君のような若者には信じられないかもしれないが、私の若い頃というのはそう悪い時代でもなかった――
老人が学生に語る、戦争時代のある夏の思い出。友人が打ち明けた家の中の不審な気配。様子のおかしい大人たち。平和学習の息抜きのような、何気ないあの
時代の一幕のはずだったのだが――
*注意*感想欄に本編の重大なネタバレがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-31 21:07:54
14043文字
会話率:0%
広島で生まれ育った喜里は大学進学を機に上京。夏休みを間近に控えたある日、同級生達との平和学習の違いに気づかされる。夏休みに入り帰省した喜里は、小学生の従兄弟と再会。夏休みの予定を嬉しそうに話す従兄弟は八月六日にも予定を入れているのだが――
最終更新:2015-08-07 00:50:48
6471文字
会話率:39%
忘れない。その痛みを…―-―。
忘れない。その悲しみを…---。
修学旅行にて、平和学習で得た気持ちを、私は忘れない。
例え忘れても、“忘れない”。断じて、絶対に…---。
最終更新:2011-11-22 16:18:55
1246文字
会話率:22%