高校二年生の如月朝葉は目が覚めると暗闇の中にいた。
“おめでとうございます。あなたは神様に選ばれました!”
不意に聞こえてきた声により、自分が命を失い、”神様”に選ばれたことを知る。
とある条件により、現世に戻ることができるというが……。
失った命と、大切な人と、もう一度向き合うための奇跡を描く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 08:00:00
100806文字
会話率:39%
加藤健太の下宿先のポストに投函された一通の手紙。
「菅原隆史様」という宛名だけが書かれたその手紙は、その後何度も届けられた。
手紙の主はいったい誰なのか。
なぜ、名のない手紙を投函し続けるのか?
最終更新:2020-06-12 21:34:11
10161文字
会話率:33%
1992年の冬。
私のマンションのポストに葉書が一通舞い込んできた。
送り主は一昔前の彼氏である。
なぜか、気が向いたら会いに来て欲しいとの一筆が文面の端に入っていた、
しかし、投函元は何とカンボジア。
しかも、現地人でも聞いたこともないよ
うなど田舎の集落。
果たして、私は無事に「スナーム・プラ」とか言う僻地にあるらしい集落へたどり着くことができのだろうか?折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-16 19:00:00
9035文字
会話率:18%
時は現代、日本。
俺は夏枝 重、35歳。彼女なし、どこにでも”居る”会社員だ。
これが普通だと思っていた。自分の範疇で。
しかし、その時が来るまでは・・・。
そう、会社から「戦力通告外」受けたあの日までは。
夢なし。目標なし。やる気も
なし。
危機感は持ち合わせてはいるが、全く行動に生かせない、てんで「ダメな人」な夏枝は、自宅のポストに投函されたチラシを手に取る。
如何わしい、明らかに。
異様ではあるが、何が異様なのかは判断することはできなかった。
ただ、夏枝の何かが告げている。
漠然とした曖昧で抽象的なイメージが。
怪しげなチラシにはこう書かれていた・・・。
「新たな担い手を支え、共に成長しませんか?」
「誰かを救い。皆から称えられる人気の職!」
「弊社はそんなジンザイを求めています。」
「職種:ジンザイ派遣管理(移転、派遣)、新たな担い手を育成、管理し、その者を救うお仕事です。多くの救い手があなたを欲しています。」
チラシの最後にはインターネット時代を彷彿するような、デカデカと書かれサイケデリックに色付けされた一文が。
「チラシを受け取った人のみ、面談不要!!、即日正社員!!」
それ以外のことは、会社ロゴと会社名、住所しか記載されていなかった。
夏枝は訝しげに、ヘラヘラと明らかな地雷を見てこう思ったのである。
こんな、時代になんと、時代錯誤な・・・。
だが、当の本人は面白半分でこの住所に行くことにしたのである。
誰もがそんな目に見える地雷で、人生が変わるなんて、誰が思いもするだろうか?。
そう人生とは、時には、自身の思い描く範疇、空間と時間を超越して変化することがある。
そのようなことは御伽噺や幻想小説のことだけだと決めつけていた。
夏枝には”そんなこと”という常識が、いとも簡単に毀れるものだと。
この時はまだ知りえなったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 21:17:30
14747文字
会話率:10%
負け犬野郎(ハードコア・パンクス)、徒手空拳で自然農に歯向かう。
モノづくりへの愛とフラストレーションが詰まった、疾走する青春小説。
ーーー
はじめまして、ご覧いただきどうもありがとうございます。北海道のベリー栽培農家Jutinと申しま
す。函館市の隣町北斗市で農園を営み始め、今年で12年目になります。
就農当時(20代の頃)のジャムづくりにまつわる印象的な出来事や人との出会いを、テンポ感の早い簡素な文体で描写した作品です。
お気軽にご覧いただき、私たちが大切にしている思いを少しでも受け取っていただけたら嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 06:54:53
33628文字
会話率:14%
憎い相手に呪いをかける事が出来る。
2020年 連日観光客で賑わう横浜元町。その町外れにある6階建ての黒いマンションには不吉な噂があった。601号室の郵便受けに、憎い相手の名前や写真を投函すれば、その相手に呪いをかける事が出来るというのだ。
杉浦美沙紀は、最愛の恋人を死に追いやった女への恨みを晴らすため、そんな都市伝説の様な噂に翻弄されつつも、すがるような気持ちで元町を訪れた。それが悪夢の始まりだった。
そして2025年。
数年前から都内各地で発生していた原因不明の変死事件がロンドンでも頻発する様になり。。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 22:27:12
8569文字
会話率:13%
白き空間が迎え入れるのは、混沌と狂気。
子どもたちは加護と恐怖を与えられ、主が目覚めるのを待っている。
最終更新:2025-04-29 04:16:20
22262文字
会話率:36%
1976年の秋。
ソ連軍パイロット、ベレンコ中尉の乗り込んだMig-25戦闘機は、アメリカへの亡命を企図して函館空港へと着陸した。
その戦闘機は、日本の防衛体制を根幹から揺るがすと同時に、自衛官たちにある選択を迫ることとなる。
ベレン
コ中尉亡命事件と呼ばれるその事件を、『もしも』の視点で描いたフィクション小説!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 23:51:36
16631文字
会話率:32%
幕末を舞台とした歴史IF小説です。
北へ向かう榎本武揚率いる抗戦派の旧幕臣たち。
この艦隊には、元若年寄・永井尚志、陸軍奉行並・松平太郎、彰義隊や遊撃隊の生き残り、そして、フランス軍事顧問団の一員だったジュール・ブリュネとアンドレ・カズヌー
ヴなど、総勢2,000余名が乗船していた。「もしこの艦船が暴風雨に襲われ沈まなかったら」「函館での戦闘も首尾よく進み蝦夷共和国がうまくいっていたら」をテーマに榎本武明、新選組副長・土方歳三、遊撃隊の隻腕の剣士・伊庭八郎の三人を主人公として、新しい戦いが今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 20:00:00
77063文字
会話率:37%
【あらすじ】ポストに投函された謎の手紙。「いたずら?」と思いつつ待ち合わせ場所にいってみると・・・。
【まえがき】Grok先生と色々対話をしながら仕上げた習作の短編ラブストーリーです。ネタは自分で、文章の90%はGrok先生が書きました。
10%ほどは自分で書いています。やっぱりまだまだ肝心なところは人間が修正しないと、作品に仕上げるのは難しい感じですね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 08:40:24
2912文字
会話率:25%
函館行きのフェリーで再会する絵子と灯。
絵子は恋人を亡くしたショックで声が出なくなっていた。
絵子を心配し函館に残る灯。
灯はカフェで働き始める。絵子はイラストの仕事とは別に小説も書き始める。家にこもったまま過ごすことが多くなった絵子を心配
する灯。
ある日、絵子の書いた小説を読んだ編集者の三谷が函館にやって来る。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-16 01:18:24
3956文字
会話率:4%
ある日突然、青函トンネルが鉄道輸送中の61式戦車と共に消え失せた。
江戸末期に転移したトンネルと戦車は誰にも気づかれる事無く時が過ぎ、太平洋戦争直前にようやく発見される。
日本軍は回収した61式戦車をもとに新型重戦車を開発し戦争に投入し
ていく。
荒唐無稽な話ですが、一応まじめに書いてます。どうぞお楽しみ下さい。
本作は山口多門氏が主宰の「架空戦記創作大会2025冬」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 07:00:00
18072文字
会話率:17%
時は清朝/西部開拓時代。
廃止された黒人奴隷たちに代ってアメリカ西部で過酷な労働に従事した中国人労働者、苦力たちは、労働から解放されるために、中国本土で学んだ武術と、アメリカで手に入れた銃器を融合させた流派、ガンフーを創設する。
苦力が編み
出したガンフーは瞬く間にアメリカ全土から世界へと広まった。
己のガンフーにものを言わせ荒野を自由気ままに生きるアウトローの一人、カラミティ・ジェーンは、最愛の相棒ワイルド・ビルを中国最強の拳客フォン・フェイフォンに奪われる。
復讐を誓ったジェーンがフォンを追って向かった清で出会ったのは、函館戦争で戦死したはずの土方歳三だった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 07:11:38
15857文字
会話率:36%
架空戦記創作大会2025冬参加作品です。
江戸時代末期に青函トンネルが転移した世界の架空戦記です。
最終更新:2025-02-01 00:00:00
4923文字
会話率:2%
選ばれたものしか訪れられない不思議な郵便局。
【花束郵便局】
自分の悩みを書いた手紙を花束郵便局にあるポストに投函すると運が良ければ返事が返ってくるらしい。
あなたの悩みはなんですか?
もしかしたら悩みというには大袈裟だと決めつけているかも
しれません。花束郵便局は今日も日常に不安を抱える人を不思議な世界に招待しています。
「さあ、あなたの悩みはなあに?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 19:16:01
5452文字
会話率:43%
「おい! 妖刀で料理すんなって言ってんだろクソババア!」
「うっさいわね! 文句言うと叩っ切るわよクソガキ!」
北海道函館市 五稜郭
そこは数多の魑魅魍魎が跋扈する令和の大霊地。
暴れまわる邪霊たちを退治すべく、エクソシストたちは戦いを
繰り広げていた。
そんなエクソシストの一人、八雲討子は女子高校生という身でありながら学費を稼ぐため、
その力を振るっていたが一瞬の油断によって彼女は絶体絶命の危機に瀕してしまう。
もうダメかと思ったその時、彼女を救ったのは鋭く煌めく刀を持ったエプロン姿で白髪交じりの「侍ババア」と呼ばれる初老の女性だった。
過去に縛られた侍ババアと未来を明日を夢見る道産子ギャルの奇妙な友情の物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 23:51:59
30146文字
会話率:63%
かなりアグレッシブな立ち直り方
最終更新:2024-11-30 14:36:58
501文字
会話率:0%
道南・函館市。三月某日。
無事高校卒業の日を迎えた巴は一心にある場所目掛けて駆けていた。
それは、大三坂の途中にある英国喫茶。
長年の想い人である店主・誠志郎に会う為に。
出迎えてくれた彼に巴は明るく告げる「約束通り、結婚して下さい!」と。
折に触れて求婚し続けても、丁寧にかわし続ける誠志郎。
彼にはとある大きな秘密があり、忘れ物を取りに戻ったある夜に巴はそれを知ってしまう……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 19:00:00
119940文字
会話率:17%
道南・函館市のある場所に、その硝子工房はあった。
好きなことに熱中すると生活がおろそかになる職人のセイと、助手である仮面の青年ヨル。そして喋る看板猫のつつじ。
穏やかに時間の過ぎゆく工房で、二人と一匹は楽しく、どこか不思議な日々を過ごしてい
た。
この優しい日々が何時までも続いていくのだと思っていたある日、ヨルがセイに願う。
――自分の為に『星』を作って欲しいと。
セイは戸惑い、見え隠れする『何か』を感じながらもヨルの為に作り上げようとする。
いつか辿り着く場所への、導きの星を――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 19:34:58
103486文字
会話率:16%
おまえの秘密を知っている。
ポストに投函されていた手紙にはそう書かれていたらしい。
ご主人が頭を抱えるのも無理はない。なぜなら秘密というものに心当たりが無いかと言われれば否であるからだ。
ご主人にはちょっとした特殊能力がある。
それは……
最終更新:2024-11-17 14:01:30
12824文字
会話率:60%
離婚の孤独感から二十年ぶりに同窓会に参加した井上諒。同窓会からしばらくして差出人不明の封筒がポストに投函された。中にあったのは諒が仕事で関わっているO町山林の資料。
『M県O町山林にて採取された黒色粘性無細胞寄生生物〈Melanos ma
nipulatrix〉概略資料』
内容の馬鹿馬鹿しさに諒はほったらかしにしたが……。
■1955年黒い沼の出現から始まる異界寄生生物の侵食を8千字以下で書く短編ホラー【それ】シリーズ#8
※エブリスタ、noteにも公開折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-14 15:34:54
7958文字
会話率:42%
無職になって時間ができたからということで始まった清風と爽香の北海道自転車旅行。
二人の冒険は、札幌の街並みから始まり、小樽の歴史ある街道、美瑛の絶景、余市のウイスキー蒸溜所、登別の地獄谷、そして函館の夜景まで、北海道の魅力を余すことなく体
験していく。そして次はいよいよ本州縦断へ……!
道中、彼らは様々な困難に直面する。険しい山道、突然の雨、予期せぬトラブル。しかし、それらを乗り越えるたびに、二人の絆は深まっていく。
美しい風景、温かい地元の人々との触れ合い、そして何より、お互いの存在。この旅で彼らが得たものは、想像以上に大きかった。
果たして彼らの人生は、この旅でどう変わっていくのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 08:00:00
91606文字
会話率:43%