都市集中型政策の下、東京湾を全てを埋立地とする国家事業が45年ほど前に終わり、多くの国民が移住を果たした。
神奈川県の久里浜と、その対岸にあたる千葉県の金谷港を結んで埋め立てて、その外側を新たに東京湾とし、内側の旧東京湾内1km幅の水堀
として人工都市を浮き上がらせた ────
それが新設された 邪馬台区 だ。
夢の大規模国家事業は、この国の数ある歪みの先送りに成功する。
大和民族の割合は、中国や、東南アジア、中東などをルーツとする帰化人(ネオジャパンネイティブ)を下回り、無事、OECD加盟国として多民族国家と認められる。
日本が失った代償も多いが、得た利益も大きい。
しかし、その両方を公平に享受した者なんて居たのだろうか?
同じ街に戻っても、君とは帰るその先で道は異なった。
それぞれが帰れる場所へと ────
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 16:23:20
74559文字
会話率:47%
ハルマアマル号──大気圏内航行も可能なステキな宇宙船──を得て以来、悠々自適な旅&スローライフを謳歌してきてたボクこと平野 円とその仲間たち。
世間さまでは、この世界カドゥール・ハアレツの最大宗教シュモネス教の『神降ろしの御子』などと呼
ばれていますが、そんなの関係ないです。
──その筈、でした……──
しかし、ボクの──いや、ボクたちの与り知らぬところで、既に暗雲は立ちこめていたのです。
──邪神を唯一絶対神として崇める邪教『マルメッシャー教』
これまで、歴史の闇に潜んでいた彼等が俄に表舞台へと這い出てきたのです!
カドゥール・ハアレツの世界各地で起こる謎の誘拐事件。
更には、世界各地の大国が管理している有名遺跡が襲撃を受け荒されるという事件が多発。
これらの事件を起こしているのが、マルメッシャー教という噂。
そんな事など対岸の火事と、日々を過ごしていたボクたちの下に、ある日、シュモネス教の地の枢機卿ジッニ・ア・サハーカからの遣いの者が訪れて、こう言ってきました。
「『神降ろしの御子』様、どうか、我らにお力添えを──」
と。───────
急転直下、風雲急を告げるのか?
運命の歯車が音を立てて回り出す!
──かもしれない……。────
『異世界で××3』、ここに開幕────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:42:09
15829文字
会話率:30%
二〇三二年。
宗教的・政治的対立、イデオロギーの衝突により歴史に燻ぶり続けた戦火の火種は、今まさに、燎原の火のごとく世界に拡大していた。
日本国とて、戦火を対岸の火事と侮っていられない。すぐ傍らで、長きに渡って対立を続けてきた国家同士が、
再び干戈を交えたのである。
かたや日本国内では、世界各地で生じた戦争により日本経済は過去に類を見ないインフレを迎え、市民生活は混迷を極めていた。
また、刑務所連続放火事件が発生し、受刑者1,500人以上が犠牲となる未曽有の事態が起きる。
公安部第一係の加治木誠司は、連続放火事件への関与が疑われる宗教法人「テオスゲノスの民」の監視任務に就く。刑事部から転属した彼は、公安の方針に反発しながらも、事件の解決に挑んでいく。
宗教法人「テオスゲノスの民」の目的とは——折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 21:36:22
73541文字
会話率:29%
プロローグ
「全然暇にならないじゃん」
連続15連勤明けで、やっと家にたどり着いた薬師の ルリィ・オミナイ は、撒き散らされた書類の山にうんざりして、いつものようにため息をついた。
「だからさっさとあんなヤツら見捨てて、オレ達だけで
、好きな事だけして過ごそうって言ってるじゃ無いか」
久しぶりの帰宅で、家中の窓を全開にしたのがまずかった。
銀の鬣をなびかせて風を全身に受けながら、ゲッコウ は呆れ、いつも言っている悪態をついた。
「こんなんじゃ何のための《魔女の家》なのかわからないわ」
ここにきたら思う存分、このベルベットのような美しい毛並みをすいてくれると思っていたのに。と ニコ がそれに続く。
「「毎日美味しいものをたらふく食べさせてくれるって言ってたのに」」
金眼で睨む2頭の幻獣に、ルリィは「ヴっ」と呻き机に突っ伏した。
「こんなに疲れてるのに、2人は私に料理させるんだ?」
優しく無い。優しく無いよう。ルリィの嘆きも聞こえないふりをして、2頭は「さっさと飯を作れ」とキッチンに移動するように促す。
「アウルス様が全然休ませてくれないのが悪いんだ」
重い腰を上げ、渋々書類を集めながら、文句をつけるルリィに2頭はそれでも追い打ちをかける。
「「お腹が減った!」」
「私もお腹減ってるよ!?」
床に散らばった書類をそのままに、ルリィはキッチンへ向かう。
ここは《魔領域》の[帰らずの森]にある《魔女の家》。それは、神秘の魔力で護られ、悪意外敵を拒み、望む者が認められると現れる森の中の隠れ家で、《聖領域》で暮らす人間達にとっては御伽話にもなっている。
そこで[魔女の薬屋]を営む店主のルリィは、2頭の幻獣の腹を満たすために、今日も突然の依頼で減ってしまった大量のポーションを作る傍ら、すき焼きとプリンを作るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 06:00:00
124422文字
会話率:38%
中学入学直後の少年・佐原遥斗が駅構内で偶然目にした「渡河儀式」というポスター。
「全国才能選抜・自由参加型プログラム」
謎めいた集まりに、遥斗は藁にもすがる思いで参加を決意する。
選考会場に到着した遥斗を待ち受けていたのは、実にシンプ
ルな試練だった。約20メートル幅の川を渡り、対岸の目印まで行き、一本の細い橋を使って戻り、箱に紙を一枚投入する—これをひたすら繰り返す、というものだった。「脱落は自己申告のみ」「記録は自己責任」という不思議なルールのもと、遥斗は他の参加者たちと共に川の往復を始める。
当初は単純な体力勝負と思われたこの試練だが、回数を重ねるごとに、様々な側面が浮かび上がってくる。焦りによる判断ミス、孤独との闘い、他者との協力と競争の狭間で揺れ動く心—そして何より、「なぜ自分はここにいるのか」という根源的な問いと向き合うことになる。
最終的に残ったわずかな参加者たちを待ち受けていたのは、想像を超える「真の選考」だった。それは単なるスポーツの才能だけでなく、人間としての資質そのものを問う、深遠な「儀式」だったのである。
遥斗は、この長く険しい「渡河儀式」を通じて、本当の意味での自分の「才能」と「志」を見出し、新たな一歩を踏み出していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 23:59:36
60201文字
会話率:5%
精神が不安定になる要素は数あるが、やはり多いのは対人関係の悩みではなかろうか。
そうしてその発端となるのは、何ら関係のない第三者の意見である事が多い。
関係ないじゃねぇか。関わらないのに、突っかかるのは、この世界が平和だからだろ。
注意
事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
比較を続ける限り、無にならない限り、人間はずっと苦しいまま。
極楽浄土に生きたければ、貴方自身がそうならなければ。
環境のせいじゃないんですよ。自分から不幸になってることも多いんですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 21:35:13
908文字
会話率:19%
2019年の12月、私は中学受験の勉強で必死になっていた。そんな中、一つの不吉なニュースが飛び込んでくる。「中国武漢で原因不明の肺炎が発生」と。しかし、当時はこれがまさか大事になると考えていた人はおらず、このことを対岸の火事として見ており
、小学校では「こんなニュースがあったぞ」という感じで井戸端会議の話題になっていた。
この小さなニュースが引き起こした世界的、歴史的な事件は多くの人々を苦しめ、数々の人々を殺し、経済を停滞させ、青春を破壊した。人々は心に影を落とし、いずれはコロナ禍と呼ばれるようになった。そして、私もこの事件に様々な影響を受けた一人。これが私の人生を大きく変化させた。私が想ったことを、感じたことをこのシリーズで話す。この事件はいずれ歴史的遠近法の彼方で意味づけされ、歴史という世界へ還元されていくだろう。この還元の運動の中に当時の私の想いも入れたいのだ。だから描く。この事件を、私の手で、私の言葉で。私の記憶を総動員して描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 11:07:41
15697文字
会話率:4%
われら、乏しき者や持たざる者にも、どうか救いあれ。
最終更新:2025-03-30 07:00:00
271文字
会話率:0%
良くも、悪くも。風の吹かない日々を、おれは望んでいる。
最終更新:2023-06-19 07:00:00
336文字
会話率:0%
安穏としてやがるおまえの傍らに、忍び寄る不知なるもの。
最終更新:2023-03-20 07:00:00
254文字
会話率:0%
2024年7月20日
少し前から九州では沿岸部には霧が発生し、通信障害も発生し、船や飛行機・鉄道さえも運行することができず、九州の経済はマヒ状態となっていた。
そして午前10時ごろ北九州市藍島付近を震源とする最大震度4の地震が発生。この地震
は九州全域で震度1以上を観測している。
その直後霧が晴れるもGPSやらなんやらが反応せず、結局変わらなかった。
それよりも重大なことが発覚した。
九州と本州をつなぐ関門トンネルが無くなり、関門海峡大橋だけになっていた。
また、対岸である下関市は今まで門司港から見えていたはずの水族館、ビル、工場、それがすべてなくなっていたのだ
その後、大日本帝国の艦隊と接触し、九州が1936年の太平洋戦争前へと転移していたことが分かった。令和の常識が通じない帝国主義のこの世界で九州は大日本帝国や周辺諸国とどうしていくのか・・・
そんな話です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 21:55:04
33173文字
会話率:56%
・詩と思想2024年8月号にて入選した作品です。
※2024年5月の作品です。
読んでいただけると幸いです。
いいね、スキ、フォロー、シェア、コメント、サポート、支援などしていただけるととても嬉しいです。
これからも応援よろしくお願
いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-07 13:56:58
528文字
会話率:0%
「あなたってば、いつもそうよおぉぉ! 子供の世話も何もかも全部、全部、あたしに押し付けて、もおぉぉぉぉぉぉ!」
朝の目覚ましアラームにしては壮大すぎる、まるで世界の終わりを告げる警報機のような妻の声量に、おれは『また始まったな』と思いな
がら、コーヒーを一口すする。
「なによ……なによ! うんざりって顔してさあ! もおぉぉぅ! うんざりしてるのはこっちのほうよおぉぉ! おおおおおおぉぉぉ!」
壁と肌がビリビリと震える。妻はその見た目通り、オペラ歌手か何かだったかな。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-16 11:00:00
1347文字
会話率:52%
意識を失い、漂った深い暗闇から現実に戻ってきた彼は、ゆっくりと起き上がった。虚ろな頭で半ば機械的に窓に駆け寄った彼が、思ったことは……
「終わった……」
彼がいるこの場所は、民間企業が運営する宇宙ステーション。一緒にここに来た宇宙飛
行士が地球帰還用の宇宙船に乗り込む中、彼はステーションの運用規定に従い、交代要員の到着を一人で待っていた。
しかし、予定日に向かってきたのは、地球から打ち上げられた宇宙船ではなく、巨大な隕石だった。
宇宙ステーションが隕石の軌道上になかったのは幸運と呼べるのか、彼にはそんなことを考える余裕などなかった。隕石が地球に衝突した衝撃波によって宇宙ステーション全体が激しく揺れ、彼は頭をぶつけて気絶してしまったのだ。
そして、目覚めた彼が目にしたのは、隕石の衝突により、まるで放置された水槽をかき混ぜたかのように混沌とした地球だった。地球全体が巻き上がった塵に覆われ、その衝突箇所を確認することさえできなかった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-19 11:00:00
2220文字
会話率:8%
世界がある日一変した。
突然『ダンジョン』が日本国内に出現したのだ。
政府はこのことを事前に知ってたかのように、早急な対応を見せ、『ダンジョン対策省』なるものが設立された。
その迅速な対応に、諸外国はもとより、国民たちでさえ、口を出すことが
出来なかった。
というより、ダンジョンが現れた地域以外では「対岸の火事」という感覚でしかなかったのである。……この時点までは。
主人公、彼方が通う学園がある街で、その事件は起きた。
街が丸ごとダンジョンに飲み込まれたのである。
街中で起きるパニック、迫り来る魔物の群れに、誰もが平常心を保てず、自分が助かるためには、とその本性を曝け出す。
それは彼方の通う学園でも違いはなかった。
自分たちが助かるために、とクラスメイト達によって無理矢理囮にされる彼方。
魔物の群れの中、一人取り残された彼方は生き延びるためのサバイバルが始まる。
心の中では、あいつ等に復讐してやるという昏い復讐の炎に心を焦がしながら、その一心だけでダンジョンを彷徨う。
ダンジョンを彷徨う過程で出会った美少女、エロに特化した武器、などなど、様々なものに出会いながら彼方はダンジョンを踏破し、生き延びるために足掻く、ダンジョンサバイバル。
※ こちらはストーリーを重視した「全年齢版」です。
R18版はミッドナイトノベルズで。
https://novel18.syosetu.com/N3159JM折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 08:00:00
85087文字
会話率:24%
とんだ対岸の火事騒ぎだよ(-_-;)
最終更新:2024-08-13 20:00:00
1510文字
会話率:0%
……意識が戻ったわたしは、ロボット二体に抱えられてトラックの荷台に放り投げられた。2289年7月初め、一斉安楽死の死体処理が始まっていた。わたしは、咄嗟にトラックから飛び降りると、ロボットに見つからないように部屋へと戻った。
6月30日
の「最終日」。わたしは、残っていた何人かの知り合いと、別れの挨拶を交わした。家族は、選ばれて火星に移住した一人息子のオガワ・マモル以外は、すでに安楽死処置でこの世を去っていた。火星の息子に最後のメッセージを送ったその夜、わたし、ミヤマ・ヒカリはこの部屋で「享年28」の最期のときを迎えるはずだった。
生まれ育ったここネオ・トウキョウで、一斉安楽死処置の失敗例は、確率的におそらくわたし一人のはず。月に本部を置く国際連邦のマザーAIに知られたら、再び処置を施されるに違いない。どうしよう…
かつて老占い師に言われた、「会いたいと思う者のところへ向かうとよい」という言葉を思い出した。会いに行ける可能性のある唯一の人物は、自分が生まれる前に大陸で行方不明になった、祖父のミヤマ・マモル。彼の写真と、その裏に書かれた「30115」の数字を手掛かりに、わたしは大陸へ向かうことにした。
マリンビークルという小型船で、AIによる追跡が来ないうちにネオ・トウキョウを後にする。航海のお伴をするビークルを、わたしは「アルト」と呼ぶことにした。「30115」をもとに指定した「北緯30度、東経115度」の地点は「到達不能」。代わりに、最寄りのレフュージを目指して東シナ海を航行し、長江河口のネオ・シャンハイへ到着した。
第四次世界大戦後、寄るべき国を失い、核兵器、生物化学兵器で汚染された地上に残された約1億の民。彼らを収容すべく、国際連邦が建設した大型シェルターであるレフュージは、ネオ・トウキョウ、ネオ・シャンハイを含めて地球の30ヵ所に設置されていた。
レフュージの外には、国際連邦管轄外のAOR(Aliens Outside the Refuge)と呼ばれる居住民たちがいる。その大きなコミュニティーが、ネオ・シャンハイの対岸に存在することをアルトから聞かされ、わたしは長江を渡り、上海へ向かった……
※事情があって削除した長編を、少し再構成して、再び連載の形で公開します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 20:10:00
87681文字
会話率:23%
ロボットのパイロットになりたい!!
幼いころ異世界転移系ロボットアニメを見てそう願った少年は、夢を叶えるためにVRゲームでロボットを操縦する腕を磨いていく。
そのゲームの発売と時を同じくして史上初の有人操縦式人型ロボットの運用が始
まっており、世界は「人がロボットに乗って戦う」ロボットアニメさながらの時代に突入していた。
それでも少年の住む日本は平和だった。テロや戦争など外国で行われている対岸の火事でしかないはずだったが──その安全神話が崩れさる時、少年の真の戦いが始まる。
幼き日に憧れたアニメの内容とは程遠い、過酷な現実が。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
この作品は「https://kakuyomu.jp/works/16817330653817545128」にも掲載しています。
Repost is prohibited.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 14:15:21
430004文字
会話率:41%
冬、推薦で大学への合格を受け取った少年は、受験勉強が本格化する前の習慣に倣って地元の山へ二輪で漕ぎ出した。以前と同じようにショルダーバッグに荷物を詰め、以前と変わらない人々とすれ違い、以前と変わらない見知った道を抜ける。そしてほんの少しの
将来への不安を胸にまたその畔に辿り着いた。
通ってきた道を対岸に眺めながら古い財布をバッグから取り出すと、少年は進路を決めた悦びと地元を離れる郷愁でないまぜになった心中を吐露し始める。財布を相手にしたさながら自問自答のような対話を経て、想い起こしたのは財布をくれた祖母の言葉だった。
恐れでも悲しみでもないもやもやは晴れた訳ではなかったが、何度も通った山を登りに少年はまた走り出す。
---
本作はgithubで管理し、note及びカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 07:59:30
4572文字
会話率:37%
1889年9月9日パリに旅立った香苗は、安宿に落ち着くと街を散策する。セーヌ川の雄大な流れ。対岸にはルーブル美術館が見えた。河畔に建てられたオルセー駅から、黒い煙を吐いて力強く走る蒸気機関車。そして目玉のエッフェル塔。街全体を観光客が埋め
尽くし、大道芸人が広場に集まっていた。その片隅に、美しいヴァイオリンを響かせる若者がいた。聞き入る観客の中少年たちが近づいてきた ───
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 18:42:23
6320文字
会話率:15%
やる気のないオタク霊能探偵・龍ヶ崎暦。
彼の探偵事務所で働く女子高生・七月羽衣
二人の元に様々な怪奇事件が持ち込まれる。
この作品は「note」にも掲載しています。
最終更新:2023-11-28 23:39:52
350957文字
会話率:44%
神社にお参りに来る少女の話
短いのでお暇でしたらどうぞ
大学時代、文芸部の特別号にて掲載した作品です。
最終更新:2020-11-25 22:53:26
1366文字
会話率:42%
校舎裏で繰り広げられる、一人ぼっちの少年と少女の、たわいのない日常
この作品は「note」にも掲載しています。
最終更新:2020-09-02 22:09:52
74831文字
会話率:49%
相生七瀬は高校2年生の少年。彼はマスコミに「天才投手」と褒めたたえられるが、町の人は彼を「男を誘った変態」と呼び、家庭では虐待され、学校でもいじめに遭い、地域ぐるみの陰謀に利用され苦心する。
そんなある日、ダムの対岸に住んでいる友人、東瀬戸
から言葉をもらう。
その言葉をきいた七瀬は、本当の現実を知るために一人動き出す。
一方、彼の噂の真相を聞きつけた者が、半グレを使って町の権力者を脅して金を巻き上げる作戦を思いつく。
彼らは運命に翻弄されるのか、はたまた運命から逃れられるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 20:00:00
633296文字
会話率:40%
【概要】
日本一有名な英雄・桃太郎。実は、弟がいた!?
本編は弟である桃次郎の心の成長を追う旅の物語ですが、その前日譚として書かれた短編です。
■ あらすじ
ある日、山で生活する杣人(そまびと)は、町で心無い言葉を浴びて心に傷を負う。鬼に
なりかけた青年が森を彷徨うと川の対岸に見慣れない娘の姿があった。町人の娘が石の上を渡ろうとして足を滑らせたその時、青年の中にある何かが発動した。
「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に...」というフレーズで知られる老夫婦の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 07:38:51
22475文字
会話率:45%