セレス・ノード──それは地球に設けられた、人類最高水準の研究設備と知性が集う先端研究施設であり、重力構造の制御や多次元空間理論、意識と場の共鳴といった、境界領域の知を実践的に扱う中枢でもある。その活動の一部として、異星知性体エリディアンに関
する研究や接触も進められている。
15歳の少年、リュシアン・モレルはその学苑で学ぶ学生のひとり。物理学への探究心を抱きながら、最近ではアーク・コンダクターへの志望に心を引かれている。
重力場と意識を共鳴させ、空間そのものに働きかけるこの役目は、単なる操縦士ではない。
限られた訓練生だけが選抜される、いわば「重力と宇宙を読み、導く者」。その訓練は、人間の認識や反応の限界にまで踏み込み、従来の科学と常識の枠を超えた負荷を強いられる。操縦というより、空間と同調し、力場そのものを“感じて制御する”感性が求められる役割だ。
自分がそこにふさわしいかどうか、リュシアンはまだ答えを持っていない。
ある日、論理学の新任講師として赴任してきたソリテーション──ティス・エラとの出会いが、リュシアンの思考と感受性にゆるやかな変化をもたらしていく。
彼女の講義は、論理と思考の構造そのものに踏み込むもので、生徒たちの関心を強く引いた。
彼女は、タイタンの湖底で進化したエリディアンという知性体の投影体であり、人間のように話すが、その内面は異なる法則で動いている。
彼らは音や振動を使って、言葉よりも深い部分で意図や感覚を伝え合う。リュシアンにとって、彼女の語る論理はどこか遠く、だが不思議と引き込まれるものだった。
生徒たちのあいだには見えない隔たりが生まれ、言葉にしにくい緊張も生じる。
リュシアンもまた、ティスとの対話を通して、自分自身の過去、迷い、そして何のために進むのかという問いと向き合うようになっていく。
学苑に残るか、宇宙へ出るか──その選択は、自分という存在をどう捉えるかに関わっていた。
この物語が描くのは、遠い未来や異星との邂逅ではない。
まだ答えの出ない問いを手に、誰かと共に考えながら前に進もうとする、ひとりの少年の姿である。
答えは示されないまま、物語はそっと閉じられる。
けれど、その問いは、どこかでまだ続いている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 12:00:00
49345文字
会話率:20%
この作品は前々作「人類は孤独ではない――タイタン探査が明らかにした新たな知性」と、前作「人遥かなる継承――虚空へ放たれし声」の続編です。
とはいえ、本作から読み始めても、まったく問題はありません。
むしろ、ここを起点にして、後から前作を読
み直していただくことで、時間軸を遡るように物語を再構成する読み方も可能です。
前々作では、人類がはじめて異星知性――エリディアンと出会い、そして木星に眠っていた超高度知生体「オメガ」を目覚めさせるまでの過程が描かれています。目覚めたオメガは、何億年も前から繰り返している、「知的文明の失踪」という謎を明かします。失踪とはすなわち滅亡だと解釈した人類とエリディアンに対して、オメガは自らを含む銀河中のストームセル知性体が構成している知的ネットワークであるヴォクス・インフィニタを目覚めさせることで、その謎が解明できるだろうことを示唆します。
かくして人類とエリディアンは一致協力して恒星間宇宙船であるコヒーレンス・アークを開発し、恒星間宇宙へと旅立ちます。
その続編である前作では、知的文明の「失踪」につながる直接的な原因が「フェージング」という現象であり、それがブラックホール周辺に構築された「アルセイデス」と呼ばれる構造体から発射された「ガンマ線バースト」によるものであることを突き止めます。さらに、そのアルセイデスを構築し、数十億年前からいまに至るまで、継続して知的文明を衰退させている「ハダノール」という存在に行き当たります。ハダノールとはどういう存在なのか、その目的は何なのか、謎は謎を呼ぶことになります。
人類とエリディアンたちは、アルセイデスに残された人類のアーカイブ、そして覚醒したヴォクス・インフィニタがその膨大な記録を紐解いて解明した結果から、ハダノールはある条件で文明を衰退させ、再出発させているらしいことを解き明かします。その判断基準は謎のままでしたが、人類とエリディアンは、フェージングを恐れて太陽系にとどまるよりも、銀河中に広がるヴォクス・インフィニタの支援を受けて恒星間宇宙に進出することを決めます。
この物語では、恒星間宇宙に広がることを決めた人類、エリディアン、そしてヴォクス・インフィニタの共生体が、銀河に進出し、あらたな文明を築いていく過程を描きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 22:00:00
29424文字
会話率:36%
天城晴翔は交通事故死するが、女神ソフィア様のはからいで、異世界宇宙へハルトとして転移する。そこでハルトが出会ったのは、宇宙船と一体となったRAI実在人工知能ルミナである。宇宙船ルミナの船長に迎えられたハルトは、広い宇宙へ飛び立ち、様々な出会
いと冒険を楽しむ。そして、その結末は・・・壮大なスペースファンタジーが今、始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 05:00:00
402402文字
会話率:60%
人工ウイルスによって石化された系星を救う為、父親専属の予言者から聞いた口伝(くでん)に出てくる助け手に会いに、意思を持つという青剣を託されて宇宙へ旅に出るが、いると思われた場所で待っていたのは
最終更新:2025-07-03 22:25:59
1091512文字
会話率:71%
年に一度の天体ショー開催中に突然起こった異変。人も動植物も海も石になっていく。原因は何者かが造ったウイルス。研究の結果ワクチンができたが、石化したものを元に戻すことができない。その時、父親専属の予言者から古い口伝(くでん)を聞かされた。『我
が力を受け継ぐ者よ……』口伝に出てくる人物が助けてくれるかもしれないと言われ、真意を確かめるために予言者のお師匠様に話を聞きにいくと、その人物に助けてもらったことがあるという。一縷の望みをかけて会いにいくと告げると、意思を持つという金青の剣を渡された。「この剣は、不思議な力で持つ者を守るんですよ」お師匠様の予言に従い、口伝に出てくる人物に会いに宇宙へ出る主人公。その途中で巻き込まれた独立戦争。負傷して意識不明の仲間の前で、突然、頭の中に声が響く。『彼に剣を持たせて』「君は誰なんだ?」そして、口伝の人物がいると思われた場所にあったのは、次の口伝だった。『我が宮殿への第一の門へ入りし尋ね人よ……』困惑する主人公。「裏で何かが動いてる」はたして、目的の人物に会えるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 22:00:00
118812文字
会話率:80%
あらすじ
現代のIT企業で人類の「最適解」を導くAIを開発していた坂村健一は、地球崩壊を前提に選民のみを宇宙へ脱出させる「ARC計画」を知る 。AIの選別基準で多くの日本人が排除されることに憤り異を唱えるが、左遷され、テロで命を落とす 。
しかし、健一が目覚めると、そこは戦乱の16世紀日本、最も卑しい身分の日吉丸として転生していた 。前世の絶望と後悔から「全ての人が報われる道」を誓い、生き残るため知恵を絞る 。針売りとして才覚を見出され、今川家臣の岡部小四郎の目に留まり、善得寺で学問を修める機会を得る 。孫子の兵法や今川仮名目録を読み解き、現代知識と観察力で時代を分析するが、その鋭すぎる才覚は時に命取りとなる 。
桶狭間の戦いを前に歴史を変えようと助言するが、卑しい出自ゆえに信じてもらえず、何度も死と転生を繰り返す 。八度目の目覚めで「今川ではなく、信長に仕官しよう」と決意する 。
熱田湊で織田信長と運命的な出会いを果たした日吉丸は、才を見出され、草履取りから異例の出世を遂げ、木下藤吉郎、そして羽柴秀吉の名を賜る 。信長の命により、墨俣での一夜城築城、火縄銃の量産化、新貨幣「尾張銭」の鋳造、水田改革、犬山城下の産業育成(絹、椎茸、セメントなど)といった革新的な内政手腕を発揮する 。常識外れの速さと合理性で成果を出し続ける秀吉は、戦国の世に新たな「仕組み」を築き上げていく 。
やがて信長の命を受け、徳川家康との同盟強化、北条氏との三国同盟締結、紀伊半島の平定、京での外交と南蛮貿易の推進に奔走する 。しかし、長島一向一揆での悲劇的な結末は、秀吉に「歴史の修正力」と「集団の無責任性」という、未来を知る者としての無力感を痛感させる 。それでも彼は、現代知識と戦国経験を融合させ、信長と共に「環太平洋帝国」という壮大な未来を目指す 。
だが、信長の「超将軍構想」、未だ燻る本願寺の火種、「本能寺の変」という避けられぬ未来の影が、秀吉の心に重くのしかかる 。彼は、信長を死なせぬこと、そして「全ての人が切り捨てられない道」を創ることを誓い、来るべき激動の時代に備えるのだった 。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 21:43:51
67971文字
会話率:29%
「私、ずーっとずーっと前から、龍之介さんのことが好きでした! 私も、龍之介さんみたいに、強くてかっこいい宇宙消防士になりたいんです!」
「そうか、それなら今から腕立て伏せ三十回三セットだ」
「はい!」
空気もなく、重力もなく、大量の放射
線が降り注ぎ、日なたに出れば地獄の熱さ、陰に入ればたちまち凍りつく、そんな過酷な宇宙に、なぜか大勢の人々があふれ出す時代がやってきた。一度始まったら、もう止められない。
みんなの命を守れるのは、ひと握りの鍛え抜かれた「宇宙消防士」だけだ。
二十一世紀の半ば、宇宙エレベーターが建造され、人類は本格的に宇宙への進出を始めた。
太平洋のガラパゴス上空を舞台に、若き宇宙消防士たちの恋と友情と成長を描く。
【全五十話、毎週火・金夜更新】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 21:05:43
661868文字
会話率:49%
とある目的の為、宇宙へと出た行方行秋。氷河の惑星で出会ったのは、宇宙の管理を行っていると話す『大星母』の惑星調査隊のニコ。地球で神と呼ばれた種族、神族を絶滅させる為に行動する犯罪者集団『龍星群』。神をも巻き込んだ惑星規模の争いが巻き起こる
中、行方の目的は果たされるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 18:16:08
117885文字
会話率:55%
基本的に1話完結、10秒ぐらいで読めます。
ツイッターの初期の文字数制限と同じ140字キッカリの小説を書く、というチャレンジです。オチでちょっとゾクッとする(自画自賛)作品集をお楽しみください。異世界ネタあり。
100数話まで毎日投稿してま
した。現在は不定期連載です。
なお、私はツイッターのアカウントを持ってはいますが、特定のかたの読み専門です。
この作品集のジャンルが「SF(空想科学)」であることに疑問をお持ちのかたは、キーワードに私の認識を込めておりますのでご読解ください。
この作品集は「カクヨム」と重複投稿しています。
※ご注意 「140字」の文字数カウントには、このサイトの文字カウントシステムとそれに準ずるマイルールに基づき、段落1字下げを含む空白、本文前後の行送りを含む改行、傍点を含むルビ、そして200字制限回避のための罫線(━━)の飾り60文字を含みません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 21:18:08
96800文字
会話率:19%
【WBC開催記念】宇宙の崩壊と共に、別宇宙の神々によって魂の選別(ドラフト)が行われた。野球ゲームの育成モードで遊ぶことしか趣味がなかった底辺労働者の男は、野球によって世界の覇権が決定される宇宙へと記憶を保ったまま転生させられる。その宇宙の
神は、自分の趣味を優先して伝説的大リーガーの魂をかき集めた後で、国家間のバランスが完全崩壊する未来しかないことに気づいて焦っていた。野球狂いのその神は、世界の均衡を保つため、ステータスのマニュアル操作などの特典を主人公に与えて送り出したのだが……果たして運動不足の野球ゲーマーは、マニュアル育成の力で世界最強のベースボールチームに打ち勝つことができるのか!?
※カクヨム様、アルファポリス様、ノベルアップ+様、ノベルバ様、MAGNET MACROLINK様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 23:15:58
1230884文字
会話率:21%
ピラミッドは、単なる墓ではなく、「信号装置」「位置標識」「宇宙への鍵」だった。
何千年も前、宇宙戦争や事故によって地球に取り残された一体の知的生命体がいた。
彼は、地球人の進化を見守りながら、自らの種族に気づいてもらうために壮大な装置(=ピ
ラミッド)を地球人を導いて作らせた。
だが、仲間たちは来ず…時は過ぎ、彼の肉体は滅び、意思は地球の「記憶」や「石」に染み込んでいった。
現代、人間がピラミッドの秘密に近づくことで、再びその「信号」が動き出す…。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-01 20:30:28
1772文字
会話率:12%
西暦2101年。
新たな世紀を迎えた年に大熱狂の地球、だがそこに宇宙から青黒い隕石とともに侵略者がやってきて、地上は灰色の死の世界へとなってしまった。
人類は侵略者の力に逆らえず、地下へ、または宇宙へと避難することしかできなかった。
――だが地球の生命は諦めてはいなかった。
【グラトニー】の侵略と共に生まれた未知の鉱石、その鉱石に眠っていた奇跡の力によって生まれた女性だけがなれる特殊強化人間、『ウカミタマ』、そしてグラトニー討伐を目的とした『地球奪還軍』が地上を取り戻すために、グラトニーに反逆を仕掛けに行った。
そして地下で平穏な生活を送っていた一般人である『松下トラノスケ』はあることがきっかけに地球奪還軍に入隊することになる。
彼が指揮する小隊のメンバーたちは実力こそあるものの、何か問題を抱えているみたいで……。
トラノスケは彼女たちを勝利に導いていけるのか?
これは俺たち、地球人の希望を取り戻す物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 19:33:39
297874文字
会話率:44%
戦争に次ぐ戦争が終わった。
統一された世界は、宇宙へと目を向けだした。
きっと居るであろう、別世界の知的生命体との出会いを求め、編成されたアンドロイド部隊が、銀河へと散った。
数十年以上の調査を経て、一つの希望が現れた。
『フロンティア』
と名付けられたその惑星は、民間の企業と政府の合同で調査が進められる。
更に十数年、惑星フロンティアで問題が発生する。
すぐさま救援のエリート部隊が出撃したたが、間もなく彼女達とも連絡が途絶えてしまう。
増援と更なる調査へ赴くべく、リージア率いるオメガチームが選ばれた。
はみ出し者や問題児のみで構成された彼女達の部隊は、未開の惑星へと降り立つ。
笑いあり、涙ありの戦いのなかで、機械少女達は真実を見つけ出す。
※注意
当作品は、百合要素、及び、残酷な描写を含みます、苦手な方はご注意ください。
主に日・月に投稿いたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 22:03:33
780204文字
会話率:44%
(この物語は拙著「宇宙開拓期 ~人類は逞しい」の続編ですが、本作のみでもお楽しみ頂けるようにしております。)
人類が宇宙へ進出してすぐ、月で遭遇した不思議な「石」
それは元素変換と効率的なエネルギー保存という特性を持った夢の新素材であっ
た
その「石」は宇宙開拓におけるブレイクスルーとなり、人類は広い宇宙をどこまでも切り拓いていった
そして複数の宇宙人達との遭遇
超広域宇宙生活圏連合への加入
人類の未来には、果てしなく続く繁栄と豊かな生活が約束されていた......
......
.....
...
うん......
その筈だったんだけどね......
やっぱり人間っていつになっても、日々せわしなく働かなくちゃいけないみたいなの......
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 05:25:53
28526文字
会話率:26%
人類が、地球を出て宇宙へ向かう長い物語のオープニングです。
最終更新:2024-02-22 07:03:25
135948文字
会話率:29%
宇宙に存在する人類と交叉可能星人達とのハーレムで、フォームチェンジ! この光叉転写体デーナならば、できる。それは人類の遺伝子の継承を体現し、ゲノム再生をともに導いていく銀色で表現された巨人。あらゆるすべてに近い人間のDNAをつなぎ合わせ、二
十メートルにもなった巨大であり、一つの人体となったヒトゲノムのモデル物質。人類ゲノム再生モデル化計画の核であり、人と交叉対称になる御相手や生物の判断とその場合における、継承される遺伝子の変化を巨大な体の物質に転写することができるようにつくられていた。なぜならば、滅亡する人類をつくりあげるゲノムを残すため、そして新しく再生するために、その体の元にある愛情含むすべてをともに人体内の複座席操作で表現し、理解を持ってして、モデル物質を受け取とることを彼女ら含めて、宇宙に存在する多くの生命に願い、期待するのだ。未来を残すことに代わりはない。地球は増えすぎた人間ががん細胞となり、惑星の核を急激に侵食し、保てなくなった重力が、地球上すべての生物や移住可能惑星、衛星を暗い宇宙の中に閉じ込め、もはや押しつぶされる寸前であった。だからこそ、すべての人類ゲノムを一つの体に折り畳み託し、人工知能の船とともに打ち放つことを計画した。わずかな隙間の太陽軌道に小さい衛星を乗せ、巨大なモデル人体をつくりあげることが希望となった。作製段階でその巨体が発する電磁波による探索は可能か、宇宙へ放出するために、生きた人間の細胞分裂限界回数及び保存状態を調べることになった。極限まで遺伝子を作り上げたタンポポ・タネという一つの命の人間にサンプル細胞を持たせ、探索データ収集と人体の遺伝子寿命を体で確かめるために宇宙へと向かわせた。サンプル細胞のデータと自分の限界回数を超えて、電波の探索で花美人であるカベン人のカシアをも連れてくる成果であったが、地球はもう終わっており、二体の巨人がすでに放たれていた。最後まで残った遺伝親のジン・ハナサカから、デーナと探索してきた細胞の組み込み、カシアとの複座操作による強い遺伝粒子の発信の発現、そして再生の使命を授けられた。これにより、ゲノム再生の道がより明るく照らされ、遠い銀河の惑星にいるバイザー人の女の子の発見と複座でモデルをフォームチェンジさせ、その体を使い、大量発生、突然変異クラゲ危機の彼らを救い、認められた。そして、また旅立つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 16:58:34
183158文字
会話率:68%
魔王をたった一人で倒した勇者の存在なんて、そんな危ないものはいるだけで怖いからポイ!
理不尽な追放のその先で待っていたのは、大破漂流中の生体宇宙船だった。
勇者ジンは宇宙船サンゴウを相棒に、宇宙の海へ乗り出したのである。
注)この作品はカ
クヨム版の【最強勇者の後日譚】の加筆&修正バージョンとなっています。
また、元の【最強勇者の後日譚】自体が、カクヨム版の【勇者やってたはずが宇宙へ】の改題&描写マシマシなリメイク版となっています。
カクヨム版が半年足らずでこのサイトのブクマに相当するフォロワー数9000に到達した作品ですので、一定以上の面白さが保証されている『かも』しれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 00:59:18
430862文字
会話率:19%
第一王位継承権を持つ主人公『龍神の騎士姫(りゅうじんのきしひめ) 』の二つ名持ちの王女は、邪馬台国の神殿内にある魔法陣の上に突如として出現した。
邪馬台国(やまたいこく)の卑弥呼(ひみこ)女王と出会ったことで王女フラウリーデのその後の
運命は大きく変化していく。
彼女は卑弥呼から呪術能力を継承し、巨大帝国侵略軍を退け、最終的にその帝国を滅亡に追いやる。一方で、王国を盤石(ばんじゃく)な体制にするためには科学の発展が欠かせないと考え、豊富な資金と黒い水(石油)により近代国家へと変貌(へんぼう)を遂げさせる。
だが、その最中、王国を二分するような内乱が勃発する。その叛乱軍を二度の合戦で科学力と知力で鎮圧し統一した。そして王国は恒久的な平和を掴んだかの様に見えた。
彼女が生涯心血を注いだ石油を用いた産業革命による文明の進歩は世界中に富をもたらした。だがその一方で、それはやがて人類の滅亡の引き金となっていく。
彼女が天寿を全うして約千年後、進み過ぎた科学発展によりその星のあらゆる生物は死に絶えてしまった。、、、かのように思われた。
女王が最も幸せだったのは、その世界が栄華の絶頂期で没したことであろう。
あらゆる生物が死に絶えたと思われたその世界から、ある日一隻の超弩級空母(ちょうどきゅううちゅうくうぼ)が宇宙へと向かって旅立っていった。
居住可能な惑星探しの旅である。
それから約千年近くが経過し、一人の若い少女が再びその世界へと降りたった。百人の子供達と動物を連れ、そして食用となる植物の種を持って、、、。
そしてその星に新しい小さな世界を作り始めた。
彼女が創世したその世界は、時間が忘れ去られたようにゆっくり、ゆっくりと流れているようであった。
その新世界の名は耶馬台国(やまたいこく)、若い王女の名前は卑弥呼(ひみこ)だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 19:56:58
690879文字
会話率:27%
「君は冤罪で死刑になるかもしれない。無実の証明は不可能だ」
この事件を機に人間不信になり、独り宇宙へ飛び立つ主人公竜胆。彼は巡り合う中で過去の記憶や居場所、人の愛を見つけていく。
「君に会えて、よかった─」
そう言える日が、いつか来るはず。
最終更新:2025-06-23 13:18:01
124126文字
会話率:61%
23世紀。
人類は宇宙進出を試みるが、実験用に宇宙へと送り出した動物達が独自に進化し、宇宙獣〈スペースビースト〉と呼ばれる個体に変化していった。
人類は宇宙進出のためにムーブ・パレスと呼ばれる、宇宙での人類の新たな居住空間を創造し、宇宙獣に
対抗するべく、宇宙獣から出来る新型有人メカ、ASCOFを完成させる。
これによって人類は効率よく宇宙獣を倒せるようになるが、次第にASCOFは戦争の道具となってゆく……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 06:00:00
182199文字
会話率:34%
国を追われたレムリアの王女エリスは、神機エクリプスで逃亡中に、日本の陸奥市に次元転移してしまう。
神山光太郎はエリスを知恵で助け、クセのある五人の女王に惚れられる。
宿敵マゲイアがアヴァロン星に攻めてきて、天才司令官クリスと光太郎は激闘を繰
り広げる。
……そして舞台は大宇宙へと移る。
※PV26万、皆様ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 10:10:00
1092833文字
会話率:38%
時は未来、所は宇宙……
そんな時代と場所にも過酷な労働環境に耐える者達がいる……
これは、そんなブラックまがいの企業に勤める、一見平凡な派遣社員が辿る驚異に満ちた世界のお話。
最初は太陽系。
とある事情で異文明の古代宇宙船と出会ったのが宿
命でなくて何なのか。
太陽系内でのトラブルバスターは大宇宙のトラブルバスターへと進化。
最初は主人公と宇宙ヨットの訳有り制御用人工頭脳のコンビ+超高性能の古代宇宙船。
次に、とある偶然から知り合った、この宇宙より長く生きてる精神生命体から贈られた生体端末たるメイド娘。
そして不定形生命体の一人(一体?)を仲間にした後、
もう一隻の超高性能古代宇宙船と合体し、超大型合体宇宙船の誕生!
追加分の頭脳体も仲間にし、合計6名のクルーに加え、異銀河団の異銀河にて追加クルーが参加。
そしてそして、ついに!
超銀河団も渡ることになった超大型合体宇宙船ガルガンチュアに2隻の銀河団探査船が参加して、前人未到の超科学の結晶「4隻合体版ガルガンチュア」が誕生し、クルーの数も9名に!
巨大宇宙船とクルー達が、この宇宙に存在するだろうトラブル、災害、悲劇、戦争、その全てを解決し、全ての生命体を救おうと宇宙を翔ける物語となりました。
銀河系から飛び出て、銀河団も、超銀河団すら飛び出した主人公の活躍、ご期待下さい!
この作品読んでて、
こんな作品の土台を借りたら面白いんじゃないの?
というアイデアが有りましたら最新話の読後に表示される感想欄に、お書き下さい。
できるだけアイデアは実現させてみたいと思います。
ただし、その作品世界もズバリではないことはご承知おき下さい。
(あくまで、土台を借りるだけです)この小説は2次創作ではありません。
追伸:
この作品世界はシェアワールドとしますので、フロンティアやガルガンチュアが通ってきた銀河団や超銀河団の中での話で、
「面白そうだな、僕(私)が、この続きを書きたいな」
と思われた方がいらっしゃれば、作者までご一報を。
よほどの変質した話でない限り、許可します(さすがに、性奴隷となるとか、そのあたりの続編はご勘弁を(笑))
作者は本編だけで手一杯(笑)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 16:44:57
1753876文字
会話率:28%
これは、
ようこそ大宇宙へ! 超古代の巨大宇宙船で宇宙を征く
の外伝です。
主人公の楠見 糺(くすみ ただす)の地球でのサラリーマン時代の様々なトラブル解決を書いていく予定です。
スペースオペラの主人公となってる本編ですが、外伝では、あま
り宇宙船での活躍はしないと思われますので、地に足のついた「お仕事SF」としてお読み下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-03 19:44:57
13985文字
会話率:23%
――宇宙は、あまりに静かで、残酷だった。
人類が宇宙へと版図を広げ、無数のコロニーが群雄割拠する時代。
戦争は地上から宇宙へと舞台を移し、いまや人と機械、思想と愛が交差する闘争の只中にあった。
その戦争のさなか、ひとつの“兵器”が生まれ
る。
ナノマシン集合体によって構成された、完璧な偵察用ドール。
その外見は――17歳の少女。肌は白磁のように滑らかで、表情はどこか神秘的だった。
敵対勢力の高官が、亡き娘の姿を模して密かに作らせたそのドールは、
やがて戦場で「兵器」として改造され、何のためらいもなく人を殺す存在となった。
連合側の戦闘機パイロット、アカシ・レン。
戦闘よりも観察を好む孤独な青年は、戦場で何度も“彼女”と遭遇する。
敵にも味方にも捕捉されず、ただ宇宙を舞うように飛翔するその少女に、彼は魅せられてゆく。
そして、密かに名をつけた――「シオン」と。
だが、レンの開発した追尾装置が軍の目に留まり、ドールを追う兵器が完成する。
シオンたちドールは、次々と破壊されていく。
そしてある戦闘で、レンは錯乱し、僚機を撃墜。
すべてを投げ打ち、彼は宇宙服のまま戦闘機を放棄し、漂う“彼女”をその腕に抱いた。
もう笑わない彼女にレンは名前を呼びかける。
シオンが目を開けた時、レンは既に生き絶えていた。
それでも、彼女は確かに感じていた。
名前をくれた、彼のことを。
そして、沈黙の宇宙に現れる巨大船。
それは、新たな物語の始まりか、それとも終焉か――
これは、
名もなき兵器が“人”になるまでの、
記録なき物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 00:37:00
10754文字
会話率:17%