石見銀山に配された若い武士・大江小十郎は、山で繰り返される事故と死に衝撃を受ける
記録係という閑職の中で、できるのは「真実を記す」ことだけ
だが、命を軽んじる現場、不正に手を染める上役の姿に、次第に疑問を抱きはじめる
意を決して行った告発は
受理されたが、表立っては何も変わらなかった
小十郎は失望しつつも、自身のできることを続ける
それが、この鉱山で働く者たちの命の証だと信じて
折しも主家・尼子は揺らぎ始め、背後には毛利の動きが迫っていた
名もなく、力もなく、ただ記すことから始まった
命が欲と野望に喰われていく戦国の世で、やがて彼は時代の流れすら変えていく折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 07:46:01
93436文字
会話率:26%
戦国時代、出雲の国を本拠に山陰山陽十一カ国のうち、八カ国の守護を兼任し、当時の中国地方随一の大大名となった尼子家。しかしその栄華は長続きせず尼子義久の代で毛利家に滅ぼされる。その義久に生まれ変わったある男の物語。
この小説はカクヨム、アル
ファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 12:00:00
275015文字
会話率:46%
完全に趣味と偏見と独自調査でできたイロモノの代物です。
ジャンル的には西播怪談実記の草稿を軸にした史実ホラーっぽいなにか。
基本は、18世紀の怪談小説・西播怪談実記(著:春名忠成)作成時の草稿を基にしています。
文章内容は史実準拠に
努めてはいますが、物語の登場している土地によっては歴史の空白地になっているため、口頭伝承を含めた在野パッチワークを行いながらの執筆となっています。なかには、『より面白い』という理由で筆者が採用したり独自に解釈している部分も存在します。あらかじめご了承下さい。
戦国期の赤松氏と浦上氏、細川氏に三好氏、尼子氏、毛利氏など西国を巡る知る人ぞ知らない歴史ものです。作者はこのうちどこかの一族の末裔にあたります。
まだまだ歴史的には未開な場所なので安心してご賞味ください。
(参考文献)
『室町軍記赤松盛衰記―研究と資料― | 矢代和夫ら(国書刊行会)』
『播磨の妖怪たち 「西播怪談実記」の世界 | 小栗栖健治ら(神戸新聞総合出版センター)』
『播磨史の謎に迫る | 播磨学研究所編(神戸新聞総合出版センター)』
『赤松氏佐用家実記 | 高啓一郎・高敏雄』など……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 00:25:51
347631文字
会話率:27%
「敬久、尼子を継ぐか?」
死期が迫る山陰の覇者、尼子経久の一言は、尼子家当主晴久とその一門、新宮党に波乱を巻き起こす。
尼子晴久、毛利元就、陶隆房。
英雄たちに翻弄される尼子の藩屏、新宮党の物語。
父、母、子、兄、弟、甥、姪、伯父、叔父、従
兄弟。
ありとあらゆる血の繋がりも、戦国乱世で味方とは限らない。
※史実をもとにした創作になりますが、「史実でもおかしくなさそうな話」を目指しております。
駄文ですが、読んでいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 10:00:00
276940文字
会話率:49%
未練を遺し現世を彷徨う「祟り」、彼らの声を聞き実行に移し成仏させる専門家・「祟り師」。
彼らは依頼があれば日本全国何処でも駆けつけ問題解決へと向かっていく。
その祟り師を生業にする尼子迅一(あまごじんいち)は今日も相棒のワゴン車と共に日本
に留まる悪霊となる前の霊を除霊するため、各地を巡る。
これは迅一と個性的な周囲の人間による"令和の霊能ホラー"である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 12:42:59
2245文字
会話率:39%
高校二年生の秋月史郎が暮らすアパートに尼子冴絵という少女が引っ越してきた。短い会話をしただけで史郎は尼子の楽器を奏でるような美しい声に恋してしまった。
だが尼子冴絵は史郎が転校先の同じクラスの高校生だと知ると途端に口をきかなくなる。
そして転校初日、尼子は教室で自ら律した戒律で沈黙を続けると宣言し、一切声を出さなかったのである。そしてついたあだ名が『沈黙のシスター』であった。
そして史郎の元には妙な手紙が届くようになっていた。
――尼子冴絵から目を離すな――
……差出人不明の謎の手紙である。そのことから史郎は尼子に注目を始めた。
そして史郎は近頃連続して起きている放火事件の現場に必ず尼子冴絵の姿があるのを知った。
そんな尼子を実は放火犯ではないかと史郎は疑惑を持ち始めてしまった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-24 12:00:00
29768文字
会話率:13%
ある日、尼子康平は朝起きると美少女に馬乗りされていた。しかしその少女は幼少期に結婚の約束をしたはとこの美少女である白神かぐやがいきなり「婚約者になりました!」と宣言し戸惑いながらもそれを受け入れて高校生活満喫して二人が結ばれるまでただただい
ちゃつくだけの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 21:39:24
59803文字
会話率:68%
戦国乱世において、東伯耆の国(現在の鳥取県中部湯梨浜町)の河村郡松ヶ崎城にて生を受け、久米郡岩倉城主として兄南条伯耆守元続を支え、毛利と織田の勢力抗争の中でも領国を守り抜き、六十四年の生涯を善く生きた。
秀吉の朝鮮出兵では、南条勢千五百
の兵と共に朝鮮に渡海し、加藤清正の危機を救った。
関ヶ原の戦いでは、攻め寄せる肥後熊本の加藤清正の軍勢から、小西家宇土城を守り抜く。
その後は、旧友加藤清正に乞われ、加藤家の客将として知行六千石で迎えられた。
二人の間には、「徳川政権から、豊臣秀頼を守る」密約で固く結ばれていた。
清正の遺言で、秀頼の守護を託された南条元清は、出家し名を南条元宅と改め、開戦まじかの大坂城に出向くため上京するが、道中でにわかに発病し、京都で療養の甲斐なく生涯を終えた。
困難な時代背景の中で、元清の生涯を通じて郷土愛、兄弟・家族愛を全うした生き方には、今でも学ぶべき事が多い。戦国時代の狂乱の中でも、私利私欲に溺れる事も無く、自身を抑制し、時代に翻弄されることも無く、晩年を汚す事もなかった。東伯耆三郡の領主として統治した期間は短かったが、羽衣の里(湯梨浜町東郷湖周辺)の情景を想うたび、故郷に帰還できなかった寂しさを心に秘めたまま、京都で生涯を終えた事を想うと心が痛む。戦国乱世を生抜いた、東伯耆武将南条元清の生涯を通じて、その生き方に現代でも学ぶ事は多い。そこには、郷里を守ろうと必死に生きた多くの武将の姿があった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-08 18:26:59
246842文字
会話率:31%
※完結済み(2022/05/22)
ボロアパートに住むしがない28歳のサラリーマン、尼子陽介。ある日、隣に住む姉妹が借金取りに詰め寄られているところを目撃してしまう。
姉妹の両親は、夜逃げを行い、二人をおいてどこか遠くに行ってしまったようだ
。
自分に関係のないことと思っていたが、あまりにも不憫な様子で見てられずに助けてしまい、姉妹に死ぬほど感謝されることとなる。
そこから、尼子陽介の人生は大きく変わることになるのだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-22 19:37:28
125836文字
会話率:43%
現世にて病で死んだ一人の男。その男は何故だか分からぬまま戦国乱世に転生してしまった。転生先は毛利家の次男、吉川元春。
まだまだ安芸国の国人盟主に過ぎない毛利家。大内と尼子という大国二つに囲まれながら、権謀術数渦巻く中国地方で始まる現代人の戦
国サバイバル。
知識はあれども記憶はなく、有名な武将への転生に戸惑い、重圧に苦しみ、生まれ変わった意味を模索しながら、そんな自分を家族として受け入れてくれる両親や兄弟の愛情に支えられ、前世で蓄えていたらしい歴史知識を基に、転生元春は新たに得た掛け替えの無い、大切な家族達と過酷な戦国時代を生き抜く。その心に百万一心を抱いて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-19 12:00:00
615932文字
会話率:43%
応仁の乱により幕府の権力が失墜すると、全国各地では守護家に迫る勢力を有する国人が台頭した。出雲国に一人の梟雄が誕生した。守護代の地位を剥奪され、流浪の身となりながらも知略、謀略を駆使し出雲守護の地位を実力で奪い取り、果ては十一ヶ国の太守と呼
ばれた男。これは謀聖とも称される尼子経久の話である。
この作品は家紋範武 様主催の「知略企画」参加作品になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-28 23:00:00
13541文字
会話率:44%
高校生、尼子晴詮は意を決して初恋相手に告白するも、フラれた上すぐに事故で死んでしまった。勿論、異世界転生などするわけもなかったが、代わりに幽霊としてこの世に留まることが出来た。ただ、誰とも話せず、誰にも気付かれない生活は辛いもので、彼は生
き甲斐ならぬ『死に甲斐』を見い出せないでいた。
そんな折、晴詮は一人の美しい女性と出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-10 12:04:36
8174文字
会話率:53%
「なんで新宮党って粛清されたんだろ」
そんな思いをずっと抱き戦国史で新宮党が大好きな主人公は上司に計られ事故死した
と思ったらその強い「新宮党愛」から戦国時代の尼子氏に転生してしまう
喜ぶ主人公だがその後知ることになる… 「自分が転生
したのは新宮党を粛清した晴久の父政久でありもうすぐ死ぬ運命」
にある事を…
絶望するが現世で父に受けた「尼子の英才教育」と某歴史ゲームの知識…何より大好きなWiki〇ediaの知識を思い出しながら己の運命を変え天下を掻き乱す事を考える 果たして彼の愛は天下に届くのか…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-13 15:11:37
39872文字
会話率:77%
短編で描く、山中鹿之助という武将の物語です。
忠義を貫いた武将というイメージでいつか描いてみたいと思っており書いてみました。
深く調べず勢いで書いたので、誤りがあるかと思います。
ご容赦下さい。
さっと読んで頂けると光栄です。
最終更新:2021-07-20 22:44:55
1742文字
会話率:24%
山陰の覇者・尼子家は、八カ国守護と謳われた尼子晴久が存命の時、大内や毛利の攻勢をよく跳ね除けた。しかし義久の治世になると、尼子は途端に劣勢に立たされる。
義久はとりわけ秀でた才を持っていたわけでもなく、怪物揃いの中国地方での争いに身を投じ
るには、些か力不足なことは否めなかった。
そんな義久を支える右腕のような存在がいた。尼子九郎兵衛尉倫久である。父に似て天賦の才を携えた彼は、毛利の攻勢に耐え抜くべく兄を支え腐心する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-16 14:01:37
5246文字
会話率:48%
田舎でのんびりと農家として仕事をしている太田義久は気が付いたら出雲の尼子義久に転生していた。
転生もの小説や歴史好きな義久は転生したことに大喜びすると同時に絶望していた。
なぜなら尼子は毛利家に滅ぼされ尼子義久は長年幽閉されることを知ってい
たからである。
のんびりと自由に過ごすことが好きな義久は自由を手にいれるために現代知識や歴史知識を駆使して毛利から尼子家を守り天下を目指すことに決めた。
注意)表現が苦手な為分かりづらいところが多いかもしれませんが悪しからず。
また、誤字が多いのでごめんなさい
物語は9/20に完結
9/21、9/22文芸日間ランキング2位
9/23、文芸日間ランキング1位折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-23 05:37:05
510440文字
会話率:46%
運命の赤い糸に結ばれた歌姫・柚木冴子と一般熟年男子・西園寺の大人の純愛が弾ける。二人は、恋人でもあり、がんと闘う戦友でもあった。二人の純愛を暖かく見守る時の旅人・三浦義村と尼子経久。また、西園寺をグランパと慕う葛城真梨子と恋人・新島旬の恋模
様を絡めて、冴子と西園寺の行く末は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 09:16:15
2537文字
会話率:0%
「大内義隆」
日本の戦国大名。周防国大内氏16代当主。中国地方から九州北部にかけて絶対な影響力を持った大大名。衆道が一般的だった戦国時代でも、稀有なほど重度の同性愛者であった。(ニコニコ大百科より抜粋)
そんな戦国BL大名大内義隆は、あ
る日何の前触れもなく体が女になってしまう! さらに家臣達も皆性別が逆転していた! 大大名として中国地方西部を統治しつつ尼子と戦わなくちゃいけないのに、これからどうなっちゃうの!? 次回、トンチキ中国戦国絵巻! 性別以外特に何も変わらなかった大内家! デュエ……スタンバイ!!
※全編ど下ネタです、読後の下ネタに関する批判は受け付けておりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-06 08:22:43
2440文字
会話率:33%
この物語はニートの元男が、なんの因果か戦国時代の巫女に転生してしまい、少しでも現代日本人の生活に近づけようと努力する話である。多分。 7/17【玉姫漫遊記地図】を追加。
最終更新:2020-01-18 08:13:25
589428文字
会話率:54%
気が付いたら自分はどうやら前世の記憶が目覚めたらしい。ここは戦国時代ど真ん中…それで自分はなんと有名人? 山中鹿介だった!でもこれ人生詰んで無いか?ここからの逆転を目指して足掻くある歴史に詳しい人なら良く知ってる戦国武将(中身は普通)の人生
がはじまった。一騎打ちでも負けなしの猛将でもある鹿介であるが、知識チートとも呼べない中身で尼子の再興と生き残りを求めて足掻いていく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-02 20:00:00
102473文字
会話率:56%