免許を取って1年が経った遥華は、初心者マークが取れた記念にロングドライブを計画する。それに同行する信友は、付き合って2年の5つ年上の彼氏。目的地は、信友のたっての願いで岐阜の岩村城址に決まった。どうしてもここに行きたい理由があったようだが
、その理由を遥華はまだ知らない。
道中、お城の歴史について熱くウンチクを語り始める信友に対し、遥華はどちらかというと、歴史談義よりも道案内に集中して欲しいと思っているようだった。
助手席でお気楽に旅行を楽しんでいる信友にムッとする遥華だったが、しかし話を聞くにつれ、徐々にかの地の歴史に興味を惹かれていくのであった。
これは、戦国時代に岩村城の覇権を争った武将達の史実に、一部フィクションを加えて描いた物語。
武田信玄に外交を一任された重臣と、織田信長が命運を託した女城主の、歴史書に残る恋の伝記。
Ver 1.00
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-29 21:08:11
10089文字
会話率:38%
放浪の民族ルーウィーの少女シアラは、過酷な迫害の時代を生きのび、デルロイ城の下女として勤めることになる。シアラはやがて、その城の女城主の秘密に近づいていくことになる。
という 3 万字ほどの作品です。
最終更新:2020-11-23 14:33:58
32978文字
会話率:51%
ジョアンナ・ドゥ・ナルボヌはカペル王国支配下の辺境地域・ナルボヌの田舎貴族である。
父の急逝に遭い、跡取りもいないナルボヌ家で女城主となった彼女は、婚姻を余儀なくされるが、家には悪政と見栄のために、浪費された借金ばかりが残っていた。
愕然とするジョアンナの前に求婚を申し込んできたのは、忌まわしくも低俗と教え込まれた有力な商人ばかり。彼女は良き夫に巡り会うために、領地の再建を決意する。一度心に決めたならば、彼女は富に見境なく齧り付く。
時には侍女を各地の乳母として送りつけ、領内のバナリテを一層強化し、民衆の感情を操作し……積み上げられた約束手形を丁寧に、着実に減らしていく。肉親たちの負の遺産に立ち向かう、埃と野心に彩られた『搾取』ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-25 18:00:00
392846文字
会話率:41%
シャーク帝国の王、リースタニア・シャーク。
シャーク家には男子こそ多かったが、姫は2人。
しかも、その姫は2人とも、悲劇を迎えている。
そんな時、正室・リーネが姫を産む。
名はバーネスとなった。
リースタニアは今度こそ穏やかな人生を送ってほ
しいと願うが、世間の厳しさはそうはさせない。
彼女もまた、世界の国々の王たちの思惑によって、翻弄されていくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-22 19:37:44
762文字
会話率:25%
平和に慣れた豊かな辺境領ヘイルラント。この地を突如西方の覇者、カイザンラッド皇国の部隊が襲う。絶体絶命の危機に見舞われる女城主コーデリアの前に現れたのは、阿呆鳥《アルバトロス》の異名を取る「戦場詩人」だった。
最終更新:2017-08-26 19:00:00
163852文字
会話率:50%
湖の中の城、玉江城の女城主・波瑠(はる)は敗戦し、敵方に捕らわれることとなった。
玉江攻めの総大将・雅昭(まさあき)はこの波瑠を側室に迎えることになった。
しっかりものの元城主といろいろ残念な跡取り息子が繰り広げる、たぶん、コメディ的な話。
※なんちゃって戦国時代です。時代感もなにもありません。時代考証もしていないので、ゆるーく読めるかただけお進みください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-08 07:00:00
63190文字
会話率:56%
VRMMOのとあるサーバで、メンテナンスのために足止めされた、九人の男女。暇を持て余した彼らは、吟遊詩人の提案で、夜語りをすることになった。謎の女城主にまつわる奇談「白姫」、武器屋に持ち込まれた呪いのアイテム「魔女の鎌」、ゾンビ退治を依頼さ
れた少女の体験談「逢魔ヶ宿」、孤独な暗殺者の回想「黒頭巾」、不可解な神託をめぐる陰謀「木の葉木菟」、管理人から届いた贈り物「夢翁の恋」、怪物に惚れられた男「ラミアの婬」、通貨増殖にあけくれる貧者「銭問答」、英雄に憧れた少年の記憶「雪花の約」の全九話を収録。『雨月物語』に範を取った、現代白話小説。※週1更新を目安にします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-07 07:00:00
85396文字
会話率:45%