抱きしめられて始まった恋。大学生の藍子はブルースバンドのボーカルの清彦に恋をする。清彦が藍子の従姉妹の麗華に心を移したことで、藍子の恋は成就しなかった。
合気道道場も清彦のバンドも解散して七年。二十九歳になった藍子は人並みに恋をして結婚した
。師範の天水はインドのチベット難民居住区に居続けた。清彦とツインボーカルを務めていたマリイは七年がかりで悲願のメジャーデビューを果たした。清彦は名古屋に戻り、家業を継いだ。天水師範の妻であった美紀師範は再婚し、警備会社に勤務しながら子どもを育てている。
一度生じた縁(えにし)は、七年の時を経てもはたやすく切れなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-05 08:12:25
51804文字
会話率:49%
yahooブログ「おもいで文庫」に掲載した作品を、再度推敲の上投稿するものです。
今回は、母方の祖母との思い出を綴ってみました。ご自身のおばあさまとのエピソードを重ねながらお読みいただければ幸いです。
最終更新:2016-04-24 12:34:26
10062文字
会話率:2%