どさりと大きな音がして窓際の席から外を覗いて見ると、***のうち一頭が口から真っ赤な血のあぶくをぶくぶくさせながら、校庭の隅に植樹された、針葉樹の群落の中に落ちて死んでいた。
腰と呼べそうな、体のくびれの所から生えた一対の翼が、ぽきり
と言う音が聞こえそうなほど、綺麗に折れているのがいやにはっきり見えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 23:17:21
4610文字
会話率:6%
「食卓椅子探偵」女子高生×「助手件専属料理人」女子高生のバディものライトミステリー小説です。
私立妙塩(みょうえん)高校には、旧校舎家庭科資料室をアジトに非営利で活動する「失せ物専門探偵・テーブルマナー」の二人組がいる。
「テーブル
マナー」の探偵の方・卓条麻菜にはとある特殊能力があり、その能力とは、「同席した人が最後に食べたものと同じものを食べると、その時の食事風景を幻視することができる」というもの。一方、麻菜の専属料理人・三徳ククリの特技は、「知っている料理を完全再現すること」であった。
二人は互いの能力・特技を合わせ、他人の失くしものを探す手助けをしているのである。
物語の最初の事件は、男子生徒の財布探しだ。ファミレスで財布を失くしたという男子生徒は、「テーブルマナー」の噂を頼って、旧家庭科資料室を訪ねてくる。
次の事件は、水泳部室の鍵探し。鞄に入れていたはずの鍵が紛失したと聞き、ククリは水泳部の女子部員を麻菜のもとへ連れてくる。
こけしみたいな黒髪女子高生×小麦肌世話焼き女子高生、仲良し二人が互いのチカラを信じて事件を解決に導く、学園探偵小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 08:35:32
11987文字
会話率:60%
失くしものは、あとで見つかればいいわけではない。
最終更新:2023-02-19 17:17:19
1714文字
会話率:13%
私はすぐに傘を忘れる。
コンビニに入る度に、通勤のバスの中に、仕事帰りのジムに。
見かねた友達が誕生日プレゼントに買ってくれたちょっといい傘も一月でなくして、しばらくLINEが既読無視になったのは辛い思い出だ。彼女は反省させるために心を
鬼にして無視したのよと言ってたけど、本当に嫌われたと思ったので毎日泣いていた。
それでも次の傘を一週間でなくすんだから、私の失くしもの癖はどうなっているのだろう……。
「いよいよ、ハイブランドの傘を買うしかないんじゃない? Diorだと20万の傘とかあるよ。自分の一ヶ月分の給料と思いながら使えばどうよ? 怖くて手放せないんじゃないの? 」
仲直りしてすぐに友達に言われて、初めて買ったハイブランドの商品。給料一ヶ月分の傘を持って歩く、初めての帰り道。
私はなぜかその傘で、ゴブリンを撲殺した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 20:00:00
4988文字
会話率:53%
メガネを大切にできなかった謝罪の詩です。
最終更新:2021-11-03 18:39:52
454文字
会話率:0%
王子の私と人魚は、毎日小さな浜辺で逢瀬を楽しんでいた。しかし、父王の臣下は人魚の乱獲を命じていた。
最終更新:2021-09-24 00:27:18
1744文字
会話率:28%
平凡な日常を送る高校生神崎ツトム、彼はよく失くしものをすることで友人や親から有名だ。
ある日休日に両親が外出中で家に一人でいる時にまたいつもの様に家でテレビのリモコンを失くしているときに、ふと人がよくテレビのリモコンや財布等を失くす現象がす
べて透明人間の仕業であることを知ってしまって...
セカイの裏側-スケルトン・イノセンスを知ってしまった少年、神崎ツトムに今透明人間の魔の手が迫る...
新感覚日常系ホラーここに現る!
ツトム編終了....現在32話から新たな主人公マサヒコ編となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-27 12:00:00
39199文字
会話率:18%
詩、という名の雑文です。
かけがえのない失くしもの。
最終更新:2019-04-24 18:43:10
678文字
会話率:0%
雲ひとつない青空は空っぽだった。
そんな青空にもきっと今の僕は押しつぶされてしまうだろう。 だって君がいないから。
最終更新:2018-07-10 09:55:16
872文字
会話率:16%
僕は、ある日を境に記憶を失った。
失くした記憶を取り戻そうとした僕は、見てはいけないものを目にしてしまった……。
IDECCHI51様主催「ヤミツキ×なろうコン」への参加作品です。
最終更新:2018-03-18 21:08:37
4784文字
会話率:41%
風彩という街に住む男子高校生「川澄詞(かわすみつかさ)」はごく普通の日常を過ごしていたが、ある日、花のように明るい女性「唯花(ゆいか)」と出会う。そして唯花は唐突に、詞が寿命を失くしていること、余命幾年もない状態でいることを告げた。
彼女曰
く、この世に存在するものは総じて、些細なきっかけで失くしものをする。自分の一部であるものを失って“遺失者”と呼ばれる存在になるようだった。聞けば唯花も自身の死を失っており、千二百年も前から不死身となって失くしものを探しているのだとか。
唯花は遺失者を見つけ、その遺失を解決するという仕事をしていた。遺失が解消した際には、その遺失に関わる“力の宿った品”が発現し、これが巷に流出すれば混乱を招くことは必至であるため回収を行っているのだ。詞はそれを手伝いながら失くした寿命を見つけてもらう契約を結び、ともに過ごすうちに唯花に魅かれてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-22 20:00:05
146492文字
会話率:45%
失くしたしたものへの思いを昨日を振り返ることで追いかけてしまう。憂だけが心を満たす。
最終更新:2017-06-22 13:21:57
235文字
会話率:0%
失くしものが悩みの青年の話
キーワード:
最終更新:2014-06-29 23:18:24
899文字
会話率:20%
少年は失くしたものを探して旅に出る。
とてもとても大切な失くしもの。
行く先行く先で、少年を待っているのは個性あふれる様々な【ワグ】だった。
最終更新:2014-01-28 11:01:16
1481文字
会話率:45%
―――いつも一緒に過ごしたね
でも、君はもういない。―――
最終更新:2013-04-26 20:09:37
295文字
会話率:0%
転校先で僕は一人の少年と出会った。僕と同じ失くしもの、或いは探し物をしていた少年に出会った。根暗な僕とヤンキーな彼は対象的であったけれど、一つだけ共通点があったのだ。これは僕ら二人のモラトリアムの話。
最終更新:2013-01-19 12:34:18
60157文字
会話率:47%
男はある日「何か」を失くした・・・
初投稿です。いつもはラノベ風に書くんですけど今回は思い切って純文学風にしてみました!。
初心者どころかまだ厨房なのでアドバイス等お願いします。
(ちょっとエグイかもです)
最終更新:2012-12-31 01:38:03
4409文字
会話率:25%