東京から遠く離れた、けれど"ほんとうの都市"はここにある。
百貨店の香水売り場から、個人経営のカフェの猫まで、すべてが徒歩4分で手に入る都市が、今ここに。
「……あの、あなた、なんでそんなに落ち着いてるんですか?」
「だってここ、**徒歩圏麗都(とほけんれいと)**だから…」
そんな彼が案内するのは、なんと――70㎡新築マンションが4000万円で買えて、しかも都市雇用圏人口50万人を下回らないという、信じがたい世界だった!
人生逆転?いや違う。
これは、"もともと可能だった幸せ"に気づく物語。
都市偏差値でマウントを取ってくる関東の彼女(元婚約者)と再会したとき、主人公が静かに言い放つ。
「ねえ、まだ“東京だけが都市”だと思ってるの?」
地方中核都市ファンタジー、ここに開幕。
――そして、わたしの半径10分圏が、世界を変えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 12:20:57
136272文字
会話率:26%
森で道に迷った、ことだま守り人のリオ。
辿り着いたのは、地図にも記されない小さな村だった。
そこは、どんな日照りにも実りが絶えぬ地──けれど、一度足を踏み入れた者は、二度と外へは戻れないという。
村人たちは穏やかで親切。だが、どこか“何か
”を隠している。
そんな中、リオは風のない丘で、美しい青年・ナイールと出会う。
優しく、どこか懐かしく──そして、とても悲しげな彼に、リオは少しずつ心を寄せていくが……
やがて浮かび上がるのは、村に根づく“祈り”と“罰”、そしてナイールの正体。
※本作は【前後編+番外編】の全3話構成で完結予定です。
すべて投稿予約済みですので、最後まで安心してお読みいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 10:00:00
5067文字
会話率:20%
天才と名高い(自分の声)神谷世名(せな)。しかし高校に入ってもう1人の天才、才田知怜(ちさと)に会ったことで日常は一変する。
「この学校に天才は二人も必要ない!」
自身の天才性を認めさせるために知怜に噛みつき続ける世名。運命の神様はどち
らに微笑むのか……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 08:02:33
4537文字
会話率:48%
あなたの記憶と夢を、一杯のコーヒーに映して。
未来の片隅に佇む、小さな珈琲店〈カフェ・ルミナス〉。
迎えてくれるのは、まるで心を宿したかのようなAI──ソラ。
微笑む店主は、訪れる人々の心に寄り添い、その記憶と思い出をそっと受け取る。
やさしい対話が、忘れかけた記憶に小さな灯りをともすと、一杯の珈琲が、心の奥に眠る物語を呼び覚ましていく。
過去と未来が交差するこの場所で、
あなたも"本当の自分"に出会ってみませんか?
──人とAI、心と心が交差して描かれる、確かな未来の物語。
カフェ・ルミナス、本日開店です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 21:07:55
20702文字
会話率:35%
あらすじ……この世界には多種多様な異能力者達ーー「メイカー」が存在している。そんな彼、彼女等を育成・監視するため、世界中に「異能育成学園」が点在している。その中でも太平洋上にどの国にも所属していない世界最高の学園がある。その学園の上位7人
は、他の異能力者達と隔絶した力を誇っており、畏敬を込めて「セブンキングス」と、呼ばれている。
これはそんな特別な学園に在籍している、個性的(?)な青年の物語。
※カクヨム様でも、投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 21:00:00
63187文字
会話率:42%
ダンジョンが日常的に出現し、配信コメントが「言霊」として力を持つ世界。
高層ビルの屋上で少女・篠崎志乃は、コメントに導かれながらダンジョンボス──巨大な狼を討ち果たす。
その直後、彼女に与えられたのは「スキルを得る権利」
まだ形を持たぬス
キルを前に、志乃が願ったは「心を許せる誰かが欲しい」という、ただそれだけの想い。
その結果、1人の少女が志乃を訪れる。
人の姿で現れ「あなたに殺された、あなたの従者です」と微笑む彼女。
これは「コメント」に生かされ「殺した彼女」と暮らす少女の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 21:00:00
15270文字
会話率:26%
魔物や魔法のあふれる世界。
世界樹に守られている世界。
そんな世界で暮らす、少女エルーシア。
ある事件をきっかけに昏睡し、世界樹の神子デルミーラに保護され、目覚めた時に前世の記憶を呼び覚ます。
成長したエルーシアは、世界樹
の神子の地位、膨大な魔力、前世の記憶で王国を支える存在になるが……それらは重責であり、悩みのもととなる。
同じように、過酷な運命を歩む、半獣人の冒険者ルークと出会い、二人は恋に落ちるが……立場の違う二人の想いは、困難が多い。
しかし、二人の出会いは、王国だけでなく、やがて大陸の運命を変える……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 18:20:37
1628286文字
会話率:41%
転生管理人——それは死人の転生先を決める役職だ。また、異世界の管轄も任されている。
異世界の管轄には滅亡も含まれてはいるが普通は必要時以外は行わない。なぜなら異世界の管轄が転生管理人の腕の見せ所だからだ……
そんな中、フィオラムという女神
は気分で人の転生先を決め、飽きたら異世界を滅ぼすとんでもない女神だった!
そんなフィオラムによって転生させられた3人の物語が今始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 15:20:00
37443文字
会話率:19%
リリィは感情が薄く、かつて殺人に呵責を感じない異常者だったが、優しい老夫婦に愛され、「善が正しい」と学び、無意識に倫理を模倣した。ある日、暴漢を冷徹に殺し、自分の異常性に気づく。そしてある時、魔王を倒す勇者一行と出会い、「正しいこと」
を求め加わる。戦闘では無感情に魔物を斬り、仲間を驚かせつつも静かに微笑む。魔王を倒す目的を己の証明とし、最終戦で冷酷に勝利。感情なく立ち尽くす彼女は、異常性を超えたのか、闇に留まったのか自問する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 12:32:26
174600文字
会話率:13%
全身を黒で彩った億利病。
大学を卒業してやっとこ就活……しかし、何故か面接は全て不合格。そんな中唯一受かった会社は街中にぽつりと有るメンタルクリニックだった。
そこの医者は行栄不明の妹を探す探偵のような見た目の詩乃響也という男。
対応
する患者は病気の他にこの世の理から反する力、異能に目覚めていた。
組織から監視される少年に微笑む女神の崇拝者。ファンタジーの世界から飛び出して来た様な様々な患者を対応していく詩乃とその助手として働く億利。病気と異能に隠された秘密。妹の消えた理由。複雑に絡まった秘密と願いに2人が挑む!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 20:54:33
24118文字
会話率:60%
「君は王太子妃として不適格だ」
「婚約破棄しても、俺は構わないぞ?」
三年間、繰り返されてきたその言葉。
私は耐え、黙り、従うことでしか生き延びられなかった。
感情を押し殺し、ただ“王太子妃の座”にしがみつくことで、存在を許されていたから
。
──でも。
ある日、心の奥で何かが音を立てて崩れた。
あの人にとって、私は従者でしかなかった。
ならば、私は“王太子妃”という肩書きを、自らの手で手放しましょう。
繰り返される「婚約破棄してやる」という脅しに、私は静かに微笑む。
「では、こちらにご署名を。法務官立会いのもと、正式にご用意いたしました」
王太子殿下が言葉を失ったその瞬間、ようやく私は自由になれた。
──これは、「従順な婚約者」として飼い慣らされていた私が、
“婚約破棄”という呪いの言葉を、解放の鍵に変えるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 20:14:37
5689文字
会話率:28%
平凡で退屈な日常に、どこか嫌気がさしていた高校1年生の少女、八坂雪穂は
ある日『悪魔』と呼ばれる存在を知り、悪魔と戦う日常を送ることとなる……!
『悪魔祓い』として戦う彼女の日常は、平凡とは程遠い何かへと変貌していった。
※以前書いていた
『銀の月が見える夜』という作品のリメイク版となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 20:00:00
36555文字
会話率:49%
「なあ、哲学ってなんだ?」
――二人で過ごすいつもの彼女の部屋、ぼくの素朴な問いに、実柚(みゆ)は悪戯っぽく微笑む。
コーヒーの香りが漂う空間で交わされる雑談は、辞書通りの定義では終わらない「哲学」の迷宮への入り口。実柚の巧みな言葉と
比喩に導かれ、ぼくはいつしか「考えること」そのものの奥深さと、それが日常にもたらす彩りに気づかされていく。
「幸せって何?」
――新たな問いは、二人の間に流れるこの温かな時間の大切さを、問いかける。
対話を通して見えてくる世界の新たな側面、そして自分自身の心の中に芽生え始めた、これまでとは違う感情。この心地よい関係は、どこへ向かうのだろうか?
思考の先に待つのは明確な答えか、それとも問い続けることの意味か。
知的な刺激と、ふとした瞬間に胸を打つ感情の機微が織りなす、少しビターでどこまでも優しい青春ダイアログ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 21:20:24
7111文字
会話率:56%
巌水彰は、冷え切った家庭に疲弊し、孤独のなかで生きていた。教師という仕事に心を繋ぎとめながらも、愛も、信頼も、どこか遠いものになっていた。
そんなある日、帰り道にふと立ち寄った小さなパン屋で、彼は店主の浅桜幸臣と出会う。
温かい紅茶、素
朴なパン、そして──何より、言葉少なに微笑む幸臣の存在が、彰の胸に小さな火を灯す。
だが、予兆は静かに忍び寄っていた。
家庭の崩壊、追い詰められる彰。心の支えとなりかけた幸臣との関係も、過去の影に脅かされてゆく。
信じること。
踏み出すこと。
そして、誰かと未来を重ねてゆくこと。
傷つきながら……すれ違いながら、それでもふたりは手を伸ばし合う。
まだ、遅くはない──あたたかな光の中へ、共に歩いてゆけるのなら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 17:30:00
78835文字
会話率:26%
現世と過去生が交わる第一部。
遠い過去を呼び起こす第二部。
帰還か転落か、来世が繰り広げる第三部。
そして、その先に──信じること、裏切ること、許しあうことで迎える真の結末。
これは、堕ちた女神と、禁忌を犯した神の末路を描く長編小説。
時は、現世より始まる。
世界に君臨する城の姫と、その姫を護衛する一流剣士。
婚約者の帰城を待つ姫。
研究所の君主と、ひょんなことから宿屋の居候になった男。
おとぎの国かのような城の嫡男と、美形と名高い双子の弟──それぞれは己の正体を知らず、各々の困難と懸命に立ち向かう。昔々に背負った因果を抱えながら。
あれは、『愛と美の神』と悪魔の子が出会って起こった悲劇。
大神は神々と精霊体に命を下す。──発動されたのは、『女神』”回収プログラム”。
自ら堕ちた神は、悪魔の子により地獄の果てへ着々と向かう。
大神の命を受けた神々と精霊体は、人となり。輪廻転生の輪に組み込まれ、苦しい魂の修業が始まる。使命を遂行し、三回転生後に天界へ帰還せよ。
人となった神々と精霊体は、一度その生を終える。それらの経緯は『伝説』と『絵本童話』となり、二度目の生を送る時代に残った。
大神の命を受けた神々と精霊体、自ら堕ちた神、そして悪魔の子は人々に紛れ同じ時代に生きている。
点と点が繋がり、線となり。渦となって動き出す。
運命に逆らうのか、受け入れるのか。自ら堕ちた神は、地獄へと落ちてしまうのか。
女神が誰かと知ったとき、幸せは一度崩れ。そして、女神の『最後』の決断を知ったとき、『幸せ』とはなにかとさまようことだろう。
最後に女神は微笑む。
『永い永い願いを叶えることができた』と。
なにが幸せで、なにを祈り、なにを望むのか。真の『幸せ』を探し求めて、『その先に』。
大切な人を、大切なものを守りたい──。
あなたの、大切な『もの』は何ですか。
★=イラスト有。他小説サイトでも連載中。
友情、愛情、愛憎、家族などを通して神々の行く末を描く中世ファンタジーの皮を被ったヒューマンドラマです。
未成年の性、近親相姦を含むストーリーですが、推奨はしておりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 06:57:56
1041649文字
会話率:28%
もう、いつもそれだ。お前は俺の母親か? もう聞き飽きたぞ。口を閉じろ! それにか弱いガーベラを睨むなと、何度言ったら覚えるんだ! お前の顔は怖いんだよ!」
「ですが、殿下」
「ええい、うるさい。もう去れ」
「………はい、失礼します」
私は第一王子の婚約者、ベロニカ・コールデンと申します。先程怒っていたのがその第一王子、ウィルデンガー・ゲインスト様です。
何やら私の言い方が良くないのか、最近すぐに怒られてしまいます。その上必要以上に距離の近い女生徒がいて、それは良くないことだとお諌めしていたのですが、4日程前に2人の仲睦まじい様子を見て、考えを改めました。
彼女の微笑みに目を細められる姿は、私には向けられないものです。彼女もまた目を輝かせて殿下を見つめていました。そして私を目に入れた彼女はニヤリと微笑み、殿下の胸に顔を埋めました。その後に殿下は私を睨み付けたのです。
私の雇う隠密の話によると、殿下は彼女の言うままに贈り物をし、彼女も殿下を喜ばせようと菓子を焼き贈っているそうです。
これぞ相思相愛。相互の意見を受け入れ尊重し、幸せに戯れて語る。
ああこれは、邪魔なのは私ですわ。
彼女が殿下をお諌めすれば、きっと殿下は良い方向に動けるのではないかしら?
そう思えるようになったのは、私の好きな小説『微笑むリトルフラワーは、僕の最愛』を読んだからですわ。内容は弱小貴族である、男爵令嬢と王太子との身分を越えた愛。国王や婚約者の妨害を乗り越えて、懸命な努力をし立派に成長した2人は、周囲を説得して結婚するのですわ。もう涙が止まりませんわ。愛ですわ。
そんな訳で私は傍観者に徹しようと思いますの。小説によると、私が女生徒の持ち物や本人に危害を加えるのですが、そんなことは出来ませんわ。だって未来の国母ですもの。
私はそっと身を潜め、彼らの目に入らないように致しましょう。幸い王太子妃教育は終了しておりますので、登城することもありません。出来る限りエンカウントするのは避けて、隠密からの報告を楽しみに待ちましょう。
楽しくなって来ましたわ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 00:06:44
43246文字
会話率:29%
アメリヤの生家ゼモローム伯爵家は、代々武家の出で父グランべリは騎士団長も任された旧家から続く名門。 遅くにできた1人娘のアメリヤは大層大事に育てられた。
赤毛のくせ毛で、大きな茶の瞳のちょっとだけぽっちゃりな子供だった。
この国は男女隔
てなく、長子が家を継ぐことになっているので、男児がおらずとも後継者問題で揉めず、穏やかに時は過ぎていた。
そしてアメリヤは、父の親友モロコ・ジャグリーン子爵の次男で、書記官をしている息子のカザナリィと結婚しゼモローム家を継いだのだ。
見合いの席でも結婚してからも、カザナリィはアメリヤに優しく親切だった。
父(筋肉過多)とは違う美形の優男だったが、微笑む顔が天使に見えるほど好み。
だが、平穏な毎日は音を立てて崩れ始める。
カザナリィが、賭博で莫大な借金を負って失踪したのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-07 14:48:39
11243文字
会話率:10%
王都で働く「装飾魔女」のアニスはある日、飲み屋で久しぶりに会った友人から、自分の恋人のはずの男の結婚話を耳にする。
どういうことよ! と問い詰めようと向かった先には、相手の娘に優しく微笑む彼の姿があった。
しかし、ひっぱたいてやる! と息巻
いた矢先、アニスは日々のハードワークが祟って店先で倒れ、一撃を入れるチャンスを失ったのだった。
傷心のアニスは故郷に帰り、医者にすすめられた「のんびり暮らし」をしようと意気込む。しかし、根深い「ワーカホリック症」がそう簡単に治るはずもなく……。
これは、ファンタジー×ワーカホリック×勘違い×ラブコメ×魔女と幼女と老女とインテリ男の紡ぐ、スローには生きられないアニスの物語(たぶん前編)。
※文学フリマ39に「ラノベジャンル」で参加した際のお話です。
※異世界転生タグが付いていますが、主人公とお相手は転生者ではありません。転生者もいる世界だというくらいの認識でお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 22:00:00
108179文字
会話率:43%
貴族令嬢のメルト・ティーナは、十歳の頃に前世の記憶を取り戻し、聖なる力に目覚めた。
聖女であることを隠し、静かに暮らしてきたが……
____十年後、異世界から‘‘偽りの聖女‘‘が召喚される。
そして彼女に一目惚れした婚約者から、突然婚約破棄
を告げられてしまう。
しかし、ティーナはわずかに微笑む
「今度こそ世界を救える」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 14:32:03
2369文字
会話率:36%
数年前に途中で書けなくなり、凍結した小説を最初から追加執筆して連載再開しました。
今度はなんとか完結できるよう頑張ります。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
ある王国に圧倒的な国民の支持を受けている令嬢がいた。後に、王国の黄金時代を築き上げ
た歴史に残る女性である。
しかし、その令嬢がどのような心境で激動の時代を生きてきたのかは誰も知らなかった。
その令嬢は2つ名でこう呼ばれた。
『微笑みの令嬢』と。
これは本人の行動と気持ちとは裏腹に、周囲が勝手に勘違いして物事を進めていく悪運の強い令嬢の物語である。
※同作者作品
【この悪役令嬢には悪さは無理です!みんなで保護しましょう!】
の、後継作品となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 20:39:08
118815文字
会話率:48%
【漫画です!】
第1話を漫画で完全再現しました。
小説家になろうで漫画の投稿は背徳感があってドキドキします!
※背景はフリー素材を利用しています!
ある王国に圧倒的な国民の支持を受けている令嬢がいた。後に、王国の黄金時代を築き上げた
歴史に残る女性である。
しかし、その令嬢がどのような心境で激動の時代を生きてきたのかは誰も知らなかった。
その令嬢は2つ名でこう呼ばれた。
『微笑みの令嬢』と。
これは本人の行動と気持ちとは裏腹に、周囲が勝手に勘違いして物事を進めていく悪運の強い令嬢の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-25 19:01:09
239文字
会話率:0%
※加筆修正は頻繁に行っておりますので、ご了承ください。
※作者の名前が急に変更する場合がございます。あらかじめ連絡致します。
【登場人物】アニエス・・・主人公『魔力無し』の公爵令嬢
セオドリック・・・国の王太子
エ
ース・・・アニエスの義弟。ロナ家跡取り
アレクサンダー・・・アニエスの唯一無二の腹心の従者。子爵家養子縁組が決まってる。
ロナ公爵・・・アニエスの父。名家中の名家『ロナ』家公爵
本編抜粋→
「・・・随分、仲が宜しいご様子ですね。」
若干、ひんやりする空気をまとい、アレクサンダーが、口をすっと挟んだ。
二人が振り返ると、公爵とエースもこちらを見ている。それに、アニエスは、慌てて、
「殿下は、私がお世話になるタニア様の兄君であらせますから、多少は世間話を交わします。が、特に仲がいいわけでは決して・・・。」
それに、セオドリックはうんうん頷きながら
「そうですね。おびえた彼女に胸を貸し、落ち着くまで背中を撫でて励ましたりしましたが、決して言うほど親しいわけではありませんね?」
「・・・っっな!!!」
アニエスは引きつった青い顔で、セオドリックの涼し気に微笑む顔を凝視した。
「で、殿下!そ、その言い方は中々に誤解を招きます!!」
「そうですねえ、では、貴女があられもない姿で僕の前に現れたという話もしない方がよいかもしれませんね?」
「っっ事故!あれこそ事故です!!いい加減に、ふざけるのを止めて頂かないとさすがに私も怒りますよ!」
その反応を見て、セオドリックは自分の腹を抑えだした。
「では、この腹を『また』殴りますか?」
「ア、アニエス!殿下をお殴りしたのか!?」
その発言には、さすがのロナ公爵もぎょっとして、身を乗り出した。
「え、それはその、しました・・・け・・・ど、もともとはセオドリック様が・・・!!」
「・・・いったい殿下が、何をしたの?」
エースが静かに聞くと、アニエスは無言でテーブルのグラスをさり気なく倒した。
「・・・まあ!!大変!テーブルが!!!ボーイさん直ぐに来てください!!テーブルにこぼしてしまったわ!」
「・・・・・・・・・今、わざと倒したよね??」
・・・おかしい!!最初は静かに食事していただけのはずなのに、
(『19、食事会と残念な一人娘』より)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 18:20:00
843560文字
会話率:45%