古き城の奥には、かつての女王と王配によって封印された、『鏡の間』が存在する。
その存在は長く知られていなかったが、一人の少女がその扉を開いた日――私の時間は、動き始めた。
※エブリスタにて『鏡』をテーマに書いた作品です。カクヨム、アルファ
ポリスにも掲載しています。
※「白雪姫」(グリム童話)を参照し、独自の設定・解釈を加えたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 20:42:36
4119文字
会話率:38%
蜀漢皇帝として後漢末期を駆け抜けた劉備玄徳の直系の子孫にして漢民族の名士でもある劉玄武は、清王朝の後継国家である中華王朝の愛新覚羅紅蘭女王陛下と結ばれ、王配として十年余りの歳月を紫禁城で過ごしていました。
そんな彼が王配としての自分の在り方
と為すべき事を再認識したのは、妻である愛新覚羅紅蘭が余暇に大書した杜甫の「春望」の掛け軸でした。
その掛け軸には、愛新覚羅紅蘭陛下の天子としての思いが込められていたのです。
(本作品は、本羽 香那様御主催の「一足先の春の詩歌企画」の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 07:36:40
2212文字
会話率:23%
潔癖な新米女王と歳上の『捨てられた』敵国の王子の、愛のない結婚の顛末
即位したばかりの若き女王フィルガレーデは、敵国の王子との政略結婚を余儀なくされる。婿のザイワンは二回り近くも歳上で、浅黒い肌に刺青のある、有能だけれど胡散臭い野心家だっ
た。
愛情など芽生えないまま義務だけで繋がり、子を生しても壁が取り払えない。
そんな二人が辿った運命は――。
「君はいつも俺の気遣いを曲解する」
「あなたは良い夫なんかじゃなかった」
どうか、死が二人を分かつまで。
*ノベルアッププラス主催『歳の差恋愛短編小説コンテスト』参加作
・まさかの入賞を果たしました
・シチュエーションの設定上、不本意な性行為の描写が含まれます
・カクヨムでも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 11:07:53
12728文字
会話率:34%
この物語はシアフィスの森が消滅し、ラールノダ王国が誕生してから5年後からの物語
ラールノダ王国が誕生し、女王に君臨するマル―シャス女王と王配であるランシェルドとの間に双子が誕生していた。
一方でジイールの子どもも無事誕生し、現在バルデ城で過
ごしていた。
平和を取り戻したラールノダ王国に再び闇神忍び寄ろうとしていた。
人は果たして闇神を光の元へ返すことができるのか
いよいよ外伝スタートです。
遥かな時を経て、人と神が紡ぐ絆の物語完結へ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 21:03:46
49265文字
会話率:60%
舞台はパランゲア大陸の東側にあるケレース王国。この国は二年前に若い女王が即位したばかりだ。前の王は数々の圧政を敷き、十年もの長き間、国民を苦しめた。しかし、連合国軍の働きにより悪い王は討たれた。
当時王女だった女王エレオノーラは塔に幽
閉されており身動きがとれずにいたが、連合国軍の司令官で隣国セマルグル王国の第二王子アレクセイに救助され、やがて二人は恋に落ち結婚した。現在二人は、女王と王配として国民のために尽力しており、ケレース王国及びその国民は連合国から支援を受けて元の生活に戻ろうとしている。
順調に復興が進んでいたかのように思われたが、ある日、北領と北西領から不穏な知らせが届いた。そこには、この二領で小さな地震が頻発していると書いてあった。過去には小さい地震が多発した後に大きな地震が起きている。もし復興中に地震が起きたらと思うと気が気でない女王エレオノーラだったが、ある日、大陸の北西に位置するウルカヌス国から使者が来て衝撃の事実を告げた!
前作「塔に幽閉されていた王女が王になるまで」の続編です。前作を読んでいた方が話が分かりやすいと思いますが、一応今作から読み始めても分かるように簡単に説明を入れております。
前作が即位編、今作が復興編となります。
※ジャンルをヒューマンドラマに変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-13 01:51:50
636029文字
会話率:52%