ぼくの名は、パレルレ。メタルゴーレムだ。
勇者団「蛮行の雨」のリーダーである。
異世界には、チートスキルも身体ももらわずに転移して、途方に暮れていた。
そんな所へ、呪術師のドワーフ娘が現れ、ぼく(霊体)を地面に埋まっていたオーパーツに移して
くれた。
そして「パレルレ」の名をくれたのだ。彼女は命の恩人である。
そのドワーフの少女(見た目)の名は、ミトラ、百歳。
さらに、エルフの僧侶ジュテリアン、五百歳。
人間臭い魔法使いフーコツ、年齢不詳。
が加わって、伝説の武器・防具を漁(あさ)る、じゃなくて、探す旅が始まった。
ついでに、悪党や、魔族や、魔獣や、幻魔や、妖魔や、外道魔を倒したりする事もある。
だって、ぼくたちは勇者団なんだから!
ちょっとR15なので、ちょっと残酷シーンがあるかも知れません。そしてちょっと、時々エッチかも知れません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 10:13:11
556798文字
会話率:39%
カレナ・ブラックウェルは研究学園都市クモーに在籍する研究生だ。彼女は入学早々魔石の研究がしたい一心で飛び級し、魔石の研究室へと入る。彼女の目的は魔石を研究し、人々の生活を豊かにするものだ。最終目標は自分の育った地下都市キキーイルの人々が石化
状態からも元に戻すこと。そして地上の人と同じ生活を送れるようにすること。カレナは魔石以外のことに興味が薄く、研究室に籠ることが多い。時にはフィールドワークと称して近くの森に出没する魔物を討伐して魔石を調達することも多い。彼女は魔石の特性を研究し、人間が利用できるように加工していた。時には砕き、粉々にし混ぜ合わせ全く別の物を作る。元の武具に組み込んで新たな力を付与したりと様々だ。
カレナの眼は特別で魔力を視認できる。魔石に込められた魔力からどんな特性を持つかがわかる。また、魔力を持って生まれた人種(ウェネーフィカ)の魔力の流れも見ることができるため魔力の滞りから不調をきたす魔力暴走を予見できる。魔力暴走を起こしたウェネーフィカは自滅するか、廃人のようになり死同然になるため、恐れられていた。カレナは独自の技術で石に魔力を移して魔石を作ることができるが、それは相手の合意がなければできない。カレナは日々研究しながら魔力暴走を起こしそうな人を見つけては交渉していた。
魔石以外に興味のなかったカレナは休日も研究室にいた。そこに訪れたのはアラン・ウォードと名乗る侯爵家の嫡男。彼は突然カレナに「婚約が決まった」と告げた。カレナの研究成果に目を付けた魔力を持たない人間(アンスロポス)側の軍人たちが軍事利用する前にカレナをウェネーフィカ側の領、ロズイドルフ領へと囲うための政略結婚だと付け加えられる。
アランは女性たちの婚約をすべて断っており、周囲から冷酷と噂される人物だった。
困惑するカレナに出された条件はウォード家内の工房を自由に使って良いものだ。工房を貰えると聞いたカレナは婚約を承諾し、翌日にはウォード家へと引っ越すことに。
アランの妹アリス、彼の両親、使用人たちと話すうちに彼の不器用さ、素に触れていく。アランと会話を重ねていくうちにカレナの心情に変化が訪れる。
それはそうと、場所が変わろうとカレナの魔石、魔鉱物への情熱は変わらない。魔石欲しさに人助けをしたら恩人だと感謝されてカレナは困惑する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 06:20:00
176091文字
会話率:45%
……長い眠りから覚めた気がした俺が見たのは、見慣れない石造りの天井と、心配そうに俺をのぞき込んでいる綺麗なお姉さん。
そして小さくなってしまった子供の体と、二つの記憶。
一つは日本で冴えないアラフォーサラリーマンをやっていたもので
、もう一つはアムルサール帝国の26代皇帝、アムルサール26世。11歳のもの。
幼い皇帝の記憶によると熱病に罹って死んでしまったらしく、そこに俺の魂が入って生き返ったらしい。
――大国の皇帝とか人生勝ち確なのではと舞い上がったのも束の間、すぐに様子がおかしい事に気付く。
皇帝の死に際だったというのに、殺風景な部屋には付き添いが一人だけ。医者も大臣もいない。そんな事ってあるのだろうか?
不審に思って情報を集めた俺は、間もなく知ってしまう。
この国は宰相によって牛耳られており、皇帝はただのお飾り。宰相の意に添わなければ簡単に挿げ替えられてしまい、その数はこの40年で21人。皇帝の平均寿命は15歳という、まさに使い捨ての存在である事を。
――勝ち確人生のはずが一転、命の危機に瀕した俺はなんとか生き延びる方法を。
できれば王宮から多少の資産と、美人なお姉さんを連れて逃げる方法を探す事を決意する。
この物語はそんな打算に満ちた俺が、恩人の少女と幼い皇帝の記憶に残っていた望みを叶えるために。平凡な人生経験と読書好きだった知識を活かして国を取り戻し、恋した女の子と一生を添い遂げる。そんな純愛帝国再建記……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 06:00:00
711269文字
会話率:18%
浪漫溢れる港町で始まる、あやかしヒロイン×ミステリアス御曹司の和風恋愛譚!
20世紀初頭の日本に酷似した、人間と妖怪が暮らす国・雪ノ宮。
鼬の燈華は、かつて人魚に流されたという港町に暮らしていた。
街で凶暴な妖怪が暴れる事件に巻き
込まれた彼女は、逃げ惑う人間に蹴飛ばされて運河に落ちてしまう。その際に水妖と思しき美しい青年が助けてくれたのだが、陸に上がった彼の姿は人間のものだった。
それ以来、燈華は命の恩人の不思議な青年・雪成のことが気になって仕方がなくなってしまい……。
人間に化けることのできない獣の妖怪の少女と、半人半魚の異形の姿を取る人間の青年の物語。
冷たい海の底からも、灯火はきっと見えるでしょう。
暗い林の中からも、雪原に灯る明かりはよく見えるのですから。
R15と残酷な描写は保険です。際立って過激な描写はほとんどありません。
三つの童話をメインのモチーフに取り入れています。
「エブリスタ」「ノベマ」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:09:05
28664文字
会話率:52%
皇八島第二王子ロワメールは、最強の魔法使いセツを命の恩人で名付け親として慕う。
ロワメールは領主殺人未遂の犯人、魔法使いギルドの裏切り者をセツと追うこととなるが、ロワメールにはそれ以外にも、もうひとつ野望があった。ある企みを胸に秘めてセ
ツと行動を共にする……。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-23 22:22:17
448044文字
会話率:40%
旅の薬師見習い、クロエ・エヴォニア。
師匠は、隣界人であり、『黒檀の騎士』と呼ばれる怪物。
神様は、隣界人であり、『知恵の神』である神殺しの神。
優しくて厳しい二人にくっついて旅を続けるクロエは、たった三つの魔法でどんな困難にも立ち向
かっていく。
「誰もが健康になれる世界」のため、そのための「健康にする術」を求めて。
そして、二人の恩人を、地獄の底から救い出すために。
「自らを救わない者は、神であっても救えない」
「救いようがない者を、それでも救いたいがために」
クロエは今日も人間離れを加速させ、地獄の底を自ら望んで掘り進む。
永遠の旅路で出会ういくつもの困難に、迷わず真っすぐぶち当たる。
救いたきを救うために、どんな犠牲も厭わない。
神を殺して、国を滅ぼし、万人を苦しめて。
やがて『黒檀の魔女』と呼ばれようとも、クロエは、「救うこと」を諦めない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 18:50:00
45584文字
会話率:26%
自己評価が低い女性が、憧れの恩人のもとでお仕事を頑張る話。
※以前アップしてた作品をガッツリ見直してリライトした作品です。
最終更新:2025-07-23 18:00:00
104862文字
会話率:40%
誰かに見つかることも、感謝されることもない。
そんな風にひっそりと生きてきた主人公――佐藤健二。
人に存在を気づかれづらい“神がかり的ステルス体質”を持つ彼は、
ただ静かに、かつて自分を救ってくれたヒロインの恩に報いたかった。
「見返りなん
ていらない。彼女が笑っていてくれれば、それでいい」
そう思っていた。最初は。
でも――。
「やっくんは、誰にも見つからないまま終わっていい人じゃないんです」
「与えられっぱなしじゃ落ち着かないものね、私たち」
ちょっと待って、皆して表舞台に引きずり出そうとしてない?
誰にも気づかれなかった“恩返し”、ついに予想外の注目を浴びはじめる!?
黒子系主人公 × 過剰に感謝してくるヒロインたち × 影から支援の学園ライフ!
じわじわハートに染みてくる、恩の連鎖系すれ違いラブコメ、はじまります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:20:00
38728文字
会話率:30%
★“道具”になりたい薄幸少女とお嬢様とメイド達で送る、ダンジョン経営ライフ!★
「ファイさん! わたくしのエナリアで、働いていただけませんかっ?」
「うん、いいよ、ニナ」
「即答っ!? よ、よろしいのですか? わたくしのエナリアは今も
絶賛、経営難。いわば沈みかけの船……。いえ、泥船なのですがっ!」
「うん、大丈夫」
「迷い無しですわっ!?」
そんな、何とも締まらないやり取りで始まる、異世界人2人によるダンジョンの経営。
ファイとしては、自分を“道具”で居させてくれるのなら誰でも良く、ニナに至っては、
(ファイさん! 顔が……いいえっ! 存在が、天才すぎますわぁ~~~! はい、採用っ!)
ただの思いつきだった。
しかし、そうして始まったそれぞれの“幸せ”を探すその日々は、2人にとってかけがえのない思い出になる――。
●あらすじ
白髪金眼の剣士『ファイ』。幼いころに誘拐されて戦闘の道具として育てられた彼女は、幸せだった。必要としてもらえる。生きていて良いのだと言ってもらえる。それだけで、ファイは心の底から幸せを噛みしめることができた。自身を誘拐した人々でさえ、ファイにとってはかけがえのない“恩人”だった。
しかし、ある時。『エナリア』と呼ばれるダンジョンの中で、彼女はそんな恩人たちと離れ離れになってしまう。
戦闘しか能のない自分は、これからどうなってしまうのか。このままでは、何もできない“人間”に戻ってしまう。そんな彼女の前に現れたのは、エナリアを管理していると名乗る異世界の少女――『ニナ』だった。
彼女は、自身のエナリアを「ウルン人とガルン人の両方が幸せになれる場所にしたい」と夢を語り、その夢にファイを巻き込もうとしてくる。
本来、両者は狩る・狩られるの関係であり、共存など不可能だ。
しかし、ウルンで最強の証である白髪のファイと、能力を持たない最弱種――人族でありながら最難関のエナリアの経営を任されているニナ。そして、2人を支える個性豊かな使用人(メイド)たち。
彼女たちの力が良い感じにまとまりさえすれば、夢物語も現実になる……かもしれなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 15:32:26
699298文字
会話率:41%
世界を救いたい少女と、その少女の夢を叶えたい少年が、『愛』で世界を救って、同じ空の下で笑い合ってから百年後。
科学は進歩し、魔術も少しは進化して、魔術組織『軍』や『JoHN』のパトロールの甲斐あって平和を享受している桜坂市。
某年春、『Jo
HN』全権代行の秘書の少女は、『恩人』を探すために一歩踏み出した。
これは、『恩人』をなんとか見つけたい少女と、彼女のあまりに胡散臭い護衛と、上司と、他愉快な人たちと、様々な『依頼』を解決しながら『恩人』に関わる情報を探っていく物語。
※前作『同じ空の下で』で出てくる情報を多分に含みますが、未読でも大丈夫です。ただ、既読のほうがもっとわかりやすいかと思われます。
前作:https://ncode.syosetu.com/n9496jx/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 13:00:00
41271文字
会話率:36%
※「狛人」は「こまびと」と読みます。
鬼の血を引く青年が、恩人の娘である人魚の血を引く少女のために戦う話。
最終更新:2025-07-22 22:44:36
6631文字
会話率:47%
平凡な会社員・小林大輔は、スマホ決済アプリに突如チャージされた1億円に目を疑う。サポートセンターは「問題なし」と繰り返すばかりで、謎は深まるばかりだった。しかし、20年前の雨の夜、公園の自動販売機前で路上生活者・藤田浩二に温かい缶コーヒーを
差し出した際の、大輔の何気ない「スマホでピッて買えたらいいのにな」という独り言が、藤田の人生を大きく変えていた。
リーマンショックで全てを失い、どん底にいた藤田は、大輔の言葉にモバイル決済の可能性を見出し、独学でプログラミングを習得。やがて革新的なスマホ決済サービスを開発し、IT企業の社長として成功を収める。そして、サービス開始10年目の記念すべき日、恩人である大輔のアカウントを特定し、自らの手で1億円を送金していたのだ。
ある日、ニュース番組で藤田の成功秘話を聞いた大輔は、20年前の記憶と1億円の謎が一本の線で繋がるのを感じる。匿名での恩返しに込められた藤田の純粋な感謝を悟った大輔は、直接連絡を取らず、しかし深い感謝を心に刻む。そして、藤田へ届くようサポート窓口に感謝のメッセージを送る。
大輔からのメッセージを受け取った藤田は、静かに安堵する。1億円を受け取った大輔は、その大金を自己の不安解消だけでなく、藤田の善意に応える形で社会に還元することを決意する。彼の心には、お金では測れない真の豊かさが芽生えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 21:13:27
4301文字
会話率:18%
過去の壮絶な出来事から引きこもり生活を送っていた健太の心の拠り所は、アコースティックギターだった。人通りの少ない路地裏で細々と路上ライブを続ける彼に、ある夜から不可解な現象が起こり始める。毎回のライブ後、投げ銭用のケースに真新しい一万円札が
そっと置かれているのだ。そして同時期、ライブの度に深くキャップを目深に被り、マスクで顔を隠した男性が微動だにせず、彼の歌に耳を傾けるようになる。
謎の投げ銭とマスクの男性の存在は、健太の孤独な歌声に小さな変化をもたらし、彼の歌はかつてないほどの感情を帯びていく。そんなある日、健太の路上ライブの動画がSNSで突如バズり、有名インフルエンサーAの推薦もあって瞬く間に再生回数を伸ばしていく。熱狂する観衆で埋め尽くされた路上で、健太はもうあのマスクの男性の姿を探すことはなかった。彼も、あの不可解な一万円札も、彼の前から静かに姿を消していたのだ。
マスクの男性が誰なのか、なぜ彼を支え、そして突然姿を消したのか。健太は彼の不在に胸を締め付けられ、漠然と「インフルエンサーA」と「マスクの男性」、そして自身の過去の引きこもり生活との関連性を重ね合わせる。健太は最後まで、インフルエンサーAが自身の過去の出来事に関わる人物であることに気づくことはなかったが、名も知らぬ恩人への深い感謝を胸に、健太は音楽活動に打ち込む。やがてメジャーデビューも果たし、彼の歌は多くの人の心に届くようになる。健太は知っていた。今、これほど多くの人々に歌が届くのは、あの謎めいた恩人の存在があったからだと。彼の歌は、孤独を感じる誰かの心に、そして、遠くでこの歌を聴いているかもしれない、健太にとっては最後まで正体不明のままの恩人の心に届くことを願い、これからも歌い続けられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 20:48:50
2306文字
会話率:0%
ゴミスキルとチートスキルは、紙一重である/コンビニ前でトラックにはねられて死亡した雨石朔太郎。転生先は中世のブラックな不法労働場で働く若者、アマガキ・クロシ。固有スキルはゴミスキルである【文房具】。彼が文房具だと認識した物は何でも無限に召喚
できる。先輩であり恩人のミコト・セキリテと共に、『株式会社アマガキ』を設立する。/ゴミスキルで会社経営!気づいたら産業革命起こしてました!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 20:26:32
87204文字
会話率:25%
わたし、ハノン=ルーセル(22)は術式を基に魔法で薬を
精製する魔法薬剤師。
地方都市ハイレンで西方騎士団の専属薬剤師として勤めている。
そんなわたしには命よりも大切な一人息子のルシアン(3)がいた。
そしてわたしはシングルマザーだ。
ルシ
アンの父親はたった一夜の思い出にと抱かれた相手、
フェリックス=ワイズ(23)。
彼は何を隠そうわたしの命の恩人だった。侯爵家の次男であり、
栄誉ある近衛騎士でもある彼には2人の婚約者候補がいた。
わたし?わたしはもちろん全くの無関係な部外者。
そんなわたしがなぜ彼の子を密かに生んだのか……それは絶対に
知られてはいけないわたしだけの秘密なのだ。
向こうはわたしの事なんて知らないし、あの夜の事だって覚えているのかもわからない。だからこのまま息子と二人、
穏やかに暮らしていけると思ったのに……!?
いつもながらの完全ご都合主義、
完全ノーリアリティーのお話です。
性描写はありませんがそれを匂わすワードは出てきます。
苦手な方はご注意ください。
アルファポリスさんの方でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 16:00:00
294438文字
会話率:39%
戦闘用奴隷として生きてきた八番は、ある日、死に直面したことで前世を思い出した。前世のわたしは死んだらしい。そして自分を助けてくれたのはセレストという竜人の男性だった。「せ、れす、と、さん」この人は優しい人だ。「あなたが望まないことは、したく
ありません……」でも、どうやらこの人はわたしの番(つがい)らしい。番って何? え、夫婦?! 神様の定めた運命の相手って、どうしたらいいの? 元戦闘用奴隷の少女と番に一途な竜人の青年が互いに歩み寄っていくお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 00:03:04
535545文字
会話率:28%
東帝国は、エストリニア神の加護を受けた国だと言われている。そして、その東帝国の国鳥である「モモイロノトリ」は、全身ピンク色の小鳥で、東帝国でしか生息できない鳥でもあった。
ある日、ラエル第二皇子が園庭でゴミとして処理されそうになっていた雛を
育て始めた。
彼は誠心誠意小さな命を見守り、若鳥にまで育て上げた。
雛では判別がつかなかったが、羽が生えて「モモイロノトリ」であることが判別した。
ラエル第二皇子は、「不吉第二皇子」と異名をつけられ、皇族と疎遠になり、孤独な日々を送っていた。何故か彼の使用人や騎士が消え、まわりの人間は不幸に見舞われた。
そんな中、このモモイロノトリに癒してもらっていたが、ついにこの若鳥も巣立つ時がやってきた。
この雛をラエル第二皇子は「リリィ」と名付けた。
リリィはラエル第二皇子を「命の恩人」以上の感情を持ってしまう。
そして、リリィは人間として、彼に近づくのは不可能なことではなかった…。
リリィはラエル第二皇子を悪意ある人間から守るためにある決心をするのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 22:11:50
97105文字
会話率:43%
かつて高度な文明都市として栄華を極め、飽食の時代を経た大陸『ヴァートランバーツ』。そこに棲む四つの人族は、枯渇した生存資源を巡る争いを続けていた。
竜人の青年『紅葉』は、幼い頃に自分を救った隊員へささやかな恩返しをするため、竜人軍事機関『
ドラーグド』の志願兵となる。しかし、陥落寸前の拠点へ飛ばされた彼は、そこの防衛任務に就く上官の『牙雲』と共に初陣へ臨むことになる。
生死をかけた戦闘の中、紅葉は固い絆を結んだ上官の背中を預かることを目標に、仲間たちと困難な戦を乗り越える日々を送っていた。
しかし、とある事件を境に自分の恩人が軍の《裏切り者》だと知る。その過去を探るうちに、軍の暗部へ触れた彼は、複雑に絡み合う思惑へ巻き込まれていく。
恩人の姿を追う中で起こる脅威との遭遇、味方の離脱、予期せぬ対立。深く傷付きながらも、紅葉が目にした恩人の正体とは――
これは、戦火の果てにいずれ滅びゆく大陸で、希望を絶やさずに生きる青年の背中を追った物語。
* * *
本編は11章を予定。ep.1は約2.5万字、以降のepは約6~7万文字前後。
登場キャラクターの完結済スピンオフ2作品も用意。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:13:57
479607文字
会話率:59%
領都衛兵として地味に暮らしていたエドウィン
自身を保護してくれた恩人である代官騎士の死と、その後の出自を理由とした衛兵の解雇により、職と後ろ盾を失う。
天涯孤独となった彼は、失意の中、かつて恩人から聞いた世界中の景色に憧れた子供の頃の
夢を思い出す。
面倒事から解放され、気ままに生きることを決意したエドウィンは、憧れの景色を求めて旅に出ることを決める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:33:08
55091文字
会話率:15%
革命によって王が倒れ、耳障りのいい言葉を放ち、民の味方を称する政治組織【評議会】による統治が本格的に始まった北国アリノール。
元少女兵のスレンは、雪原で凍えた死体を見つける。
その死体が隠していたのは、一枚の写真。
銃痕の壁の前で笑う兵士
たち――
「これが、誰かの家族写真だったらよかったのに」
嘘をついたのは、スレンの恩人である教会の導師リリウス。
過去を隠そうとする者と、未来を見ようとする者。
再び、何かを選び、何かを見捨てる冬が始まる。
《歴史ファンタジー×群像劇×戦時下ドラマ》
死体が語るのは、終わっていなかった戦争の話。
絵画が残すのは、願いを諦めなかった人々の記憶。
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※他投稿サイトでも連載を行っています。
※軽微な流血・暴力表現があります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 19:42:23
95087文字
会話率:25%
ブランセン王国に住んでいる鍛冶屋の見習い「シュバルツ」は冒険者を目指す平凡な少年だった。
彼には人生の恩人でもあり、姉のような存在でもある「リーナ」という少女がいたが、ある日突然街を襲撃しに来た闇の神の継承者「ベーゼ」にリーナを殺されてしま
う。
復讐を誓ったシュバルツは剣をとり、ベーゼを倒すための修行を続けていた。
そんなシュバルツの元に光の神「ヴァイザー」がやってきて協力を申し出る。ヴァイザーはシュバルツを魔法で特殊な力を与えるなど間接的に支援し、遂にシュバルツはリーナの仇、ベーゼを激闘の末に倒すことに成功した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 00:57:22
18896文字
会話率:47%