実父シブレット男爵に虐待される最中、リリーベルは自分の前世が最強魔術師『大自在の魔女』レイラ・アンドヴァリだと思い出す。その後は用意周到に準備を進め、9歳の時点で無事に実家からの追放を果たす。
その時点でレイラの死後10年目。
気になるの
は、遺した元夫シュヴァルツ・リヒトフェルト魔術伯の動向。
調べによると、すでに娘がいるらしい。
「後妻さんとの娘よね。かわいいわよね、絶対! だってシュヴァルツは美少年だったもの!」
悲しませてしまった元夫の、幸せな姿を一目見てみたい。
リリーベルは赤の他人の少女メイドとして、元夫の城に雇用されるが――
城に行けばぐちゃぐちゃ。
元夫はボロボロで、死んだ目をしてレイラを思って病んでいる。
そのうえ一人娘ユーグカを、レイラの娘だと言い張って育てていた。
「そそそその、計算が合わないのですが……」
「ユーグカはレイラの娘だよ。愛の奇跡で生まれたんだ」
「あ、あいのきせき」
確かにユーグカはレイラとうり二つ。『大自在の魔女』の能力も持っている。
産んだ覚えどころか、初夜すら迎えていなかったのに。どうして。
ともあれ元妻として、現お世話係のメイドとして、愛する家族をこのままにはしておけない。
リリーベルは誓う。メイドとして二人を幸せにしなければ、絶対に!
最強チートな能力持ちの転生メイド9歳が、家事に料理に奮闘し、
愛する元夫と娘を正体を隠して溺愛する、元気で明るいお話です。
ちゃんと実家ざまあもします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 06:00:00
60449文字
会話率:46%
王太子ロバートと伯爵令嬢メアリは結婚が許されないまま、密かに結ばれた。メアリはロバートと愛を育むが、徐々に不安が募る。ロバートには秘密があるらしいと気づいたのだ。別れるべきか添い遂げるべきか? 悩む彼女は開祖エリオンに救いを求めるが……。
やがて物語は、千年前の勇者たちと魔王の壮絶な戦いへと遡る。さらに二千年前に君臨した聖王と聖妃が語り掛ける。伝説の愛の秘密が明かされたとき、メアリとロバートの運命は大きく動き出す。
過去と現在が交錯する物語の中で、二人の愛は試練を乗り越えられるのか? 前世の記憶が導く、二千年にわたる愛の奇跡。
この小説は「彼女の前世がニホンジン? このままでは婚約破棄しかない!」の続きです。
前作では名前だけ登場した、史師エリオン、勇者セオドア、女勇者カリマ、そして魔王ネクロザールが活躍します。聖王アトレウスと聖妃アタランテも登場します。
前作の主役ロバートも活躍しますが、今作は、過去の伝説がメインストーリーとなっています。
前作と同様、八万字を予定しています。三日に一度の更新を目指します。今年いっぱいに完結の予定です。
アルファポリスとエブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 17:50:00
173763文字
会話率:41%
ベルタリア王国の名門・ヴァレンティア家に仕える従者カイルは、主であるセリーヌに対する叶わぬ恋心を抱えていた。彼の胸には、「報われぬ想い」を抱く者がかかるという病――“花吐き病”が静かに進行していた。この病を治すには、想い人と愛を通わせるしか
ないが、従者としての誇りがカイルにその想いを口にさせない。愛を告げぬまま死ぬ覚悟を決めたカイル。その想いはセリーヌのため、だたそれだけだったはずなのに。冷たく響く鎖の音と、凍えるような視線と、焼け付きそうな愛情。
「お前の心は誰に向いているの?」
すれ違う想いと秘められた真実――花が織りなす愛の奇跡が、二人に訪れるとき、果たしてその愛は永遠のものとなるのか。
◯花吐き病パロディ、全15話、完結まで執筆済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 19:00:00
19697文字
会話率:35%
真実の愛が呪いを解く最大の魔法と信じられているこの国で、人々は真実の愛の奇跡を目撃した…。そう、王子と令嬢の、真実の愛が呪いに打ち勝つ瞬間を、学園の階段下で。
…いやいやいや待ってください誤解なんです不可抗力なんです違うんですこれは真実の愛
の口付けではなく、事故チューなんです…!まさかの事故チューで魅了されていた王子様の呪いが解け、ビビり散らすご令嬢のお話。
前後編で完結していましたが、もう数話連載することにしました。相変わらずビビり散らしているイヴと、周囲の思い込みを利用するアルバートをよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-22 00:12:56
146800文字
会話率:22%
若き気鋭の女流幻想小説家、御陵彬《みささぎ・あきら》は小説を書くことに関しては天才的だったが、私生活はちょっと残念な女性だった。担当編集者、黒野戒十《くろの・かいと》から次回作として苦手としていたホラー物の連載執筆を薦められた彼女は、連載に
挿絵を描くことになった怪奇画家の青年、草壁鞍馬《くさかべ・くらま》との顔合わせに緊張しながら臨む。鞍馬から「しょうけら」というお題を得た彬はさっそく帰宅後からそのお題に取り組むのだが、その夜から彼女は二十四時間常に付き纏う何者かの視線と気配に悩まされ始める。
女性作家と怪奇画家のタッグで怪異を《産み》《封じる》物語。――あるいは、子供のように愛の奇跡を信じた男の物語。
ファンタジーやホラーの要素が出てくるまで少し……かなり? かかりますが、お付き合い頂けると嬉しいです。
小野セージの作品はスターシステムを採用しています。また作中の怪異知識は創作も多分に含まれます。エブリスタさん、ノベルアップ+さん、カクヨムさんにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-23 17:37:58
108516文字
会話率:34%
一目惚れした少女は悪役令嬢だった。
落馬事故の衝撃で思いだしたのは、自分には前世があるということ。ついでに乙女ゲーム『救国の聖女と愛の奇跡』の世界に、攻略対象の1人『ワガママバカ王子』として生まれ変わっていたことまで発覚してしまった。
せ
っかく転生はしたものの、国は王家が威厳をなくし、政治腐敗の蔓延る泥舟状態。
そんな国の王太子であるクライエスがおバカ王子を返上しようにも、そんな真似をすれば“将来は傀儡の王である自分”を期待する周囲から、命を狙われる確率が跳ね上がることが確定している。謂わば詰んだ状態。
他の攻略対象達も、そのままの状態なら国の将来を脅かしかねない問題児揃い。
唯一まともなのは、ライバルキャラの悪役令嬢なのだが、彼女はどのルートでも最終的に没落、国外追放、修道院行き、処刑のどれかが待っている。
一目惚れして無理を通して婚約者に指名したのはクライエスだというのに、あんまりな結末。彼女をそんな理不尽な結末に追いやりたくない。
そしてあわよくば、政略結婚という名目でしぶしぶ婚約してくれた彼女から、愛を得たい。
その為にはアカデミー入学前に、なんとしても現状を改善し、無事に生き残らなければならない。
これは初恋の出だしを失敗した王子が、せめて婚約者を悪役令嬢にしないようにと奮闘し、過程で王家の威信を取り戻していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 00:00:00
128360文字
会話率:28%
魔法とは異なる純粋な精霊の力を操れる少年ミルトと少女ミラーの物語。
彼らは賢樹と言う偉大な魔法使いのポムの教えの元、健やかに成長していく。
だが、六年に一度来る狂月期と言う災厄の期間に、彼らの住む街に深刻な問題が発生してしまう。
そこに更
なる危機が重なり、その内に街の滅亡と言う最悪の結末が現実味を帯びてくる。
しかし、ある出来事で大怪我を負ったミルトは古の英雄〈精霊王〉と同じ力を偶然にも身に宿す事になる。
その力を頼りに彼らはポムと一緒に危険な街の外に出て、街を救うべく冒険の旅を始める事になるのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-10 10:28:03
401520文字
会話率:21%
洋子の恋人の政人は事故で死んだ。しかし政人は幽霊となって洋子の家に住み着いた。洋子だけが幽霊の政人を見たり触れたり話したりできるようであった。奇跡によって二人はまだ繋がっていた。
最終更新:2013-11-13 21:14:42
9472文字
会話率:42%
聖なる夜には、たまに奇跡が起きるらしい。
そんなある種のファンタジー。
クリスマス用の短編です。
最終更新:2012-12-25 01:36:39
5711文字
会話率:66%
二次元が大好きな長谷川冬夜の愛を受けて、恋愛シュミレーションゲームから出てきたゲームヒロイン、神山優希。
ゲームのなかでしたことしか知らない優希に、冬夜はいろいろな体験をさせてあげることに。
しかしそんな幸せな時間はいつまでも続くわけではな
く――
非日常的なことからはじまる日常を描いた小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-02 19:52:47
15768文字
会話率:62%
幼少の頃の記憶を失った一ノ瀬由佳里は、今年のクリスマスイヴに挙式を控え幸せな日々を過ごしていた。――しかし、由佳里の前に謎の男直哉が現われ………!?あいぽ初挑戦の本格ミステリー小説!!12月24日に全ての謎は解け『愛の奇跡』が世界を包む!?
最終更新:2007-12-07 00:56:39
10090文字
会話率:43%
ハヤテさんは、私の大好きな人。ううん、彼は人ではないけれど、私にとって一番大切な存在。彼とお話する特別な時間が大事だった。けど、ある時を境に、私は彼の声を聞くことが出来なくなってしまった。何故?どうして?――貴方の声が、聞きたい……。
最終更新:2006-12-05 17:26:35
3723文字
会話率:40%