三重県熊野灘に浮かぶ魚島に存在する廃墟『旧伊勢宮森水族館』。それは海洋生物学者・宮森海次郎が設立した個人経営の水族館であったが、七年前に宮森が飼育していた殺人クラゲの水槽に転落して非業の死を遂げた事で廃墟化し、長年にわたって放置され続けて
いるいわくつきの物件だった。2008年7月、志摩市沿岸にある別荘に集まっていた早応大学探検サークルのOBたちが熊野灘でクルージングをしていたが、その最中に事故で船が故障した事から魚島に上陸する事となり、予想以上の速さで接近した台風から逃れるために廃墟となった水族館内に避難。だがその翌日、メンバーの一人の死体がが腐った水の入った水槽内に突き落とされ、脱出不可能となった館内で連続殺人の幕が開く事となる……。同じ頃、一人遅れて志摩市の別荘に到着した中学教師の綿野英美里は誰もいない別荘に不審を覚え、助けを求めた志摩警察署でかつての教え子である女子高生・深町瑞穂と、その瑞穂が師と仰ぐ元刑事の私立探偵・榊原恵一と遭遇。彼らや警察と共に別荘内を調べると、血まみれになった女性の遺体が発見された……。本土と魚島、同時並行で起こった二つの事件を追う榊原恵一の推理やいかに! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 01:09:01
246306文字
会話率:63%
※ピクシブとの重複投稿です。
舞台は、2021年の三重県志摩市。
伊勢と鳥羽は、高校を卒業したばかりのカップル。
春休みに遊びに行った伊勢神宮で、謎の少女「ミエちゃん」と出会う。
伊勢と鳥羽は、別の世界から飛ばされてきたと話すミエちゃんを
保護する。
三人で伊勢を観光して、鳥羽の家がある片田に帰る。
鳥羽は、翻訳家の姉と二人で暮らしている。ミエちゃんは、鳥羽の家で居候することになった。(以下、続く)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-16 00:11:02
28196文字
会話率:71%
戸倉計助は田舎の公務員、四十歳になっても結婚することなく、独りで気ままな生活を送っていた。彼には若くして亡くなった弟がいたが、その妻が長期の入院となっており、娘を預かることになったのだった。
高校生になる杓谷(しやくや)ちぢりは、想像力
のたくましい女の子で、様々な発想で計助を驚かせた。独り身に慣れた彼にとって、純粋で想像がちな彼女との生活はわずらわしいことばかりで、不機嫌な計助の態度はちぢりを萎縮(いしゆく)させ、次第に二人はぎすぎすした関係となってしまう……
でこぼこな二人は、うまく暮らしていけるのか。
2019.3.17より順次掲載(隔日5時更新) 全23話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 05:00:00
113219文字
会話率:54%
2013年10月某日、日本に、解析できない謎の『金属』が発見された。どうやら、地球上では取れないものらしい。出土した場所は伊勢神宮。遷宮時に出土したらしい。
それから約一年後、いつも通り展示されていた「何も映らない」鏡に女子大生 浅野
梓(あさの あずさ)が映る。それと同じ時、自衛隊や米国のレーダーにも検知されなかった『空母』が三重県志摩市・熊野灘沖に現れる。
第二次世界大戦沖に沈んだ空母「信濃」に似た宙に浮いた船をめぐって世界情勢は目まぐるしく変わる。
世界各国の努力の結果、コンタクトが奇跡的に取れ、宇宙人が座上していることがわかる。
世界史において中心になったことがあまりない日本という国になぜ選ばれたのか。
なぜ、遥か昔に沈んだ船を改修したのか、そしてなぜ何も映らなかった鏡が映ったのか。
それは日本神話に関係があった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-01 00:00:00
66363文字
会話率:20%