『ずるいわお姉様ばかり。私もお姉様のそのドレスが欲しいわ』
妹は私よりも3つほど下の妾腹の娘で、所謂庶子にあたる。ピンクブロンドの美しい髪を持つ、そんな妹を父は溺愛し、彼女の欲しがるものは何でも与えた。
はじめは小さなクマのぬいぐるみ
だった。
しかしそこを皮切りに彼女は次々とものを欲するようになった。
風向きが変わったのは、そんなこんなで私が婚約者の王太子殿下との面会を王宮で行った帰りでのことだった。
『ねえ、お姉さま。王太子殿下って……さぞや素敵な御方なのでしょうね?』
あのゾクリとするような、底冷えする瞳を見たのは、それが初めてだった。
その時、直感的に私はこの妹が、間違いなく私の婚約者を欲しているのだと察した。そして内心ぼんやりと悩んでいると同時に、私に対する良くない噂が、学園内で囁かれ始めた。
無論、どれも噓である。しかし人の口に戸は立てられない。
『君との婚約を解消したい』
それは、予想外の一言だった。
『代わりに、君の妹と婚姻関係を結ぼうと考えている。これは決定事項で、すでに父上や宰相にも話を通してあり承認済だ。何、大々的に婚約破棄をパーティとかで行うわけではないのだ。王家も君の家も、これなら体面に傷はつかないだろう』
そうして、私は婚約者を喪い、妹は欲しがっていた私の婚約者を手に入れた。
失意の中、記憶も半分定かではなく歩いていた所に、たまたま留学していた帝国の第二皇太子に王宮の庭園で出くわした事をきっかけに、私は見初められた。
……今となってはそれも良かったのかもしれない。こうして私が心からの最愛と巡り合い、人生を共にすることができたのだから。
でも。
「大変よ、王国で革命が起きたわ!」
事態を重く見た私たちはその真相を探るべく、王国に無い戻った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 13:20:21
11348文字
会話率:37%
何もわからんド素人の考察です。そこんとこよろしく。
最終更新:2022-03-15 22:30:24
2962文字
会話率:0%
アベノミクスの三本の矢の一つであった規制改革は、いつの間にかトーンダウンしていきました。ところが、菅政権になって菅総理は再び「規制改革」を口にしました。実はそれは既得権益団体に逆らう事を意味していて、そして「既得権益を主導する官僚達に逆らえ
ば、その政権は簡単に潰されてしまう」とも言われていたのです…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-12 12:13:42
14150文字
会話率:5%
タイトル通りです。できるだけ分かり易く説明してみました。
最終更新:2016-03-12 12:27:06
8443文字
会話率:2%
ナチスドイツのシャフトを調べていると経済政策が非常に一致する政策を見つけました。
それがアベノミクスです。
メフォ手形による経済水増し政策がどのように終わったかを前提にアベノミクスの失敗について書きました。
最終更新:2018-12-28 19:23:17
3324文字
会話率:0%
2010年東京オリンピック後の景気の
衰退、国の借金が国民総資産額を超えた
事で経済破綻が起こり、国民の総資産を
担保にしていた最初からそうする事が
当たり前であったように、銀行等の国民総資産が国に簡単に、奪われてしまう。
上の連中は新国家
の制定に躍起になり
再スタートを切ろうとしているが、現実は
貨幣が紙切れになってしまい、物々交換、
貴金属などが紙幣の変わりになってしまう
国家破綻に負けずに生きる男の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-15 13:14:14
1272文字
会話率:19%
国家破綻後、世界連合の信託統治下にある東京。
新米保安官補である関口伸一は、巡回の途中で商店に押し入る強盗と遭遇し、一般市民を巻き込んでの銃撃戦の末に犯人一味を取り逃がすという大失態を犯してしまう。この一件がマスコミの報道に火を付け、関
口個人の責任だけではなく、日本の信託統治の是非にまで世論は紛糾し始めた。
一方、武器密輸シンジケートを追っていた関口の先輩保安官である笠木昭雅は、自身の経歴を買われ意外な任務を与えられる事となる。
果たして、関口は強盗団を検挙し自身の汚名を返上することができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-23 12:45:51
266135文字
会話率:47%