突如として国を、いや世界を揺るがす大事件が発生し、総理大臣、副総理、官房長官その他、総理の派閥の大臣らは首相官邸、大会議室に集まった。重々しい空気が漂う中、口火を切ったのは当然、我らが総理である。
「……では、宇宙人による月の不法占拠お
よび、身代金の支払いについて議論していきましょう」
一同、顔を見合わせてニヤリと笑ったが、総理が冗談を言ったわけではない。非現実過ぎて、もはや笑うしかないのだ。
「いやぁ、驚きましたなぁ総理。いやね、私、ちょうど自宅の縁側でテレビの音に耳を傾けながら月を眺めていたんですよ。あの時間はなんだったかなぁ。あ、そうだ、クラシック番組がやっていましてね。私、よく見るんですけど、ええ。で、それが突然番組変更したかと思えば宇宙人が月を占拠したって言うじゃないですか。公共放送が何をふざけたことをやっているんだと思ったのですが、まさかの宇宙人による電波ジャックで、本当の出来事とはねぇ。ええと、何でしたっけ彼ら」
「ドトイト星人だ」
「いや、ドロトトじゃなかったか?」
「全世界同時放送と題していたが、どうも連中の翻訳機が不完全らしく、聞き取りにくいところがあったよなぁ」
「名前なんてどうでもいいことだ。重要なのは連中が本気か否かだ」
「本気に決まっているだろう。もう、そんなことを議論する段階にはない。ねえ、総理?」
「ええ。いま話し合うべきは冒頭に申し上げたように、身代金の支払いをどうするかです」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-11 11:00:00
3381文字
会話率:90%
昔、書いた作品を手直ししたものになります。
当時、某公共放送でベケットの「エンドゲーム」の放送があり、それを見た後に書いた記憶があります。
すっかり忘れていましたが、偶然出てきたので、手直しをして投稿します。おそらく、これが自分の一番、古い
作品だと思われます。
オリジナルはもっと酷く、所謂、台本形式でした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-18 22:14:57
1019文字
会話率:35%
N○Kを核爆破する話
最終更新:2023-02-12 22:39:21
1415文字
会話率:34%
ラジオを入れていると、何かの拍子に聞こえてくる妙に引き込む、ミステリアスな女性の声がする。チャンネル名は『黒猫ラジオ』――誰かの不幸を流し、人の不幸を愉しむ番組だ。しかしその放送は、視聴者に代償を支払わせる物だとは、知らなかった。公共放送に
ふさわしくない、その番組の正体とは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 02:15:20
12493文字
会話率:56%
NHKでこれを放送をして良いのか、大丈夫かと不安になった話をお伝えしたくて述べました。
食中毒 気を付けてほしいです。
キーワード:
最終更新:2022-04-26 09:18:44
3966文字
会話率:4%
タイトル通りです。
NHKに必要なのは受信料の徴収強制化ではなく公共放送の必要性を理解して受信料を支払ってもらうことだと思うのです。
最終更新:2021-05-03 16:29:34
1351文字
会話率:0%
かつてこの国には国家権力を振りかざし、国民から高額のお布施を強引に貪り取る国営公共放送局が存在した。
その名をGHQ。
この物語はそんなGHQの恐るべき広報活動の一端を記したものである。
最終更新:2021-01-13 21:22:59
7306文字
会話率:59%
朝○連○テ○ビ小説の撮影現場は、まさに小説より……?
何を思ったのか、某公共放送の視聴者参加型エキストラに応募したら当たってしまいました。
最後には朦朧(もうろう)とした意識の中で行われましたので記憶が曖昧です。
思い出しながら書
くのでつじつまが合わなかったり、時系列がめちゃくちゃになるかもです。
※作者注
・俳優様、スタッフ様等の固有人名は一切書きません。
・それ以外にも結構ぼかして書いてありますので、読みにくいところはごめんなさい。
・演劇や芸能に携(たずさ)わり、日々活動している方々を揶揄(やゆ)している訳ではございません。
・舞い上がった素人の、身の程知らずの戯言と思って下さい。
《追記》
創作においてネタにするのもタブーな『協会』を題材にしています。
拙作を『スマートニュース×カクヨム「連載小説コンテスト」』に応募し、惜しくも落選しましたが、未だカクヨム様運営から何の通達も来ていませんし、頼んでいないピザの出前や、ドアを開けたら『ど○もくん』が仁王立ちで睨みつけていないのでとりあえず大丈夫と思います。
※小説家になろう運営様より規約違反との通達があった場合は速やかに削除いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-22 12:00:00
63493文字
会話率:18%
僕、和地尋高(わぢひろたか)は高校一年生。
将来の夢は公共放送であるNHR(日本放送連盟)のアナウンサーになることだ。
入学式の日に聞いた校内放送の声に僕は『ひと目惚れ』ならぬ『ひと耳惚れ』してしまう。
元々、放送部へ入部しよう
と考えていた僕は、どうしても気になって、その日のうちに放送室へと向かった。そこで声の主である先輩に出会って思わず入部を申し出るが、放送部は過去に廃部となっており、現在放送室で活動しているのは『声優部』だという。
勢いで入部してしまった僕は、個性的な女子部員に囲まれながら、甘辛な高校ライフを送ることになる。
※この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などにはいっさい関係ありません(ホントです)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-08 20:00:00
70116文字
会話率:44%
”織田信長”かららしき<東国派兵>指令をうけた武将が実在した。
<本能寺の変>直前…家康の東国で、元親の四国で…なにが起ころうとしていた?
徳川幕府は、なぜ100年チョイも”光秀”情報を操った?そして”三淵家の者”とは…?
ひょんな事か
ら、ミョ〜な歴史番組に関わるハメになった男・オオタ。
”敵”は、享年・上は135歳、下は(自粛)の戦国武将<明智光秀>。
そして、恐怖の大正フジョシ<大村ユ〜コ>…!!
”大村”出演で念のため、「ボーイズ」指定が必要だった?脱力歴史パロディ小説。
戦え、オオタ…!公共放送歴ドラプロデューサーの名にかけて…!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-11-03 21:07:30
13630文字
会話率:22%