設に人殺しの烙印を押された人々が収容され、労働と劣悪な環境の中で暮らしている。新たにやってきた「おじさん」は、純粋で歌好きな少女・リンダと出会う。リンダは罪のない境遇でここに生まれ、皆から偶像のように愛されていた。
リンダと触れ合う中で、おじさんは自分が人を殺した罪や、かつて渡した指輪、音楽への思いをリンダに語る。
やがて模範囚たちの訴えとリンダの歌声が看守を動かし、リンダは外の世界へ送り出される。街に出たリンダは助けてくれた女性・セレナと出会い、大切な人から受け継いだ指輪で願いを託される。リンダは「外の世界に音楽を届ける」という想いとともに、新しい人生を歩み始める。罪と贖い、人のぬくもり、夢をつなぐ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 19:00:00
9109文字
会話率:91%
主人公『氷河龍』は18歳迄、孤児院で育ち、足なが育英会の制度を利用して有名大学院に入学。
有名大学院を主席で卒業し、大手IT企業のデジタルクリエイティブ部に所属。新社会人として働く毎日を送っていた。
氷河龍の夢は30歳迄ソコソコ働き、貯
金がある程度貯まったら……海外で物価が安い国に永久移住し、海の見える土地で家を買って、楽しく人生をおくる事‼️
初給料の日……育ての親、父親の誕生日が明日だった。
俺をここ迄育ててくれた父親と母親に感謝の気持ちを込めて初任給の使い道は、父親には新潟県銘酒『麒麟山』の日本酒、母親には『ダイヤモンドの指輪』を買ってから、自宅へ急いでいた。
氷河は夜がふけて、帰りが遅くなってしまった。
駅の近くに警察署があり、警察署の掲示板に『凶悪犯の指名手配書』が気になって観ていた氷河。
氷河は正義感が強く、犯罪を犯して逃げてる犯人が許せなかった。
氷河はある人物に釘付けとなった。
凶悪犯指名手配書にボヤけてる犯人の似顔絵があった。名前はサイレントキラー。
『サイレントキラー??』
氷河が言葉を発した瞬間、冷たい風が氷河の体を貫通した。氷河は嫌な予感を感じて全く動けない。
氷河の背後から不気味な笑いが聞こえてきた。
キィヒヒヒヒッヒーーー。
突然、背中に痛み出した。
氷河は胸に手を当てて、ゆっくりと手を見ると真っ赤な血に染まっていた。
『!?』(何だコレ!?)
ギャハハハハハハ~~。
ズブズブズブズブズブズブズブズブ。
氷河は何者かによって、大きなナイフで何度も何度もメッタ刺さしにされていた。
氷河は悲鳴をあげる事も出来ず、ゆっくりと地面に倒れていった。
意識が薄れていく中、微かに大きなナイフを2本持った人物を目撃しながら……
『俺が何で……こんな目に合わなければならないんだ‼️俺が死ぬのか?……又やりたい事や美味しい食べ物も食べてないのに……死……死にたく……ない』
氷河は静かに目を閉じた。
何もない真っ黒な空間に、氷河は横たわっていた。
見知らぬ男性が姿を表した。
果たして、救いの神か、それとも地獄の神か。
氷河の運命はいかに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 02:38:25
468237文字
会話率:14%
ヴォロディア大陸の東の大国トルキアは、北のインガル帝国の侵攻によって滅ぼされてしまう。インガルの宮廷魔術師ラズリーの目的は、トルキア王家が秘匿しているという三大秘宝のひとつである死者の書であった。十年の時をかけて死者の書の秘密を解き明かした
ラズリーは、死者を甦らせる魔法ネクロマンシーを習得する。次々と甦る死霊兵の存在に気付いたアイゼニアのティアナは、魔導士のウォルフ、近衛兵のナッシュ達と同じく三大秘宝の一つである神獣の指輪を求めてインガルの支配するトルキアへ潜入する。同じ頃、トルキアの東部の海岸に異国の戦士が流れ着く。そしてトルキア王都には白覆面の戦士が現れる。また天空を駆ける神獣シュロに乗る仙導士ゼンは、この大陸に何者かが封じ込めた力に興味をもってヴォロディア大陸に降り立つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 21:03:19
35434文字
会話率:20%