昼と夜、決まった時間で人格交替する探偵っぽい元警官の男と、その人に救われたのであこがれを抱きつつ接触した女の子。
一つ屋根の下で暮らすことになったのに、表と裏の性格の差が激しくて恋愛には発展できそうにない二人のお話です。
最終更新:2025-07-31 07:10:00
15685文字
会話率:37%
梧桐(ごどう)は東の都の風の司のもとで学んでいる少年。彼は、生き物や植物、そして星が好きで、風の司の弟子になった。生き物好きが高じて、親から見捨てられた翔斗(しょうと)という小鳥のひなを育てている。梧桐は都のはずれにある高い塔で星を観察し
ていて、天の動きが習っている書物と違うところがあるのではないか、と疑問を持った。そして、星の観察をしているときに出会った慧という娘と親しくなっていく。慧は看護の仕事をしながらひとり暮らしをしている。
風の司は、博物学や天文学をおさめ、天候の予想をしたり、災害の被害をおさえるための役割を担っている。都には、則の司を中心に、司たちの会議が定期的に開かれている。
都のはずれには、超能力を持つ不思議な人々が住む「砦」と呼ばれる場所がある。砦の人々は、超能力を持っているが故に追放され、小惑星で暮らすことを余儀なくされた人々で、その小惑星の危機に際して全員で脱出し、この世界に来ることになったのだった。彼らは冷凍冬眠を繰り返し、砦で暮らす者と、遠い北の海に沈めた宇宙船の中で眠る者とが交替している。
その中に、ビューという名の少年がいた。彼は抜きん出た超能力を持っていたが、体が弱く、砦の中だけで暮らしていた。彼は、砦の近くに小鳥と共にしばしばやってくる梧桐に関心を持ち、いつしか友情のようなものを抱くようになる。
都の則の司は、賢く、冷静な男だった。彼の出自に砦の人間がかかわっていることに気づいたのもビューだった。そして、慧もまた砦と関わる人物だった。
砦の人々はこの世界からまた旅立つことになる。司会議との話し合いの場で、梧桐が疑問に思った星の運行の真実が明らかになる。
やがて砦の人々が去り、痕跡を残さぬように砦は崩れた。梧桐は、自分がいつもそこに登って空を見ていた塔の天井に、星空を描こうと決めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-17 18:32:30
101556文字
会話率:29%
ラリマー領の城郭都市ウェス・アドニスには『アドニスの二輪花』と呼ばれる美しい姉妹がいた。
しかし、年に一度行われる祭で姉システィナは婚約関係にあった領主の息子コンラッドから「二人で街に下りよう」と誘われて共に抜け出した後、誘拐されてしまう。
数時間後助けられたものの、傷物になった令嬢にはもう何の価値もない。社会的にも精神的にも殺されたシスティナは半年後、妹マイシャから「私、家の為にコンラッド様に嫁ぎます」と打ち明けられ、失意の中で自室から身を投げるが――
失望した女性がとある縁で生きながらえ、何もかも失った状態から辺境の田舎村で子ども達や旅の魔獣使いと出会い、少しずつ立ち直っていくお話です。
※この小説はカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 17:53:26
318934文字
会話率:34%
異世界恋愛と現実世界での生活の両方を楽しめたらなと思ったら、神様が叶えてくれました。王子に溺愛されるだけでなく、王妃様も私を応援してくれています。性格に難がある王子様ですが、わたしの言葉には説得されるので、問題ありません。
最終更新:2024-08-18 20:24:55
3767文字
会話率:65%
守れば守られます。守らなければ守られません。
※この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
最終更新:2024-07-11 22:36:37
6389文字
会話率:28%
期間限定での人格入れ替わりは転移と呼べるのでしょうか(悩)
最終更新:2024-06-06 14:47:28
2804文字
会話率:6%
他人の体と体を交換することが可能になった未来。。
この作品はショートショートガーデンに投稿済みです。
https://short-short.garden/S-uCTrhQ
最終更新:2021-11-29 21:27:29
321文字
会話率:30%
領主交替に伴い職を辞した元兵士長のシャンティスは、冒険者組合の門を叩いた。
※この物語には特に山場も見せ場もオチもありません。転職組とはいえ三十路で駆け出し冒険者となってしまった独身男が送る日常の一部分を抜粋したものです。
最終更新:2019-11-24 17:50:40
6868文字
会話率:46%
好感度二位のキャラが必ずラスボスになって死ぬというハードな展開で有名なファンタジー乙女ゲーム「円環のリナリア」。
誰も死なないルートは本当にあるのかと、今日も攻略に躍起になっている乙女ゲームユーザーの理奈は、「助けて──……」の声を聞いてし
まう。
彼女に課せられたのは、主人公のリナリアに成り代わって、誰も死なないルートを生成すること。
世界浄化の旅に出ないといけない主人公と攻略対象たち。時にはトラブル、時には疑心暗鬼。その中で育まれる友情にわずかなロマンス。しかし誰かとの恋愛フラグは、誰かの闇落ちルートに直結してしまう。
突然消えてしまった主人公、様々な問題を抱える旅の仲間、主人公交替でトゥルーエンド生成なんて本当にありえるのか。
理奈の受難と恋の大冒険。
「誰も死なないで皆で楽しくしちゃ駄目なのかなあ?」
サイトより転載になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-21 15:00:00
483210文字
会話率:35%
あるところに、春・夏・秋・冬、それぞれの季節を司る女王様がおりました。
女王様たちは決められた期間、交替で塔に住むことになっています。
そうすることで、その国にその女王様の季節が訪れるのです。
ところがある時、いつまで経っても冬
が終わらなくなりました。
冬の女王様が塔に入ったままなのです。
辺り一面雪に覆われ、このままではいずれ食べる物も尽きてしまいます。
困った王様はお触れを出しました。
冬の女王を春の女王と交替させた者には好きな褒美を取らせよう。
ただし、冬の女王が次に廻って来られなくなる方法は認めない。
季節を廻らせることを妨げてはならない。
何故冬の女王様は塔を離れないのでしょうか。
何故春の女王様は塔に訪れないのでしょうか。
物語の紡ぎ手達にお願いします。
どうかこの季節を廻らせてください。
――公式プロローグより折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-26 23:34:09
24244文字
会話率:28%
アニメ制作会社「スタジオ・グリーングラス」プロデューサーの西門綾成。
望んで就いた仕事に邁進中で、つい恋愛が粗雑になる。
イレギュラーでプロデューサーを交替した作品はようやく終わりを迎えたが、その前に彼女と別れていたことを親しい後輩に報告し
忘れ、いつものように叱られた。
途中入社の折に世話になった先輩が退社することになり、引き継ぐ形で次の作品の現場に入った。巡り合わせでその作品のスタッフとして迎え入れたアニメーター兼デザイナーの女性に強く惹かれ、ようやく本気の恋愛を始めようとする。
ずっと気づかずにいた後輩の想いが思わぬ余波として現れ、綾成は彼女への態度に迷いつつも、仕事仲間としてのつきあいを選んだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-03 11:00:00
62861文字
会話率:54%
彼女が交通事故で臨死状態になったとき、僕は自分の命と引き替えに彼女を助けてくださるように神に祈った。彼女は僕の命と引き替えに自分が生きることはできないと言った。
神は二人の願いを半分ずつ叶えてやり、二人は一日交替でこの世に生きることにな
った。夜の十二時に二人は入れ替わり、身体も変化する。
昨日の彼女は今日の僕、今日の僕は明日の彼女になる。直接会えないのは寂しいし、生活も不便ではあるが、僕は満足している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-20 19:16:08
795文字
会話率:8%
居場所のない子猫が手を差し伸べた相手は居場所を間違えた子猫。二人の立ち位置が交替する。それは、すべてを操作する犬の苦悩。
最終更新:2017-03-12 00:16:39
5309文字
会話率:30%
あるところに、春・夏・秋・冬、それぞれの季節を司る女王様がおりました。
女王様たちは決められた期間、交替で塔に住むことになっています。
そうすることで、その国にその女王様の季節が訪れるのです。
ところがある時、いつまで経っても冬が終わ
らなくなりました。
冬の女王様が塔に入ったままなのです。
辺り一面雪に覆われ、このままではいずれ食べる物も尽きてしまいます。
何故冬の女王様は塔を離れないのでしょうか。
何故春の女王様は塔に訪れないのでしょうか。
物語の紡ぎ手達にお願いします。
どうかこの季節を廻らせてください。
(なろう企画「冬の童話祭2017」より引用)
「冬の童話祭2017」に参加するつもりでしたが参加表明を出し損ねて更には〆切から大遅刻という間抜けぶり。でもせっかく書いたので投稿します。読んでね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-04 11:26:30
18567文字
会話率:43%
ある日、女子高生の家に「季節を管理するロボット」ローレンがやってくる。
そのあと、日本はいつまでも冬が続き、4月になっても桜が咲かずに雪が降り続いて……。
冬の童話祭2017、『季節めぐる国の童話』に参加、しそこねた作品。
元テーマ
『あるところに、春・夏・秋・冬、それぞれの季節を司る女王様がおりました。
女王様たちは決められた期間、交替で塔に住むことになっています。
そうすることで、その国にその女王様の季節が訪れるのです――』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-03 21:44:33
8802文字
会話率:50%
冬の童話祭2017に提出した小説。
「塔の国」にあるウルプスという街のなかに、王様の暮らすお城があります。お城の城壁のなかには「冬の館」がありました。
「冬の館」のお姫様は、冬を迎える時期に塔へと移り住むことにより、冬の季節をつかさどる「
冬の女王」となります。しかし、冬の時期が過ぎても「冬の女王」は塔からでてきません。
冬を終わらせる為に、王様は「春の女王」と「冬の女王」を交替させたものに褒美を与えるというお触れを出します。
春の季節をつかさどる「春の女王」と「冬の女王」が交代するまでのお話です。
*本作は「冬の童話祭2017」のプロローグを使用した作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-16 12:51:43
27000文字
会話率:24%
とある国で冬が終わらなくなってしまいました。なんでも、冬の女王さまが春の女王さまと交替しないからなんだとか。さらに冬の女王さまはコーヒーを買い占めて何かを企んでいるという噂まで。女王さまの企み、白フクロウ、ガラスのオオカミの謎を解きながら
モモちゃんとアオくんはコーヒーを求めて、春を呼ぶための冒険にでかけます。(ノベルバでも公開中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-16 12:30:27
23970文字
会話率:47%
あるところに、春・夏・秋・冬、それぞれの季節を司る女王様がおりました。女王様たちは決められた期間、交替で塔に住むことになっています。ところがある時、いつまで経っても冬が終わらなくなりました。冬の女王様が塔に入ったままなのです。
塔にいる冬
の女王様は、とても困っておりました。
春の女王様との約束に。
巡らないままの季節に。
なにより……消えてなくなってしまった物に。
これは、冬と冬の女王様が大好きな人たちの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-16 11:59:15
17211文字
会話率:73%
■【童話/コメディー/短編】■『冬の女王を春の女王と交替させた者には好きな褒美を取らせよう。ただし、冬の女王が次に廻って来られなくなる方法は認めない。季節を廻らせることを妨げてはならない』物語の紡ぎ手達にお願いします。どうかこの季節を廻らせ
てください――◇小説家になろう『冬の童話祭2017』企画参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-16 03:44:58
4220文字
会話率:31%
冬の童話2017
<プロローグ>
あるところに、春・夏・秋・冬、それぞれの季節を司る女王様がおりました。
女王様たちは決められた期間、交替で塔に住むことになっています。
そうすることで、その国にその女王様の季節が訪れるのです。
と
ころがある時、いつまで経っても冬が終わらなくなりました。
冬の女王様が塔に入ったままなのです。
辺り一面雪に覆われ、このままではいずれ食べる物も尽きてしまいます。
冬の女王を春の女王と交替させた者には好きな褒美を取らせよう。
ただし、冬の女王が次に廻って来られなくなる方法は認めない。
季節を廻らせることを妨げてはならない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-16 01:43:22
88099文字
会話率:51%