異母姉たちの嫌がらせを受け、瘴気がはびこり魔物あふれる不毛の地へと追いやられてしまった、幼い王女アレクシス。まだ七歳の彼女は、そこで名ばかり領主として、不自由な一生を終えるはずだった。
だが到着した領地には、アレクシスの代わりに実質的な統治
をするはずだった前領主マーカスの姿がない。そのうえ領地は壊滅寸前。冬を目前にしているのに、保存食どころか明日食べる食料すらないありさまだった。
滅びを待つしかない領地で、いきなり統治を担わされるアレクシス。幼い彼女には、あまりにも荷が重――――くない! なぜなら、前世でさんざんこの手のゲームをやってきたから!
むしろ楽しい! 難易度高くて最高! 開拓ゲームは難しいから面白い!
この『詰み』状態をどうひっくり返すか、試行錯誤するのたのし~~~~~~!!!
という、前世持ちの素で変わり者王女が、試行錯誤しながら不毛の大地を耕す話。と、ちょっとの神話。と、ほんのちょっと恋。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 21:31:35
323370文字
会話率:17%
今から近い未来、それとも遠い未来―――――地球は変貌した。
それは宇宙より飛来した七つの隕石のせいだ。
それは七つの地域に落下し、そこの国に壊滅的な損害を与えた。
それは人類が経験した事が無い脅威だ。
隕石は奇天烈怪奇な猛獣を吐き出し、周囲
の自然環境を変化させた。
変化というよりかは浸食。
浸食というよりかは改編。
とにかく地上はかつての地球生命体の楽園ではなくなった。
人類は地下に、空に、宇宙にへと逃れた。
それから十年。
変わり果てた地上を取り戻すべく、一つのプロジェクトが立ち上がる。
【プロジェクト・ドッペルゲンガー】
地上で活動するためのクローンを製造、運用する、という狂気の計画。
通常時であれば倫理に引っ掛かるとして廃案になるはずのそれは、人類の絶滅の危機に際しては罷り通ることになる。
人類は追いやられた先で食糧難に陥り、多くの餓死者を出す形となった。
そこでは食料を生産するには困難な土地や環境であったからだ。
頼みの綱は脱出の際に持ち出した保存食。
缶詰やペットボトルといったもの。
しかし、それとて限りがある。
多くの難民を抱えた集落《コロニー》は早々に食糧難によって自滅していった。
だからこそ、彼らは狂気の計画に頼らざるを得なかった。
己の分身を改造、強化し、地上に向かわせ、食料を確保し持ち帰らせる。
或いは猛獣を討伐し、食料に変える。
全ては人類が生き残るための計画だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 19:28:23
314561文字
会話率:39%
曾祖父の遺産である山の中にある家と畑を相続することになった主人公、森谷(もりや) 実椋(みくら)は、25歳にして仕事を辞めてその家で暮らし、畑の収益で生活していくことを決意する。
……だが、家と畑があるその山には、親戚一同が相続することを
嫌がったある理由があり……引っ越し当日、実椋はその理由と相対することになる。
山を覆う『獣ヶ森』に住まう人々、人でも獣でもない不可思議な存在……『獣人』
人間とは全く違う暮らしをする獣人達との日々を送ることになった実椋は、それも覚悟した上の相続だと前を向いて、無駄に前向きに獣ヶ森でのスローライフを送ることになる。
そしてそんな実椋には燻製や乾物、漬物などの『保存食作り』の趣味があり……実椋は幼い頃に目にした……幼い頃の自分を救ってくれた『倉庫いっぱいの保存食』という光景を再現するために、スローライフついでの保存食作りにも挑戦していくのだった。
※海外サイトを含め一切の転載を禁止しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 22:49:55
1170544文字
会話率:23%
遠征部隊に配属となった衛生兵のメルは、支給される保存食の不味さに悶絶する。
パンは酸っぱく石の如く。干し肉は無味無臭で噛み切れない。
生命の危機を覚えた衛生兵は、一人立ち上がる。
これは、エルフの少女メルが、森暮らしの知識と経験を生かし、遠
征先で美味しい食事を食べようと奮闘する物語である。
※GCノベルズより書籍化&コミカライズ決定しました!
※本編完結済、番外編更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 00:00:00
1209783文字
会話率:42%
この世界では、『ドラゴンの巣作り』について公の場で語ることはタブーとされている。
そもそも『ドラゴンの巣作り』とは何か?
一言で表すなら、災厄だ。
巣立ちの時を迎えたドラゴンは、新たな定住の地を求めて旅に出る。
悲劇は、ドラゴンの琴
線に触れる土地が見つかった瞬間から始まる。最強種たる存在に恐れをなした数多のモンスターが逃げまどい、その結果、幾千万の争いが誘発され、命が蹂躙されていく。
当然のことだが、「どこどこでドラゴンが巣作りを始めた」などとウワサが広がれば、大陸中がパニックになる。だから、ドラゴンの巣作りについて、みだりに口にしてはならない。
そして一か月前。
少年ルドルフが住む大森林に、ドラゴンが巣を構えた。
決死の逃避行は一か月も続き、ルドルフと村人達は鉱山都市に流れ着いた。鉱山都市は強固な外壁に守られており、一貫して平穏が保たれていた。
しかし、領主は増加し続ける避難民を歓迎しなかった。しまいには、居住を認める代わりに法外な税を課すとふっかけた。
あとがない村人は、二人の少年少女に最後の望みを託した。
千年に一度の土魔術師ルドルフと、完全保存食であるエルフ豆の生成魔法に長けたエルフの少女アメリアにだ。
果たして二人は、短期間で莫大な額のお金を稼ぎ、家族や友人を救うことが出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 10:31:28
14061文字
会話率:44%
「宮廷が核攻撃を受けました。只今より貴方様が皇帝でございます」
飲んでいた紅茶を吹き出してしまった、せっかく保養地でゴロゴロしていたのに。
「敵は我が国の併合を宣言しました。すでに敵兵がこちらに向かっております」
食べていた保存食を落とし
てしまった。せっかく逃げ延びていたのに。
「敵は壊滅いたしました。ただし我々も壊滅いたしました。」
飲んでいた流動代替食をこぼしてしまった。せっかく手勢を集めたのに折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 14:08:49
1705文字
会話率:11%
豪雪地帯の一角。
遭難の名所に住む僕の所に居候が居ます。
正確には遭難者ですけど。
保護したは良いけど冬の保存食を食い尽くされそうです。
最終更新:2024-01-02 22:10:30
1812文字
会話率:22%
この作品は、白夜いくと様主催『じゃがレポ企画』参加作品です。
今始まる、ジャガイモの山との戦いの歴史…!
最終更新:2023-11-05 10:00:00
1800文字
会話率:0%
伝統とは、昔から連綿と受け継がれてきたもの。
古いものほど由緒正しく、権威があるとされるもの。
さて、カマボコ・昆布・エビ・伊達(だて)巻きなどを重箱に入れた豪勢なおせち料理。
これは伝統的なおせち料理ではありません。古くも由緒正
しくもない。
では『最も由緒正しきおせち料理』とはなにか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-10 08:07:31
2382文字
会話率:0%
生まれた村が火に囲まれ、親を目の前で殺された過去を持つレオは強くなる為に一人で鍛錬を続けてきた。
ある日、鍛錬をしてると近くで気配を感じた。気配の近くまで行き剣を振るい魔物を殺すと直後狐っ娘が出てきた。
「私の獲物…」と言う狐っ娘はお腹が
減っており、レオは持っていた保存食をあげようとしたがいらないと言われ、その後狐っ娘は意識を失った。
狐っ娘を助けるために一旦宿に戻ったレオは狐っ娘が目を覚ました後に何か食べたいものは?と聞いた。すると、「生き血」と返事が返ってきた。
当然のごとく困惑してレオだったが、血を飲まないと死ぬと言ってきた吸血狐っ娘の為に仕方なく自らの腕を差し出して血を飲ませた。
男性が女性の吸血族に血を差し出す行為は『求婚』だと知らずに……そして、二人は晴れて?夫婦となった。
敵討ちの為に強くなるレオと突然嫁になった吸血狐っ娘が自由に世界を冒険する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-05 18:00:00
110466文字
会話率:65%
リズエッタはその日まで魔力も持たない極々普通の幼女であった。
祖父と弟の三人で山奥で仲良くひっそりと暮らしていたある日、彼女は何故自分がここに居るかを思い出したのである。
蘇るのはかつてメシマズだった記憶と何故だが神に喧嘩を売った記憶
。
そしてその記憶の最中、彼女は力ではなくただただ飯を作る才能と食べ物に関する能力を授かったのだ。
そして今は欲しいものを願い、食べたいものを願い、リズエッタは自由奔放に今日も過ごしているのである。
保存食を作ってはダンジョン売りさばき、ついには領主にさえも媚を売って労働力の奴隷を手に入れた。
「え? 私が幸せならいいじゃない」
誰がなんと言おうが自分(と家族)の幸せの為に生きてる系主人公、六歳から十二歳に育ち、そして今は変態の手から逃れる為に家を立つ。
この先で彼女を迎えるのは沢山の海の幸。
頑張ってギルドに所属し、孤児を手懐けながら一人暮らしを堪能。
自分の幸せのため、孤児ですら育成中。
不定期更新・御都合主義・世界観無視(食べ物に関して)
基本ほのぼのたまにシリアス。
作者がそれほど歴史に詳しくないので、世界観に矛盾が出ることがあります。申し訳ないです。
一話2000〜3000字
誤字脱字ご報告してくれると助かります。
※2019/08〜私情の為更新頻度低
※2020/12〜少しの間更新停止します
※2020/05 サブタイトルつけ始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-02 13:01:13
485590文字
会話率:29%
シ―ルス・デュランドはCランク冒険者パーティ『旋風の槍』の古参メンバーだった。しかし冒険者を引退し、ユニークスキル【保存】を使った冒険者用の保存食を取り扱う店を開いた。
どんな悪環境のダンジョンでも、作りたてを味わえるシールスの保存食はし
かし、その地味さから中々広まらなかった。
そんなある日、シールスは酒場でAランクパーティからセクハラを受けていて、ついに追放された魔女(巨乳)を見かねて助けてしまう。
「うえーん! お金もないしお腹すいたよ~」
彼女の名はグレア。禁忌魔術すらも使いこなす魔術師だが、ユニークスキル【輪廻詠唱】のせいで、魔術の威力が桁違いに上昇する代わりに詠唱時間が長くなり、実戦では使い物にならないという理由で追放されたのだ。
しかも彼女は魔術以外はからきしの生活能力皆無のポンコツ魔女であった。半ば押しかけという形で、彼女はシールスの店に居候することになったのだが――
「ねえ、店長。その【保存】ってスキル……もしかして魔術にも使えません?」
その言葉をきっかけに、シールスは魔術を弾丸状に保存した――【魔封弾】とそれを撃ち出す【魔導銃】を開発した。
それはグレアの超絶威力の魔術を、いつでもどこでも撃てるという――冒険者垂涎の代物だった。
こうしてシールスの店は、保存食と魔導銃によって徐々にその名が冒険者の間で広まっていくのだった。
*他所にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 11:03:13
31658文字
会話率:58%
戦士のダナは魔王討伐を目標に戦うも、今回また98回目の死亡となる。神殿に戻され神官のラウルに蘇生され、いつも通り神殿の補修や保存食作りとラウルの仕事を手伝う。そんな生活も2人にとって大切な時間になっていた。
そんな中、ダナは次は蘇生は必要な
いと言って魔王討伐へと向かう。その状況にショックを受けるラウルだが…
R15は念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-05 06:37:05
10376文字
会話率:41%
主人公、橋本あきら(二十五歳)は、趣味であるPCゲームの新作発売日、連休中なのをいいことに、隅から隅まで遊び尽くそうとする。
彼の遊び尽くすというのは、ゲームクリアではない。
ゲームデータを解析して、そのデータが司る設定を見極めること
だ。
駆使するのは何の特徴もないメモ帳アプリ。たったそれ一つで錬金術のように世界を改変する。
そんな彼はお楽しみの真っ最中、家に雷の直撃を受けて、ゲーム世界に転移してしまう。
そして気づく、その世界で、メモ帳が使えることに。
世界の設定がデータとして改変できることに。
俺つえぇぇぇは好きじゃないけど、必要ならば迷わない。
病気も致命傷も関係ない、死んでさえいなければ大丈夫。大切なものが壊れても、残骸さえあれば問題ない。
必ず、元に戻す。
何かと不便な異世界で、金策するついでに幼女を雇ったり、糞不味い保存食に手を加えてみたり。
快適な異世界生活を送ろうとするあきらだが、世界は彼が思っている以上に、危険に満ちていたのだ。
彼の武器はただ一つ。
そう、メモ帳だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-21 22:28:23
37425文字
会話率:42%
Sランク冒険者パーティ『紅蓮の翼』は、奈落大迷宮の地下1022階層で遭難した。
事前に用意しておいた保存食は尽き、後は大量のドロップ品から料理をして生き延びなければならない……のだが、このパーティメンバーに料理のできる者はいなかった。
そこ
で目に止まったのがSランク錬金術師フィロメーノの錬金釜だった。
素材の錬成、武器や防具への属性付与に使われる錬金釜に、パーティの皆は料理ができるのではないか、と醤油を片手にフィロメーノに迫るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-07 06:28:19
1868文字
会話率:30%
日本の一教師であった葉村昂哉はある日授業をしていると、魔法の異世界に飛ばされた。
その国は魔族との長い争いに終止符をうつために『スキル』を付与された異能を持つ生徒たちを呼んだらしいが、その国の敵である魔族がとにかくひどい。人を殺すのは序の
口で、嬲って殺す、犯して殺す、果ては治癒魔法を使って回復させつつ保存食として利用するとまできた。
やがて勇者育成学校で教師を始めた彼は、そんな地獄に生徒を送らねばならないことにひどく苦悩していた。しかし、あることをきっかけに、彼は偶然超常の力を手にすることが出来た。自分の無力さを嘆き続けていた彼は、ようやく手に入れた力を使い、彼らを救うことにした。
「彼らはこの先『地獄』を見る。なら、今ここで彼らを『天国』に送れば全て解決するじゃないか!」
異能パニックを襲撃者側から描く未知の作品。
※週一、二回更新の予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-14 11:36:49
21380文字
会話率:44%
≪この星があとちょっとで滅びてしまう。≫わたしがそのことを知ったのはアパートから一か月ぶりぐらいに保存食が尽きてしまって、やっと買い出しに出た、───そう、今日だった。
最終更新:2019-02-28 06:49:49
4379文字
会話率:21%
『――あなた。そんなに死にたいなら、わたしの保存食にならない?』
最終更新:2018-07-25 22:06:07
2445文字
会話率:100%
私――ユラン・イリアースは神託によって選ばれた仲間達と共に打倒魔王を誓った勇者パーティーの一員である聖女です。
勇者様達との旅は決して楽なものではありません……私も聖女として仲間達の力になる!
そう決意したのですが……。
「ユ
ラン・イリアース。今この時を以て君には俺達のパーティーを抜けてもらう」
「――え?」
私はパーティー追放を言い渡されてしまいました。
私が足手纏いだという自覚はありました……襲って来た敵に勇者様達を傷付けさせないと魔法で蹴散らしたり、皆が最高級の宿で体を休めるようにクエストをパパっと達成してお金を稼いだり、保存食ばかりだとお腹が空くと思って料理を振る舞ったり、強い装備があれば買って渡したり、危険が少ないルートの情報を探したり、昨日なんて勇者様を嘲笑った魔王幹部を皆で倒したり……。
勇者様達の活躍に比べれば私がしてきたことは確かに微々たるものです……。
でも私に出来ることを精一杯してきただけなのに、いくら足手纏いだからって長い旅路を共にしてきた仲間にそんな仕打ち……納得出来ません!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-19 17:00:18
8860文字
会話率:60%
歩き回れる歳になると、家をうろうろしたくなるもの。
興味のままに家じゅうを引っ掻き回す彼も、階段の真下のスペースにある倉庫を漁った記憶あり。
そこは消耗品や保存食の置き場だった。
だが、時がたち、彼がレトルト食品の魅力に気付いた時。
見過
ごしがたい事態に直面することになった……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-01 20:15:29
3919文字
会話率:4%