孤児院育ちのファティアはある日『聖女の力』に目覚めた。
その力を買われ、ザヤード子爵家に引き取られたのだが──義妹のロレッタに母の形見であるペンダントを奪われたそのときから、『聖女の力』が何故か発動しなくなる。
(どうして聖女の力が……?
けれど何よりも、母の形見だけは取り返さなきゃ……!)
そしてその日を境に、何故か義妹のロレッタが『聖女の力』に目覚めた。
それからファティアは『元聖女』としてロレッタから虐げられる日々。ペンダントを返してほしければ、土下座で頼むよう強要され、絶対服従を強いられ──結局、ペンダントは返ってくることなく、挙句ファティアは家を追い出されてしまう。
絶望に打ちひしがれる中、ファティアは生きていくために独り歩き続け、レアルという街で男たちに襲われかけたところ、ライオネルという青年の魔法によって救われる。
「ファティアは聖女の力が無くなってないよ。修行すれば使えるようになると思うから俺の弟子にならない?」
──呪われた『元天才魔術師』のライオネルにそう言われ、ファティアは師弟として、同居生活をスタートさせる。
そんな中、ファティアが『聖女の力』が発動しなくなったのは有り余る魔力のせいだと指摘され──その魔力と干渉すれば、ライオネルのとある呪いも解けるかもしれないという。
しかし、魔力の干渉は、触れ合うことが絶対条件だった。
「手を握っててくれる?」「……はい! 分かりました!」
「魔力にもっと干渉するには粘膜の接触が」「粘膜の接触……!?」
修行や仮説を証明するために触れ合う二人は、お互いの優しい心にも触れ、どんどんと惹かれ合っていく一方で、ロレッタの『聖女の力』は少しずつ弱まっていき──。
これは『元聖女』と言われたファティアが聖女の力を再び自分のものとし、『元天才魔術師』のライオネルに溺愛され幸せになる、そんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 06:00:00
165431文字
会話率:40%
「マジメに政治をやっている政治家なんか存在しない」という酔っ払いの愚痴を出発点に、仮説と実証を重ねて開発に挑む、趣味優先の技術者達の緩き戦い。
緩いです。読者様に緊張を強いるような手に汗握る展開にはなりません。たぶん。
1シーン/1エピソー
ドの構成なので、個々のエピソードは短めです。
【有毒】
本作品には複数の毒舌な登場人物が含まれています。 気分が悪くなったり頭痛やめまいを覚えた方は、直ちに読み込みを中止し、他の作品に移るなどして気分展開を図ってください。
【成分】
本作品には、異世界・魔法・少女・少年・戦闘などの成分は一切含まれておりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 00:00:00
22334文字
会話率:69%
天災、『暗転事件』
その事象を境に人々の身体と人格が入替った世界。
文明崩壊の危機。
困難に立ち向かうストーリー。
この作品はyoutubeにも掲載しています
最終更新:2024-06-30 20:37:27
48107文字
会話率:69%
人類。つまり第153惑星に生息した生命体の中で、最後に覇権を握っていた生命体。一説には現在惑星「楽園」で生活するラストの祖先であるとされている。「他のラストと見た目の異なるルアリが、その『人類』なのでは?」向けられた仮説を友人たちと検証しな
がら、ルアリは徐々に自分自身と向き合っていく。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-06-21 17:00:00
9558文字
会話率:64%
西暦2050年。
突然に地球を混沌へと陥(おとしい)れた異世界融合と後(のち)に仮説が立てられた現象が起きた。
その変化は劇的で突如として、世界中に魔物(モンスター)と呼ばれる危険生物と|未知の領域(ダンジョン)が現れたのだ。
混乱を極め
た人々は世界中で大小様々な騒動を巻き起こし、対策と対応の遅れへと繋がった。
そんな人々は無惨にもモンスターの世界同時大量発生現象、「こちらは後に大氾濫(モンスターフェスティバル)と名付けられた」により、多くの命と生存圏の大半を失うきっかけを作ることとなった。
このまま人類は滅ぼされるかと誰もが思った時、一部の選ばれた人々が覚醒者と呼ばれる進化を遂げることによって、モンスターに対抗出来るようになると人類はダンジョンを探索し、モンスターを狩る時代へと移行していくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 21:00:00
85314文字
会話率:35%
福井県坂井市三国の九頭竜川河口で女性の死体が発見される。被害者は宮内庁に勤める佐久間美佳 NHKは奈良県の箸墓古墳を題材にした卑弥呼の物語か福井県の男大迹皇子(継体天皇)の物語かで佐久間に意見書を求めていた。その佐久間が死んだことで大学の同
級生だった福井県庁の反保と奈良県庁の野坂は警察から聴取を受ける。しかし佐久間が政治的な横やりがという言葉を残していたことから保守派の政治家の介入を疑い、東京での調査を行う。しかし事件当日の早朝5時半に佐久間が呼び出されていることに疑問を持った反保は福井県警の林田と共に佐久間の出身地である大阪市枚方市を訪れる。すると佐久間が過去をネタに民自党保守派から脅されていたのではないかという疑いを持つ。さらに佐久間も反保も野坂も先祖をたどると南北朝の戦いで越前の国で戦った南朝側の人間にたどり着くことがわかる。その後県警の林田は粘り強い捜査でホテル近くの防犯カメラに不審な男性と一緒にいる佐久間を発見する。東京の警視庁との合同捜査で民自党保守派の関口議員の秘書が事件に関与したことがわかる。保守派はその出自が明確でない男大迹皇子(継体天皇)をNHKが取り上げる事だけは阻止しようとしていたのだ。秘書の妻の証言で事件の全容が判明する。事件を解決した反保は残された野坂と共に男大迹皇子ゆかりの二本松山古墳の発掘に挑戦する。佐久間美佳が大学の研究室で用いていた日本史を世界史の観点から眺める手法を古代史に当てはめて考えた仮説で大和朝廷と対立していた高句麗が大和朝廷の背後にあたる越国と軍事同盟を結んでいたのではないかと考え、その証拠となる物を探していたのだ。反保と野坂が一点を見つめると死んだ佐久間の声が聞こえて不思議な力が湧いてくる。そして金印を発見する。この金印が世紀の大発見となり、東京でのマスコミ発表、さらには古代史学会での発表と続き、反保は一躍時の人となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 15:24:52
108818文字
会話率:22%
京都大学でゲノム編集を研究している杉下は日本環境会議の委員をしている。温暖化防止のために新たな種類のイネのゲノム編集をしているが、決め手が見つからないで困っていた。福井県年縞博物館に勤める佐久間美佳は京都大学にいたが、年縞の研究がこれからは
大事だということで派遣されていた。この2人は遠距離恋愛をしていたが、年縞の中から出てくる過去の植物を利用することで、ゲノム編集に生かせるのではないかという思いに駆られた。彼らの仮説は『地球温暖化が進んだ過去において、二酸化炭素の消化をしたのは当時の植物が二酸化炭素消化の能力を自ら強化したのではないか』というものだった。そこでどの時代の古植物を使うかということでいろいろな研究を重ねることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-07 09:07:49
84021文字
会話率:7%
「生きること即ち結界です」
そう言う先生のもとで結界について学び始める「私」
やがて構造主義、実存主義を通して世界解釈、価値、記号へと認識を跳躍させてゆく。
人の根源の衝動と、その衝動が求めるものについての探求が始まる。
令和最初というよ
り、昭和最後の哲学小説。
私達には、まだ希望がある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 12:00:00
100217文字
会話率:28%
大富豪斎藤正也のコレクション、ピンクダイヤモンドのペンダント『女神の涙』が消えた。
刑事伊藤大吉と藤田建造は、現場検証を行うが手掛かりは出てこなかった。
後妻の小夜子は、心臓病により車椅子生活となった当主をよく支え、二人の仲は良い。
宝
石コレクションの隠し場所は使用人たちも知らず、知っているのは当主と妻の小夜子だけ。
しかし夫の体を慮った妻は、この一年一度も外出をしていない事は確認できている。
しかも事件当日の朝、日課だったコレクションの確認を行った正也によって、宝石はあったと証言されている。
最後の確認から盗難までの間に人の出入りは無く、使用人たちも徹底的に調べられたが何も出てこない。
消えた宝石はどこに?
手掛かりを掴めないまま街を彷徨っていた伊藤刑事は、偶然立ち寄った画廊で衝撃的な事実を発見し、斬新な仮説を立てる。
他サイトでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 07:00:00
143851文字
会話率:57%
あらすじ? これから考えます。
最終更新:2024-04-21 23:38:58
87743文字
会話率:12%
かつて中途半端な都市開発がおこなわれ、モザイクアートのような町となった九ヶ丘町。東京を中心に発展するインフラ網の端の端にひっそりと存在するこの町に右式一誠は住んでいた。やりたい事、成りたい物がイメージできず日々、趣味をまっとうしながら生き
てきた右式はとある事件に巻き込まれ、右目の視力を失った。すると不思議なことに今まで見たことの無い物質「ウアジェト」とその意志「ウアジェト」が視え、そして聞こえるようになってしまう。ウアジェトとは一体なんなのかを探るため、右式は様々な実験に精を出していた。
その一方、九ヶ丘町では現在進行形で九ヶ丘私立大学ツーリングサークルのサークルメンバーに的を絞ったと思われる連続暴行事件が発生していた。複数人が襲われ死人も出てしまったこの事件。真相を追う刑事上島正は、被害者の関係性から容疑者として左山賢治に注目していた。左山賢治はツーリングサークルの主宰的存在で多くの人から慕われていた。しかし全員からではない。連続暴行事件の唯一の死亡者である下関良太郎からはねたまれていたのだ。遡る事二年前、左山は自身のバイクによる転倒事故により左腕と左足を欠損する大けがを負い、大学を中退していた。その事故に下関が絡んでおり、復讐のために左山はツーリングサークルを襲ったのだ。そう上島は考え捜査を進めようとしていた。
自分の知的好奇心を満たすことしか考えていない右式と、自分の根拠の乏しい仮説を信じて疑わない上島は、過去に九ヶ丘町で巻き起こった凄惨な事件をきっかけに邂逅する。連続暴行事件の解決には右式の能力が必要になると考えた上島は右式を左山と対面させる。
右式と左山。
同じ町に住む、出会う機会の無かった二人、ウアジェトに導かれ、互いが互いの人生を大きく狂わせる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 09:14:10
130747文字
会話率:37%
「世界(World)」がテーマのダークファンタジーSF。
"ネイズグ"はほとんど神話なき世界。 悠久の昔まで遡ったとしても、記録の限り現実の物語ばかりが続いてきた底の世界。
"レザフィカ"は造ら
れた古き世界。悠久の時、大地を支えてきた巨大な木の枝の先に浮かぶ、独立した宇宙として存在する球体(スフィア)の世界。いくつもの秘密が蓄積されてきた。希望も絶望も、全てそこにあるかのよう。だけどそこに生きる者たちはただ、今その時を必死に生きている。
ある時、球体世界に恵みを与えてきた、大いなる天空の海を漂う太陽船が何者かに襲撃される。襲撃者は、その造られた世界ではひどく嫌われる、特別な機械生物を連れていた。
彼はまたウィルミク・ナフナドカと思われた。狂気的な実験を重ねた末に、自らの国を滅ぼしたとされる、悪の王家の最後の王子。
ほぼ同じ頃。スフィアではない、天空の海でも、巨大な木でも、どこまでも続くような大地でもない。ただ、最も高き領域で、この世界で最も恐ろしきものの1つが、初めてその目を開こうとしていた。
それは、この世界とセカイのすべてを巻き込んだ巨大な陰謀の始まり。機械仕掛けのもの、創造の魔術師、永遠の大地の怪物、そして欠陥品の生き物たち。すべて巻き込んだ戦いの始まり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 17:37:43
145556文字
会話率:37%
アナログとデジタルについて考え続けています。まあ駄文ですけど。
第1仮説と第2仮説の検討が迷走していて、今回はデータとそれを記録する媒体について考えてみました。具体的にはカセットテープです。懐かしいと思った人は一読してみて!
最終更新:2024-03-25 00:20:00
7566文字
会話率:0%
人類の産み出したAIコンピューター、通称マザーは日々外部からの情報を学習し自己進化を繰り返していった。
しかし人類は滅亡してしまう。マザーは外部から学習の元になる情報を得る事ができなくなった。
最終更新:2024-03-20 18:20:40
1214文字
会話率:0%
気候変動により極東ロシアの開発が進み、欧米が寒冷化に襲われたもう一つの世界。ハバロフスクのしがない修理工、アレクは仕事中に感電し、繰り返し霧の夢を見るようになった。「風の音が聞こえるに歩いて」ある夜、夢の中の声に逆らい、アレクは発見してしま
う。法線の入り乱れた、だまし絵の迷宮。「エッシャーの城」と呼ばれるその場所は、全ての人間の意識に繋がるという仮説上の存在だった。やがてアレクは城を巡る共産党の陰謀に巻き込まれ、抗争に身を投じることになるのだった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 20:34:39
276509文字
会話率:46%
天正十年六月、本能寺にて織田信長が家臣の明智光秀の謀反によって討たれた。
その後、光秀も羽柴秀吉との山崎の合戦に敗れ、敗走中の小栗栖において落武者狩りをしていた百姓の竹槍によって命を落とす。
通説はこうであるが、実はこれらに隠された話があっ
た。
歴史最大のミステリー「本能寺の変」に隠された真相と共に、光秀終焉の地「小栗栖」において起こった一夜の出来事をダイナミックに時にコミカルに斬新な仮説を元に描かれる歴史アクション。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-19 18:18:09
134342文字
会話率:33%
仮説を立てて立証する
キーワード:
最終更新:2024-02-15 23:00:00
232文字
会話率:0%
仮説を立てて立証する
キーワード:
最終更新:2021-02-27 23:00:00
232文字
会話率:0%
県内屈指の進学校に入学した古関黒斗は、波風立たない平穏な学校生活を送るはずだった。しかし古関のクラスに品行方正、完璧主義、誰が何を言おうが絶対的容姿を持ち合わせた幼馴染み、堀北清香の姿があった。古関は彼女との関係性を切るべく苦悶苦闘してい
るが、そんな古関をよそに接点が多く紡がれていく。
「幼馴染みに恋を落ちること?そんなのあるわけ無いだろ、そうだ、違う断固としてない。そんなデータないだろ、どこかのラブコメじゃあるまいし。」
――まあ俺の仮説ならば、幼馴染み=恋とは詭弁である
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 12:19:29
23814文字
会話率:50%
物流や交通の便として転送装置が広く利用されるようになった近未来。
その日、世界初の『転送装置による人身事故』が起きた。
最終更新:2024-02-03 19:00:00
1911文字
会話率:0%
脳にアクセスすることで、人間の記憶を映像として可視化することが可能になった近未来。
『Synchronize System –シンクロシステム-』と名称されたこの技術は、その特性から犯罪捜査に使用されることになった。
犯罪数が増加の一途を辿
るこの国にとって、その技術は犯罪増加の抑止力ともなる唯一無二のシステムであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-02 20:00:00
1828文字
会話率:3%
一見、無茶苦茶なタイトルですが、半分ネタでもありますが、
半分本当です。
皆さんは、メントスコーラというものを知っているのでしょうか?
コーラにメントスとかいうお菓子を入れると、ゼラチンが
コーラに含まれる炭酸ガスの表面張力を奪
い気化して爆発するのだとか。
(とあるエロゲでの知識です。エロゲって素晴らしい)
それで、人工地震ですが、能登の地震も人工地震だと騒がれており、
(1が並ぶから怪しいとか、変電所で爆発音がとか)
それがどうやって起こるのかは謎とされていました。
色々陰謀論関係の情報を集めているうちに、
下記のブログでの情報が今回の地震の原因に、かなり近いと感じられました。
能登の音 CCSとマイクロバブルと原爆の威力(仮説)
https://curiosity-koukisin.com/socialissues-technology/noto-css.html
今回のこのCCSという技術も、嘘っぱちの二酸化炭素悪玉説の
SDGs関連です。最近はメタン悪玉説だと言って、日本の稲作も
止めさせようとしているとんでも科学です。SDGsは人口削減の
別の言い回しになっていて、良い事をしている風に人口削減を
やろうとしているわけです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-31 10:54:07
563文字
会話率:0%
要約すると、
重力は存在しなくて、
ケプラーが仮説した電磁力で考えればいいそうで、
電磁力は、
「電磁力は重力の10の36乗倍の引力がある」、
と教科書に載っているらしく、
ジャイロスコープを右回転させると重力が消えていくという
現象があり
、
それは、
地球の回転圧の存在を証明するような現象だそうです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-22 01:16:57
426文字
会話率:0%
とある少年の昔の話。「あの子」とはアノコという名前ではなく、指示語としてのあの子です。
最終更新:2024-01-28 00:00:57
1897文字
会話率:46%