古王国島。〈石の棺〉市の外れで、ふたりの警官が殺された。
後ろ手に縛られ、頭を二度撃たれて。
捜査にあたるモレッロ警部のもとに王都の憲兵中尉カラヴァッジョがやってきた。
二年前、似た手口の殺人事件があり、カラヴァッジョはふたつの殺人は
同一犯のものだと主張した。
そして、その裏にはぬぐいがたい悪徳と陰謀が渦巻いていた……
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本作は拙作『百科事典のコンツェッタ』の二年後の話になります。
単品でも楽しめるようにしたつもりですが、前作から楽しんでいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 20:33:50
26989文字
会話率:64%
古王国。
閉鎖的な島国では謎は謎のまま解き明かされることはない。
大蔵省の女性事務員コニーは書類整理の閑職にある。
だが、彼女は人間離れした記憶力の持ち主で書物庫にある内容を全て暗記していた。
しかし、彼女の才能は必要とされず、退屈だが
、ささやかな幸せを大切にする暮らしが続いていた。
そんな、コニーのもとに憲兵中尉カラヴァッジョがあらわれ、〈サント・ヴェッキオ〉という名の記載された書類を探してほしいと頼まれる。
そのとき、彼女の運命は闇の中にある陰謀によって手繰り寄せられているのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 13:16:20
12540文字
会話率:54%
ごんぎつねの続きを書く、みたいなのがTwitterで話題になっていて、思いついたやつを書き殴って修正したやつです。
兵中目線の自分なりのごんぎつねの続きを書いてみました。
新美 南吉先生の『ごんぎつね』を読んでから読む事を強くおすすめし
ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-26 12:10:00
912文字
会話率:0%
「俺と結婚してほしい」
俺はグレゴリー。グレゴリー・ジャーコフ。
魔王城防衛連隊の歩兵中隊指揮官として働く俺は、とうとう勢いにまかせて告白してしまった。
相手は魔王城で働くつれない態度のメイドだった。
だが、そんな勢いまかせの告白が成功
するわけもなく……。
※ひだまりのねこ様主催、『つれないメイド企画』参加作品です。
カクヨムにも掲載します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-28 17:00:00
6942文字
会話率:23%
アウルガシア大陸の大国、ロンダリア連合王国。
産業革命を成し遂げ、海洋発展の道を進もうとするこの王国には、一人の王女がいた。
エルフリード・ティリエル・ラ・ベイリオル、御年十六歳の少女は陸軍騎兵中尉として陸軍大学校に籍を置く「可憐」と
はほど遠い、少年のような人物。
そんな彼女の隣には、いつも一人の少年の影があった。
リュシアン・エスタークス。
魔導貴族エスタークス伯爵家を継いだ魔術師にして、エルフリード王女と同い年の婚約者。
そんな彼に付けられた二つ名は「黒の死神」。
そんな王女の側に控える死神はある日、王都を揺るがす陰謀に遭遇する。
友好国の宰相が来訪している最中を狙って、王政打倒を唱える共和主義者たちが動き出したのである。
そして、その背後には海洋覇権を巡って対立するヴェナリア共和国の影があった。
魔術師と諜報官と反逆者が渦巻く王都で、リュシアンとエルフリードは駆ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-29 12:26:09
157883文字
会話率:40%
少し未来。外惑星にまで活動領域を広げた人類は、未知の敵性体との交戦に突入してしまっていた。
中米軍管区参謀本部付き士官、リョウ・クルベ中尉はふとした事から火星駐留の軌道砲兵中隊に転属することになったのだが……
巨大惑星の重力がレールガンの
弾道をゆがめ、弾着観測が一週間オーダーでようやく届く、人知を超えた狂気の戦場へようこそ。これは、軌道砲兵第三中隊『ガンフリント』の旗のもと、人類の尊厳をかけて困難に挑む人々の、ささやかな勝利の物語である。
:短編「熊よ! 熊よ!」のエピソードを含む、本来の長編を公開。設定の一部は短編と異なります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-10 01:08:18
189681文字
会話率:37%
陸軍少佐である安平松之助はビルマに駐屯する南方軍の歩兵中隊の中隊長に任官する。支那事変での実戦経験のある松之助だが、彼の今後の人生を左右する運命の作戦、インパール作戦、が開始する。
最終更新:2018-11-01 01:02:58
2924文字
会話率:30%
ギャンブルで大負けし借金を作ってしまった憲兵中尉ヴァルトラウトが悪魔に自分の命を売ってしまい困るお話。
最終更新:2017-08-11 00:45:24
4016文字
会話率:47%
通信技術の革新は、結果として簡単に傍受できてしまうことを示唆した。そして、情報を絶対とする情報社会は、人間の感覚的認識から思考までも変えてしまった。
第52機動甲兵中隊A班のイルザは、2度目の退屈な警戒任務を正に退屈に終え、数日の間、ただ訓
練と祈りだけの生活を送っていた。
しかし、3度目の任務には、その退屈さを覆すような不穏さがあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-10 18:39:24
34898文字
会話率:41%
中尉に昇進したマリは、新しく創設される師団参加の歩兵中隊の指揮官を任命され、原隊を離れ、その師団へ転属した。
元女帝の従軍期の番外編の短編小説です。
本編と関連がありますが、余りでないかな~っと思います。
pixivにも投稿しております
最終更新:2015-04-04 11:38:25
10194文字
会話率:34%