非実在人物にあてたラブレター
最終更新:2024-07-26 19:43:47
224文字
会話率:0%
平安時代初期、小野篁(おののたかむら)という男がいた。
ひどく変わり者であり、野狂(やきょう)などというあだ名で呼ばれたりしていた。
昼は朝廷の役人、夜は冥府で閻魔大王の副官を務めていたという伝説の持ち主である。
百人一首では『参議篁』の名
で知られ、江談抄によれば百鬼夜行をも操ることができたという。
現世と常世を行き来した伝説多き実在人物、小野篁。
そんな篁の物語がいま開かれる……。
小野篁を主人公とした物語「TAKAMURA」に続く小野篁伝第二弾。
こちらから読んでも物語を楽しむことはできますが、前作TAKAMURAから読んでいただくとさらに楽しめるかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 00:00:00
103416文字
会話率:34%
製本が、出来上がる。
辰也の【本】も、仕上がる。
製本作業を進めて行くに連れ、薫は、確信するようになる。
これは、ウチの先代と茂さんの企み、やな。
二人でグルして、謀りごと、巡らしよったな。
茂と潤の【本】について、製本作業諸々を、秘
密にしていた。
『辰也は、実在人物なのかどうか』、の謎がある。
そして、茂の、非協力な態度。
先代(父)と茂が、『解けるもんやったら、解いてみい』と、どや顔している場面が、眼に浮かぶ。
先代(父)と茂の、高笑いが、耳に響く。
薫は、状況を、整理する。
茂さんと潤さんのことを、先代が秘密にしていたのも、
『辰也さんのことを、謎にしておく為』、やろう。
と云うことは、辰也さんの正体(実在人物かどうかも含め)を明らかにすることが、肝やろな。
そこで、辰也について、整理する。
薫が思い付く、現在の辰也の可能性は、次の三つ。
一.潤さんの兄(行方不明?)
二.辰也 = 薫
三.既に、死亡。(十三歳くらいまでに?)
よしんば、三の【既に、死亡。】パターンなら、潤さんが辰也さんのことを持ち出した時、茂さんは、あんな顔をしなかったはす。
『勝手にせい』の顔を、しなかったはす。
する必要も無かった、はす。
安心して、『しょうがないな』と云う顔で、潤の話を、見守っていたはす。
[若くして、死亡。]と云う答えが、万人に受け入れられることが、分かっているから。
が、あの顔をしたと云うことは ‥
そこらへんを突っ込まれると、『具合が悪い』、と云うこと。
よって、三の[既に、死亡。]は、除外してええやろう。
茂さんは、明らかに、突っ込まれるのを嫌がっているから、一か二である可能性が高い。
薫は、改めて、自分の【薫 十一~二十歳】の【本】と、辰也の【本】の十一歳以降の記載事項を、見比べる。
お互いの記載事項を、見比べる。
当然のことだが、重なっている記載事項もあるし、重なっていない記載事項もある。
が、薫が眼を付けたのは、他のこと。
辰也の【本】の十一歳以降と、【薫 十一~二十歳】の【本】の記載事項の充実度が、反比例している。
辰也の【本】の十一歳以降がカバーしている年齢分については、【薫 十一~二十歳】の記載事項は、薄い。
逆に言えば、それ以後の【薫 十一~二十歳】については、それまでに比べて、記載事項が濃い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 09:36:36
21573文字
会話率:23%
父親とうまくいかないある国の王子が悩みながら成長していく。歴史上の実在人物ですが、物語自体はオリジナルです。史実を踏まえつつ楽しめる作品を目指します。
最終更新:2023-10-19 22:51:14
11056文字
会話率:31%
幕末から明治にかけての物語ですが、展開は現代にも至ります。主人公は旗本の嫡男と長崎遊女の娘で、周囲の人々にもスポットを当てています。主な舞台は江戸、長崎、東京、アメリカ東海岸、横浜でサブタイトルに使用しています。実在人物も登場しますが、史実
ではない箇所もあります。作品構成上、差別用語も使用しており、また、方言等の誤った表現内容や不鮮明な時代設定は作者の勉強不足によるものとお詫びいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 10:00:00
200104文字
会話率:29%
時は現代日本。
この国では、とくに若い世代で静かに騒がれているゲームがある。その名前は《ヒストリアン・マッチ》。
古今東西問わず、歴史上の実在人物をカードに落とし込み、その偉業や逸話で戦うTCG。
ただし、このゲームは歴史を知ってい
るからと言って勝てるものでもなく、攻撃力・体力・コストの素早い計算力、そして、運に左右される。
その《ヒストリアン・マッチ》において、プラチナランクに通算3期以上在籍する認定プレーヤーで、年間トップの成績のプレーヤー8人による戦い“ゴールデン・マップ”争奪戦――通称:“レギオン・バトル”が毎年年末に開かれる。
今年の“レギオン・バトル”に参戦するのは、知力と運力に恵まれた小学生から社会人までの8名の男女。はたして彼らはどんな戦いを見せ、だれが“ゴールデン・マップ”を手にするのか!?
※制作協力:采火様
※あくまでフィクションです。
※同作者作品『偉人ゲーム』の元ネタになったゲームです。
※セルフパロディ要素を多分に含まれます……が、本編を読まなくても分かる内容です。出てくる歴史上の人物は一部を除き実在し、1800年代までを対象に“歴史上の人物”としています。
※あくまでフィクションです。
※某型月なアプリゲームをTCGに落とし込んだものと見ていただいて結構です。
※歴史上の人物のレア度については、その人物が持っている偉業や逸話などを考慮して決定してます。
※あくまでフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-09 22:43:33
36346文字
会話率:35%
ロウファンタジー
母なるガイヤ(地球)の聖なる魔法。白魔術10の予言。アンドロメダ星人リン・ケイ・トロンは、山口洋子として地球人に転生する。聖なる白魔術の予言を解読するために地球に転生してきた。魔法を取得して、予言を解読して、この地球を救
う真実と空想が入り混じった、あなたの人生が変わる物語である。魔術の習得のレッスンが記載されている。本物の魔導書である。
エピローグ
2021年3月1日 まさしく現代だ。神奈川県伊勢原市。伊勢参りで有名、いや、ここは白山という山の伊勢神宮の名前の知名度からの、遠く伊勢参りができない近場の伊勢参りだ。ここにアンドロメダ星雲から転生してきた。女性の物語。アンドロメダ星雲といえは、200万光年地球から離れているが、アンドロメダ星人が地球に転生するのに、距離は関係ない。
さて、もう一人主役である登場人物がいる。物語の途中で魔導書を解説するコメンテーターだ。この物語を語る人物、私だ。当年66歳霊感があり、白魔術を使える。本物の魔術師だ。UFOの搭乗も経験がある。名前は明かすわけにはない。実在人物がばれて大変なことになるから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-11 05:35:33
5022文字
会話率:41%
投稿小説が趣味の僕は、進学塾の帰りに駅のホームから転落死。
目が覚めたら、異世界ではなく死後の世界にいた。
そこでは、異能力者たちが死後の世界から現世に戻ることができる『新生ゲート』を探し求めて、地獄や天国からの使者たちと果てしない戦いを繰
り広げている。
この世界で異能力を得た僕は秘密結社マテマティックに所属したが、
使者の支援を得た秘密結社フィロソフィーが、僕らの殲滅に乗り出した。
超絶な異能力を持つ彼らを相手に苦戦するさなか、アンジェロと名乗る天国の使者に操られた僕は、別の秘密結社に所属する。
そして攻撃する相手として指示されたのは、マテマティックだった。
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登場人物は、実在人物と一切関係がありません。ご了承いただきますようお願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-02 17:28:09
102907文字
会話率:37%
異世界に在るオーキデ王国の戦争を終結させるために、大霊国は外交団も兼ねた顧問団を派遣した。顧問団の実質の長は十九歳のハン・シュコトラニッツ少将。果たして彼は王国の救世主となりえるのか……。
※この作品は「カクヨミ」にも掲載しています。
※こ
の作品はもちろんフィクションです。登場する人物並びに国家や団体は、当然現実のものとは一切関係ありません。
※筆者の主観も含めれているので、真に受け止めることのないようお願いします。当然、責任は負いかねます。
※休載中です。
※以下は転載防止文字列です:不忘六四天安門同志‼折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-31 02:44:56
75357文字
会話率:31%
サバイバルゲームに興じていた一人の青年はある日、帰り道を見失い、気がつけば深い山中にいた。訳の分からない状況に戸惑いながらも、成り行きから一人の着物姿の少女を助けることに。
そして物語は幕を開けた。明治時代という名の異世界を背景に。
呪法
、西洋魔術、妖物、怪異、魑魅魍魎――教科書とは違う時代を駆け抜けろ!
魔銃の銃火が文明開化の華開く時代を鮮やかに貫いて。
サバゲー仕込みの戦術は、時代に取り残された刀への手向けとなりて。
戦う意志を弾丸へと昇華させ、二挺の銃声が唸りをあげる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-26 08:08:59
684468文字
会話率:28%
これは人に見向きもされぬ、カラスのお話。
※twitterでヒントをもらい、出てきた小話。
最終更新:2013-09-24 22:11:42
338文字
会話率:0%
この作品に出てくる地名・高校名・企業名・人物名など、実在する物とは全く関係ないので、気にせず読んでください。途中途中に出てくる作品も深く考えないでください。
また、プロの実在人物の名前もでますが気にせずに………
物語りの始まりは2004
年4月です。そこからスタートしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-30 00:00:00
16899文字
会話率:45%
理不尽で、希望を失った男と。優しさの塊のような彼女との甘く、切ないほんのちょっとした物語
最終更新:2011-06-18 16:21:56
2966文字
会話率:31%
舞台という名の街に立ち、平和という名のシナリオを進める役者達……。全ては舞台を…世界を創造した演出家という名の神の望みを維持する為に…。 【ある種の三次創作。作者との関わりがある実在人物様を、妄想が暴走独走で行き当たりばったりに執筆した短
編。自己満足作品。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-13 22:45:52
6951文字
会話率:44%