日々にうんざりしてた俺は、GWに地図にもねえ秘境の温泉街へ逃げた。そこで偶然見つけたのが、年季の入った「文庫」って看板掲げた小さな図書館だ。中に入ると、まるで古い洋館にでも迷い込んだみてえな、埃と古本の匂いが充満してる。棚を眺めてると、やけ
に目を引く一冊があった。『呪いの本』。そのシンプルなタイトルに、ホラー好きの血が騒いだ。
カウンターにいた爺さんは、俺が旅行者だって言うと、「一年後には必ず返せ」って条件を出してきた。妙に冷たい声だったが、本の誘惑には勝てねえ。貸し出し票にテキトーに名前と住所書いて、本を受け取った。
街を後にして、すぐに日常に戻った。借りた本は面白くて、夢中になって読み漁ったぜ。気づいた時には、返却期限なんて頭から吹っ飛んでた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 23:11:53
1363文字
会話率:17%
中学生の陽輝(ようき)と夏希(なつき)は、白血病の治療のため同じ病室で出会い、小さな図書館「なつひか図書館」をともに作り上げた。本を貸し合い、日々を支え合ううちに生まれた絆。しかし退院とともに、ふたりの道は少しずつ離れていく。時は流れ、高校
生になった陽輝は、図書室で出会った少女・詩織と心を通わせ始める。一方で、夏希は別れと後悔を経て、再び陽輝と向き合うことに――。三人はやがて、「なつひか展」を開催することを決意。かつての想い出を“誰かに届ける物語”として紡ぎ直す。過去と現在、失ったものと得たもの。ページをめくるように、心の隣にいた人たちとまた出会い直す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 20:01:30
24279文字
会話率:35%
本を手放した。売るのでも譲るのでも捨てるのでもない、こんな本の手放し方があるよ、という提案です。
最終更新:2025-01-05 23:41:35
1094文字
会話率:0%
街角の小さな図書館で司書のバイトをしているヴィルマ。そこに老貴族ヴォルフガングが写本を依頼し、彼女の仕事ぶりに感心する。
ヴィルマが「ここの本は全部読破しちゃったんで、もっと大きい所で働きたいんですよね」とこぼすと、ヴォルフガングはニヤ
リと楽し気に微笑んで「それなら良い働き口がある」と持ち掛ける。
中央通りの大きな図書館に通えるのかと意気込んでヴォルフガングと共に向かった先はなんと、王侯貴族が通う魔導学院付属の大図書館だった――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 20:01:25
262898文字
会話率:33%
地元の小さな図書館で出会ったのは、藍色の、古い本だった。
そこに書かれていたのは、わたしと同じ過去を持つ女性の物語だった。
最終更新:2024-07-04 21:56:19
21557文字
会話率:22%
道が細くて誰も通りそうにない場所。
探さなければ、いや、その場所を知らなければ行けそうにない場所。
そんな場所に小さな図書館があった。
その図書館は不思議な図書館なのだ。
フードで隠されていて見えないが、おそらく女だと思われる。その人が司書
をしている。
司書に、こんな本が読みたい。
そう伝えるだけで、本が空に浮かんで自らの手に収まるのだ。
そんな、伝えるだけで自分の読みたい本が見つかる。
一度はあったらなと思う機能がつまった図書館。
貴方も来てみませんか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-20 19:08:43
261文字
会話率:0%
異世界にある小さな図書館。そこで司書として働く少女クロネ。人付き合いが苦手で、読書と黒魔術が趣味の彼女は、転生封じというオリジナルの術を作り出し、自らに施す。
一方。現代の日本で暮らす明るい性格の少女テルは、子猫を助けようとして事故に遭い
、異世界転生することになる。
転生先に選ばれたクロネは、転生封じでテルに人格を上書きされることを拒む。しかし、転生を完全に防ぐことは出来ず、テルの精神とひとつの身体に同居することになってしまう。
お人好しでお節介なテルに振り回されながらも、クロネの心は少しずつ変化していく。図書館を訪れる利用者たちの悩みを解決しながら、クロネはテルを分離する方法を探る。
ある時、クロネは過去に魔法学校でいじめに遭い、自主退学していたことが明らかになる。いじめがクロネに集中するように仕向けていたのは、担任教諭として学校に潜り込んでいた悪魔のルイーズだった。
ルイーズとの戦闘で苦戦を強いられ、敗北寸前に追い込まれたクロネは、テルと分離することで勝利を掴む。だが、分離の影響でテルの魂は姿を消してしまう。
いつの間にか、テルがかけがえのない存在になっていたクロネは、テルを呼び戻す方法を探る。紆余曲折ありながらも、クロネは苦労の末、テルの精神を再び身体に宿すことに成功するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 15:09:34
50212文字
会話率:68%
亡国の姫エステルは同盟国のヘイルラント王国へと独り亡命した。
そんな彼女に与えられたのは、図書塔と呼ばれる小さな図書館と、出来が悪いと評判の第二王子ユリウスの家庭教師役だった。
兄である第一王子ヒューイといつも比較され、幼いながらもひね
くれていたユリウスに、エステルは手を焼きながらも勉強や読書を通して、少しずつ距離を近付けていった。
しかしある日、ユリウスはエステルの気を惹く為に邪悪な宮廷魔術師に手を貸してしまい、邪神降臨の儀式の生贄に。しかしエステルがそれを身を挺して庇った結果、彼女は時が止まったまま眠りについてしまった……
*他所にみ投稿済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-07 11:05:20
10941文字
会話率:44%
魔法使いと魔力のない人間。ふたつの種族が共存している方法は、世界をふたつに分け合い、不必要に干渉し合わないこと。
人間だけが暮らす国でなぜか魔力を持って生まれた少女・ユリンは、そのためになるべく人目を避けなければならない毎日。
移り住
んだ村で、小さな図書館の番を請け負うことになったユリン。静かな農村での、新しい生活が始まる。
この小説は
・児童向け(小5、6くらい対象)のつもりで書いています。ですので内容的には物足りないかもしれません。
・でも、ちゃんと児童向けになっているかなあ?
・キーワードにはほのぼのとありますが、最初はシリアスめで始まります。全体としてはほのぼの日常系になる予定です。
・設定に無理が多いかも・・・子供が一人で図書館の番できるわけないだろ!とこうした点については、華麗なスルーをお願いします・・・
・正直気力が続くか自信がないので、続くかもしれないし、続かないかもしれない・・・のんびり(つまり完全なるマイペースで)投稿していこうと思います
こんな作品ですが、よろしくお願いします。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-25 14:29:12
22228文字
会話率:42%
セウフィト国にある小さな図書館で働く青年、ウィル・ハワード。
彼は魔法の力で作られたモノクルを使って、書き換えられた絵本の物語を修復していく。
そんななか、彼は絵本の中で不思議なお姫様と出会う。そう、これはこれから始まるショーの開演を知らせ
るベルだったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-28 03:22:22
36101文字
会話率:46%
何の取り柄もない平凡な大学生、不知火 隼人。
ある日、彼は森の奥に小さな図書館を見つける。
その図書館はなんとも不思議で、なんでも、
その図書館にある伝記を取ることによって、その年代に遡ることができるそうなのだが…
図書館の司書、アルノー
ド コルレオーネとの
一期一会の旅が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-01 21:45:41
3836文字
会話率:38%
その病院には小さな図書館がありました。僕はただその図書館にいる彼女がきになっただけなのです。
最終更新:2019-02-22 02:14:50
444文字
会話率:0%
此処は、町の人達に人気の場所。あらゆるジャンル、何万と並ぶ本、ごった返す来館者が来るわけでも無いけれど。それはどこの田舎町にある小さな図書館。だが、少しだけ違うのは『図書館の魔女 ルリリ』が住まう図書館であること。幼き魔女と美人姉妹、三人の
看板娘達がいる図書館のある日常。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-10 19:18:44
12992文字
会話率:50%
神の望んだ、完璧な世界。
そんなものは存在しえなかった。
小さな図書館の司書であるクロードはある日、エルフの王子を名乗る青年ユリウスに連れられ、この世界の真理を追う旅に出ることになる。
世界におけるイレギュラーである竜の存在、
不自然なまで
にシステム化された魔法。
果てなき旅路に答えはあるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-13 02:35:00
558文字
会話率:0%
恋に焦がれて鳴く蝉よりも、鳴かぬ蛍が身を焦がす。
閉鎖されることが決まっている小さな図書館で出会った隣のクラスの人。
引き寄せられるようにゆっくりと穏やかに馴染み合う二人の恋の始まり。
最終更新:2018-07-11 20:47:47
19941文字
会話率:42%
なんかとにかく自分よりも本を読んでいる人が必要だ。そんな気がする。
最終更新:2018-01-12 12:34:53
1384文字
会話率:0%
そこは小さな図書館でした。小さな人間さんと、大きなアラクネさんが話しているようです。本棚にかかる大きな足。大きな体が書架を足場に自由に歩いています。何かを探しているようです。何を探しているのでしょう?
最終更新:2017-12-04 17:38:58
1348文字
会話率:10%
錆びれた町の小さな図書館にやってきた
酔っ払った男を待っていた恐怖の本とは、、
※この作品はhttp://soro666.blog.fc2.com/にも掲載しています。
最終更新:2017-02-06 10:22:23
2418文字
会話率:26%
とある町の小さな図書館。
毎週やってくる「彼」は、何故か絵本だけを借りて帰る。
そんな「彼」に、司書の天羽佑香(あもうゆうか)は淡い恋心を抱いていた。
「メアド、交換してもらえませんか?」
「……すみません。僕、メールはしないんです
」
そう言った「彼」の抱える、ある理由とは――
(この作品は『E★エブリスタ』さんにも投稿されております)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-25 15:36:22
21791文字
会話率:46%
リリーは、孤児院の中の小さな図書館で、不思議な本を見つける。十二年目にして初めて知る、自分達の正体は、魔法使いで……。
三人の親の今は亡き偉大なる魔法使い、メリクリウスさんの悲しい過去、ブルーストーン。それぞれが織りなす物語は、何処へ向
かう?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-04 17:00:00
40872文字
会話率:54%