東雲氷菓は、真島伊織が小学校六年生の時に転校してきた時からの幼馴染だ。
家が隣で、よく一緒に登下校し、お互いの家で頻繁に遊んだという典型的な幼馴染。しかし、中学のある時期からその態度は豹変することになる。
甘々だった氷菓は、名前の通り氷の
女となり、顔が合えば罵倒紛いの言葉を投げかけてくる始末。明らかに態度が変わっていた。
「はあ? うっざ。こんなこと正面から言ってくれるの何か私しかいないんだから感謝して欲しいくらいだわ!」
この有様である。
その結果彼女は伊織の中で、幼馴染というカテゴリーから「幼馴染だった」という存在へとシフトチェンジしていた。
そうして時は経ち、高校二年生の春。しばらく距離があった二人だが、とうとう伊織と氷菓は同じクラスになる。
氷菓は高校進学のタイミングで地味っ子から美少女へと変貌しており、リア充としてカースト上位に君臨していた。
ただでさえ陰キャでボッチな伊織が、氷菓という氷の女まで相手にするとなると、今まで以上に疲弊することは確実。
何事も出来れば省エネで平穏に乗り切りたい伊織にとって、氷菓の存在はまさに百害あって一利なしだ。これから面倒な日常が始まってしまう……。
そう思っていたそんなある日、伊織の元にもう一人の幼馴染――雨夜陽が転校してくる。
陽は幼い頃のノリで激しいボディタッチと、まるで大親友だったかのようなフレンドリーさ。
二年になっても相変わらずボッチの伊織にとって、高校で初めて出来た友達のようで満更でもなかった。
陽もまた美少女で、周りから明らかに注目され、またも伊織の平穏な日常が脅かされる。……だが、一緒に遊べる友達がまたできるというのも悪くないかな……と思い始めた矢先、なんとあのツンツンだった氷菓が、急にツンデレへと変貌した!!
一体何があったのだろうか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 23:59:11
100034文字
会話率:55%
『人の嘘偽りを視読する』異能持ちのアビス一族に生まれながら、その力が発現しなかったエリアーナ。
彼女の異能を利用しようと、子息アレクシスと婚約・結婚させたジークベルト侯爵家の者達に『見当違いだった』『無能嫁』などと罵られ、肩身の狭い日
々を送っている。
エリアーナの美貌の夫・アレクシスは屋敷の離れに愛人と住まいを共にしており、結婚式当日は花嫁の顔を見ようともしなかった。拠り所のないエリアーナの心を支えるものは、魔法鳩に乗せて飛ばす『クロード』との手紙のやりとりだ。
事実上お飾りの妻となってしまったエリアーナは、義母からの命令で、髪を引っ詰めアメジストの瞳を隠すようにメガネをかける地味っ子令嬢に扮し、魔術学校・ロッカジオヴィネ学園に通っている。
地位も異能も持たぬ者を公爵家跡継ぎの嫁に迎えたなど一族の恥さらしだと、義母は意地でもエリアーナの能力を発現させようとしていた。
——残念ですがお義母様。
幾ら私をしごいても、ジークベルト家が望むような能力は発現しません。なのでこんな役立たずの嫁になど、『離縁』を申し付けてください!
『離縁』を言い渡されるために奮闘するエリアーナだが、
アレクシスがエリアーナに冷たくあたるのには、ある深刻な「理由」があって…?!
***
(ご注意)学園もの要素薄め、砂糖盛りつけたい作者の恋愛メイン。軽いざまぁ有り。
鳥や動物たちの声を聴くことができる異能持ちの落ちこぼれヒロインと、訳あり旦那様のじれもだ恋愛ものです。
他サイトにも公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 21:10:00
89257文字
会話率:32%
「ディー、好き。大好きよ。わたしたち結婚しましょう!」
アメジシスト王家の姫であるティーゼリラは、幼馴染の少年に恋をしていた。
その少年は、どこにでもいるありふれた栗色の髪の良く言えばぽっちゃり、悪く言えば地味デブな少年だった。
しかし、そ
の少年の見た目ではなくその内面を好きになっていたティーゼリラにはそんなことどうでもよかった。会うたびにティーゼリラは、幼馴染の少年ディーディラインに求婚していた。
そんな中、思いを寄せるディーディラインが他国に留学すると言い出して?
この物語は、両片思いの姫とその幼馴染の無意識イチャラブ追いかけっこを生ぬるく見守る、そんなお話です。
※世界観ですが、「元の世界に戻るなんて聞いてない!」「自称地味っ子公爵令嬢は婚約を破棄して欲しい?」「妹に全てを奪われた令嬢は第二の人生を満喫することにしました。」と同じ国が舞台です。
※時間軸は、元の世界に~の1年ほど後となっております。
※アルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-18 12:00:00
24175文字
会話率:17%
アメジシスト王国の王太子であるカウレスの婚約者の座は長い間空席だった。
カウレスは、それはそれは麗しい美青年で婚約者が決まらないことが不思議でならないほどだ。
そんな、麗しの王太子の婚約者に、何故か自称地味でメガネなソフィエラが選ばれてしま
った。
ソフィエラは、麗しの王太子の側に居るのは相応しくないと我慢していたが、とうとう我慢の限界に達していた。
意を決して、ソフィエラはカウレスに言った。
「お願いですから、わたしとの婚約を破棄して下さい!!」
意外にもカウレスはあっさりそれを受け入れた。しかし、これがソフィエラにとっての甘く苦しい地獄の始まりだったのだ。
そして、カウレスはある驚くべき条件を出したのだ。
これは、自称地味っ子な公爵令嬢が二度の恋に落ちるまでの物語。
全10話
※世界観ですが、「妹に全てを奪われた令嬢は第二の人生を満喫することにしました。」「元の世界に戻るなんて聞いてない!」と同じ国が舞台です。
※時間軸は、元の世界に~より5年ほど前となっております。
※アルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-21 20:21:37
15224文字
会話率:22%
中学時代、ヲタク趣味全開で振舞って虐められていた主人公『帯白遊馬』は、ヲタク趣味を隠し無事に高校デビューを果たした。勉強も運動も出来て、クラスの中心。そんなリア充ライフを送っていた遊馬だったが、不運に不運が重なって、ヲタク趣味がクラスの女子
にバレてしまう。
しかもバレた相手は、周囲から地味子と呼ばれている『黒井咲』だった。秘密をバラらされたくない遊馬は、彼女に秘密を守ってくれるなら何でもすると懇願。
そして彼女から返ってきた一言は――
「わ、私を、帯白君みたいなリア充にしてくれませんか!?」
「わかっ――え?」
隠れヲタクな主人公と、リア充になりたい地味っ子との不慣れで甘い青春が始まる?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-27 11:00:00
10423文字
会話率:38%
藤田:
この物語は僕が学校の可愛い女子全員と付き合う、そんなハーレムエンドまでを綴る物語である。
大河原:
おいおい、妄想世界ではって注釈つけなきゃだめだろ。夢を見るな、高校は大学受験をするまでの猶予に過ぎない。
藤田:
あぁ?恋愛マス
ターである俺ができるっていったらできるんだよ。
大河原:
恋愛漫画を大量に読んでいるだけでもらえるその称号に果たして意味はあるのか。
藤田:
うるせー。
大河原:
言葉数では確かに俺の方が多いが、声量的にはお前の方が確実に大きいぞ。
藤田:
はいはい、もういいですわ。あらすじを説明するからね。改めまして、この物語は3年という長くも短い青春を過ごす、男女5人の話です。
大河原:
あ、俺は、中学校の時にヒロインの一人と付き合って卒業と同時に別れたのね。で、高校にもう一人のヒロインと仲良くなたわけ。その子は、中学校時代、眼鏡をかけてた地味っ子だったんだけど、華々しく高校デビューをして一躍人気者の仲間入り。そんな二人のヒロインに翻弄されているところに、三人目のボインちゃんが登場して、もう俺の日常はどうなっちゃうの!?
藤田:
俺の嘘に乗るなよ。なに、いちご100パーセントみたいな設定をぶっこんでんだよ。……なあ、この調子で大丈夫か。
大河原:
そうだな。女の容姿をいちいち設定するのが面倒だから、このスタイルを採用しているとバレなきゃいいけど。
藤田:
だって、いらないでしょ。髪がきれいだの、消え入りそうなほど白い肌だの、巨乳キャラが胸を強調する度に主人公がムラムラするの。
大河原:
この物語は、藤田君による悪逆非道なハレンチ行為を私が成敗するまでの話である。
藤田:
そんな物語じゃねーよ。あれだよ。
大河原:
ああ、あれか。じゃあ、せーの。
藤田、大河原:
オ・レンアイ!
※この物語は、放課後、二人の男子高校生が他愛もなくしゃべるだけの話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-10 01:48:40
4401文字
会話率:28%
校内いちのイケメン神崎くんは、校内いちの地味ブス女子の私のストーカー!?
そんな事はありえません!!
眩しい生き物は私の前から消えて下さい!!
イケメンストーカーに悩まされながら、日々を過ごす地味っ子 山田花子 の日常。
※突発的に書い
ていく超不定期ものです。只今、全ての話を編集中です。「何か話がかわった???」の状況が続くと思います。それでも良ければ、読んで下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-14 16:23:15
6782文字
会話率:50%
「目立たないこと」を信条に生きてきた、地味っ子OLに最大のビンチが到来。
彼氏いない歴=年齢の私が夜のお店でアルバイト!?
アフター5に別の顔を手にいれたOLの、波乱のLOVEストーリー。
2019.05.03
過去に掲載していた内容のデ
ータが紛失してしまい、現状更新している物語以降、新たに書いていく可能性が高くなりそうです。以前の展開のほうが、好みにあっていたら申し訳ありません…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-03 23:06:46
64980文字
会話率:28%
クラスメイトと付き合う事になりました。
彼はいつも元気で明るくて、ちょっとお馬鹿で騒がしくて。一緒に帰ろうだとか、手を繋ぎたいだとか、手作りのお弁当を食べてみたいだとか、キスしてみたいだとか、それはもうぐいぐいと距離を詰めてきます。地味子な
私は彼に振り回されっぱなしです。
甘酸っぱい空気だとか、胸の高鳴りだとか……それらはどんなものなのでしょう? 今の私にはまださっぱり分かりません。ここ最近、私が実感しているものといえば気苦労ばかりです。
これは臆病で嘘吐きな私と、色んな意味で真っ直ぐな彼が想いを告げ合って、ちゃんとした彼氏さんと彼女さんになるまでのお話です。
(全4話 完結済)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-01 12:11:45
15576文字
会話率:35%
ゾンビが日本の至る所に蔓延る時代に、地味っ子でゲーム好きな少女がゾンビに馬鹿な理由で噛まれてしまう。ゾンビに成ってしまった少女は、面倒くさいけど今日も頑張ってゾン生を生きる!
最終更新:2018-01-12 17:24:23
2306文字
会話率:15%
生まれ変わって美少女になった。人生イージーモードを確信した瞬間に前世と今の記憶が流れ出し、エラは思い出した。自分は前世で愛読していた少女漫画の登場人物で、設定が地味顔と名高い脇役シスターであることを。「この世界の美の基準高すぎでは?」 仮想
の中世ヨーロッパ風な異世界で、漫画のイメージと少し違う脇キャラたちとすれ違ったりお話したりしながら何となく過ごす学生兼シスター(真面目系クズ/自称美少女)の話。「ところでルモナちゃん(漫画の主人公)がよそよそしいのですが何故でしょう?」////よくある悪役令嬢もののつまみ食いみたいな話です。主人公補正のようなものがありますがまったく生かしきれていません。ラストにざ.ま.ぁ未満な展開がほんのりある予定です。短くのんびり更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-28 23:43:58
20870文字
会話率:31%
佐和田芹は魔女ワンピを好みメイクもしない、生粋の地味キャラ女子高生だ。
ところがある日、従姉のなつめさんに完璧なメイクを施され、服まで替えて街に連れ出された。
しかも出かけた先でクラスメイトの郡司くんに見つかり、一緒にお茶を飲むことに――。
お題:「内向的で口下手な女の子と素敵な男の子が織り成すお話」
※自サイト(http://tg1130.sakura.ne.jp/)にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-04 22:32:52
10213文字
会話率:42%
学校では地味っ子キャラの星崎麗華、7月になり終業式がおわり学校帰りに寄ったデパートで偶然ぶつかった女性に突然仕事のお手伝いさんをお願いされる…断れなかった麗華の歯車は今動き出す。
最終更新:2016-04-17 14:21:59
1966文字
会話率:50%
主人公と幼馴染みは秀明学園(しゅうめいがくえん)という世界的に知られている学園に編入しました。
そこで色々あってはい、終わり。
「とかたったの数行で纏まるはずないよねー!」
三つ編みとダサい眼鏡。 趣味も特技も特になし。
学力・体
力平凡。イケメン幼馴染みと美形家族。
どんな相手(一部除く)にも遠慮しない図太い精神。
恋愛興味なし・地味っ子装った女の子 毛利的(もうりいくは)
これは普通(と騙る)女の子が不幸な事に普通じゃない学園に入学してから始まる物語
(他サイトでも同名、同作者で書いています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-23 19:00:00
75798文字
会話率:49%
今までにない異世界モノ、目指します。~簡単なあらすじ!~隠れ厨二病の中二、田中卓郎が、その残念な性格と複雑な家庭環境も相まって、期待を胸に向かった異世界。しかし、そこでは言葉も通じず、何の力も使えなかった。ハーレムなんて出来るわけない。
そ
んな中出会ったのは、アクティブな地味っ子メガネ50点と、不思議な金髪幼女。そして、三人で笑って泣いて、時にはふざけて。旅をしながら様々な人と出会い、様々な世界の歴史に触れていく、少し変わった異世界冒険物語。
第1章、主に三人の出会いを書いています。
第2章、コメディ多し。パロディ等もありますが、ストーリーは真剣です。
第2・5章終わりました。はっちゃけるところははっちゃけてます。
今は、サブ&アナザーエピソードと題して、本編の捕捉の話を書いています。
※2/11再開。マイペースに書いていこうと思います。
第三章、真剣な話にしようと思います。笑いは忘れずに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-11 11:15:39
189716文字
会話率:48%
嫌になるくらい今日もこいつの頭は平和である。
別に嫌いにならないが....。
最終更新:2015-06-23 22:57:05
364文字
会話率:34%
私が何をしたというのでしょう。穏やかに地味に気配消しての学園生活を過ごそうとしたというのに何故、生徒会やらヒロインやらと関わっているのです?
ひゃうっ。怒らないで下さいなのです。私は近づきたくなかったのですよ。ただ普通に過ごしたかっただ
けなのですよ。
...あれ?なんかみんな勘違いしてないです? ま、いっか。都合いいし。
*これはお金持ちな美形と可愛いヒロインと地味?平凡以下?な主人公(転生者)が送る、学園恋愛物語になるかもな話です。
*ちなみにこの作品は15話よりやっと書き方がまとまり始めます。本日も、貞子な彼女は黒さに純度をたもち突き進みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-20 18:20:34
113850文字
会話率:38%
日本史の授業で同じになる隣の男の子のことが気になって仕方ない。どうって、別に好きとかそういうわけじゃなくて、むしろ彼が私のこと好きなんじゃないかっていう妄想が進んで仕方ないわけだ。確証がないどころかフィクション100パーセントなんだけど。っ
て、思ってたら本当に告白されましたよ? え、これ現実? え? **――という、ハイテンション系で行くはずだったのがハイテンションもどきになっているのがなんと前編だけです笑 全3話の予定で、残りはほのぼのっぽい?かも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-22 19:00:00
9311文字
会話率:37%
ちょっぴり突っ込み属性はあるが基本地味っ子の受験生ユメコは、さっぱり仕事依頼の来ない私立探偵事務所でバイトをしていた。ある夜突然鳴った電話に呼び出され、慌てて病院に駆けつけると、そこにはまるで別人になってしまった相澤所長が! 不思議な心霊事
件、ミステリージャンルには初めて飛び込むので、玉砕覚悟でよろしくお願いします! 変奏曲(Variations)に「コンチェルト」として新話を加え、完結です。ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-31 01:04:36
203425文字
会話率:40%
女の子なら誰でも、一度はシンデレラに憧れる。
でも私は、シンデレラにはなれない。シンデレラは、選ばれた美しいお姫さまだから。
私のような地味で暗くて平凡な女の子に、王子さまなんていやしない。
そんな私の前に、ある一人の男の子が現れた。
毒
舌で嫌味で何かにつけて偉そうな最低な男。
でもどこか惹きつけられる…。
このドキドキは、なんですか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-17 12:09:14
9630文字
会話率:31%
中学二年生の良子は、海辺の町に住む叔父の所に預けられることになる。自称無職の「おじさん」と生真面目な良子にお隣の岸姉弟が加わって奇妙な共同生活が始まった。
最終更新:2011-02-10 22:26:38
5060文字
会話率:59%