退魔師である白月家の不義の子として生まれた真桜。彼女は幼くして「結びの力」という強い結界を張る能力を発現させた。
その力を必要とされ白月家に迎えられたものの、逆らえば離れて暮らす母の命はないと脅され、功績はすべて異母姉に奪われる不遇な日々を
過ごしていた。
ところがある日、真桜は厄災を呼ぶ「禍ツ神」が封じられている祠を、あやまって壊してしまう。
そして中から出てきた「禍ツ神」に、白月家からの解放と引き換えに、契約結婚を持ち掛けられ……!?
不遇な少女×呪われた神の壮大な縁結びファンタジーラブ!
※カクヨムコン10読者選考通過作品
※カクヨムから若干改稿しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:10:00
85988文字
会話率:40%
世界を敵に回しても、俺は、君の手を離したくなかったんだ――
王太子主催の夜会――
それは、すべての運命が狂い始めた夜だった。
地方の下級貴族の青年・アレンは、場違いなその場で、ひとりの令嬢と出会う。
婚約を破棄され、糾弾され、蔑まれてい
た彼女の姿に、彼は思わず声を上げた。
その瞬間、王都の秩序は敵となり、国中の目が「反逆者」として彼を追うことになる。
名誉も、地位も、信頼も、そして仲間も。
すべてを失いながら、アレンは彼女と共に逃げ続けた。
それが「正しいこと」だと信じていたから。
だが、国はあまりにも冷酷だった。
希望を掴もうとすればするほど、現実はその手を引き裂いていく。
“正義”とは何か。“愛”とは何か。
誰も教えてはくれないまま、二人はひたすらに走り続ける。
――そして辿り着く、逃げ場のない運命の結末とは。
これは、“声を上げた”青年と、“声を奪われた”令嬢が、
命を懸けて駆け抜けた、静かなる反逆の物語。
悲しみの果てにあるものを、どうかあなたの目で見届けてください。
恋と正義が交差する、絶望と愛の逃避行ファンタジー――開幕。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:10:00
164845文字
会話率:61%
高嶺の花に、一目惚れ。それが全ての始まりだった――
きらびやかな夜会の場で、伯爵家の次男クラウスが出会ったのは、王太子の婚約者として誰もが畏れ敬う公爵令嬢レティシア。
その堂々たる美貌と鋭いまなざしに、クラウスは一瞬で心を奪われる。
しか
し彼女には不可解な噂が絶えず、王太子もまた彼女を断罪しようと動き出す。
矛盾する話に違和感を抱いたクラウスは、「真実を見極めたい」という思いから、すべてを敵に回してでも彼女を救うことを決意する。
高い身分ゆえに孤立する彼女と、一目惚れした青年の衝撃的な邂逅は、危うい陰謀と政治が絡む波乱の幕開け。
その先に待つのは破滅か、それとも新たな運命か――
凛とした令嬢の気高さと、純粋な想いを貫く青年の奮闘が紡ぐ、波乱と奇跡の物語がいま始まる。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 19:30:00
150654文字
会話率:33%
その生まれ持った能力ゆえに「厄災の悪役令嬢」と陰口を叩かれるレティシア・ドンバッセル。彼女の秘密は、人や魔物の能力を【封印】し、さらには【解放】して自らのものとして操るという、他に類を見ないチートスキルにあった。この圧倒的な力が悪事に利用
されることを危惧した両親は、レティシアの【解放】の能力を徹底的に隠し、静かな日々を願っていた。
しかし、その願いも虚しく、運命は六歳の幼いレティシアを否応なく引き裂く。突如現れた厄災の魔王の討伐のため、国から魔王の能力を封印せよと命じられたのだ。両親の猛反対も虚しく、王命が下り、ドンバッセル辺境伯家の騎士たちと共に魔王城へ。幼いレティシアは、戦慄する大人たちの前で、まさに世界を滅ぼしかねない魔王の絶大な能力さえも封印してしまう。
能力を奪われた魔王はあっけなく討伐され、レティシアは国から多大な褒賞を与えられ、さらに第二王子との婚約まで手に入れる。しかし、英雄としての栄光は長くは続かなかった。十年が経つ頃には、「厄災」という言葉だけが一人歩きし、レティシアは学園で「腫れ物」として避けられ、「裏で悪事を働く厄災の悪役令嬢」とまで呼ばれるようになる。
それでもレティシアは、その汚名を否定しようとはしなかった。なぜなら、彼女の真の目的は、この婚約を解消することにあったからだ。十年もの月日を共に過ごし、第二王子の底なしの馬鹿さと最悪の女癖を嫌というほど知った彼女にとって、この婚約はただの足枷でしかなかったのだ。王命でなければ、とっくに破棄していただろう。
だが、誰も知らない。この世界で最も重要な真実を――。レティシアこそが、史上最強の厄災の魔王の能力をも宿した、真の最強少女であることを。彼女は、偽りの悪役令嬢の仮面を被り、自らの運命を切り拓く準備を進めている。彼女の本当の戦いは、ここから始まるのだった。
```
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:10:00
12266文字
会話率:36%
リマは、偶然出会った“無名のアイドル”に、心を奪われる。このままでは、彼の才能は埋もれてしまう。彼女のとった行動とは─
立場も住む世界も違う2人。この推し活は絶対にバレてはいけない。
お金もコネも感情も、全部、あなたのために使いたい…そんな
物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:00:00
12116文字
会話率:42%
侯爵令嬢であるソニアは人生に絶望していた。
過去の失敗から家での立場が無く、異母妹のメリアに奴隷のように扱われる。割れたカップを素手で掃除させられ、魔力も奪われる日々。
そんなとき、公爵家当主であるクラレンスより縁談が届く。冷酷で知られる彼
からの縁談にソニアは震えあがるが、拒否できずに嫁がされた。
そして、初めて顔を合わせたクラレンスからの言葉は、「1年後に離縁する」という拒絶の意思。
さらに、他家に嫁いでもメリアはソニアの魔力を奪いにくる。
絶望するソニアだが、公爵家の使用人は彼女に精一杯尽くしてくれ、少しずつ彼女の顔に笑顔が戻ってきた。
しかしその裏で、王都では不審死が相次ぐ。そしてソニアは、知らず知らずのうちに陰謀に巻き込まれていった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:00:00
59609文字
会話率:27%
女たらしの幼馴染み「三原優斗」に好きな人を奪われたーーという誤解を受けた「由良夏樹」は、居た堪れなくなって逃げ出したところを異世界に勇者として召喚されてしまった。
その日から六年。最悪な異世界で殺伐とした日々を過ごし、ついに魔王と背後にいた
魔神を倒して地球に帰還する。ところが、時間は六年前の幼馴染みに好きでもなんでもない女子を紹介された場面だった。
異世界に比べて快適な日本の日々を満喫していると、幼馴染みによって洗脳気味で悪態をついてばかりだった義妹、幼馴染み、近所のお姉さんが、今さら夏樹に「実は好きだった」と告白してくる。しかし「あなたたちに興味ないんで」と一蹴。
そんな折、夏樹の力に気付いた霊能七家の「一ノ瀬家」から監視が送られてくる。知り合いに霊能関係者が多数いることに驚き、トラブルに愛されているのか戦いに巻き込まれていく。
妖怪、悪魔、魔族、神族果てには宇宙人とも邂逅し、夏樹の日常は混沌と化していくのだった。
異世界で勇者として戦い帰還した「由良夏樹」が、地球で勇者の力で無双し、魅力的なヒロインと出会って青春を満喫するお話です。
※カクヨム様、アルファポリス様でも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:00:00
1778567文字
会話率:53%
サム・シャイトは転生者だった。しかし、剣の才能がないせいで男爵家当主の座を弟に奪われ実家を追い出されるーーが、本人は自由になれたとばかりに大喜びで、異世界を観光しようと企んでいた。
希少な魔法の才能に目覚め、天才の師匠との出会いと別れを経て
、伯爵家にお世話になりながら宮廷魔法使いを目指すことになる。いずれは最強の魔法使いになることを夢見ながら、ダンジョン攻略、宮廷魔法使いやドラゴンとのバトルを繰り広げていく。
伯爵家の年上の快活な美人から王女様まで魅力的なヒロインにも囲まれて充実した日々を送っていきます(オプションで変態もついてきます)。
異世界に転生したサムは『最強』の夢を掲げながら剣と魔法の世界を満喫していくのです。
カクヨム様でも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:00:00
3118499文字
会話率:48%
動画サイトで見た芸人さんのキャンプ動画を見て魅力に取り付かれ、就活にも多大なる影響をうけた。そして念願のソロキャンプデビューで浮かれていた春日井 翔弥 18歳
初めてのソロキャンプ。富士山のから見える日の出を見るために早起き。焚き火で沸か
したお湯で紅茶を作りティータイム楽しんでいた。そしていよいよ。日の出。太陽と感動のご対面という所で雲一つ無い空からの突然の落雷ににより命を奪われる。
彼の運命は悪意の悪戯によって終わりを迎えてしまった。
そして新たなる世界へと旅立つのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:00:00
885045文字
会話率:42%
その日、娘はまばゆい光に包まれて消えた。
残されたのは、母の絶叫だけ――静まり返った部屋に虚しく響いていた。
娘が連れていかれた先は、異世界ラーデンリア王国。
魔物と祈り、聖女と封印の記憶が交錯する、神秘と危機が隣り合う地。
この国には
、かつて命を賭して世界を救った“聖女”の祈りによって張られた結界が存在し、長きにわたり人々の平穏を守っていた。
しかし今、その力は静かに、確かに、尽きかけている。
そして――新たな聖女として、娘は召喚された。
娘を追い、異世界へと歩み出す母。
けれど彼女もまた、かつての記憶が深い霧の中に閉ざされていた。
祈りの光に導かれ、ふたりの魂が再び交わるとき、
仕組まれた偽りと沈黙の裏に、封じられていた過去が浮かび上がる。
母は再び祈る。
愛する娘を守るために――奪われた運命を、祈りの光で取り戻すために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 17:54:58
148846文字
会話率:30%
もし、人生をやり直す“二度目のチャンス”が与えられたら――あなたは、どうする?
かつて強大なスピリチュアリストとして名を馳せたエリック・ヴァイガーは、宿敵との戦いに敗れ、死の淵に立たされていた。
だが、命を落とすことなく――彼は目を覚ます
。目の前に広がっていたのは、数十年前の世界。そして身体は、記憶を保ったまま、17歳の自分だった。
これは“やり直しの機会”なのか?
ならばもう二度と、同じ運命は繰り返さない。
故郷ネヴァリアを滅亡から救うため――
エリックは再び力を求め、スピリチュアリストとして鍛え直し、
襲い来る魔獣の侵攻に備える。
そして、すべてを奪った存在――
第七界の大君との決戦に挑む。
しかし、過去を知っているだけでは未来は変えられない。
かつての失敗は重くのしかかり、
新たな仲間と敵が、運命を大きく揺さぶっていく。
この旅は、ただの“復讐”ではない。
それは“贖罪”であり、“愛”であり、
そしてもう一度、すべてを守るための“選択”の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 17:50:00
356845文字
会話率:27%
新居の薄暗い玄関で、恵水は下駄箱の奥にひっそりと隠された「継承水」という謎めいた化粧水を見つけ、乾燥でひび割れた肌に悩む彼女は、好奇心に駆られ、そのボトルを開けるのだった。
甘く妖しい香りが漂い、肌に触れた瞬間、冷たく吸い込まれるような
感触に心を奪われる。だが、その夜から異変が始まる。鏡に映る自分の顔が一瞬揺らぎ、暗闇の中でボトルが不気味に光る。耳元で囁くような水音、鏡の奥からじっと見つめる影。恐怖に震え、化粧水を捨てようとするが、ボトルはまるで意志を持つように彼女の元へ戻ってくる。響く湿った声が、「私の水を……返せ……」と這うように迫る。
一度使ったら最後、ソイツは恵水を追い続けるだろつ――お前の水を求めて、決して逃れられぬ呪いのように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 17:35:01
559文字
会話率:40%
幼馴染と義妹を奪われたので、取り返しに行ったら何故かハーレムを作っていました。
グランドキングダムの中に位置する、アルス村に住むレクスは、スキルを鑑定する際にスキルが何も表示されなかった。そのせいか幼馴染たちに嫌われ、無能の烙印を受ける。
さらには幼馴染たちを魔王を倒すためと言われ、勇者リュウジに奪われてしまった。
悲観するレクスだったが両親と義母の言葉で立ち直ったレクスは幼馴染たちを追い、王都の学園へ行くことを決める。
さまざまな人たちと出会い、レクスは何を成すのか。
スキルと絆が紡ぎ出すストーリーが動き出す。
第一章 出立編 済
第二章 王都・学園・孤独な少女編 執筆中※キャッチコピーはここ
第三章 家族の縁・しのびよるもの 準備中
第四章 淫魔の憂鬱・いざなうもの 準備中
間章 準備中
第五章 まもりぬくもの編 準備中
第六章 とりもどすもの編 準備中
第七章 しんじぬくもの編 準備中
第八章 よりつむぐもの編 準備中
※寝取られるような描写があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 17:31:34
357249文字
会話率:31%
許嫁をどこぞの馬の骨女に奪われこれまでの人生を否定されたと考えてしまったリリーナ・ルーベンシュタイン(主人公)は、相手の女性に日々嫌がらせをしていた。そんな中、許嫁との婚約パーティで二つの事件の冤罪をかけられ投獄されてしまう
そこから一年後
、突如牢の壁に爆弾を投げ込まれ、彼女はディードリヒ・シュタイト・フレーメン(※ヒーロー)に誘拐される
数奇な運命は彼女を振り回し、癒し、自我を取り戻させていく
「ねぇリリーナ、今夜も一緒に寝ていいよね?」
「お断りですわ!」
ディードリヒの過剰な愛情表現を除けば、だが
しかし、このまま時だけが過ぎるのだけはよくない。そう考えたリリーナはこの居場所から飛び出す覚悟を決める
しかし自ら考えた作戦を決行するも捕まり、気がつけば元の屋敷へ
そこに現れたディードリヒとのぶつかりを経て、彼女はまた一つ自分を取り戻す
ぶつかり合いから二週間、出先から帰ってきたディードリヒは人が変わったように過剰な愛を抑え始める。急なことに追いつかないリリーナは、そこで初めて、これ以上自分の思いを誤魔化せないことに気づいた…
こちらはカクヨムで連載しているものを再編集したものです
最新話の掲載は常にカクヨムになります。お好みの媒体でお楽しみください
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 17:20:00
873588文字
会話率:54%
軍事と貿易に力を入れ、厳格な伝統と格式がすべてを支配するノルトハルデン王国。名門貴族の娘として育ったエリザベート・フォン・ローゼンハイネは、格式あるオペラよりも、下町でひっそりと息づく“民衆歌劇”に心を奪われていた。
「いつかきっと、私もあ
の舞台に……」
しかし庶民の歌劇文化は、貴族社会では低欲なものとして忌避されていた。
貴族の嘲笑、家族の失望、社会の拒絶———。
それでも夢見ることを諦めなかった彼女の決意が、やがて王国の歌劇文化そのものを揺るがしていく———。
これは、歌劇に魅入られた令嬢の革命譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 17:13:09
224919文字
会話率:33%
「私はあなたに、身も心も売り渡して生きていこうとは思わない」
名ばかりの貴族令嬢・ソフィーは、家の財政破綻を救うため、若き資産家アンリ・グランヴィルとの縁談を強いられる。
ソフィーの父が差し出したのは、巨額の借金返済と引き換えの娘の未来。嫁
入りの前夜、アンリが自分のために支払った金額を知った彼女は、屈辱と絶望の入り混じる中、静かに誓う。
この身が誰のものであっても、心だけは渡さない。
冷たい夫、仮面の結婚生活、お金のために私を切り捨てた家族。
名誉も、誇りも、未来も奪われたはずだった。
愛されてなどいない、そう信じたかった。
望まぬ結婚から始まる、夫婦の愛の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 19:42:27
30279文字
会話率:21%
桜が丘高校に、ひとりの転校生がやってきた。
名前は風祭球児──かつて甲子園常連校でエースと称えられ、プロも注目していた天才投手。
だが彼は、野球を愛していたはずのその手を、自ら手放すようにしてチームを去った。
父は元プロ野球選手。夢破れた
過去を背負いながら、息子に苛烈な期待をぶつけるスパルタ親父。
強豪校では、才能を妬んだ先輩たちに居場所を奪われた。
「もう、野球はいい」
そう言い聞かせて訪れた転校先──桜が丘高校には、試合すらできない弱小野球部と、たった一人のマネージャーがいた。
彼女の名前は、夏見千紗。
元気すぎるくらいの真っ直ぐな笑顔で、「甲子園に行こう」と無茶を言う。
仲間は未熟、設備もボロ、勝てるはずもない。
それでも、風のにおいと土の感触に、球児の心は少しずつ溶けていく。
「……もう一度、投げてみてもいいかもしれない」
それは、止まっていた青春の歯車が、再び動き出す音だった。
──恋をした。
──仲間ができた。
──そしてもう一度、夢を追ってみようと思った。
速球155キロ、落差あるフォークを武器に。
傷ついた心でマウンドに立つ、訳あり転校生と仲間たちの、笑って泣けるじんわり青春ストーリー。
恋と野球と、父との確執を超えて──目指すのは、あの“夏空”の向こう側。
※ みなさん、こんにちは
この物語は、ひょんなことから弱小野球部にやってきた訳アリ転校生と、
元気すぎる美人マネージャーと、ボロいグラウンドと、足りない部員数から始まる、
とても静かで、とてもあたたかい「青春のリスタート物語」です。
甲子園よりも眩しかった、誰かの笑顔。
最速155キロのフォークよりも心に刺さる、あのひと言。
勝つことよりも大切な“好き”を、みなさんと一緒に思い出せたら幸せです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 17:02:32
87954文字
会話率:21%
子どもの時に虹の橋から落ちて人間界に取り残されたアシュリーンは、フィーンヒール家の当主に捕らえられて、毎日精霊としての力を搾り取られていた。アシュリーンを拘束していた聖道具はかつて精霊教会から盗み出された物で、捜査に当たっていた龍の騎士団長
ディアミドにより、アシュリーンは助け出される。
口封じのために声を奪われたアシュリーンはフィーンヒール家の娘と誤解され、フィーンヒール家の悪行が明らかになった時、アシュリーンは罰として龍の騎士団長ディアミドとの結婚を命じられる。
龍の騎士団長は、国の守護者として必ず次世代を生み育てることが求められていたが、強すぎる龍の力に人間の体は耐えられず、妻となる者は出産と同時にみな命を落としていた。
2人が近づいたりすれ違ったりしながら信頼を深めていく様子を、短編版とは逆の、アシュリーン視点で書き直してみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 17:00:00
102250文字
会話率:58%
ある日、小さな町工場を、大きな衝撃が襲う。自社の薬品製造用機械部品が「軍事転用のおそれあり」として、経営陣が逮捕されるのだ。
経営陣の娘であり工場の広報営業担当の木賊彩花は家族や会社の無実を訴えるが、個人にとって警察の力は強大だった。「国家
が危機に関わる問題」を謳いつつ「組織的保身」を目論み追求の手を緩めない公安七課の面々。
さらにSNSでは売国企業などと非難され、無実を訴えるも自由を奪われ続ける彩花の父と祖父。「人質司法」の壁を前に、いよいよ追い詰められる彩花は、かつてネット炎上事件に巻き込まれたという女性の存在を知る…。
果たして、町工場の無実は証明されるのか…! 女弁護士・九印葉桜が、東京地検特捜部エースの竜崎薫子と東京地裁で激突する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 17:00:00
16088文字
会話率:50%
桜の王国に異変が忍び寄る。桜吹雪は輝きを失い、守護神の根元では生命力が衰え、人々の「魂の木霊」も不安に満ちていた。新プリンセス・ハルカは、剣士アヤト、薬師リンと共に、異変の根源を探るため、守護神の地下に広がる**「根の迷宮」**へ足を踏み入
れる。
迷宮で彼らが出会ったのは、桜の根を蝕む無数の魔物**「蝕みの群れ」。その襲撃で力を奪われる中、ハルカの「桜花の再生」能力は、蝕まれた生命力を根本から「浄化」する力へと進化。リンもまた、この腐敗に効く「新たな調合薬」**の必要性を痛感する。
迷宮の最深部で発見したのは、群れが集中し、生命を枯らす**「瘴気」を放つ巨大な「病巣」だった。守護神の記憶から、過去のプリンセスたちが「桜の力の暴走」と「蝕みの群れの覚醒」**を封印した真実が明らかになる。ゼノスの行動が、その不安定な封印を弱め、群れの再活性化を招いたのだ。
幻影の試練や共生菌類との出会いを通じて**「共生」の原理を学ぶハルカたち。しかし、知識が不足していたため、伝説の「樹医の老賢者」が住む「翠の里」へ旅立つ。賢者からリンは、イチョウやスギの特性、そして「共生を促す調合レシピ」**の奥義を授かり、守護神を救う最終戦略を確立する。
再び根の最深部へ。病巣を守る、絶望に囚われた**「朽ちた樹木の番人」との対峙。アヤトは番人の絶望に自らを重ねつつも、ハルカへの忠誠と王国を守る決意を固める。ハルカは「桜花の再生」で番人の苦しみを和らげ、王笏の導きで彼を解放。番人は、蝕みの群れの核を封じる「古の封印石」と、根の深層部で共生を可能にする「特別な土壌の種」**を残して消滅する。
そして、病巣の最深部で最後の戦い。ハルカの**「浄化」の光と「古の封印石」が病巣を包む。リンは賢者の知恵で「特殊な肥料」を散布し、「特別な土壌の種」を植え付ける。すると、黒く染まっていた根は本来の桜色を取り戻し、新たな「共生の生態系」**が築かれ始めた。
守護神の力が完全に回復し、王国に活気が戻ったことを実感するハルカたち。この経験を通じ、ハルカはプリンセスとしての覚悟を深め、アヤトは揺るぎない忠誠を、リンはさらなる探求心を燃やす。根の秘密を解き明かし、**「共生の道」を確立した彼らの旅はまだ始まったばかり。遠い地にある他の「聖なる木」**の存在が示唆され、物語は続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 15:51:14
5590文字
会話率:0%
海辺の町で退屈な日常を送る高校生、ユウ。波の音も空の青も、すべてが同じ色に見える毎日だった。ある夏の日、いつものようにサーフィンを終え、海岸を歩くユウの前に、陽炎のように揺らめく青い光が現れる。その中にいたのは、吸い込まれるような深い青い瞳
を持つ少女、アオイだった。
自分は「水底の王国」から来た水の精霊だと告げるアオイ。人間に触れることも、陽の光に長く当たることも禁じられた、悲しい運命を背負っていた。ユウは、彼女の儚い美しさに心を奪われ、二人は人目を避けて秘密の時間を共有するようになる。アオイが語る水底の物語、そして透き通るような「水底のうた」に、ユウはギターを合わせて音を重ねる。触れることはできないけれど、音で心が通い合う特別な時間。
しかし、地上での時間は容赦なく過ぎ、アオイの身体は次第に透明度を増していく。別れの時が迫る中、ユウは、彼女との「約束」を胸に、ある決意を固める。夏の終わりを告げるイベントの夜、ユウが歌い始めた「水底のうた」と共に、アオイの存在は夜の海へと溶けていった。
アオイが消えた後も、ユウの世界は永遠に変わった。胸の奥には、彼女との約束、そして彼女が教えてくれた幻想の世界の記憶が、静かに輝く青い雫となり、揺れ続ける――。これは、少年と水の精霊が織りなす、切なくも美しいひと夏のファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 12:49:38
2902文字
会話率:10%
地球が異世界と融合して同時期に現れた魔王に世界は危機にあった。人類は異世界の勇者と協力して魔王討伐を目指した。
あれから三年が経過して冒険者達は次々と魔王に敗れていった。
そこで政府は高校生を集め冒険者として覚醒させ冒険者と共に魔王討伐に向
かわせる政策に方針を変えた。
男子高校生の英太は一クラス全員で冒険者覚醒儀式を受けた。ギルド教会で儀式が開始されるなか、英太が惚れていた三人の女子がスカウトに来たイケメン勇者に取られ、自分は冒険者覚醒儀式によって可愛らしい六歳児の幼女に性転換してしまった。
儀式によってまれにTSするらしい。
不本意ながらオールレベル1 の幼女になった英太をスカウトする冒険者は一人もいないかと思えた。
一人だけ選ばれず好きな女子も勇者に奪われ、失意にさいなまれていた幼女英太に手を差し伸べる冒険者がいた。
勇者と引けを取らない実力と美貌を誇る白銀の聖女パラル。
彼女が英太の手を握ると優しく微笑み『サタンちゃま』と呼んだ。
どうやら幼女姿の英太の職業は悪魔王サタンらしい。正体知っていた聖女さまはサタンちゃまを冒険者のパートナーに選んだ。
戸惑いながら聖女さまに選ばれたサタンちゃまは内心ホットしていた。
しかし、聖女さまの肩にかけられていた鞄の中には、かまされたら最後。絶対服従の首輪が入っていた。
『サタンちゃまをあたくしの犬に出来れば、あのクソムカつく勇者をだし抜ける』と聖女さまはほくそ笑む。
そう、世間の評判とは裏腹に彼女は腹黒聖女さまだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 15:19:36
1670229文字
会話率:53%
「私を抱いて」
―― そうしたら……もう少しだけ、生きられるから。
一石宏人は平凡であることを憂いていた。周囲の人間は成功しているのに、同様に努力しているはずの自分は報われない。その気持ちを吐き出すこともできず、ただ逃げたいと思う日
々を過ごしていた。
ある夜、ネオンが花畑のように輝く街中で、蝶のように色気を放って周囲を魅了する、混沌とした黒い瞳の女性に目を奪われた。
再会は早かった。蛾のように邪険にされ、いじめられている同級生こそがその彼女だったのだ。
一定の距離感を保ちつつ、彼女の部屋でひそかに行われる勉強会。詮索しあわない関係に依存していく二人。しかし、受験を機に一時離れてしまう。一石がようやく彼女と再会したのは、大学病院の一室――。
掲載場所:カクヨム折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 15:10:00
5597文字
会話率:40%
「俺はどうして産まれてきたんだろう」
20××年。
広大な土地である北海道から、同級生が修学旅行に旅立った。もはや癖のように数年来の悩みを復唱する、その土地に縛られた中学二年生の水樹。
年々、機械技術の進歩は目まぐるしかった。
学
校全体に暴雨機能のある送風機が展開される。
靴箱には除湿機能がつき、病院ではAIロボットが看護師に混ざって応対、電子カルテを作成できるようになった。
便利になった反面、廃れていくものもある。
それはもとより懸念されていた芸術面。絵、小説、写真などだ。そんな中、水樹は物珍しい登山写真家『マミ』の作品を見ることを心の拠り所にしていた。
同級生が旅立ったその日、部活動に勤しむ水樹は先生に頼まれた。それは、大荷物を一緒に運んでほしいという、何も不思議では無い雑用。
美術室に運び入れ、開放して目にしたのは、昨今世間に話題になっているAIロボット。
エルフを彷彿させる耳と、神秘的な中性色に目を奪われた水樹は、それに触れた。
「起動しました。個体名、Re:aru(リアル)です。アルとお呼びください。マスター」
※カクヨムにも同作品があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 12:01:30
51667文字
会話率:47%
南蛮人、南蛮人って。わたくしはれっきとした倭人よ!
お江戸の町で与力をしている井上正道と、部下の高山小十郎は、二人の赤子をそれぞれ引き取り、千代と太郎と名付け育てることに。
月日は流れ、二人の赤子はすくすくと成長した。見目麗しい姿と珍しい
青眼を持つため、周囲からは奇異の眼で見られる。こそこそと噂をされるたび、千代は自分は一体何者なのだろうかと、自身の出自について悩んでいた。唯一同じ青眼を持つ太郎と悩みを分かち合おうにも、何かを知っていそうな太郎はあまり多くを語らない。それがまた千代を悶々とさせていた。
そんな千代を周囲の者は遠巻きに見ながらも、その麗しさに心奪われる者は多く、やがて年頃の千代にも縁談話が持ち上がる。
しかし、当の千代はそんなことには興味がなく。寄ってくる男を、口八丁手八丁で退けてばかり。
果たして勝気な姫様の心を射止める者が、このお江戸にいるのかっ!?
痛快求婚譚、これよりはじまりはじまり〜♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 15:00:00
131001文字
会話率:50%