「り、理佳子……」
「――!」
彼女である理佳子に、用事があるから行けないと断られた夏祭りの会場。
そこで俺は、二年の藤島先輩と手を繋ぎながら歩いている、派手な浴衣姿の理佳子と遭遇してしまった。
あまりの光景に、脳が現実を受け入れる
ことを拒否している。
全身の血が冷水に変わったんじゃないかというくらい寒気がする。
それなのに心臓だけは、ドクドクと今にも爆発しそうなほど早鐘を打っているのだ。
う、噓だよな理佳子……。
これは、何かの間違いだよな、理佳子……!
「あーあ、まさかここで康太くんと会っちゃうかぁ」
「……!」
が、当の理佳子は、まるで授業中に先生から問題を解いてみろと指名された時みたいな、気だるげな態度を取っている。
そ、それが、浮気現場を見られた第一声かよ……!
こうして最悪な形で彼女にフラれた俺は、もう二度と恋愛なんかしないと、心に誓ったのである――。
「あれぇ? う~んと、おっかしいなぁ~?」
「……!」
そして季節は巡って春。
二年生になった俺が、いつものように放課後部室に向かっていると、廊下のド真ん中でうろうろしている女の子がいた。
これが同じ部活の後輩になる、宮永さんとの出会いだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 21:01:16
8335文字
会話率:47%
あなたはずっと見ていた。神社の春祭りの日に、かき氷を食べて仲良さそうにしている二人を。
三度目の出会いで花開く恋愛物語。そして、三角関係の始まり?
最終更新:2021-09-14 00:37:59
5992文字
会話率:31%
重複ではない「 32作品目( 40投稿作品 ) 」です。
「 夏のホラー2020 」10作品目の投稿です。
夏と言えば、花火大会!!
楽しい楽しい花火大会!!
屋台で食べ歩きが出来る花火大会!!
目障りでムカつくカップルはバロス
な花火大会!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-19 15:31:35
2686文字
会話率:42%
京都市内ではやる「七条大橋に魔女が出る」という奇妙な噂。
そのうわさを聞き付けた女子高生、ゆかりと摩子は、帰りの遅くなった晩、黒ずくめの魔女のような女に追いかけまわされる。が、通りがかった浴衣姿の青年、鴨川浮音とその友人、佐原有作によっ
てピンチから脱したが、実はこの鴨川浮音という青年、その道では非常に知られた名「素人」探偵で……!?
浮音と有作があばく「七条大橋の魔女」の正体とは……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-21 19:00:00
22361文字
会話率:53%
留学が決まった高校生の菜央。
旅立つ前に、片想いの相手、新との想い出を作るため、親友と盆踊りに参加する。
最終更新:2019-07-31 17:20:40
5440文字
会話率:28%
浴衣を着て夏祭りに行った十六歳の女子高生アカリは、突然落ちてきた流星に呑まれてしまう。目を覚ますと、なぜか騎士と魔法の中世のような異世界だった。
ちょっと風変わりな女神さまの加護の元、運よく国主さまに庇護され、勇者さまとも知り合えて順風
満帆な人生かと思っていたら、救国の聖女輝姫とみなされていた。
どうやらこの国は、妖魔という化け物と戦争中だったのだ。
……アカリが輝姫のわけないのだけれど……。
輝姫として戸惑いながらも城塞都市で暮らしていくこととなったアカリに時たま起こる記憶の揺らぎは、だんだんと心に疑問を投げかけていくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-18 21:13:56
189151文字
会話率:36%
女子高生達が平凡な会話をするお話です。
短編で続編も作ります。
今回はお祭りについて話すようです。
最終更新:2015-08-02 16:10:41
1226文字
会話率:100%
廃墟巡りが趣味、という風変りな趣味を持つ大学生。
彼が撮影した写真に、女子高生の幽霊が写ってしまった。
その幽霊が大学生のアパートに現れる。
これまで一度も幽霊を見た無のい主人公だったが
どうやら、この幽霊とは何かの波長が合うらしい。
波長
が合うのも何かの縁という口説き文句で、大学生と
幽霊は交際を始めた。最初はぎこちなかった2人も、
お互いの大切さを感じ始め、照れながらも愛情を深めて行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-04 10:28:03
10811文字
会話率:35%