※この作品は「カクヨム」にも同一内容で投稿しています※
3年前、世界を巻き込んだ戦争があった。
月の民――通称「ルナサリアン」が地球へ宣戦布告を行い、世界各国に対し攻撃を仕掛け始めたのだ。
約半年間にわたる死闘の末、後に”ルナサリアン戦
争”と呼ばれる戦いは地球側の勝利で幕を閉じた。
この戦争であわや滅亡の危機に瀕した地球側は、二度とそのような悲劇が起こらないよう敗戦国を”再教育”することを決断。
地球側の列強諸国は本土決戦で荒廃した月に進駐軍を送り込み、ルナサリアンを取るに足らない小国へ作り変えるための占領政策を開始した。
その過程でルナサリアンは戦争遂行を支えた天然資源や科学技術のみならず、国家主権さえも剥奪され「暫定ルナサリア共和国」という名で日本・アメリカ・オリエント連邦のビッグ3による分割統治を受けることになった。
しかし、この分割統治はルナサリア国民の生活環境を大きく悪化させ時に生命を脅かすなど、地球側による一方的な占領政策としてあまりにも問題が多かったのだ。
ルナサリアン戦争の終結からちょうど3年にあたる、栖歴2135年9月19日――。
終戦記念日をささやかに祝う世界だったが、この日はなぜか地球規模でインターネットの調子が悪く、祈念式典のライブ配信が急遽中止されるなど各地でハプニングが相次いだ。
これは単なるネットワーク障害ではなかった。
「今日はインターネットに繋がりにくい日なんだ」と人々が慣れ始めたその時、突如地球圏及び月のあらゆる放送システムに対して電波ジャックが発生。
実行犯と思われる人物は犯行声明の中で次のように述べるのだった。
我々の名はレヴォリューショナミー。
世界に変革をもたらし、より良い未来への軌道修正を目指すべく……この革命を実行するッ!
【注意事項】
※タイトルの「∞」は「メビウス」と読んでください
※本作は過去作「MOBILE FORMULA 2101 -スターライガ-」「MOBILE FORMULA 2132 -スターライガ∞-」の続編にあたる作品です
※夕方6時半(18時半)前後を目安に、約5~7日に1話のペースで最新話を投稿します
※作者X(旧Twitter)の@sr32_STRもよろしくお願いします
※いないと思いますが、無断転載は絶対にしないでください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 19:00:00
444341文字
会話率:39%
昨今、人工知能の技術が目覚ましいスピードで進化している。高度なアンドロイドロボットはまだ出てきていないが、やがて高度なアンドロイドロボットも普及するだろう。ここでは、それが現実となった後の未来において、資本主義がうまく機能しないことっと、
その代替え案について話そうと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 21:19:10
2768文字
会話率:0%
2060年代。異世界へ繋がってから30年。魂が科学的に証明されてから20年。
技術的格差のある異世界で無尽蔵に略奪される富により企業は肥え太り、その富によって地球の国家主権を脅かしていた。
脅威となった異世界の企業支配を覆す。
それが羽地悠日本情報軍少佐に与えられた任務であり、相棒の少女アンドロイド“アリス”たちの任務であった。
果たして戦火の中で思考し、生み出す高度なAIは魂を有するのか?
この陰謀と戦争の先にあるものは一体なんだろうか?
全てが明らかになった時何かが変わる。
SF×異世界×ミリタリー。
*カクヨムにても連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-04 20:11:23
316517文字
会話率:46%
西暦202X年……
様々な問題を抱えていた日本国はとうとう破綻。
主人公たちニートは、国家衰退を招いた大戦犯として迫害される存在だった。
しかし崩壊後の世界で“国を救う英雄”として祭り上げられるニートたち。
「俺が救世主なんて、いったい
どういうことだ?」
主人公は戸惑いながらも、国家主権者として強大な権力を行使していく……
なぜニートは英雄になりえたのか?
そして力を得たニートは何を成すのか?
愛と正義と真実と、ちょっぴりクズな感動中長編。
(全40話ほど、10万字弱予定。特定の体制や大衆を貶める意図はありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-18 21:29:16
41245文字
会話率:44%
(前回までのあらすじ)
第6軍は西方へと向かっていた。政治将校殿の辻説法によれば我々は世界を革命する血路を開いている最中らしかった。
わたしはそんなものにいっさいの興味がなかった。だがモスクワの政変はいかれ屋のアジテーターを救世主に出世させ
、紅軍はブルジョワの搾取から30億の人民を開放するために世界をアイロンがけすることになった。1944年11月、ベルリンで不幸なヤンキーと顔合わせした我らがチェキストの犬どもは、「ファシストは我らが同胞共産党革命政府から不当に国家主権を奪った反逆者である」という猊下の大御心に従い薄汚い帝国主義者に殴りかかった。
むかしこの星では戦争をしていた。そして今は戦争をしている。分断された世界が悲鳴を上げる。だがそんな声は私には届かない。聞こえるものはエンジン音。見えるものは敵の影。私は概念陸軍Echt中隊中隊長、今日も敵のケツを蹴り上げるべく戦場へ向かう―。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-21 18:08:44
1314文字
会話率:0%