婚約破棄を告げられた公爵令嬢は失意のまま王城を後にする。ところが一行を乗せた馬車は、不幸にも前方を走る悪名高い異国の貴族が乗る馬車に追突してしまう。御者を庇ってすべての責任を取ると申し出た公爵令嬢に対し、馬車の主、野獣男爵シビカが提案した
条件とは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 19:00:55
59215文字
会話率:28%
「マーガレット・フィーレス公爵令嬢!私は今ここでお前との婚約を破棄し、このマリアとと婚約することをここに宣言する!」
「はい!分かりました!では、さようなら!」
ここはスタルツィア王国。この王国で一番大きなお屋敷でとある夜会が行われた日
、マーガレットは突然、婚約者であるロベルト王子に婚約破棄を突きつけられた。マーガレットはロベルトの浮気に気づいていたこともあり、この夜会で婚約破棄されることを悟っていた。婚約破棄されるならいっそのこと、隣国にでも行って庭がある場所で野菜やお花を育てたり、平和に暮らそうと考えた。
隣国へ向かえば、そこにはマーガレットが望んでいたような広い庭が。
「ここで、新たな生活を始めるのね!早速、庭に植える種と苗を買いに行かないと!」
マーガレットは街へ向かう森の中で待ち伏せをしていた盗賊たちに囲まれる。御者や執事は気絶させられ、マーガレットは盗賊の一人に馬車から引きずり出される。けれど、マーガレットは剣術が得意。剣は持っていないが動きが読める。でも相手は大人数。一人では到底何もできない。そんなとき、後ろから人が次々と殴られ倒れる音が。そして誰かが私に近づいてくる。
「やっと見つけた。俺の愛する人…」
「…はい????」
後ろから現れた男はマントを身にまとい顔がよく見えない。盗賊たちは謎の男を殺せと言って一斉にこちらへ向かってくる。私は謎の男に気を取られていたせいで、馬車から私を引きずり下ろした盗賊の男に後ろを取られ捕まった。そんな私を見て謎の男は威圧感のある声でただ一言こう言った。
「俺の女に触るな。」
何が起きたのか分からなかった。なぜなら、一瞬で圧倒的な数の盗賊たちを謎の男が一人で倒した。
「助けていただきありがとうございます。ところで、あなたは何者なんですか?」
謎の男はマントのフードを取った。
私は顔を見ると驚きが隠せなかった。
「…ユーリス第一王子殿下…」
ユーリス第一王子殿下。彼は私がやって来たこの隣国、「シュタレスティア王国」の第一王子だ。
「やっと見つけたよ。俺の愛する人を。」
「あの…それはどういうことですか…?」
さっきから私を見て俺の愛する人だと言う第一王子。
婚約破棄されたマーガレットはこの隣国でユーリス第一王子に出会いどうなってしまうのか…
この作品はカクヨム様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 17:00:00
56498文字
会話率:52%
赤毛の青年御者セドが乗せるのは一組の中年夫婦。訳あってひとり娘と離れ離れになり、一年の月日をかけてようやく心の傷を癒やしつつあった中年夫婦と彼らが売る農作物を乗せ、セドの操る馬車は村から町へと向かう。途中立ち寄った休憩所で貴族の馬車と遭遇す
るが、その馬車から降り立ったのは離れ離れになった夫婦の娘だった。※カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 20:35:44
12770文字
会話率:42%
田舎から出てきた平凡な顔立ちの少女と謎の青年と御者のみが乗る幌馬車は、王都へと進む。「わたくしこそが本物の救国の聖女よ!」と声高に叫ぶ少女は、聖女を騙る妹を断罪しに行くらしい。
それに巻き込まれた青年と御者と救国のお話。
最終更新:2025-02-08 01:06:03
8732文字
会話率:71%
侯爵家に嫁いだアロッタの夫ニールは、容姿は端麗で、領民の意見をよく聞き、剣術の腕にも長けるという、非のうちどころのない貴公子だった。
しかし、そんな彼にも一つだけ“困った点”があった。
それはアロッタのことを話す時は、彼女を愛するあまり、も
のすごく早口になってしまうこと。
夜会で知人に、馬車の御者に、時には悪党に、そして国王にまで、彼の早口は炸裂する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 17:40:14
9397文字
会話率:28%
ある日の夜会、伯爵令息のタイロンは、子爵令嬢のリアーナとの婚約を破棄した。
大義名分はつけたものの、本心は「リアーナが全く自分の好みではない」という身勝手なものだった。
リアーナは了承し、この婚約破棄は成立することとなった。
ところが、こ
こからタイロンを数々の異変が襲う。
彼に従うべき御者や使用人は自分の役割を破棄し、父親からは親子の縁を破棄され、タイロンはあらゆる人から“破棄”される苦しみを味わうことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-11 16:35:22
4218文字
会話率:43%
レイラは憧れの舞踏会に、行けるはずだった。トカゲの御者が、人身事故を起こさなければ!そのことで舞踏会に行くチャンスは失われ、レイラはガラスの靴も、失って日常に戻っていった。しかし、二番目の姉の小旅行に小間使いとして同行したことで、彼女の運命
は大きく変わっていったのだ!!……という設定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 18:00:00
39011文字
会話率:42%
フレッドは御者をしている。素敵な旅を求めているから。御者になれば客と一緒に旅が出来るだろうとそう考えているのだ。
何故素敵な旅を求めているか?
分からない。あるいは思い出せないと言った方が適切だろうか。
旅をする理由を探して。
そして忘れてしまった何かを見つけるために。
あるときは学生を手伝い、ある時は亡命を手伝うなどして
今日もフレッドは御者として、旅をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 22:02:24
500434文字
会話率:42%
異世界転生した人物が御者を務める馬車に乗ったお客様が、婚約破棄されたばかりのお嬢様でした。
異世界転生と婚約破棄の有名ジャンルをくっつけたらこんな話になりました。
最終更新:2024-09-02 23:06:57
6225文字
会話率:27%
とある御者によるサンフランシスコまでの危険な旅路を描いた。
最終更新:2024-07-10 17:46:44
556文字
会話率:0%
バスの運転手をしていた五ノ上夜々は、修学旅行中の学生達と異世界へ召喚される。
仕方がないので馬車の運転手になる事にした夜々であったが、遊戯の神より与えられたギフトによって様々な事がゲーム化してしまう。
戦闘が始まればバトルゲーム化し、ヒロイ
ンと会えば恋愛ゲーム化し、自分に起こる出来事すらゲーム化される。
遊び心しかないギフトを得た夜々は、御者として今日も人生ゲームをプレイする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 12:15:07
427383文字
会話率:47%
【失礼ですが、どちら様でしたっけ?】
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見
知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 07:46:32
123335文字
会話率:50%
ドミヌティア侯爵邸に勤める御者の娘、ラウラは希少な光魔法使いで、愛人の子テオの治療に度々呼ばれていた。そんなラウラに、テオは懐き好意を隠そうとしない。
しかしラウラは、幼少期からイルゼンに対して思いを寄せていた。イルゼンは侯爵家の正統な後
継者であり、決して叶わないものだとしても、たまに言葉を交わせるだけで十分と思っていた。そんな関係は、ラウラの父が起こしたとされる馬車の事故で一変する。
侯爵が事故によって亡くなり、イルゼンが若き侯爵となる。ラウラは彼の専属侍女となったが、周囲からの非難の目は厳しいものだった。
イルゼンとラウラだけが、事故は謀略によるものと知っている。イルゼンは真犯人を糾弾することができたら、ラウラに思いを告げようとしていた。
表現することすら許されなかったイルゼンの愛は深く重く、凝縮していた。
当面の間、毎週水曜日更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 15:26:26
128208文字
会話率:48%
「死にたくなければ、協力してください!」
「死にたくないので、聖剣で戦ってください!」
ランスがぐいっと私の腰を抱き寄せる。さらに荒々しく顎を持ち上げられ――。
聖女では!?と大騒ぎされ、でも結局違っていた孤児院育ちの修道女アリー。聖女
ではないかと王都へ招かれ、そうではないと分かると村へ戻されることになった。そんな彼女をたった一人で護衛兼御者兼従者として付き添うのは、聖騎士ランスだ。
普通、魔物を倒すには、聖女の聖なる力が込められた聖剣を使うはずなのに。自身の生命力で倒す!? しかもその生命力は、性的な興奮により高まる!?
その興奮が高まった時、彼の生命力はとんでもない勢いで輝き、この光を浴びたり、触れたりした魔物は、この世界から退場する――つまりは消滅することになるらしいのだが……。
聖騎士は、聖女に仕え、忠誠を誓い、純潔が求められるのに! 私だって神に使える修道女なのに!
聖女ではないのに魔物が見えてしまうアリーと、自身の生命力で魔物を倒すという美青年聖騎士ランスとの、波乱万丈の旅が今、始まる――。
◆模倣・盗用・転載・盗作禁止◆(C)一番星キラリ All Rights Reserved.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 20:09:08
327631文字
会話率:24%
境界門の町には霊験あらたかな巫女がいる。
巫女を見守り続ける御者の物語。
最終更新:2023-10-23 16:41:33
29923文字
会話率:46%
異世界で、銃を召喚出来る田中勇気は、たぎっていた。冒険者ギルドの新人イジメイベントをクリアしたが、まだ、一冒険者だ。
次のイベントを求めていたが、
ある日、森に向かう途中に、馬車を自ら御者をしている令嬢に出会う。
貴族になれるイベント
か?
と思ったが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 20:09:51
3242文字
会話率:55%
身近なものだけど
遠いもの
そばに感じられるのに
届かないもの
乱暴もののようですべてを受け止めるもの
キーワード:
最終更新:2023-08-16 09:37:53
207文字
会話率:0%
冒険者の父と、ミミック(!)の母の間に生まれた、ハーフミミックのディード。
魔物でもありダンジョンマイスターでもあった母から技術を使い、故郷の村で御者をして暮らしていたが。
幼馴染の聖堂騎士候補アッシュが信託で勇者に選ばれたのをきっか
けに、勇者の移動拠点として活躍する物語。
ほのぼのギャグ風味、時々シリアス。
たまに入る予定の戦闘シーンがあるので、念のためR15にしています。
こちらは不定期連載。気が向かないと続かないので、忘れたころに確認するくらいでちょうどいいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-22 21:00:00
20257文字
会話率:43%
しがないタクシードライバーの仙道 助(せんどう たすく)は乗客とのトラブルにより死んでしまう。しかし彼は目が覚めると異世界にいた。凶悪な魔物が跋扈し、魔法が存在する代わりに文明の発達が遅れた、命の軽いこの世界でチートを期待した彼に与えられた
のは、馬を巧みに操る力だった。英雄になることを早々に諦め、御者として人々を運ぶ仕事についた彼はある時、死にかけた一匹の魔物に出会う。その出会いを切っ掛けに、彼はその後Sランク冒険者、果ては世界を救う勇者パーティー御用達の御者へと成長していくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-19 01:16:30
19184文字
会話率:30%
「聖女イデアよ、もう祈らなくとも良くなった」
ブラークメリル王国の新米国王ロブリーは、節約と経費削減に力を入れる国王である。
どこの国でも、聖女が作る結界の加護によって危険なモンスターから国を守ってきた。
国として大事な機能も経費削
減のために不要だと決断したのである。
そのとばっちりを受けたのが聖女イデア。
国のために、毎日限界まで聖なる力を放出してきた。
本来は何人もの聖女がひとつの国の結界を作るのに、たった一人で国全体を守っていたほどだ。
しかも、食事だけで生きていくのが精一杯なくらい少ない給料で。
だがその生活もロブリーの政策のためにリストラされ、社畜生活は解放される。
と、思っていたら、今度はイデア自身が他国から高値で取引されていたことを知り、渋々その国へ御者アメリと共に移動する。
目的のホワイトラブリー王国へ到着し、クラフト国王に聖女だと話すが、意図が通じず戸惑いを隠せないイデアとアメリ。
しかし、実はそもそもの取引が……。
幸いにも、ホワイトラブリー王国での生活が認められ、イデアはこの国で聖なる力を発揮していく。
今までの過労が嘘だったかのように、楽しく無理なく力を発揮できていて仕事に誇りを持ち始めるイデア。
しかも、周りにも聖なる力の影響は凄まじかったようで、ホワイトラブリー王国は激的な変化が起こる。
一方、聖女のいなくなったブラークメリル王国では、結界もなくなった上、無茶苦茶な経費削減政策が次々と起こって……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-21 16:28:45
40060文字
会話率:48%
ミシア・フェールは、一風変わった者ではなく、抜きん出て強い力を持っているわけでもない。侯爵令嬢である為、権力がある訳でもない。
本人曰く、普通の人間らしい。
だが、そんな彼女の使用人達には、変わった者が勢揃い。
ミシアに甘すぎる
騎士。
ミシアの可愛さに悶える侍女。
実は好戦的すぎる御者。
ミシアの敵には容赦がない庭師。
暗殺を得意とする料理人。
温厚な見た目とは裏腹に超絶腹黒な掃除婦。
ミシアの前では仮面をかぶり、裏では恐怖の医者。
全員ミシアの事を尋常でなく敬愛している。
使用人達は、ミシアを、彼女の要望通りの「普通の人間」にするために、ミシアには黙って裏で動いている。
全てはミシアの為。
――そんな、何も知らないミシアの、平穏な学園生活の話。
この作品は、『アルファポリス』様でも投稿させて頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-30 20:58:30
7158文字
会話率:46%