その世界は、とても大きな世界だ。
多種多様の種族に溢れ、交易し、争い、友好を深めては時には裏切り滅ぼしあう。平和の中に策謀と争いが交じり合い、生活に魔法を取り入れ、騎士道精神溢れる剣と忠義、魔術と研究で発展していく世界。
多種多様な種族が
いるのなら、動物や、人に害を為す魔族や魔物だっている。弱い一種族や個体が戦うという共通認識をもつことで、多種多様な種族は結束し、争いあうことができるのだからバランスのとれた世界であるとも言えるのだろう。
その世界は、
創造神が創りし剣と魔法の世界【フォールセティ】。
そんな、大きな世界。
その世界でも、大きく肥沃な大陸【ナニイット大陸】において、誰もが空を見上げる一大事がおきた。
遥か遠く、東の果てに光る、大きな光の柱。
誰もがその光を見上げて世界の終わりだと嘆く中、光の柱にもっとも近い、東の領都――ナニイット大陸、モロニック王国の領都、【領都ヴィラン】の近くの草原で、女性が一人。同じく光の柱を見上げていた。
「やっとこさ始まるよ……。短いようで長い。さてはて、どうなることやら」
その光の柱が何かよく分かっているテイの彼女は、ため息をつきながら今日もギルドのオーダーである狼ちゃんを討伐して、領都ヴィランへと帰都するのであった。
その光の柱によって起こされるこれからを思い。光の柱の真下に現れてたであろうそれらを助けるために。
ただし、やる気はあまりない。
でも優しさはきっと、ある。
そんな彼女と、保護された彼女たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 18:10:00
153242文字
会話率:35%
主人公は俺、43歳独身久保田トシオだ。
人生に疲れて自ら命を絶とうとしていた所、それに失敗(というか妨害された)して異世界に辿り着いた。
最初は夢かと思っていたこの世界だが、どうやらそうではなかったらしい、しかも俺は魔物使いとか言う就い
た覚えもない職業になっていた。
おまけにそれが判明したと同時に雑魚魔物使いだと罵倒される始末……随分とふざけた世界である。
だが……ここは現実の世界なんかよりもずっと面白い。
俺はこの世界で仲間たちと共に生きていこうと思う。
これは、そんなしがない中年である俺が四苦八苦しながらもセカンドライフを楽しんでいるだけの物語である。
……分かっている、『図鑑要素が全くないじゃないか!』と言いたいんだろう?
そこは勘弁してほしい、だってこれから俺が作り始めるんだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 12:01:13
1099687文字
会話率:12%
俺は、泳ぎたい。
私は、お菓子をいっぱい食べたい。
水泳部の男子だった俺の精神は、ある日突然、このクッキング部の女子の身体に宿った。
この身体はお菓子が大好きだから、食べたくないのに、お菓子を食べる。太ると分かっているのに、食べる。どんな
に止めても、体重計の針が進んでも、泣きながらでも。
この新しい人生に嫌気がして、何か変わるかもしれないと信じて、俺は……この女子が通う高校の、水泳部に乗り込んだ。
お気に入りの競泳パンツを携えて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 00:51:42
25167文字
会話率:61%
SNSのアカウントに送られてきたメッセージ。
『人生をやり直してみませんか?』
それはいつもなら鼻で笑うこともなく削除するような陳腐でつまらない迷惑メッセージの中の一つだった。
しかしその短い文章に惹かれてしまった。どうせ詐欺だと分かっ
ている。気を付けてさえいれば怖がる様なことではない。冷やかしで覗いてやろうと文章の下に添えられたURLをタップした。
これはSNSの怪しいバイトに、逃げることしかしてこなかった人生から抜け出したい30代の会社員が応募したことから始まりる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 00:11:08
256742文字
会話率:44%
私はステラ。スートラという言葉から考えられている。
何のためにここに生まれたのか?
それは、1億字書いてみたいという作者の思いから生まれたの。
私たちがどんな風に書かれるかは分からない。
作者は分かっていても読者には伝わらない文章を書く
かもしれない。
最近読んでいる本の内容を参考にして、作者は薄い理解しかできていないのに、分かったふうに文章を書くかもしれない。
この小説は、作者が読んだ本の内容の学習帳や、あるいは作者の哲学書みたいになるかもしれない。
でも、必ずハッピーエンドになると信じている。
最初から言っておくと、私のいる世界には、アーリマンという魔神がいたの。でも、最初に倒される。
それが始まり。
私はアーリマンという魔神が全ての元凶だと思っていた。
でも、そのあと第六天の魔王ハジュンとかいうのが出た。ワタルという異世界から来た男の子が召喚したみたい。ワタルは分かっていなかった。ハジュンもアーリマンも人の心に存在するんだってこと。作者から見て、ハジュンとかいうのは、アーリマンと同じような存在。悪の表現が違うとかそういうことなのかな。
ラスボスは第六天の魔王ハジュン。
何と戦うのか?
作者の何を考えているか分からない思考との戦いだね。
目標1億字だもの。何が起きるか分からない。
1億字で書ける限りの魔王とかこの世界の根源的な魔性と尊厳とかを表現したいみたい。
だから面白いわけではないかもしれない。
ここまで私の言葉に目を通してくれてありがとう。
作者にこれまで書かれた小説の主人公たちの代表として一言。
あなたが欲を掻いたために、どの小説でも表現できないでいた人間の中に潜む根源的な魔性が表現されることを、私たちは祈っています。
-----------------------
適当なことを考えている自分。IQ89、仕事を辞めた回数4年で12回の自分が多くの作家が探究する魔性や尊厳についてどこまで書けるか書いてみよう。
読んでいる本については、みんなのほうが詳しいと思います。時々、読書履歴も載せていきます。それらや小説家になろうの小説の文章などを参考にして、書いていると思ってほしいです。
分かっているようで分かっていない自分の哲学。
「死を原点として生は始まる」
※随時、書いた内容を編集することがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 07:00:34
251382文字
会話率:26%
基本的に何も出来ず、人を頼らざるを得ない生き方をしている。『アホの子』と呼ばれれば分かりやすいと思う。
だからこそ、生き抜く術も分かっているつもりである。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注
意事項2
馬鹿には馬鹿なりの生き方があるんですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 10:43:23
1153文字
会話率:43%
最近常々思うのが、文系の方が理論的思考は強いと思う。
一応理系の大学出身故、触りだけでも理系の感触は分かっているつもりだが、今日はそんな話。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
論理
的思考って文系の方が強いと思うんですよ。
個人の感想ですが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 17:37:30
1240文字
会話率:0%
空腹で目が回る。前に鎮座するのは血の器。
人の理性が叱咤する最中、女の妖艶な声が誑かす。
どうせ貴方は人の身じゃないの。業を積み重ねた貴方は戻れない。
分かっているさ。そんな事。だから卑しくも食らうのさ。
注意事項1
起承転結はありません
。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
名曲を聞いて閃いた話。
君とっちゃ地獄だろうねぇ。僕にとっちゃ極楽だが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 22:22:07
1069文字
会話率:46%
〜ここは、現代によく似た異世界〜
儂は、プロ野球の球団の一つ、歴史ある東京ビッグの監督だ。
十年にも渡って監督をしていたが、その集大成である十年目の成績は、断トツのリーグ最下位。
それもリーグ戦での敗戦数最多の日本記録更新のおまけ付きだ。
儂は、絶望の最中、気を失い、気が付いたら、十年前のドラフト会議の前日に戻っていた。
そこで儂は、あることを思い付く。
それは……入団後に大活躍するのが分かっている選手をドラフトで優先的に指名しておくこと。
そうすれば、十年後には最強のチームが作れるかもしれない……。
プロ野球にとって、ドラフト会議は一大イベントである。
そんな、球団の順位に大きな影響を与えるドラフト会議にスポットを当てた物語である。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・名称などとは関係ありません。
※選手名や選手の成績も、実在の選手を参考にしておりません(選手名は、無作為に漢字を組み合わせたもので、本当にランダムです)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 10:04:52
6710文字
会話率:13%
侵略者――侵略の目的、何処から来たのか、その存在が謎な生命体――
《異形》
そもそも、生命体かも不確定な存在と未だ不明な点が多い。
だが、1つだけ分かっている事は人類の敵だと言う事だ。
何百、何千年と異形と人類は戦いを繰り広
げて来た。
しかし、人類が真の意味で負ける事は決してなかった。
人族を含めた異種族の中でトップクラスの実力を持った。《12の皇帝》と呼ばれる人間離れした存在が居たからだ。
そんな絶対的な力を有した皇帝達と異種族最古にして《災厄》と揶揄される強大な力を有した十体の異種族の王達がその地を守護していた。
遥か昔から存在する《異形》による。大規模侵略から数十年の時が経過する。
終わらない侵略と激しさを増す異形の脅威に、人々は休まらない恐怖に苦しめられた。
だが、ある異種族の家に双子の男女が産まれた。
竜の血を宿しながら、神に最も近き存在と呼ばれる。竜人族の正当な血筋の――双子――
その双子の一方は、いつの日か世界から認められ《皇帝》と呼ばれる称号を手にする。
しかし、その結果が必ずしも希望に満ちた道とは限らなかった。
苦悩と苦痛に染まった茨の道を少年は突き進む。
たった1つのかけがえのない者を守る筈の力は、少年から自身の命よりも大切な全てを目の前から奪い去った。
《最愛の女性》と《家族》と《友》
少年は、生きる意味と戦う目的を失った。
目的を失った時に、彼女との約束も同時に失ってしまう。
――だが、皇帝は再び立ち上がった。
彼女と交わした――《約束》
家族の前で誓った――《願い》
友から託された――《想い》
託された物を胸に秘め、たった1つの《約束》の為に、かの皇帝は再び戦場へと舞い戻る。
今度こそ、この手にある大切な物を守るために――
2度と目の前から奪われない為に、その全てを守り抜く。
この皇帝が死ぬ時があれば……それは、全てを守り通せた時だけだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-24 07:19:54
453966文字
会話率:25%
『業界随一のアイドル級美少女たちが、あなたに最高の癒しをお届けします!豊富なコスプレオプションも!当店は店舗型リフレ店です』
「普通に女の子と出会える立場にないことも分かっているので、お金に頼りました」
そう述べる主人公は、今日もリフレに
通うーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 19:10:00
4428文字
会話率:24%
最近課長に昇進した川原(かわはら)には、二つの悩みがあった。
一つ、任された課がダメ社員の寄せ集めだったこと。
二つ、部下の中でもとびきりの問題児である鬼本(おにもと)が、事あるごとに自分を誘惑してくること。
鬼本にその気がないことは分かっ
ている。分かっているのに……! 川原はどこまで上司の威厳を保っていられるのか……?(全8話)
川原 丈士(かわはら・じょうじ):33歳、170cm。コワモテで堅物。オールバックで眼鏡を掛けている。
鬼本 遊太(おにもと・ゆうた):26歳、186cm。ヘラヘラしてる。髪はボサボサ、目の下にクマがある。
※本作は「カクヨム」様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 08:00:00
16379文字
会話率:46%
世は空前のボカロブーム。
今となっては誰もがボカロPとなり、一攫千金を目指せる時代である。
しかし、無数にいるボカロP達でも敵わない、絶対的存在がいた。
曲を出せば常にランキング1位
再生回数も常にトップ
世界中が注目するボカロP
しか
し、その素性は全てが謎に包まれていて、年齢、性別、国籍など一切不明なのである。
分かっていることは、毎週必ず1曲新曲をリリースするという事のみ。
この物語は、ボーカロイドというジャンルを歴史に名を残すような偉大な存在にしたいという夢を持った主人公の元に、ある出来事がきっかけで、突然パソコンの中に現れた自我を持ったボカロとの、儚くとも壮大な夢を描いた物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 01:01:59
26119文字
会話率:61%
とある大陸のとある場所に、日夜魔物と戦っている王国がある
その国は魔物を生み出す瘴気の地と隣接しており、少しずつ瘴気の地を浄化しながら、領土を広げてきた
昨今は王国が優勢だが、長い歴史を読み解くと、突然劣勢になり、瘴気の地が拡大した事も
少なくない
そう今回のように───たった一匹の魔物によってでも、戦線が崩壊するのだ!
その報を受けた王子は、一個中隊規模でしかない近衛騎士団を伴い出陣した
それは軍を再編する時間を稼ぐ為だった……魔法の天才と持て囃されている王子だが、時間稼ぎすら出来ないと内心では思っていた
何度も魔物と戦っていたから分かっているのだ、魔物の中には他とは隔離した力を持つ化け物がいる事を
最前線はそんな魔物を想定して陣が築かれている
それを安々と崩壊させた化け物相手に、時間稼ぎが出来るなんて、そんな慢心を抱けるほど王子は楽観主義ではない
だが彼はそれを分かっていながら、その命を賭けてでも国を守る為に、化け物と戦うのを選んだのだ
これはそんな王子が婚約破棄をする話
どうかみなさん、あらすじ詐欺という言葉だけは忘れないで、読んで下さい
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-15 11:59:19
3146文字
会話率:40%
ラグーレン子爵の妹ルシアは、突然、伯爵令息ゴルマンに婚約破棄を言い渡されてしまった。理由は持参金らしい。でもよく考えてみると、格上の伯爵家の人と結婚するより、兄アルベスを支えて領地再建に力を尽くす方がいい。むしろ婚約破棄してもらって、いいこ
としかない!
……そんな前向きな日々を送っていた矢先。ルシア宛に伯爵家からゴルマンの結婚式の招待状が届いてしまった。侮辱目的と分かっているが、家格的に欠席は許されない。しかし兄は多忙すぎて一緒に行けそうもない。兄妹が途方に暮れていると、兄の友人フィルが同行を申し出てくれた。
(アルファポリス様で連載していたものを微修正して掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-12 13:06:36
161944文字
会話率:32%
「オリビア、君がここまで酷い人間だなんて知らなかったよ。婚約は破棄させてもらう」
「お前のデザインは全て盗作だと分かっているんだ! 出て行け!」
クタクタになるまで働いて帰ったオリビアは、突然婚約者に婚約破棄を言い渡された。
しかも、自分
のデザインを義妹の手柄にされ、義家族に家と店を追い出されてしまう。
全てを失ったオリビアは、父が遺してくれた紹介状を握り締めて、一人王都へ。
王都で懸命に働き、自分の店を構えることになる。
このまま順風満帆と思いきや、ある日義妹と元婚約者の結婚式の招待状が届く。
しかも、なぜか領主様の命令書付き。
行きたくない。でも、身分差があって断れない。
途方に暮れていた彼女に、友人である青年が一緒に行こうと名乗りを上げる。
この話は、どん底まで落ちた女の子が、がんばって幸せになったりざまぁしたりする話である。
※本編全32話、約9万4千字、全話登録済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-11 21:21:15
111379文字
会話率:31%
分かっているから解りたくない
キーワード:
最終更新:2024-05-13 21:06:43
910文字
会話率:0%
中学二年の雪宮秀(ゆきみやしゅう)には悩みがあった。謎の異空間で手に入れた謎の異能。これは一体何なのか。秀はごく稀に街で同じ力を使える人を見かける事があるだが決して話しかける事は無い。本能的に分かっているのだ。話しかけたらいけないと言う事が
。知りたい…この力は一体何なのだろう…。
それを知る事は即ち自ら地獄へ踏み込むと言う事。
だけど…秀は知りたくてたまらない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 17:01:21
9243文字
会話率:49%
【邪魔者は、静かに消えることにします】
幼馴染のセブランは子供の頃からずっと私の好きな人であり、出会った頃から婚約者になるべき相手だった。私と彼は互いに両思いで、将来は必ず結婚するものだとばかり思っていた。
義理の妹が現れるまでは……。
彼と妹が互いに惹かれ合っているのは分かっている。けれど、私がいる限り二人が結ばれることはない。だから私は静かにここから消え去ることにした。
二人の幸せのために――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 13:54:59
480761文字
会話率:52%
会議は二百時間目に突入した。議題はそう多くはないのだが、参加国が多いだけに進みが悪く、また異様な熱気に包まれている。
『えー、新規登録は以上に』
――うちだうちぃ!
――なぜダメなんだ! 厳重に抗議する!
――おいおいおいおいお
かしいぞ! 賄賂か? あそこは要件を満たしてないだろぉ!
――言いがかりはよしてもらおう。うちはしっかりと魅力をアピールできているだけですよ。
――登録登録登録ぅ!
「う、うちこそ、今回登録されるべきだ!」
と、我が国の大臣も周囲に負けじと、そう声を張り上げるのだが、やはり当人も無駄だと分かっているので声に勢いがない。あの議長は一度決めたことを覆さない性質なのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 15:00:00
893文字
会話率:39%
「課長、お先でーす」
「あ、うん……ちょっと早いけど、まあ、お疲れ様……」
「え? 今何か言いました?」
「いや、いや全然……」
「そうですか。まあいいでしょう。あ、それでなんですけど来週、私、休みを頂きたく」
「え、ええ!? き
、きみ、先月も一週間休んだじゃないか!」
「ええ、ですがどうも新しく医者に診てもらったところ、あなたは働きすぎだと言われましてね……」
「そ、そうか、いや、うーん……」
「何ですか? お疑いになるのならお見せしましょうか?」
「ああ、いい、いい! 出さなくていい! わかったよ……でも君、再来週は頼むよ? 大事な取引があるんだ。君に休まれてしまうと困るんだ……」
そんな言い方すると、それがまたプレッシャーになって良くないですよ。と、おれは言おうとしたが、そうなると今度は課長の奴が参ってしまう。課長もそれが分かっているからせめて少しでもやり返してやろうとそういう魂胆なのだろう。額に汗を浮かべながらもニヤッと笑みを浮かべているからわかる。
虚勢も虚勢だが、ここは一つ、顔を立ててやることにし、おれはわかりましたと素直に答え、会釈し会社を出た。
コンビニに立ち寄り、水と缶コーヒー、それにオニギリ一つを手にレジの前へ。が、店員は椅子に座ったまま立ち上がろうとしない。
「すみません」
「……っす」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-16 11:00:00
3473文字
会話率:48%
「メアリー!お前との婚約を破棄する!理由は分かっているだろうな!お前が聖女エミリをいじめたからだ!」
私の婚約者、いえ元婚約者のロイド・フローレン第一王子が学校のホールで大きく宣言する。彼の横にいる聖女エミリは、ロイド第一王子に胸を押し当
てながら私を見てニヤニヤしている。
当たり前だが私はいじめなどしていないし、婚約を破棄される道理もない。だけどこんな所で「私はいじめてません」なんて主張しても無駄なことは分かっている。
だから私は悪役になりきることにした。
「そうです。私がいじめましたわ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 07:10:00
1582文字
会話率:36%
なぜ、掘りさげることが出来てないかは、分かっているんだけどね。
キーワード:
最終更新:2024-04-23 00:34:47
524文字
会話率:0%