年に数回、集まるのは50代になった幼馴染の女たち7人。
──会場は、お洒落なカフェ。
──ドレスコードは「さりげないリア充感」。
──メニューは、愛憎・嫉妬・マウント・虚勢のフルコース。
「私は幸せ」アピールを笑顔でぶつけ合い、
「そうな
んだ〜すごいね〜」と微笑みで受け流す。
でも、内心ではみんなが思っている。
(本当は私のほうが勝ってるから)
ひとりは子だくさんで奔走中、
ひとりは海外旅行マウントが止まらず、
ひとりは恋愛三昧でトラブル製造機、
ひとりは亡き夫の義妹を介護中、
そして主人公は独身・子なしで人生を謳歌……してる風に見えるけど?
口火を切ったのは、些細なひと言。
いつも通りのランチ会が、いつも通りじゃ済まなくなった日、
テーブルの下で爪を立て合っていた彼女たちに
「人生の精算」が訪れる──!
「この中で一番の勝ち組って、誰だと思う?」
笑えてゾッとする、女たちのランチサバイバル。
でも最後にニヤリと笑うのは
誰だ?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 04:37:17
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会話率:35%