半獣半人。
と言っても、体の半分が人間で、半分が獣という訳ではない。彼らは時折、人間に姿を変える。そして時折、超常の存在としての姿を現す。
四つ足獣、鳥、魚、虫。その姿は色々だ。人間は自分が知る生き物の中からそれに最も姿の近いものを選んで、
「人狼」とか便宜上の呼び名を付けたが、「姿が近い」というだけで、それらが別種の生き物であることは、一見して分かる。しかも獣人は、人の姿でない時はおしなべて巨大だ。
中には人の知るどの生き物にも似ておらず、独自の名前を与えられたものもある。
そして彼らは人間《ひと》の知識では説明のつけられない、超常の力を持っていた。
時々彼らは人間の姿で、人間との間に子供を成した。
だがどういう訳だか、彼らは人間《ひと》との間に生まれた子供は、育てなかった。
それが彼らの習性なのかは分からなかったが、彼らは人間との間に生まれた卵は、人の世界に捨てて行った。
ある日奴隷の少年ナギは、それと知らずに、うっかり竜人の卵をかえしてしまう。
想像もしなかったのだ――――――――――――――――卵が四角いなんて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 07:05:01
501465文字
会話率:15%
スズは犬に変身することができる半獣半人だが、現代社会ではこれといって役に立たない体質だ。スズはもっぱら、ストレス発散のために犬に変身しては野を駆け回ることが習慣となっている。スズは犬になっているときに森の中で若い狼と出会う。以来、なにかと出
くわす狼と自然と仲が深まるスズ。だがしかし狼の正体がスズと同じ半獣半人の男性だと判明する出来事があり――?
※最終的には恋愛をにおわせて終わりますし、書きたかったのはそこなんですが、本編は恋愛要素が薄いです。いちゃついてはいます。
※他投稿サイトにも掲載。
※全4話、完結まで予約投稿済。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 00:00:00
10638文字
会話率:24%
一九四五年一月、第二次世界大戦も最末期に差し掛かった頃…
激戦を続けていた日独米軍の一部部隊が、前線への移動途中に突如として失踪した。
失踪した陸海軍将兵は、地球とは異なる世界…異世界へ飛ばされてしまっていた。
飛ばされた先で目にするド
ラゴンや半獣半人など…
地球上では人々の頭の中にしか存在しえない空想上の生物や、魔法といった非科学的現象の数々を目撃する
当初は、多少のすれ違いがあった日独米の各部隊だったが、転移した世界の現状が分かるに連れて協力することになる
混成部隊を編成した日独米の部隊は、魔王が率いる魔族軍に参入して人間との戦争に赴くことになる
この世界で人間側の最大勢力である連邦は、併合した国々に圧政を敷いて人々から搾取するとともに、協調勢力と共に魔族殲滅を目論んでいた
連邦が占領する地域の惨状を目の当たりにした連合軍は、全員が一丸となって連邦との戦闘に望むことになる
連邦にとってそれは最初は針の穴ほどの綻びだったが、やがて大きな綻びとなった
綻びを修正しようと躍起になった時、連邦は強硬策に打って出た
日独米連合軍と魔族、そしてこの世界に生きる人間たちの未来を掛けた戦いが始まろうとしていた
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「カクヨム」にも掲載を始めました
2020.03.16~
・この物語はフィクションです。
・歴史上の事柄について触れる部分が多々ありますが、
特定の主義主張に関して同意するものではございません。
・また、この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-30 18:00:00
218600文字
会話率:34%
獣人――それは文字通り半獣半人の生物。人類は大昔、獣人に大きな被害を受け、絶滅寸前まで追い込まれた。人類は大陸をまたぎ、いつか来たる戦いの日を待った。憎しみ、怒りに身を委ね
人類の復讐が今始まる――
小説のルール全無視なので苦手な方はお
控えください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-25 20:47:59
18140文字
会話率:61%
【2017年 紅山 槙 第1作目】
半獣半人の魔物が人間のヒロインと乙女ゲーム展開するだけの単純なお話です。
変態すぎる妖艶な蛇、粘液でぬるぬるの爽やか系人魚、五体を分解する潔癖症の死体、天井を歩く多足のヤンデレ蜘蛛といった大変個性豊かな
人外野郎ばかりが登場しますが、いずれのキャラも性格・容姿の捉え方には読み手によって個人差があると思われます。
「話が生理的に無理」「爬虫類以下と死体は萌えの対象外」「作者に病院を紹介したい」と思ってしまう方は、誤って読み進めないようにお願いします。
哺乳類もサブキャラとして多数登場します。
大丈夫!ちゃんとケモ耳と獣毛、生えてますから!
ギャグ物かと誤解されないように念を押しますが、内容は糞真面目で何のひねりもない、たぶん正常な乙女ゲームです。R15指定は保険です。
主人公は悪役令嬢ではなく、
異世界ですが転生ものでもありません。
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*アルファポリス様・ツギクル様でも公開中です。
*2017年10/18、第一章完結しました。
*結構ヘビーな話です。
*2018年10/9、大改稿を実施しました。ストーリーの大筋に変更はありません。詳細は割烹をご覧ください。
*2019年7月30日 登場人物紹介のページにキャラ画像をつけました。本編に挿絵はありません。
*2020年6月3日より、連載再開しました。更新は不定期です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-03 22:35:55
114422文字
会話率:40%
半獣半人の子の見た世界は。
一体どんな世界だったのでしょうか。
キーワード:
最終更新:2019-08-11 23:19:57
5183文字
会話率:17%
これは人と動物、二つの姿をあわせ持つ半獣半人が暮らす世界、龍の一族に守られた国の話である。
海底で栄華を極める竜宮の長子、オト姫は美しい海亀の姫だ。
けれど、龍族の美の基準に当てはまらないせいで、“期待はずれ姫”だと影で笑われていた。
オト姫の努力も虚しく、犬猿の仲の婚約者(候補)には鱗美人な妹姫と比べられ、嫌みを言われる。
やりたい放題の同族の後始末にも追われ、何もかもが上手く行かない……。
そんなある日、オト姫は海亀族にイジメられていた鶴の青年・タロウを助けた。
「助けてもらっただけでねぇで、手厚い看護におもてなしまで……オラ、このご恩は一生忘れません」
タロウとの交流は疲れ果てたオト姫にとって救いとなり、それはいつしか恋に変わる。
身分違いの許されない恋の末に、二人が選んだ未来とは?
※期待はずれ姫~破談のあとに始まる恋~に名前だけ登場したオト姫の物語です。
前作読了後でないとわかりにくい箇所がありますm(_ _)m
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-03 19:00:00
36326文字
会話率:34%
これは人と動物、二つの姿をあわせ持つ半獣半人が暮らす世界、龍の一族に守られた国の話である。
海に面した国、龍棚の若き皇帝・地龍は、海底で栄華を極める竜宮の姫との縁談を進めていた。
絶世の美女と名高いナミ姫との顔合わせをひそかに心待ちにして
いた地龍だったが、海辺の離宮に来訪した少女は、平凡な“期待はずれ姫”だった……。
「ナミ姫。私は貴女と結婚する気が起きない。悪いがこの話は無かったことにしてくれ」
破談を切り出してから始まる恋模様。
※目標、一話2000文字前後。
無断転載厳禁!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-15 12:00:00
19958文字
会話率:24%
戦争により荒れ果てた国を旅する男、ヒュー。
彼は何かを探し求めるように、何かから逃れるように彷徨っていた。
それに従うのはうら若き少女イリ。
彼女はちょっと変わった雰囲気で、不思議な力を使えたり、素手で動物を捕まえたり、そのまま生で食らっ
たりする。
あとヒューのことが大好き。
そんな中ちょっと変わった家出貴族少女のセレと出会うところから彼らの物語は始まる。
カヨートと呼ばれる半獣半人の不思議な種族が生きるその世界で、彼らは旅をしながら、心を通わせながら、時に戦いながら、国家の陰謀に巻き込まれながら、彼らなりのスタイルで乗り越えて行く。
人と人、人とカヨートの心の交流を描くファンタジー紀行。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-09 17:03:53
95071文字
会話率:55%
幼い頃から時々、動物の心の声を聞くことのできる主人公は、三学期の終業式の帰りに半獣半人のレプンクルという存在に出会う。
最終更新:2016-02-11 01:39:56
78377文字
会話率:44%
人里を遠く離れた山奥に一人で暮らしていた半獣半人(アニオン)のラヴィ。孤独という概念を知らないラヴィは胸の痛みを病気と勘違いして、人間に頭をナデナデしてもらうために人里に降りた。しかし、ラヴィはアニオンが人間社会では奴隷として扱われているの
を知らず、頭をなでてと不用意に村人に近づいたため、棍棒を持って追い回されるハメに。大けがをして逃げ込んだのは靴職人のラチアが仕事場にしている小屋だった。村はずれでストイックな暮らしをしている青年ラチアと、自分の感情が何なのかをまだ自覚できないチビッコ半うさラヴィの共同生活&バトル&冒険のお話。※2014/02/17改題・元『ラヴィと魔法の靴』より。※2014/02/18改題・元『ボクを奴隷にしてください』より。すみません、タイトルでかなり迷走しています。2016/05/18タイトルを元に戻しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-01 05:04:02
139503文字
会話率:44%
この世のどこかに罪人全てを収容する牢獄があった。
その牢獄は、特殊な罪人ばかりが集まる場所だった。
半獣半人、魔に堕ち人を捨てた者、堕天使、悪魔、etc…
あるとき、罪人達はその牢を壊し、脱獄した。
管理者はあまりの数に手が付けられず、多数
の死者を出した。
管理者である|レクリア=ルーティー=リアラ(彼女)は、涙を飲むハメとなったのである。
そんな彼女に、一筋の光が射し込む。
それは、罪を生み出したがゆえに収容されていた大罪人、サタンだった…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-30 01:26:38
2391文字
会話率:42%