七国に分かたれし世界。
神に“血の力”を与えられた民――エラシア人。
その末裔として生まれた少女・イシャナは、二歳の頃に終結した戦争の爪痕深き王国で、王女として育てられていた。
幼き彼女を支えるのは、訳あって王宮に仕えることになった乳母ラ
ヴ。
崩壊寸前の国家、衰退する王権、誰にも期待されぬ即位。
だがその小さな手に渡された剣が、少女の運命を大きく変えていく。
貴族たちの陰謀、誘拐事件、裏社会との繋がり。
すべてを見つめ、選び、決断する――王女としてではなく、“本物の王”として。
これは、一人の幼き女王が「国を愛するとは何か」を知り、
やがて帝国を築くまでの物語の、始まりの章である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 20:48:34
31288文字
会話率:27%
[今週も更新しません。リアルが忙しいので。24日から再開したいと思っています]
[1/31 第二章1話を更新しました]
ある日、俺こと佐藤瑛人は異世界転移を体験した。
転移したのはしょうがない。異世界でのんびりゆっくりゆるーりと甘甘ライフを
送るつもりだったが……。
転移するとすぐに役所に連れていかれ、なんだかんだで入国手続きを受けさせられたし、それが終わったと思ったら万引き犯だという少女が部屋に現れた。
異世界の国家間対立、その間を縫うように活動する組織、そして、この世界の真実が明かされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-17 22:39:26
110828文字
会話率:36%
神話の時代、神の犯した過ちは、ひとつの魂の運命を大きく捻じ曲げることとなった。全ての生あるものを負の連鎖へと陥れる魔力を持ってしまった少女は、悲惨な生活の中で、一人の青年と出会う。次第に心を通わせていく二人だったが、世界で信仰されている宗教
間の対立から、徐々に巨大な奔流へと呑まれていく。その争いの果てに、少女に訪れる運命とは……。「月色」シリーズ第一弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-12-11 15:49:38
33413文字
会話率:31%